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2018年11月19日

【中高年必読?】『弘兼流 50歳からの定年準備―人生後半を自分のために生きるコツ』弘兼憲史


弘兼流 50歳からの定年準備―人生後半を自分のために生きるコツ
弘兼流 50歳からの定年準備―人生後半を自分のために生きるコツ


【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、現在開催中の「東洋経済新報社キャンペーン」の中でも、私が読んでおくべきであろう作品。

おなじみ弘兼憲史さんが、50代からの人生設計について指南してくださっています。

アマゾンの内容紹介から。
もうすぐ、肩書の関係ない生活が始まる。人生は、楽しんだもの勝ち!50代は、人生後半を展望する適齢期。もっと自分のために生きることを考えよう!

中古に送料を加算するとほぼ定価となりますから、Kindle版が400円弱、お買い得です!





Retirement Key / CreditDebitPro


【ポイント】

■1.50歳は人生後半を展望する適齢期
 いったん優劣がついた後、逆転のチャンスがあるかと言えば、残念ながらほとんどありません。50歳で役員コースに入っている人なら、その後もトップを目指してがんばれるでしょう。しかし、そういう人はほんのひと握りです。多くの人は、もうジタバタしても始まりません。
 しかも最近、勝ち組と負け組の格差はいっそう開きつつある気がします。
 安泰のはずだった大企業でさえ、業績悪化や合理化を理由に大規模なリストラに踏み切る事例が少なくありません。子会社に行ければまだラッキー。完全に縁を切られることもよくあります。
 では、負け組として人生後半を過ごすしかないかと言えば、それは違う。自分なりの「第二の人生」を考えればいいのです。むしろ50歳という年齢は、ちょうど人生後半を展望する適齢期ではないでしょうか。


■2.無理して親友を作る必要はない
 冷徹な言い方をすると、サラリーマン同士で仲のいい関係というのは、利害関係が一致している場合が多いのではないでしょうか。お互いの利益のために無理をしてつき合い、言いたいことも言わず、すべて丸く収めようとする。
 だから、傍からは親しいように見えますが、実はお互いにたいへんなストレスを抱えているかもしれません。それも猴Ь隲瓩 1 つの形ですが、永遠に続くわけではないでしょう。
 人生は出会いと別れの繰り返し。何かの歌詞のようですが、そう割り切ってしまえば、案外落ち着けるのではないでしょうか。
 無理をして親しい友人を作ろうなどと考える必要はない。その時々に周囲にいる人と仲良くしたり、昔の友人に久しぶりに連絡して飲みに行ったりすれば、人生はそれなりにハッピーになるはずです。


■3.介護は中高年層が担う
 看護や介護の現場が厳しいことは、よく報じられているとおりです。仕事がキツい上に給料も安いとなれば、担い手が不足するのは当然でしょう。その待遇が改善されればそれに越したことはありませんが、僕には別の考えもあります。誤解を恐れずに言えば、若い人にはあまり携わってほしくないということです。(中略)
 そこで、中高年層の出番です。介護の仕事は彼らが担えばいい。
「介護職員初任者研修」や「実務者研修」という実務経験を積んだ後、介護福祉士という国家資格を目指す道があるようです。さらに介護福祉士として5年のキャリアを積むと、介護支援専門員(ケアマネージャー)への道も開ける。
 要介護者を爛泪優献瓮鵐鉢瓩垢觧纏なので、サラリーマン時代の経験も活かせるのではないでしょうか。


■4.家事くらいできる男になる
 とても偉そうなことは言えませんが、夫ももはや家事から逃れられる時代ではないでしょう。最近は「男の料理」が人気なので、厨房に入ることを 厭わない人も増えていると思います。
 しかし、それだけではダメ。掃除でも、洗濯でも、買い物でも、家事全般を夫婦で役割分担するのが自然だと思います。
 家の中にいて役に立たないから嫌われるのです。逆に言えば、嫌われないようにするには「この家庭の中でも俺は役に立っている」と存在感を示すことができればいい。手っ取り早いのが家事というわけです。
 定年になってから、あるいは会社をリストラされてから始めるのでは遅い。まだ仕事のあるうちから、少しずつ慣れておいたほうがいいと思います。


■5.ボケたくなければ恋をしよう
 かつて、医学博士の大島清先生による『人生を生ききる性脳学』(講談社)という本がありました。それによると、人間がボケを防止し、健康で長生きするためには、年齢に関係なく恋をしたほうがいいそうです。性的関係を持てばもっといいとのこと。これは、今日も通用する真理でしょう。
 性的関係というのは、別に肉体関係だけではありません。異性とコンサートや映画に行ったり、食事をしたりというだけでもいいそうです。それで自分の脳内ホルモンが刺激され、ボケ防止になるらしい。
 言われてみれば、誰でも思い当たるフシがあるのではないでしょうか。
 恋愛とまではいかなくても、家族以外の異性が近くにいるだけで、勘違いも含めて「自分は見られている」という意識が働きます。
 見られているということは、多少はストレスも感じますが、それがちょうどいい刺激になる。緊張感が生まれて「ボケている場合ではない」となるわけです。


【感想】

◆まず最初に申しあげておかねばならないのが、本書は以前に刊行されたこの本を「今の中高年ビジネスマンに向けた内容に大幅に修正して再構成したもの」である、ということ。

飄々と生きる―黄昏に乾杯! (早稲田ブックス)
飄々と生きる―黄昏に乾杯! (早稲田ブックス)

ただしこの本、2001年に出ていますから、17年前ですか。

さすがに当時と今とでは、状況が随分違いますから、「大幅に修正」というのもうなずけるところ。

また、Kindle版は用意されていないので、Kindle版で読みたい方は必然的に、今回の方(『弘兼流〜』)を選んでいただくしかありません。


◆また同じ弘兼さんの作品としては、つい先日こちらをご紹介しておりました。

50歳すぎたら「まあ、いいか」「それがどうした」「人それぞれ」でいこう (幻冬舎単行本)
50歳すぎたら「まあ、いいか」「それがどうした」「人それぞれ」でいこう (幻冬舎単行本)

参考記事:【生き方】『50歳すぎたら「まあ、いいか」「それがどうした」「人それぞれ」でいこう』弘兼憲史(2018年09月27日)

実は発売された順番は、今回の『弘兼流〜』の方が先であり、こちら(『50歳すぎたら〜』)はそれを意識したのか、むしろ「定年後」には関係ない「昇進の秘訣」のようなTIPSについても言及されていました。

……個人的にはそういうお話も好きなので、上記記事ではしっかり紹介しているのですがw

なお、『50歳すぎたら〜』のタイトルになっている
「まあ、いいか」「それがどうした」「人それぞれ」
というのも、本書では「この3つの言葉で50歳の壁を乗り越えよう」という小見出しの部分で紹介されています。


◆では、『弘兼流〜』と『50歳すぎたら〜』のもっとも違う部分は何かといったら、恋愛面ではないかと。

上記ポイントの5番目は、下記目次の定年準備6の「恋愛に定年なし」の冒頭からのものなのですが、これ以降もいくつかの恋愛面のアドバイスが続きます(詳細は本書を)。

……さすが弘兼先生、「島耕作シリーズ」の作者なだけのことはあります。

ただ、どちらかというと本書のこのテーマに沿っているのは、こちらの『黄昏流星群』の方でしょう。

黄昏流星群(1) (ビッグコミックス)
黄昏流星群(1) (ビッグコミックス)

こちらはもう恋愛絡みのお話が中心ですから、まさにそのもの。

ちなみにこの「定年準備6」で明かされているのですが、『黄昏流星群』の中で登場する、「吹雪のマッターホルンの山頂で、ほとんど客もいない中、一人の若い日本人女性がいた」という設定は、実際に弘兼先生が経験されたことなのだそうです。

『黄昏流星群』だとその女性と宿泊先も同じで、一緒に食事をし、帰国後偶然再会し、恋に進展するのですが、現実では何ら接触はなかった模様。

もっともこのように、妄想をすることでも免疫力は高まるでしょうから、健康には良さそうな。


◆そして本書に限らず指摘されているのが、上記ポイントの4番目にあるように「家事」ができるようになっておくこと。

あきらかに読者が男性という前提になっていますけど、共働きでないご家庭だと、意外と家事をやっていない旦那さんは多い(特に上の世代)みたいです。

その点我が家は、ヨメの方が忙しい(週休1日)のに料理を作っていますから、それ以外の部分は私も頑張っている次第(ルンバや食洗機のチカラを借りて)。

ホント、家事は「手伝う」ではなくて、「自分の仕事」という意識がないとダメだと思うんですよね。

とか言ってたら、丁度Twitterにこんなツイートが流れてきたんですが。

本エントリーを読んでらっしゃらないかもしれませんが、女性の方は要チェックでw

そしてもちろん、この本自体は、中高年男性にとっては必読ではないかと。


定年前から読んで、準備しておきたい1冊!

弘兼流 50歳からの定年準備―人生後半を自分のために生きるコツ
弘兼流 50歳からの定年準備―人生後半を自分のために生きるコツ
定年準備1 人と競うのは、もう止めよう
定年準備2 孤立を避けて、孤独を楽しもう
定年準備3 第二の人生、さて何をするか
定年準備4 家庭に「居場所」を見つけよう
定年準備5 子どもに何を伝えるか
定年準備6 恋愛に定年なし
定年準備7 人生のゴールに向けて


【関連記事】

【生き方】『50歳すぎたら「まあ、いいか」「それがどうした」「人それぞれ」でいこう』弘兼憲史(2018年09月27日)

【自己啓発】『50歳からの孤独入門』齋藤 孝(2018年09月21日)

【メンタル】『中高年に効く! メンタル防衛術』夏目 誠(2018年11月07日)

【30代以下でも!】『40歳からのサバイバル転職成功術』海老一宏(2013年04月14日)


【編集後記】

◆本日の「Kindle日替わりセール」から。

シリーズ・企業トップが学ぶリベラルアーツ 宗教国家アメリカのふしぎな論理 (NHK出版新書)
シリーズ・企業トップが学ぶリベラルアーツ 宗教国家アメリカのふしぎな論理 (NHK出版新書)

リベラルアーツは、これからのビジネスパーソンにとって必須の教養ですから、この本も見逃せませぬ!

送料を加算した中古よりは、Kindle版が300円強、お得な計算です。


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Posted by smoothfoxxx at 08:00
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