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2018年09月27日

【生き方】『50歳すぎたら「まあ、いいか」「それがどうした」「人それぞれ」でいこう』弘兼憲史


50歳すぎたら「まあ、いいか」「それがどうした」「人それぞれ」でいこう (幻冬舎単行本)
50歳すぎたら「まあ、いいか」「それがどうした」「人それぞれ」でいこう (幻冬舎単行本)


【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、本日で終了となる「幻冬舎 電本フェス」の中でも、意外な人気となっている自己啓発書。

昨日集計して、かなりお求めいただいたことを知り、慌てて読んでみた次第です。

アマゾンの内容紹介から。
たいていの困難は乗り越えられる3つの魔法の言葉。弘兼流人生後半のデザイン案「どんなことも、面白がって、楽しんだもん勝ち」

なお、本日までなら送料を加算した中古よりも、Kindle版が500円強、お買い得となっています!





Retirement Savings Egg / aag_photos


【ポイント】

■1.人と自分を比べない
 人生面白くもなんともないと思うのは、人生を面白そうに送ってる狠か瓩犯罎戮襪らでしょう。いいことなど何もないと感じるのは、いいことに囲まれていそうな狠か瓩犯罎戮討里海箸任呂△蠅泙擦鵑。
 その一方で、自分よりもっと人生の面白さから見放されている人、悪いことばかりにみまわれ通しの人などを見ると、今度は、
「あいつよりは、まあ、俺のほうがマシか」
 と、少々 安堵 もし、いささかの優越感に浸ったりする。こちらも比較することで生まれる感情です。
 ここで質問です。人と自分を比べることに何か意味があるでしょうか。どんな立場にいようと、どれほど経済的に恵まれていたって、上を見ても、下を見ても、そこには人がひしめき合っています。
 つまり、ときに上を見てしょげ、ときには下を見てはしゃぐ、なんてことをやっていたらキリがないのです。意味のない一喜一憂だと思いませんか。


■2.目の前のことを一生懸命にやる
 こんなことをいう人がいます。
「俺はまだ本気を出しちゃあいないんだ。やるときがきたら、そりゃあ、やってやるよ。本気を出すさ」
 自分の意にそまない仕事、面白くない仕事を与えられたときなどに、よく口にする台詞でしょうか。じゃあ、聞きますが、やるときっていつですか、どんなときがきたら本気を出すのでしょうか。
 断言してもいい。この種の手合いは、永遠に本気を出さず仕舞いで、人生を終えることになります。
 待っていたってやるときなんかきません。しばらく前の流行語を借りれば、やるときは「いまでしょ」、本気を出すのは「いまでしょ」です。
 常に目の前のことに本気を出して取り組む。それ以外に本気の出しようなんかないのです。


■3.昇進に必要な「段取り上手」「コメント力」「ものまね上手」
 段取り上手というのは、計画性があるということです。無計画で出たとこ勝負というのも、破天荒で、魅力なしとはいいませんが、一歩、一歩、足元を固めながら昇っていくには、計画性は不可欠です。
 コメント力は、文字どおり、コミュニケーションのなかのどんな場面にあっても、発言できる力のことです。それをつけるには、広く浅くアンテナを張りめぐらせ、情報を集めておくことが必要です。(中略)
 ものまね上手は、いいとこ取りができること、といっていいでしょう。ここは臆面なしでいきたい。
「あいつのあの部分はすごいと思うけれど、まねするってのはどうもなあ。断固、俺のポリシーを貫く」
 まねをしないプライドは評価すべき点があると思いますが、あまりプライドに固執すると頭まで固くなります。のし上がりで必要なのは、むしろ、やわらか頭でしょう。


■4.「爺殺し」の三種の神器
 では、上が引き上げたい、目をかけたい、と思うのはどんなタイプでしょう。もの 怖じしない。はっきりものがいえる。このふたつが必須条件です。通常、目上の人やVIPを前にすると、緊張感もあるでしょうし、気配りをしなければいけないという思いもあって、ふだんのようにはふるまえないものです。
 受け答えにしても、「こんないい方をしたらまずいな」「こんなことをいったら機嫌を損ねやしないか」という気持ちが先に立って、遠回しのいい方になったりする。
 それが、相手には歯がゆいのです。おどおどしている人間は小物と見なされますし、ものいいが 婉曲 にすぎれば、「何がいいたいんだか、さっぱりわからない。要領を得ないやつだ」と判定されます。(中略)
 そして、肝心なのは笑顔です。もの怖じせず、はっきりものをいうのはいいですが、そのとき仏頂面だったら、ただの狆生意気な若造瓩砲覆辰討靴泙い泙后笑顔が加わってはじめて、「爺殺し」の三種の神器が出そろうことになる。すなわち、「面白いやつじゃないか。しかも、可愛い」と受けとめられる、というわけです。


■5.第二の人生の準備を始めるなら休日をうまく使う
 人生でも助走が大事です。第二の人生の準備は50代から始めておくのがいいと思います。
「準備といったって、現役時代に時間的な余裕なんかないじゃないか」
 そんな反論が聞こえてきそうですが、どんな仕事をしていたって、休日がないということはないはずです。土日、祝日をすべて返上せよ、という企業はまさかないでしょう。
 休日を準備のための時間にあてるのです。たとえば、リタイア後は田舎暮らしをしたいというのであれば、休日にその下見をする。候補の地域をピックアップして、まず、そこをめぐるのです。
 気に入った地が見つかったら、そこを何度も訪れる。農家体験民宿などもありますから、土日に一泊二日で出かけても、それほど経費はかからないと思いますし、第二の人生を楽しむための投資と考えたら、納得できるお金の使い方になるのではないでしょうか。


【感想】

◆本書の著者は、あの皆さんご存じであろう「島耕作シリーズ」の著者である弘兼憲史さん。

シリーズの主人公である島耕作は、ヒラから会長にまで上り詰めているワケですから、その弘兼さんが「50歳すぎたら『まあ、いいか』『それがどうした』『人それぞれ』でいこう」と言われているのは、興味深いです。

とはいえ、自分自身が島耕作のように出世街道を駆け上れる人はごくわずかであり、99%の人は当たり前ですけど、どこかである意味「あきらめ」なければいけません。

本書はそうした「島耕作になれなかった人」に向けて書かれた処世術本だと考えると、中高年のほぼすべての方にとって、一読の価値があると思います。


◆本書ではこの3つの言葉についてもページを割いて解説しているのですが、一応ネタバレ自重で(というほどのものでもないですがw)。

ただ、上記ポイントの1番目については、第2章の章題ともつながってきているので、ご紹介してみました。

確かに出世レースこそ、この考えと真逆の「人との比べあい」ですから、つい人と自分を比べてしまう方は、ご留意ください。

また、他人を気にせず、自分のやるべきことをやる、という意味で、同じ第2章から、上記ポイントの2番目のTIPSを挙げてみました。

もっとも、「目の前のことを一生懸命にやる」というのは、むしろ50歳を過ぎる前にこそ、意識した方がいいとは思いますが。


◆同じく「出世あきらめたんじゃなかったの?」と言いたくなるのが、本書の第3章の中身。

上記ポイントの3番目などは、昇進するためのお話ですから、30代や40代以下でも関係してきます。

さらに上記ポイントの4番目にある「爺殺し」のように「可愛い」と言われるのは、20代の方がしっくりくるかと。

本書の読者さんには、50代未満の方も当然いらっしゃるでしょうから、この辺のお話はぜひ本書でご確認いただきたいところです。


◆何やら「50歳」があまり関係なくなってきたようですけど、私がなるほど、と思ったのが上記ポイントの5番目。

ここでは単に「下見」をすることになっていますが、実際に何度も訪れることで、地元の人と仲良くなっておくのもポイントのようです。

つまり、こちらが相手を良く知っておく以上に、相手に知っていてもらうことが大事ということ。

確かに、実際に移り住む地に溶け込んでいたら、「よそ者」扱いにはならないでしょう。

老後を地方で暮らすお考えのある方なら、今からでも始めておくべきかもしれませんね。


自分の「老後」をより良くするために読むべし!

50歳すぎたら「まあ、いいか」「それがどうした」「人それぞれ」でいこう (幻冬舎単行本)
50歳すぎたら「まあ、いいか」「それがどうした」「人それぞれ」でいこう (幻冬舎単行本)
第1章 人生はプラス思考で楽しく生きたもん勝ち
第2章 「人は人、自分は自分」で生きる
第3章 人間関係、仕事のなかに大切な「学び」がある
第4章 さらに人生を面白くする新しい老いのデザイン


【関連記事】

『島耕作流?』「プロサラ対談」での弘兼憲史先生がいいことおっしゃってる件(2013年05月29日)

【自己啓発】『50歳からの孤独入門』齋藤 孝(2018年09月21日)

【30代以下でも!】『40歳からのサバイバル転職成功術』海老一宏(2013年04月14日)


【編集後記】

◆当ブログではご紹介できませんでしたが、本日終了10月4日終了のKindleセールにはこんなものもあります。



Amazon.co.jp: 50%OFF以上 IT・語学・専門書フェア: Kindleストア

複数版元による合計3000冊以上の大型セールですので、興味のある方はお見逃しなく!

……今さらですけど、こんな本も「60%OFF」でお買い得となってましたw

ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか
ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか

参考記事:【スゴ本!】『ゼロ・トゥ・ワン―君はゼロから何を生み出せるか』ピーター・ティール,ブレイク・マスターズ(2014年09月26日)


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Posted by smoothfoxxx at 08:00
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