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2018年09月05日

【コミュ障?】『コミュ障のための聴き方・話し方 人と会っても疲れない』印南敦史


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コミュ障のための聴き方・話し方 人と会っても疲れない


【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、今月の「Kindle月替わりセール」の中でも人気の1冊。

告知の際に気が付かなかったのですが、著者はライティング本や読書術本でおなじみの印南敦史さんでした!

アマゾンの内容紹介から。
若い頃から「コミュ障」を自覚していた著者が、ライターやラジオ番組のパーソナリティーとして、初対面の人の取材を数多くこなせるまでになった「頑張らずにうまくいくノウハウ」を初公開。読めば「これなら自分にもできるかも」と実感するはず!

値引き率が「62%OFF」と高めなこともあり、送料を加算した中古よりも700円弱、お買い得となっています!





Talking... / taiyofj


【ポイント】

■1.コミュ障である自分を認める
 つまり、「自分はコミュ障だ」「コミュ障かもしれない」と感じることそれ自体は、いたって普通のことなのです。
 そしてここが非常に大切なのですが、自分のことをコミュ障だと感じている人は、まずそんな自分を認めるべきです。現状の自分をなんとかしたいと思うのであれば、そこがスタートラインになるからです。このことを、しっかりと頭にとどめておいてください。
 ですからコミュ障であることに負い目を感じている人は、まず次のことを肝に銘じてください。
〇コミュ障であることを自覚する
〇ただし、コミュ障を言い訳にしない
〇コミュ障な自分には足りない部分があることを自覚する
〇むしろ「コミュ障ですから」と開きなおるくらいの勢いを持つ


■2.苦手な人は別の角度から見る
 そこで、もしも苦手な人の話を聞かなければならないことになったら、僕がこの体験から導き出した方法を試してみてはいかがでしょうか? 題して、アナザー・アングル・メソッド、早い話が「別の角度から見る方法」です。
アナザー・アングル・メソッド
1 苦手な相手の話を冷静に聞き、ひとまず苦手な部分もすべて受け止める。
2 想像力を発揮し、相手の「日常」や「若いころのこと」などをイメージしてみる。
 たったこれだけのことですが、繰り返して習慣化することができれば、やがてなんらかの効果につながるはず。


■3.「一流のトーク」を目指さない
 わかりやすくいえば、コミュ障の人には真面目な完璧主義者が多いのです。そして「常に完璧でなくてはいけない」というような余計なことを考えてしまいがちなのです。
 そんな考え方は、「一流でなくてはいけない」という義務感につながっていきます。(中略)
 できもしない自分の能力以上のことをやろうとしても、できるはずがないのは当然の話。でも、余裕を失いながら一流ばかり追い求めている人は、なかなかそこに気づくことができません。
 できなくて当然なのに、「どうして自分はできないんだろう?」と、余計に自信を失ってしまうのです。一流を目指そう、一流であり続けようという焦燥感が、どんどん自分を一流とは逆の方向に追いやってしまうわけです。


■4.一生懸命に話す
 人はどんな話に感動するのでしょうか? それは、「させる感動」ではなく「する感動」です。
 つまり簡単なことです。「自分の言葉」で話せばいいのです。そこに、中途半端なギミックはまったく必要ありません。むしろ、取り繕ったら取り繕ったぶんだけ、その話は不自然でわざとらしいものになるでしょう。言い換えれば、どんどん意に反したものになっていくわけです。
(1)話のうまさは必要なし
(2)下手でも一生懸命に話せば、それが感動に変わることがある
(3)大切なのは、誠実であること
 ポイントがあるとすれば、せいぜいこれくらいでしょうか。
 特に重要なのは(2)です。話がうまい必要なし。下手なりに一生懸命話せば、その姿勢が相手を感動させることがあります。
 だからこそ、「感動させよう」という気持ちは心の中から取り払ってください。


■5.電話の最中に頭に浮かんだことを書く
 試してみていただきたいのは、話の内容と関係ないことでもいいので、瞬間的に頭に思い浮かんだことをペンで書き出すということ。
 相手に対する共感や反論、愚痴などでも、あるいはまったく関係ない言葉でも、点でも線でも落書きでも、思いついたことを書いてみるのです。
 つまり目的は、インプットとして「記録する」ことではなく、アウトプットとして「吐き出す」こと。
 電話中に頭に浮かんだ脈絡のない思いを書き出すことによって、気持ちをリラックスさせるわけです。
 ちなみに、この方法は意外な効果をもたらすこともあります。書きながら聞き、話していると、話の内容をより鮮明に記憶できるのです。
 それを科学的に解説できるだけの知識を僕は持ちませんが、経験的にいうと、その瞬間に書いていたものの映像が、話の内容とリンクするのです。


【感想】

◆コミュ障の方のコミュニケーション本としては、当ブログでは以前、この本を取り上げたことがありました。

なぜ、この人と話をすると楽になるのか
なぜ、この人と話をすると楽になるのか

参考記事:【結構スゴ本!】『なぜ、この人と話をすると楽になるのか』吉田尚記(2015年02月21日)

ただ、この本の著者である吉田さんはアナウンサーですから、たとえコミュ障だとしても、しゃべらないわけにはいきません。

一方、本書の著者である印南さんは、音楽ライターや書評家として有名な方。

てっきり特にしゃべらなくてもいいはずと思っていたら、コミュ障であるにもかかわらず、ラジオ番組のパーソナリティーも務めてらっしゃったのだそうです。

また、書くお仕事でも取材でアーチストの話を聞く必要があったりと、必然的にコミュニケーションシーンは存在した模様。


◆そこで本書では、印南さんの考える「コミュ障なりのコミュニケーション術」を指南。

まずは上記ポイントの1番目にもあるように、「コミュ障」であることを認めるところからスタートするようです。

そこで大事なのがその中にもある「コミュ障を言い訳にしない」。

印南さんいわく
「コミュ障だから仕方がない」はただの言い訳です。「コミュ障から抜け出せる可能性」を自ら放棄していることにほかなりません。
と手厳しいです。

また、上記では割愛していますが、「コミュ障ゆえのプライドが高さ」も、「自信のなさの裏返し」であり、プラスの要素はまったくないとのこと。

思い当たるフシのある方は、心していただければ、と。


◆一方、上記ポイントの2番目に挙げたのが、第2章のサブタイトルでもある「アナザー・アングル・メソッド」。

これは実際に、印南さんが代理店に勤められていた頃、とある会社でのオリエンテーションで「ホワイトボードをバンバン叩きながら訴える」担当者を相手にした際、あみ出したテクニックです。

その担当者を「不器用だけど実はやさしいお父さん」とイメージしたところ、「そこまでイヤな人じゃないな」と感じ始めたのだとか。

するとそれが相手に伝わったのか、絶叫がおさまり、印南さんの話も聞いてくれるようになったのだそうです。

そして印南さんはその後、このメソッドで他にも良い関係を作れた人がいたとのことですから、試してみる価値はあるかも。

……それ以前に「嫌な相手と話す機会」が無い方がいいですがw


◆続く第3章では、下記目次にもあるように「伝え方」のTIPSを紹介されています。

上記ポイントの3番目にあるように、「一流のトーク」、特に「TEDを目指す」なんてもってのほか!

むしろ上記ポイントの4番目の「一生懸命さ」の方が、心を打つものです。

いずれにせよ「感動させよう」などとは思わず、下手なりに精一杯頑張る方が、「コミュ障」の伝え方としては、正解ということ。

ですから、いわゆる「話し方の常識」(「滑舌よく話す」「表情豊かに」「オーバーアクションで」等々)は意識しない方が良いようです。

もちろん、話す前の部分(資料作成等)はしっかりやった上でのお話ですけどね。


自分がコミュ障だと思う方は要チェックで!

B079DL1YSY
コミュ障のための聴き方・話し方 人と会っても疲れない
第1章 コミュ障でなにが悪い?
第2章 地雷を踏まない聴き方のルール
第3章 「自称コミュ障」が身につけたい伝え方
第4章 シチュエーション別アドバイス
第5章 心に刺さったピンの外し方


【関連記事】

【読書術】『遅読家のための読書術――情報洪水でも疲れない「フロー・リーディング」の習慣』印南敦史(2016年03月07日)

【知的生産】『プロ書評家が教える 伝わる文章を書く技術』印南敦史(2014年11月29日)

【ジャーナリング?】『「手で書くこと」が知性を引き出す 心を整え、思考を解き放つ新習慣「ジャーナリング」入門』吉田典生(2017年11月14日)

【結構スゴ本!】『なぜ、この人と話をすると楽になるのか』吉田尚記(2015年02月21日)

【脱・コミュ障?】『戦略思考で鍛える「コミュ力(りょく)」』増沢隆太(2014年09月05日)


【編集後記】

◆本日の「Kindle日替わりセール」から。

新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング できるビジネスシリーズ
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参考記事:【オススメ】『新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング』唐木 元(2015年08月14日)


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Posted by smoothfoxxx at 08:00
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