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2018年10月10日

【PDCA?】『稼ぐ人が実践している お金のPDCA』冨田和成


稼ぐ人が実践している お金のPDCA
稼ぐ人が実践している お金のPDCA


【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、いよいよ明日までとなった「ニコニコカドカワフェア2018」の中でも人気だった1冊。

『鬼速PDCA』が、当ブログの2016年年間売上第1位に輝いた、冨田和成さんの最新作です。

アマゾンの内容紹介から。
仮想通貨、シェアエコノミー、評価経済、フィンテック。お金をめぐる環境が大きく変わり始めました。経済の流れは、お金とともに、あなたの時間、仕事、人生にも大きな影響を及ぼします。この状況の中、節約・貯金といった従来のやり方だけでは対応できません。しかし、逆に新しい流れを捉えて仕事、時間、人生のプランを立てれば誰よりも早くチャンスがつかめます。理解だけでなく実行方法に焦点を当て、「お金の不安を打ち消し、理想の人生を送る」ための1冊。

なお、明日まででしたら、このKindle版が実質400円ほどお得です!





Wissenschaftlicher Taschenrechner fur schwierige Mathematik-Hausaufgaben / marcoverch


【ポイント】

■1.固定資本を可視化する
 個人のB/Sをつくると、その中にある固定資本も可視化されます。固定資本は、不動産のほか、車や絵画、時計、宝飾品などが該当します。
 近年では、メルカリやヤフーオークションなどセカンダリーマーケットが急成長しているおかげで、B/Sの中にある売却可能資産が増える傾向があります。
 では、売却可能資産にはどんなものがあるのでしょうか。たとえば、iPhoneを使っているのであれば、相当古い機種でない限り、売却可能資産と見なしていいでしょう。
 ここで考えてほしいのは、買い物をする際のモノ選びです。この判断の良し悪しが、B/S全体の厚さに大きく関わってきます。
 何かを買う際には、そのモノが売却可能資産になり得るか考えてみてください。これを習慣付けられたら、その次は「新品を買うのではなくて、中古とかレンタルじゃダメなの?」という発想を働かせます。このように選択の幅を持たせてみるのです。


■2.「今」行動することが最も投資回収期間が長い
 これはあくまでも私見ですが、ビジネススクールは1つの例として、自らの能力を高めるチャンスが多い若い時分ほど借金をしてでも、学ぶ機会に対しては貪欲に投資したほうがいいと思います。理由は簡単で、若ければ若いほど投資に対する回収期間が長くなるからです。言い換えると、人間は寿命がある以上、犧畊堝阿垢襪海箸最も投資回収期間が長くなります。20代から30代前半にかけては、利益剰余金(純資産)を貯め込むよりも、とにかくキャッシュフローを重視すべきです。
 こうして考えると、節約一辺倒でコツコツと貯めるよりも、思い切って融資や企業派遣を選択したほうが得策なケースも出てくるでしょう。
 ただし、融資の場合は仮に貸付金利が5%を超える場合など、返済があきらかにきつくなるケースでは考える必要があるでしょう。したがって、一概に融資がいいとは言い切れない現実もあります。
 いずれにしても、判断をするときは、常に「この金利よりも自分が大きなリターンを回収できるか?」という視点で考え続ける必要があり、そのためにはP/LとB/Sを見える化し続けることが大切です。


■3.富裕層は日常生活もアウトソーシングする
 ちなみに、富裕層と言われる人たちは、自分の時間を最大化するために、他人に振ることや仕組み化することを考えます。ビジネスではアウトソーシングと言われますが、これは日常生活でも同様です。
 たとえば、「家政婦さんに家事をアウトソースする」「アイロンがけが必要なものはクリーニングに任せる(配達も)」「食事は外食か出前を取る」「教育は家庭教師や幼稚園などに任せる」などは、まさに自分の時間を最大化するためのアウトソーシングであり、時間を買っている行為です。つまり、企業が内製するか外製するか考えるように、日々自分がやることとやらないことを、時間価値のリターンとコストで比べているのです。


■4.リターンの高い「スキル」を見極める
 資格の取得には時間とお金がかかります。これはまぎれもない投資です。そこで得られる効果はしっかり精査しなければなりません。
 お金を稼ぐ力のある人は効率より効果を重んじます。効率とはプロセスの改善。効果は結果の改善です。
 スキルへの投資をする上で重要なのは、効果から逆算することです。そうすれば最短距離を見つけやすくなります。たとえば、語学について効果から逆算すると、自分で語学を学ぶより、「翻訳ソフトを購入する」や「通訳を1人雇う」ほうが早い場合もある、ということになります。
 前に例として出した、海外のMBAは大きな投資額ではあるものの、取得後に年収600万円が1000万円になったら学費と生活費は数年で回収でき、それ以降はプラスのキャッシュフローが続くわけです。


■5.外貨資産の配分は、国際通貨の為替取引高を参考にする
 世界の為替取引高は、国際決済銀行(BIS)が3年ごとに発表しています。直近の2016年データからトップ10を抜き出すと、世界の基軸通貨である米ドルが全体の約9割、2位がユーロで約3割、3位が日本円で約2割、4位が英ポンドで約1割となります(合算すると200%になる)。
 これらの合計が100%になるように整理すると、米ドル45%、ユーロ15%、日本円10%、英ポンド5%という比率になります。分散投資で保有することだけが目的であれば、まずはこの割合に合わせるのが最適です。それ以外の1割未満の通貨については、この先強くなりそうだと思うものに振り分ければいいでしょう。


【感想】

◆私が本書を読む前に、こういう記事が、はてブ人気エントリーに上がっていたらしくて(ブクマ500超)。

『お金のPDCA』を読んで、速攻で取り組んだことの詳細報告 - 🎃toricago🎃

ここで挙げられている「取り組んだこと」というのが、細かなTIPS(マイレージ設定やKindleの読み上げ機能や公共料金のクレカ払い等々)ばかりだったので、そういうハック本のような作品なのかと思ったら、全然違いましたw

もちろん、上記エントリーはレビューではなく、実際に移した行動(ある意味レビューよりスゴイ!)ですから、勘違いした私がいけないんですが、ちなみに、個々のTIPS自体は本書でも登場。

ただし、本書の目指すところは、企業で作られているB/SやP/Lを個人に活用すること、そしてそれらを指標に、PDCAを回すことになります。


◆というわけで、本書の第1章では、この個人B/SとP/Lについて解説。

銀行預金や借金といった「資産」や「負債」については、何となくイメージできると思いますが、本書で特に掘り下げているのが、知識や能力といった「人的資本」です。

上記ポイントの2番目にあるビジネススクールに通うことも、数字には出てこないものの、その1つでしょう。

逆に、節約をしようとしてカップラーメンばかり食べていると、健康を損ねて人的資本が目減りすることもあるわけです。

なお、人的資本とは違いますが、上記ポイントの1番目にある「何かを買う際には、そのモノが売却可能資産になり得るか考える」というのは大事なところ。

安い時計を買うよりも、何年か経っても高く売れるローレックスの時計を買う方が、お得なこともあるワケです。


◆続く第2章では、本書のキモであるお金のPDCAについて。

そのためには、まず、自分自身の「人生のゴール」を定めなければなりません。

そして、その期限次第で、目指すべき利回りや運用方法も変わるのは当然のことですし、そのためには、PDCAをそれぞれ定めて、それを回していく必要があります。

この第2章では、PDCAの個々のパートについて詳しく説明してくれているのでご安心を。

なお、仮想のケーススタディで、海外MBA希望の小林さんが、借金をしてでも目指すべきかについて検討した中で触れられていたのが、上記ポイントの2番目のお話。

こうした人的資本は、早く高めた方が、投資効果が高いという。


◆一方、お金同様に重要なのが、本書の第3章で掘り下げられている「時間資本」です。

自身の「お金」と「時間」のバランスを考えて、最適化を目指すのは「人生のゴール」を達成する上でも大切なこと。

個人でも最近はアウトソーシングが普及していますし、上記ポイントの3番目にあるように富裕層ではそれが徹底されています。

我が家でも食洗機とルンバには随分助けられていますし、特にルンバは新しいシリーズのものに新調したら、ブラシがローラーになって、絡まった髪の毛を取る必要がなくなり、ストレスも軽減したというw


◆さらに第4章では、今までもたびたび触れられていた人的資本の磨き方を指南してくれています。

結局どのスキルを高めるかについては、上記ポイントの4番目にあるように「効果から逆算する」こと。

私のように資格がないとできない仕事というのも、ホントは若いうちに取っといた方が効果が高かったのですが(今さらw)。

そして最後の第5章では、上記ポイントの5番目にあるような、いわゆる「お金本」にあるお話が中心とはいえ、ここもお見逃しなく。

細かいTIPSから、大きなフレームの考え方まで、なかなかタメになった作品でした。


お求めはセール期限である明日までに!

稼ぐ人が実践している お金のPDCA
稼ぐ人が実践している お金のPDCA
第1章 お金のPDCAは「見えない不安」を 照らすヘッドライト
第2章 「お金のPDCA」を鬼速で回す
第3章 時間はお金で買える―時間資本
第4章 自分を「資本」とする稼ぎ力―人的資本
第5章 お金に働いてもらう稼ぎ力―金融資本


【関連記事】

『鬼速PDCA』が想像以上に凄い件について(2016年10月24日)

【濃厚!】『時間資本主義の到来: あなたの時間価値はどこまで高められるか?』松岡真宏(2014年12月16日)

【節約&投資】『お金が貯まる人って何をしているんですか?』横山光昭(2018年08月29日)

【資産運用】『世界第3位のヘッジファンドマネージャーに 日本の庶民でもできるお金の増やし方を訊いてみた。』塚口直史(2017年10月19日)


【編集後記】

◆本日の「Kindle日替わりセール」から。

いのちの輝き
いのちの輝き

「オステオパシー」という療法の医師によって書かれたという本書は、アマゾンレビューも非常に高評価なので、内容紹介(えらい長文です)と併せてご確認を。

中古は値崩れしていますが、送料を加味すればKindle版に軍配が上がります。


人気blogランキングご声援ありがとうございました!

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Posted by smoothfoxxx at 08:00
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