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2019年09月06日

【UGC?】『僕らはSNSでモノを買う』飯睛太


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僕らはSNSでモノを買う


【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、先日の「未読本・気になる本」の記事の中でも、個人的に読んでみたかった作品。

実はワタクシ、今まで散々放置してきた当ブログのSNS活動を、今さらですけどきちんと学び直したいな、と思っておりまして……。

アマゾンの内容紹介から。
SNSによって、誰もがメディアになり、誰もがコンテンツの作り手になれる時代がやってきました。このことを、どのようにして商品やサービスの購入につなげていくことができるでしょうか?その鍵となるのが、「UGC」と「ULSSAS」。小手先のテクニックではなく、本当に良いものを、それを必要とする人へ届ける。その方法を紹介します。

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【ポイント】

■1.UGC(User Generated Contents)の3つの特徴
 UGCには3つの特徴があります。
 ひとつは、情報の信頼性が高いこと。先ほど言ったように、情報量が爆発している現代では、そもそも情報自体が見てもらえなくなっています。でも、自然発生した口コミ(つまりUGC)は、3章で紹介したデータのように、この情報爆発時代にもユーザーに届きます。これがUGCのひとつめの特徴です。
 ふたつめは、行動転換(態度変容)が起こりやすいこと。誰だって、広告で商品を勧められるより、友達に勧められたほうが行動を変えやすいですよね。ただ認知されるだけではなく、その後のユーザー行動、購買行動まで動かすことができるのも、特徴のひとつです。
 そして最後に、UGCにはシェアされやすいという特徴があります。これは、ちょっと考えてみればわかると思いますが、企業の宣伝に貢献したくてSNSをやっている人はいません。企業の宣伝よりも、UGCのほうが、ユーザーの共感を生みやすいし、シェアされやすいのです。


■2.UGCを活用したSNSマーケティングにはTwitterが向いている
 たしかに木下さんが言ったように、最近はインスタグラムがフェイスブックのユーザー数を抜いて3300万ユーザーを突破したことが話題になりました。
 けれども、ツイッターは月間アクティブユーザーが4500万人を超えているのです。実は日本ではLINEに次ぐユーザー数を誇っています。
 ツイッターは、そのツイートに魅力があれば、たとえフォロワーが少なくても、写真がイケてなくても、リツイートされ広く拡散されます。この点が、ユーザーからの自然発生的なコンテンツ、UGCを軸に据えたSNSマーケティングとの相性がいいのです。
 もちろん、ユーザー数が圧倒的に多いLINEのマーケティングは別途考える必要がありますが、LINEはクローズドコミュニケーションなので拡散性があまりなく、UGCを軸にした戦略を考えるのには向きません。また、LINEはデータがまったく取れません。データが取れないと、マーケティング戦略を立てるのも難しくなるので、やはりUGCの活用は難しいといえるでしょう。


■3.スモール・ストロング・タイの法則
 多くの人は、ツイッターでの大きな拡散やバズは、インフルエンサーによって生まれていると思っています。1万リツイートされたツイートには、必ずインフルエンサーがからんでいると思っているかもしれません。
 けれども、実際のところ、情報は鎖のようにつながって拡散されます。(中略)
 ネットの情報は時間と距離を超えるといわれますが、ツイッターに関しては、そのほとんどが、距離の近いリアルな知り合いに連鎖していくことで情報が伝播していくといえます。
 このような、リアルな関係に近い濃密なつながりのことを、僕は「スモール・ストロング・タイ(小さくて強いつながり)」と名付けました。
 このスモール・ストロング・タイで拡散される情報は、ほかの情報よりも優先度が高く、信頼度も高いといえます。
 つまり、このスモール・ストロング・タイの連鎖でUGCが広まると、それはほかの情報よりもずっと信頼され、購買につながる率も高くなります。


■4.実際に購買の意思決定する人がユーザーとは限らない
 たとえば、前に例にあげたお菓子メーカーのシャトレーゼは、実際の店舗で買い物するのは40代から60代の主婦が多く、SNSマーケティングに取り組む前は、駅前でチラシを配ったり、ポスティングをしたりして集客をしてきました。来店者もそのチラシを持ってくる人が多かったので、40代以上の主婦をチラシで集客する方法は、一見、正しいように思われました。
 けれども、ツイッターを使ってエゴサーチをしてUGCを見たところ、10代、20代のツイートが多いことに気づきました。
 つまり、店舗に買いに来ていた人は40代以上の主婦層だったけれど、その前段階には「娘が大好きで、食べたいと言った」という背景があったわけです。そこで、チラシ戦略はそのまま続ける一方で、SNSマーケティングやコンテンツマーケティングに取り組んだところ、UGCが大きく伸びたというわけです。


■5.SNSマーケティングは全体最適で見る
 今の時代、オウンドメディアの記事を読んで、そのあとしばらく忘れていたけれど、友人との話でまた評判を聞いて気になって、ツイッターの投稿でダメ押しされ、最終的にアマゾンで買うという行動は当たり前のようにあります。そのとき、アマゾンで検索してアマゾンで買ったという出口だけ見ていると、施策を見誤ります。商品を取り巻くすべての環境を見渡して、全体最適の考え方で取り組むべきです。
 そう考えると、本来は、「コンテンツマーケティング」とか「SNSマーケティング」といった区別もなくていいはずです。商品やサービスを真ん中において、全体を俯瞰して見ること。そのうえで、専門家を選んだり、代理店に相談するという考え方が大事です。


【感想】

◆冒頭に挙げた未読本記事では触れているように、本書はすでに土井英司さんが、メルマガで紹介されています。

そのせいかどうかはわからないのですが、中古価格は高騰しており、結構な人気のよう。

実際私もかれこれ10年以上Twitterをやっていますが、新たに知った情報やTIPSが多々ありました。

ということで、まずは上記ポイントの1番目の「UGC(User Generated Contents)の3つの特徴」について。

そもそも「UGC」とは何ぞやというと、分かりやすいところでは、TwitterやFacebookの投稿等ですし、他にも食べログやアマゾンのレビューも該当します。

なるほど、この3つを兼ね備えているわけですから、本書のタイトルにもあるように、商品購入に大きな影響を与えるというのも納得できるところ。

ただし、この辺りは、本書を読む前の私であっても、何となくは理解していました。


◆ところが上記ポイントの2番目にあるように、後から出てきた他のSNSよりも、Twitterの方が「UGCを活用したSNSマーケティング」には向いているのだとは知りませんでした。

上記ではLINEにしか言及されていませんが、本書の別の部分では、Facebookなら「ターゲットを絞って広告を打つ」ことを推奨しています。

また、私はやったことがないのでピンとこなかったのですが、インスタグラムやピンタレストを活用する際のアドバイスもありましたので、運用されている方はご参考まで。

さらに、割愛した中には、UGCが出にくい商品の特徴も挙げられていました。

……なるほど、こういう品を扱われている方は、口コミは期待せずに、広告を打った方がいいのだな、と(詳細は本書を)。


◆加えて個人的に驚いたのが、上記ポイントの3番目にある、Twitterの大きな拡散やバズの件。

わたしもてっきり、これらは必ずインフルエンサーによって引き起こされているのだと思っていました。

ところが意外なことに、本書に掲載されている「都道府県別リプの相手方の地域一覧」を見ると、いずれも同じ県の相手がトップという。

まさにポイントの3番目で言うように、「情報は鎖のようにつながって拡散される」のですね。

この傾向を踏まえて本書では、「集めるべきフォロワー」を「フォロー数」「フォロワー数」「ツイート数」の3点からアドバイスしてくれているのですが、これが結構「目からウロコ」。



あなただったら、ABCのどれをフォローしますか(ネタバレ自重)?


◆……というわけで、こちらが当ブログの公式アカウント(?)なのですが。

smooth@ビジネス書の書評系ブロガー(@smoothfoxxx)さん / Twitter

そもそもブログの更新情報を告知するためだけに立ち上げたので、基本的にブログ記事以外はツイートせず(それも自動投稿)、比較的最近までフォロー数もゼロでした。

それが、Twitterのエゴサーチができなくなり(Twitter検索はできますが)、リプやリツ、ファボ以外の反応がまったく分からなくなってしまったので、比較的多く当アカウントのツイートを紹介してくれる方を、数名フォローした次第。

今般本書を読み、まだまだ使い方が甘いことを痛感しましたから、これを機会に今までより多めにツイートしたり、もうちょっとフォローを増やそうかな、と思っておりますので、よろしくお願い申し上げます。

……本書を読んだ上で、「smoothは自分をフォローすべき!」と思われた方は、リプでもなんでも飛ばしてくださいませ!


Twitterをビジネスに活用したい方なら要チェック!

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僕らはSNSでモノを買う
第1部 僕たちのメッセージは、どうすれば届く?―SNS活用編
 1.SNSでモノが売れるの!?
 2.企業はSNSでガンガン宣伝すればいい?
 3.じゃあ、企業アカウントで、何をすればいいの?
 4.UGCはなぜ大事?
 5.最終ゴールはフォロワーを増やすこと? ほか

第2部 僕たちのメッセージは、どのように作ればいい?―コンテンツ活用編
 1.UGCが発生しないときこそコンテンツマーケティング
 2.どうしてコンテンツマーケティングが注目されているの?
 3.まだPVで消耗してるの?
 4.誰のどんな悩みを解決するの?
 5.ユーザーはどんな人? ほか


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【Twitter】「Twitter マーケティング」を読みました!(2009年10月23日)


【編集後記】

◆本日の「Kindle日替わりセール」から。

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米国会社四季報2019年版春夏号 (週刊東洋経済臨時増刊)

一人だけ星1つ付けている人がいますが、確かにこの本、明記はされていないものの、「テキスト読み上げ機能」が有効になっていないので、固定レイアウト式だと思われ。

とはいえ、中古がないゆえKindle版が実質2200円以上、お得な計算です!


人気blogランキングご声援ありがとうございました!

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Posted by smoothfoxxx at 08:00
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