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2018年09月11日

【裏世界流?】『アンダー・プロトコル: 政財暴一体で600億円稼いだ男の錬金哲学』猫組長


アンダー・プロトコル 政財暴一体で600億円稼いだ男の錬金哲学
アンダー・プロトコル 政財暴一体で600億円稼いだ男の錬金哲学


【本の概要】

◆今日ご紹介するのも、昨日に続いて「徳間書店 書籍50%OFFセール」の中でも人気の作品。

「Twitter組長」として、でも8万人超のフォロワーを抱える猫組長さんの「お金本」です。

アマゾンの内容紹介から。
「私の専門はファイナンス。つまり金(マネー)のプロである」――金融や資金調達と訳される「ファイナンス」だが、株、不動産の投資や、資金移動など横断的に行えるスキルを持つ著者は、高校時代から投資を始め、大学を中退後、専門職になる。バブル崩壊で莫大な借金を背負うことになり、裏社会への返済に差し出した投資材こそ「自分」。仮想通貨バブルと、株式市場乱高下の世界にあって、闇の世界を生き抜いた錬金哲学が「真の富」への道を指南する!

中古がまだあまり値下がりしていませんから、セール期間内であればKindle版が600円以上お買い得です!





yakuza container / David Spreekmeester


【ポイント】

■1.子供銀行券に群れる「億り人」
 ビットコインは出所不明で、発行主体もなく、裏付け資産もない。「富」を担保するものは存在せず「価値があるかも知れない」という幻想が価格を高騰させてきた。ビットコインバブルによって「億」を儲けた人たちは Twitter などでその成功談を自ら発信し、マスコミから「億り人」ともてはやされた。しかし「億り人」たちが群れ集まったのは、実は「子供銀行券」となんら変わらない通貨もどきの牴燭瓩世辰燭里澄
 ブロックチェーンとマイニングのシステムそのものはほぼ完成形ということで、最初のシステムの導入費用が用意できれば誰でも「仮想通貨」を作ることが可能だ。情報革命から生み出された送金革命の申し子である決算用の仮想通貨の普及が進む一方で、毎日のように新しい「子供銀行券」も生まれているのである。


■2.金儲けをしたかったら金のあるところに近づく
 例えば家賃5万円のボロアパートに住んで、無理してフェラーリを買う人がいるとする。バラエティー番組などに出演すると晒し者の扱いを受け笑いの対象となるのだが、私は逆に「いいお金の使い方だ」と感心してしまう。ベンツやアウディなど同じ高級外車の中でもフェラーリはかなり特殊な車で、オーナークラブも多くあり、愛好者の走行会が頻繁に行われているのだ。そこにいるのはまさに「お金持ち」で、フェラーリを所有することで、その交流の中に入っていけるのである。確かにフェラーリは高額だし、「エコ」などという発想とはほど遠い車で、走るには日本は狭すぎる。しかし、フェラーリにはそうした大きな付加価値があるのだ。もしビジネスを始めようと思ったら、無理をしてフェラーリを買うことは一つの損にもならない。「お金持ち」との人脈が付いてくるのだから。
 新幹線はグリーン車、飛行機はビジネスかファーストクラス。本当にそれだけで可能性は変わるものなのだ。


■3.どん底でも諦めない
やっかいな客が多くいる百貨店のクレーム処理の現場では、「クレームは逃げると追いかけてくる」という格言があるが、あえて火中の中から逃げ出さなかった者だけが生き残り逆転して成功したのは、運ではなく法則として考えても良いだろう。仲間の一人は「金を返せ」と迫る債権者にこう言い放った。
「取り返すからお金を貸してください」
 私は返すことしか考えられなくなっていたが、それを目の当たりにした時、「こんな時でもまだ金のことを、儲けることを考えているのか……」と鳥肌が立ったものだ。あのどん底で諦めないメンタリティは非常に勉強になった。
 もちろんこの時の経験は後の人生に生きているのは言うまでもない。 小さい借金は人を殺すが、大きな借金は次の金を生む ということである。小さな額の借金は貸した側も相手を恨む余裕が生まれるが、あまりにも大きな額だと貸した側と一緒に対策を練ることに尽力しなければならなくなるからだ。


■4.ビジネスの成功に必要なのは迅速な決断と行動
 ここまで人の紹介が紹介となり、人脈を作りながらの旅だった。私より一日先にブルネイ王族にたどり着いた「スミヨシカイ」の人たちは、ここにはいない。同じ情報を得て同じように進んだとして、日本人の何人がイエメンまで自腹切って行こうと思ったのだろう──ビジネスでの成功に必要なのは迅速な決断と行動だ。少なくとも私はそうして生きてきたし、おそらく死ぬまで変わらない。仕事で一番ムダな行為は、長時間の会議と電話。なぜなら会議も電話も迅速な決断と行動とは真逆のアクションだからである。表裏の社会を含めてかなり多くの人間と会った私だが、「会議と電話」が好きな人物で仕事ができる人間を私は見たことがない。


■5.ドルの動きを正しく理解する
 今や世界第二の経済大国として、「アメリカを追い越す日も近い」と報じられる中国だが、今後の国際社会で中国語を覚えた方がビジネスチャンスに繋がるか? と問われれば、私の答えは「断固としてノー」である。言語はコミュニケーションの基本だが、もしあなたが外国とビジネスの関係としてきちんと付き合いたかったらドルを知ることが最良の手段である。本書内では石油取引を通じて、「ドル」という通貨が国債基軸通貨から揺るがないことを解説した。忘れてはならないのはドルでしか取引できないものは、石油にとどまらないことである。軍事用の武器、穀物もドルが基本となっている。ドルの動きを正しく理解するということは世界の動きを正しく理解することと同じことなのだ。中国で金を生むことを考えるなら、ドルから中国を見ることが重要なのである。


【感想】

◆色々な意味で勉強になった作品でした。

基本的に本書は、猫組長(違和感があるので敬称略します)の半生を縦糸に、その時々に起きた大事件等を横糸に綴る仕様。

丁度組長と私がほぼ同世代なので、「そうそうそうだった」とあれこれ思い返しながら読んでいました。

ただ、一番の違いが、「お金」に関する意識やセンスで、組長は中学時代にすでに株に手を出そうとバイトに励んでいたそうです。

その後17歳で初めて株を買って(55万円も!)、それを60万円で売却し、少額とはいえ利益を得たのだとか。

一方で、同じく高校時代には、親相手の「書類偽造」(詳細は本書をw)で小銭稼ぎに励んでいます。


◆結局高校時代に1000万円ほど貯めた組長は、大学でもバイトに励むことに。

相変わらずの書類偽造や貸金業等で「かなりの財」を成した後、19歳で大学を中退し不動産ビジネスに関わります。

当時はバブル期前夜ということもあり、結局約1年弱で3億円を稼ぎ出したのだそう(スゲーw)。

そんな組長を待っていたのは、株式投資の世界で、先輩のやっていた投資顧問会社で働きだすことになります。

ところがその後バブル崩壊に巻き込まれ、上記ポイントの3番目にあるように泥沼にはまり込んでしまったのでした。

そしてそんな組長の「返せない借金」を貸していた中の1人が、山口組系の某親分。

結局組長は借金のため、その親分のもとで働くことになり、これが「猫組長」誕生につながるわけです。


◆なお、当時の組長の主な仕事は、銀行と企業の橋渡しなど。

ファイナンスの知識やスキルを駆使して、株価を算定したり、黒い金の洗浄をしたりしていたそうです。

……ちなみにヤクザの株式投資は、バリバリのインサイダー取引らしく、組長に金を貸していた親分も「そこの社長と話してからでないと株は買わない」と明言。

やがて組長は石油の取り扱いにも進出し、上記ポイントの4番目にあるように、ライバルを出し抜いたりもします。

この石油ビジネスは、結果的に成功を収めるのですが、あるできごとをきっかけに口座が封鎖されて……(詳細は本書を)。


◆本書のエピソードは、話としては面白いものの、いざ実生活で活かせるかというと、難しいところでしょう。

時代的な要素もありますし、金額も桁違いです。

とはいえ、組長の「ものの考え方」は、参考になるかと。

たとえば上記ポイントの1番目のように、仮想通貨については「子供銀行券」と手厳しいですが、その技術である「ブロックチェーン関連への投資」は推奨されています。

また、石油関連に手を出されていたこともあってか、世界情勢にも詳しく、とある理由から「北朝鮮が日本にミサイルを撃ち込むことはない」と断言しているという(詳しくは本書を)。

ご自身のポジショントークもある可能性は否定できませんが、私たちがメディアから見た「表側の世界」とは違う「裏側の世界」を垣間見ることができる点で、本書を読む意義はあると思います。


こんな金儲けの方法があるだなんて!?

アンダー・プロトコル 政財暴一体で600億円稼いだ男の錬金哲学
アンダー・プロトコル 政財暴一体で600億円稼いだ男の錬金哲学
Part1 バブル崩壊の連鎖―1991~ビットコイン
Part2 「K」の世界へ
Part3 闇の世界と黒い水
Part4 アンダー・プロトコル


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【編集後記】

◆当ブログではご紹介していませんが、こんなKindleセールも現在開催中です。



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Posted by smoothfoxxx at 08:00
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