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2018年09月09日

【お金?】『いま君に伝えたいお金の話』村上世彰


いま君に伝えたいお金の話
いま君に伝えたいお金の話


【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、先日の「未読本・気になる本」の記事でも人気だった投資本。

おなじみ村上世彰さんが、「15歳に向けて書いた」自己啓発系の作品です。

アマゾンの内容紹介から一部引用。
お金は一人でポツンといるのが嫌いです。一人が二人、二人が三人になると……一気にドドッ、ドドドドドッと集まってきます。
誰よりもお金に詳しいお金のプロがノウハウではなく、考え方を初公開! お金で苦労しない人生とは。

中古価格が定価を上回っていますから、Kindle版がお買い得です!





EveryPennyCounts / alfyb12


【ポイント】

■1.お金に縛られない
 お金をたくさん持っている人のほうが、持っていない人よりえらく見えないか?
 値段の高いもののほうが、安いものより良く見えないか?
 お金をたくさんもらえる仕事のほうが、もらえない仕事よりすごいと思わないか?
 もし思いあたるふしがあるとしたら、それはお金の魔力に惑わされているということです。
 モノの本質を見ずに、こうして「値段」だけで物事やその価値を判断してしまうと、お金に 縛られた生き方になります。なんでも高いモノのほうがいい、稼げるだけ稼ぐのがいい、とお金だけを追いかけてしまうと、値段にも収入にも上には上がありますから、どこまで走ってもゴールできないマラソンをしているような人生になってしまいます。お金は大切だけど、豊かな人生を送るための手段のひとつでしかない。「お金」そのものが人生の目的やすべての基準になってしまうのは、 本末転倒 です。


■2.なんでもいいから夢中になる
 本当のことをいえば、どんな仕事であれ、本気で集中してやれば面白くなるのです。集中しているときというのは、その人の能力が最大限に発揮されるときだからです。自分の持っている力を思う存分発揮できる時間は、誰にとっても楽しいものです。
 できれば自分の好きなことや得意なことを仕事にしたほうがいいのは、つまりそういう状態になりやすいからなのです。
 一方で、すべての人が好きなことを仕事にできるかといえば、実際には好きなことが見つからないまま、心から面白いと思うことのできない仕事を選ぶケースもあると思います。望んでいなかった仕事をしなくてはいけなくなることだって、たくさんあるのです。そういうとき、仕事をするうえで何より大切なのは、どれだけ夢中になって一生懸命に取り組むか、です。好きでも嫌いでも、「とことん取り組む」ことによって、いつの間にかそれが面白くなり、生きがいになり、生涯の仕事になることもあるのです。


■3.ミッションとビジョンを見つける
 ミッションを見つけるにはビジョンが必要です。先ほどミッションとは使命のようなものと話をしましたが、ビジョンとはその先にあるゴールのようなもの。そこにたどり着くために自分がやるべきこと、自分にしかできないことがミッションで、ミッションとビジョンはかならずセットです。世界や社会をこんなふうにしたいというビジョンがあって、それのために自分ができることがミッション。仕事は、ミッションを達成するための手段です。ミッション達成のための道はひとつではなく、仕事を含め、できることはきっといくつもあるのです。こっちがダメならあっちから行ってみよう、あっちもダメだったから回り道をしてみよう。そんなふうに、ビジョンとミッションが明確にあれば、途中うまくいかなくて試行錯誤をしたとしても、路頭に迷うようなことはありません。つらいことがたくさんあったとしても、頑張り抜くことができるのです。


■4.期待値を考える
 株式投資におけるリスクとは、自分が出したお金が全く返ってこない、もしくは大きく減ってしまうことです。 20×10%+0×90%=2という期待値のときに、100万円が2000万円になる可能性は 10%しかない。でも、0円になってしまう可能性は、90%もあります。このように、ゼロになる可能性が非常に高いとき、ほとんどの投資家は「投資しない」という決断をします。でも僕は違います。期待値が「1」を大きく上回っているのですから、僕は投資をします。そして、2000万円になる可能性を、10%からもっと上げることができないか、と考えるのです。
 ベンチャー投資は、まさにこのように、「ゼロになる可能性がとても高いけれど、成功したらとてもリターンが大きい」という投資です。そんなとき、僕は投資先の事業が少しでもスムーズに成長するように、自分の人脈やネットワークをフルに使って応援します。そうすることで、期待値を上げていくことができるのです。


■5.1人が寄付する100万円より200人で寄付する100万円
「3本の矢」という話を聞いたことがあるかもしれません。同じ100万円でも、僕一人が寄付する100万円と、200人から集めた100万円では、強さが違うのです。僕一人の寄付は僕が寄付できなくなった瞬間におしまいだけど、200人からの寄付は、突然一気になくなることはまずない。
 僕は、広く長く寄付を集める仕組みをつくる役割を担いたいと考えています。団体が温かい気持ちを持った人たちを一人でも多く見つけて継続的な活動ができるようになってほしいと願っているのです。車だって、車そのもの、運転する人、ガソリンなどがそろわないと前に進みません。社会貢献も、いろいろな人がいろいろな方法で関わって初めて「活動」になるのです。僕は「仕組みづくり」が、いまの日本の非営利団体の活動を支えるためにとても大事なことだと考えているから、その面で少しでも貢献したいと思っています。


【感想】

◆村上さんの作品といえば、以前当ブログでもご紹介したこちらの本が有名……と言いますか、これまでで唯一の単著でした。

生涯投資家
生涯投資家

参考記事:【投資家必読!】『生涯投資家』村上世彰(2017年11月04日)

そして確かこの本の中で、「こういうテーマで本を書くのは、これが最初で最後」と言われていたハズです。

ですから、それから1年ちょっとで、似たようなテーマである本書が出ることを知った際、個人的には少々疑問でした。

ただ、本書は冒頭でも触れたように、「15歳に向けて」書かれた本のようで、実際、村上さんは「いくつかの学校で『お金の授業』を行っている」らしく。

その中から選りすぐった内容をまとめたものが、本書ということのようです。

……「2匹目のドジョウ」狙いの版元(幻冬舎)が、村上さんを口説き落とした気がしないでもないのですがw


◆また、つい先日当ブログでは、同じく「子ども向けのお金本」として、こちらの本もご紹介しました。

おカネの教室 僕らがおかしなクラブで学んだ秘密 (しごとのわ)
おカネの教室 僕らがおかしなクラブで学んだ秘密 (しごとのわ)

参考記事:【お金?】『おカネの教室 僕らがおかしなクラブで学んだ秘密 しごとのわ』高井浩章(2018年07月06日)

ただし、こちらは「お金とはなんぞや?」という、より上流に向かう作品であり、概念としての「お金」に迫るもの。

一方今回の村上さんの作品は、「具体的にどうするか」という下流に向かう作品と考えてよいと思います。

たとえば、上記ポイントの4番目のようなお話は、投資をする上で、非常に大切な考え方ではないか、と。


◆とはいえ、子どもに向けた作品ですから、より「生き方」に則した記述も必要、ということで、上記ポイントの2番目や3番目のようなお話も登場します。

この辺は、直接「投資」に関係した話ではないですが、「生きる」ためには考えるべきことかと。

さらに上記ポイントの1番目のお話は、子どもに向けたものではありますが、むしろ私たち大人こそ気を付けなければならないことでしょう。

そういう意味では、体裁としては「子ども向け」ですけど、内容としては、大人が読んでも十分耐えうるものだと思います。

ちなみに上記の『おカネの教室』も、舞台が中学なだけで、内容的には「大人レベル」と言ってもいいくらいでしたしね。


◆なお、本書には村上さんのお子さん時代のエピソードが何回か登場するのですが、その中のいくつかが上記の『生涯投資家』とかぶっています。

特にお父さんと一緒に、香港まで造花を作る会社を見に行ったお話は、オチも含めて丸かぶりという。

また村上さんがお子さんたちとやっている「食事の値段当てゲーム」も、『生涯投資家』に続いて登場しますが、本書はさらに新しいゲームも収録されています。

たとえば「じゃんけんゲーム」は、2人で行う対戦ゲームで、両者それぞれ2回ずつ「グー、チョキ、パー」を出せるというもの。

確率論的には全くのイーブンなのですが、終盤にかけて、どうすれば引き分けを減らして、勝ちに持ち込めるか、というヨミを深めたり、相手の性格の把握をしたり、と一筋縄ではいきません。

……こんなことを子どもの頃からやっていたら、それは投資も強くなります罠。


◆ちなみに、本書は子ども向けである以上、『生涯投資家』には載っていた、かつて村上さんが逮捕された話ですとか、世間的な評価、印象等については、まったく触れられていません。

確かにそういった事柄と「お金」については無関係ですし、子どもにサラッと読ませるには不要なお話ですから、特に隠しているというわけではないでしょう。

また、少なくとも本書は、『おカネの教室』よりは分かりやすいですし、「じゃあどうしよう」という部分まで触れられている分、行動にも移せると思います。

さらには、子ども向けである分、上記ポイントの5番目にあるような「寄付」や「ボランティア」関係についても、『生涯投資家』より、本書の方が掘り下げられているという。

大人だけが読むなら、よりえげつない(?)『生涯投資家』でもいいのですが、子どものことまで考えたら、本書という選択肢は十分「アリ」だと思います。


お金との付き合い方を考えるために読むべし!

いま君に伝えたいお金の話
いま君に伝えたいお金の話
第1章 お金って何だろう? お金のことを知ってお金に強くなる
第2章 お金と世の中の関係 プライスタグから世界が見える
第3章 君がお金を手にする方法
第4章 働き方が大きく変わる
第5章 稼いだお金を貯めて増やす
第6章 お金と向き合うための覚悟 お金が凶器に変わるとき


【関連記事】

【投資家必読!】『生涯投資家』村上世彰(2017年11月04日)

【お金?】『おカネの教室 僕らがおかしなクラブで学んだ秘密 しごとのわ』高井浩章(2018年07月06日)

【マネー・リテラシー】『外資系金融マンがわが子に教えたい「お金」と「投資」の本当の話』ジョン太郎(2017年02月21日)

【名著再び】『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方2015 知的人生設計のすすめ』橘玲(2014年09月29日)

【投資】『せめて25歳で知りたかった投資の授業』三田紀房,ファイナンシャルアカデミー(2017年01月27日)


【編集後記】

◆本日の「Kindle日替わりセール」から。

はしゃぎながら夢をかなえる世界一簡単な法
はしゃぎながら夢をかなえる世界一簡単な法

まさに今日の本のテーマにも関係する作品。

中古とKindle版のお値段が近いため、送料分弱、Kindle版がお買い得です!


【編集後記2】

◆昨日ご紹介したで人気だったのはこの辺でした(順不同)。

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これからを稼ごう 仮想通貨と未来のお金の話

勝つために戦え! 監督稼業めった斬り (徳間文庫カレッジ)
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アンダー・プロトコル 政財暴一体で600億円稼いだ男の錬金哲学

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理系親子になれる超入門 誰かに教えたくなる宇宙のひみつ

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5秒ルール 最高の結果を出す人がやっている思考・選択・行動50の習慣

よろしければ、ご参考まで!


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Posted by smoothfoxxx at 10:00
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