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2019年06月27日

【知的生産?】『最高のアウトプットができる スゴイ! 学び方』山拓巳


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最高のアウトプットができる スゴイ! 学び方


【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、先日の「未読本・気になる本」の記事にて人気だった知的生産術本。

当ブログではあまりなじみがありませんが、著者の山拓巳さんは、累計150万部を誇るベストセラー作家さんです。

アマゾンの内容紹介から。
最小のインプットで未来に成果がついてくる。350万人を魅了してきた著者独自の知的生産術。努力よりも大切な「正しい学び方」がある!動画、音源、セミナー、ペン、ノート、タブレットPCなどの活用法も紹介!

なお、上記告知時と変わり、Kindle版が値下げされていますから、ぜひご検討ください!





Evernote for iPhone Screenshots / smarthero


【ポイント】

■1.答えを知っている相手から学ぶ
 110メートルハードルから400メートルハードルに転向した当時の僕は、後半にバテてしまうことに悩んでいました。そこで、こう質問したんです。
「どうしたら、後半、バテないようになれますか?」
 それに対する先生の回答は明確でした。
「前半吸った空気を、後半、焼くんだ」
「吸った空気を焼く?」
「110メートルハードルは無酸素運動だ。でも、400メートルハードルは有酸素運動なんだ。前半に息を止めていると、後半に体の中で焼く酸素が無くなって、バテてしまう。だから、前半は、意識して身体に酸素を取り入れろ。そして、後半、その空気を焼くんだ」
 もう、目からウロコが100枚です。
「そうか、110メートルハードルは無呼吸で走って、試合前に体の中にある酸素を焼く競技。400メートルハードルは試合中に吸った酸素を後半に焼く競技だったのか!」


■2.やっている「学び」の意味を知る
 今でも僕は、「練習をさせられている人」と「練習をしている人」の2種類の選手がいると思っています。「練習をさせられている人」は、練習の理論的効果や、意味を理解せず黙々とやるわけなので、それもそれでスゴイことだと思いました。
 しかし、結果に繋がらなければ意味がないわけで、これは学習にも、仕事の仕方にも似たものを感じます。
「なぜ、これを学ぶのか?」というロジックがわかれば、やる気に溢れてきます。さらに自分で創意工夫ができるし、やるかどうかの選択もできます。
 前の項で、「答えを知っている人に聞いて、あさってのムダな努力を避ける」とお伝えしましたが、この「聞くとき」には、ちゃんと理由も聞くことが大切。
 理由まで聞いて、 ちゃんとロジックを理解すれば、その人の考えた方法をさらに発展させることだって可能です。
 わかっている人に聞くこともなく、理由もわからずに、非効率に学んでいる人たちと、あなたとの差はもう歴然ですよね。


■3.「滑稽なくらい素直に」聞く
 人と話すときは、常に集中力が試されていると思ってください。
 特にレベルの高い人たちは、世間話をしながら、相手の力量を測っています。(中略)
 とりわけ、話を聞く態度は本当に大切です。
 グイグイ吸い取るように学んでいく人もいれば、「何を話してもこの子はダメだな〜」と話す気を削がれる場合もあります。
 そんなとき、自分は素直な気持ちで人の話が聞けているのかと自分を省みています。
 話しているときはキラキラ輝いていますが、聞くときに目のチカラが抜ける人は、人生で大きな損失を生んでしまいます。なにしろ協力者を手に入れることができません。
 改めて、自分自身を俯瞰して観察してみてください。そして、試してみてください。
 相手がしゃべっていることを、「すべてが正解」だと思って素直に聞くことを!
 相手の話に対して、壁をつくらないこと。第一堤防は常に開けておくのです。
 先入観を持たずに、「肯定しながら聞く」という善の心を持ちましょう。そして聞いた後、全部を鵜呑みにはせず、自分の世界観のなかに書き直してから、馴染ませていくのです。


■4.チャートにまとめる
 では、直接・間接を問わず、達人から得た学びをどのようにして、自分にインプットすると効果が上がるのでしょうか。
 こうしたインプットの際に、僕の武器になっているのが、チャートを使ってまとめることです。
 ちなみに、チャートって、情報の視覚的表示、図・表・グラフ等の総称です。仕事の流れ(フロー)を「見える化」するときに書くのをフローチャートと呼んだりする、あのチャートです。(中略)
 このチャートというのは、本当にわかりやすい。
 たとえば、文章で「○○の秘訣は6つある」って書いてあったら、そのあとに続く膨大な文章のなかから、その6つを見つけ出さないといけませんよね。
 でも、それがチャートになっていれば、「○○の秘訣」っていう枠から6本の矢印が出ていて、矢印の先に1つずつ秘訣が書いてある。
 これはとってもわかりやすいし、親切です。
 仮に第1の秘訣に、注意点が3つあったら、その秘訣の枠の中に「注意点1」「注意点2」「注意点3」と連番して並列してもいい。
 さらに、その3つの注意点のうち1つ目が特に大切だったら、1つ目にだけ色づけをしたっていい。
 とにかく、文字だけの文章に比べて、チャートにすると圧倒的にわかりやすいし、その文章が伝えたいことの全体像をひと目で見渡せるんです。


■5.エバーノートのビジネス活用法
 また、エバーノートはメールを書くシーンでも、とても便利なツールです。
 たとえば、「今回は上手に書けたな」というメールはエバーノートの「メールで仕事」というところにストックしています。
 よく似た状況の相手にメールを送る場合に、この文章がいわばテンプレートの役割を果たしてくれます。つまり、転用が可能なんです。
 コピペして少し手を加えたら、すぐにメールを送ることができます。
 仕事上で同じような場面に出くわすことが多い人にとって、エバーノートは本当に使い勝手がいい、秘密の整理箱なのです。
 ほかの使い方もありますよ。
 たとえば、YouTubeで見つけた感動映像、感動CMを添付したりすることでインパクトのあるメールを書くこともできます。こうした事態に備えて、それらの映像も「感動映像」というところにストックしてあるのです。
 転用、再利用という意味では、もちろんセミナーで使うパワーポイントのデータにも使えます。エバーノートには、パワーポイントもそのまま入れられますから、現地のスタッフさんと共有することで、すぐに受け渡しができるのです。


【感想】

◆個人的にはなかなか興味深い作品でした。

ただし、読む人と読む箇所によっては、タイトルにある「最高」とまでは、ちと言いにくいかも(タイトルなんて、そもそも「盛ってナンボ」ですけど)。

もっとも、初っ端の第1章は「学び」の本質に迫るパートであり、ハイライト引きまくりました。

たとえば上記ポイントの1番目は、山さんが高校生時代に、「オリンピック候補になったことがある中学教師」に教えを乞うた際のもの。

ただしこの教師、当初は山さんを同じ県内でライバル視して、教えてくれませんでした。

そこで何度もお願いしているうちに、「中学生の練習に加わる形なら」と一歩前進し、その後は「今日、家に泊めてください」と押しかけること7回。

やっと「1時間だけ教えてやる」と言われて、質問しまくった中の1つが上記のやりとりだったワケです。

この1時間でほかにも、「一生かかっても到達できないコツ」をたくさん教えてもらったそうで、なるほど適切な人に問うことが大切なのだな、と。


◆続くポイントの2番目も、この第1章からなのですが、練習なり勉強の「意味」や「理由」を理解する、というのは、類書でも言われていることです。

実際、上記ポイントの1番目のハードルの例でも、110メートルと400メートルの運動の違いから説明を受け、山さんも腑に落ちているわけですし。

また上記ポイントの3番目も同じく第1章からのもの。

この「素直さ」というのは、本当に学ぶ上では大切らしく、素直か否かが合否に直結する、と、私が通った資格試験の専門学校のどの講師も指摘していました。

……確かに、専門学校に長年いる(=なかなか合格できない)人ほど、講師に批判的だったり、授業を真面目に聞いていなかった印象が。

山さんは「滑稽なくらい」とまで言い切っていますし、特に目の前の相手に対しては、100%受容する姿勢で話を聞くべきでしょう。


◆一方第2章は具体的な「学び」のツールや方法が列挙されていました。

ただ、セミナーや動画、ニュースアプリやマンガ、さらにはイラストの利点を説明されても、すでに受け入れている人には「今さら」な気が。

逆に第4章の「アウトプットのためのインプット法(アナログ編)」では、上記ポイントの4番目の「チャート」が推奨されていたのですが、これが山さんのインプットのキモのようです。

本書では山さんの手書きのメモがいくつか収録されており、まさにこのチャート形式にてセミナーや人の話をメモっている模様。

その際、主に使われている筆記具が、「ユニボール シグノ」の太字と、無地の「モレスキン」のノートだそうです。

B001GR6BVI
三菱鉛筆 ゲルボールペン シグノ太字 1.0 黒 UM153.24

B00NS9YDNA
モレスキン ノート クラシック ハード 無地 ポケット QP012 黒

……型番やサイズが明記されていなかったので、あくまで参考ですが。

もっとも、最近ではiPad ProとApple Pencilを活用されているらしく、こちらも画像入りでメモの実物が公開されていました。


◆さて、「アナログ編」がある以上「デジタル編」もあるわけで、それが続く第5章。

ただし、そのほとんどすべてが、おなじみEvernoteに関するモノでした。

確かに、山さんのようにイラストを多用する方にとっては、Evernoteはメリット大。

それに上記ポイントの5番目にあるように、ビジネスにも活用できますから、専門書を買うまででは無いものの、Evernoteに興味のある方は、本書の第5章をご覧いただければ、と。

とはいえ、Evernoteも少々「今さら」感がありますかね……。

個人的には本書の最終章で、このSNS全盛時代に、あえて「ブログ」や「メルマガ」による発信を薦めているのが、かえって新鮮でしたが。


山流の学びの技術がここに!

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最高のアウトプットができる スゴイ! 学び方
第1章 「学び」には正しいやり方がある
第2章 メディアやツールを使った「独学」のすすめ
第3章 「学び」の本質を知る
第4章 アウトプットのためのインプット法(アナログ編)
第5章 アウトプットのためのインプット法(デジタル編)
第6章 アウトプットで学びを完成させる


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【編集後記】

◆本日の「Kindle日替わりセール」から。

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北欧フィンランド 食べて♪旅して♪お洒落して♪

北欧フィンランドの旅を描いたコミックエッセイ。

中古は値崩れしていますが、「72%OFF」という激安設定のため、Kindle版が実質300円以上お買い得です!


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Posted by smoothfoxxx at 08:00
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