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2018年08月10日

【予防医学】『健康の結論』堀江貴文 予防医療普及協会


健康の結論
健康の結論


【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、おなじみ成毛眞さんがFacebookでご紹介されていたことから気になって購入した1冊。

成毛さんによると「予防医学の知識が半端ない」という堀江貴文さんが、予防医療普及協会の監修のもと書き上げた作品です。

アマゾンの内容紹介から一部引用。
ホリエモンが医師たちに徹底取材して分かった、人生100年時代に「自分を守る技術」とは?

なお、新刊なのにKindle版は「27%OFF」と激安ですから、私も当然Kindle版で読みました!





AED & Fire Extinguishers, both necessary / Frederick Md Publicity


【ポイント】

■1.人が死にたくなる3つの条件
(1)所属感の減弱
(2)負担感の知覚
(3)自殺潜在能力(詳細は本書を)
 自殺願望があったとしても、行動を起こすのには心理的な高いハードルがある。将来への希望がわずかでもあったり、仕事への責任感や周囲への配慮が歯止めになったりすることもある。そういったものがなくなったとしても、何といっても死に対する恐怖感や自分の体を傷つけることに抵抗感があり、それが人に自殺を思いとどまらせる。
 ところが、前述の3つが揃っていると、死への一線を乗り越えさせ、自殺のリスクが高まる。「ちょっとこの状況が辛いな」と感じたときや、「この人大丈夫だろうか?」と思ったときにはこの3つのポイントを思い起こしてほしい。 そして、3つが揃っているときは、どれか1つでも取り除くよう意識してみてほしい。


■2.心停止は1分経過で約10%助かる確率が下がってしまう
 心停止のほとんどは「心室細動」から始まる。
 心室細動から5〜15秒で意識が消失するが、「心室細動」が始まってすぐにAEDなどを用いて電気ショックをかけ、心臓の元の収縮、元のリズムを取り戻すこと(除細動) ができれば、心停止は防げる。
 心室細動から長い時間が経過するほど、除細動できる可能性は下がる。心室細動の状態が長引くと、脳に酸素が供給されない時間が長くなり、低酸素脳症など脳に後遺症が残る可能性も高くなる。一般に1分経過するごとに約10%、助かる確率が下がってしまう。とにかく時間との勝負なのだ。運よく医師がそばにいる場合は良いが、突然倒れた場合はたまたま見かけた一般の人がAEDを用いることが、心室細動を止める第一の治療法といえる。


■3.大腸がんは検査で早期発見できれば90%以上助かる
 大腸がんのほとんどは「大腸ポリープ(腺腫)」(以下ポリープと呼ぶ) から生まれる。(中略)
 ポリープの多くは便潜血検査(便から腸の出血の有無を調べる)で陽性になり、大腸内視鏡検査をおこなって発見される。ポリープは大腸がんの発生母体になる可能性があるだけでなく、大腸がんになりやすいかどうかを測る指標になる。大阪国際がんセンターの調査によると、ポリープを2個以上持つ人は、持っていない人に比べて7倍も大腸がんになりやすく、摘除しても他の場所に再発するリスクが多いそうだ。
 たとえポリープが見つかったとしても、実際にがん化するには数年かかる。そのため最低でも2年に1度、できれば毎年、便潜血検査を受けておけば手遅れになるようなことはまずないと言ってもいい。便潜血検査が陽性なら、大腸内視鏡検査を受けておけば仮にポリープが見つかったとしても、その場で組織を採取して生検したり、摘除したりできる。大腸がんは毎年定期的に検査さえ受けていれば、早期発見できて90%以上が助かるがんだともいわれているのだ。
 

■4.脳卒中は初期症状を見逃さないこと
 原因はさまざまだが、脳卒中を予防するには、いかに初期症状を見逃さず、早い段階で治療に着手できるかが勝負だ。注意したいのは脳梗塞の場合、「一過性脳虚血発作(TIA)」といって一時的に症状が出て消えることがある。ここで治ったと思ってしまいがちだが、原因となる血管の病変はそのまま残っているので、もっとひどい発作が起こる危険性がある。初期症状をまずは知っているかどうかが、脳卒中予防の鍵になる。一般に脳卒中で見られる初期症状は次の通りだ。
◎脳卒中の疑いがある初期症状
 ・頭痛……突然の激しい頭痛、おう吐をともなうこともある
 ・手足の異常……突然の半身の脱力、しびれ
 ・視野の異常……片目が見えない、視野が半分になる
 ・バランスの異常……バランスが取れずうまく歩けない
 ・言葉の異常……ろれつがまわらない、言いたいことが言えない、書けない。見聞きした言葉が理解できない


■5.性交渉した男女の80%が感染するHPV
 HPVは、性交渉をおこなったことのある男女の約 80%が生涯に一度は感染する、ごくありふれたウイルスである。(中略)
 ただし、感染してもただちにこれらの病気になるわけではない。
 HPVは現在、100種類以上の犒伸瓩発見されているが、その約90%は一過性感染にとどまり、病変を形成するには至らない。がんの原因になるのは高リスク群のHPVであり、長い時間特別な症状もなく潜伏し、持続感染によってやがてがんを引き起こす。
 国内で年間1万人以上の女性が罹患する子宮頸がんに比べれば、頻度は低いものの、すべてのがんのうち、中咽頭がんは0.2%、肛門がんは0.15%、陰茎がんは男性のがんのうち0.5%と、男女を問わずHPVは予防するべき疾病の原因であることに変わりはない。アメリカやカナダなどでは女性のみならず男性へのHPVワクチン接種も推奨されている。感染を予防することでがんにならずに済むし、パートナーへ感染させることも防げるためだ。


【感想】

◆堀江さんが、健康に留意している、という話、特に胃がんを防ぐための「ピロリ菌除去」を推奨していることは、私も知っていました。

本書はその「ピロリ菌除去」等を含む、予防医学全般に関する作品であり、堀江さんのいい意味での「オタク気質」がさく裂しています。

ただし、総括的な話の第1章に続く、個別の論点のスタートである第2章のテーマが「メンタル管理と自殺予防」で、いきなり重い話に。

上記ポイントの1番目はこの第2章からなのですが、堀江さんご自身は「知っていれば、防げる死」を問題視しており、「自殺」もその1つなのだとか。

なお、
自傷や「死にたい」気持ちを経験した人は、10年以内に自殺によって死亡するリスクがそうでない人に比べて数百倍であるということも調査で明らかになっている
そうですから、周りにそういう方がいるようでしたら、ご留意ください。


◆続く第3章では「心停止」がテーマ。

いったん起こってしまった「心停止」の対処法には「119番通報」「心臓マッサージ」「AEDによる電気ショック」とある中、現実的なのは最後のAEDを用いる方法でしょう。

とはいえ、街中のどこにAEDがあるか、知っている人の方が少ないハズ。

「心停止」は、上記ポイントの2番目にあるように、とにかく「時間勝負」ですから、ご自身の会社やご自宅のそばで、どこにあるのか調べておくべき!

ゆくゆくはコンビニに常設し、スマホの位置情報と組み合わせて、カバーできる範囲を広げていくことが期待されるところです。


◆また、第4章では「がん」がテーマですから、上記「ピロリ菌除去」のお話も当然収録済み。

私も堀江さんの影響で以前こんなキットで検査したところ、無事陰性でしたが。

ピロリ菌検査キット(送料無料・自宅で簡単・胃がん予防・採便シート付き・便中抗原定性検査) 精度が高い検便によるピロリ菌検査
ピロリ菌検査キット(送料無料・自宅で簡単・胃がん予防・採便シート付き・便中抗原定性検査) 精度が高い検便によるピロリ菌検査

さらには上記ポイントの3番目の「大腸がん」が、意外と対処しやすいとは知りませんでした(もちろん、キチンと検査していれば、のお話)。

上記のキットの大腸がん版も、新たに試してみるべきか……。

郵送型 大腸がん検査キット2回法 (自宅で検便) 1週間程度で検査結果を報告
郵送型 大腸がん検査キット2回法 (自宅で検便) 1週間程度で検査結果を報告

なお、抗炎症剤である「アスピリン」が、大腸がんの予防に効果があるらしいのですが、これはまだ研究段階だそうなので、割愛しました。


◆一方、検査では分からないのが第5章の「脳卒中」。

ちなみに「脳卒中」が「脳梗塞」「脳出血」「くも膜下出血」の総称だとは、本書を読むまで知りませんでした。

検査で分からない分、初期症状で見抜かないといけないのですが、具体的には上記ポイントの4番目をご参照のこと。

実際、私の隣の事務所の職員さんが「くも膜下出血」で倒れた際には、その数日前から頭痛に悩まされていました。

たまたま3月の確定申告時で忙しかったため、ギリギリまで我慢して病院に行ったら、即、入院&手術になったという……。

私も頭痛持ちではあるので、もしいつもと違うレベルの痛みに襲われたら、躊躇なく病院に行こうと思います。


◆ところで、今回初めて知ったのが、上記ポイントの5番目の「HPV」。

子宮頸がんワクチンの副作用の話等々は、なんとなくは知っていたものの、「HPV」がどんなものであるかは、今まで全く知りませんでした。

かなりデリケートなお話でもあるゆえ、詳しくは本書をお読みいただき、各自ご判断いただければ、と。

また、第7章の「歯周病予防」は、専門家の作品を当ブログでは何冊かご紹介していますので割愛しました。

そして最後の落合陽一さんとの対談は、こちらのNewsPicksの記事から抜粋&加筆修正したものとのことなので、会員の方はそちらでお読みいただけると思います。

【堀江貴文×落合陽一】カレーは相変わらず飲んでるの?


防げる病気に適切に対処するために読むべし!

健康の結論
健康の結論
はじめに 高パフォーマンスで人生100年時代を生きる戦略
第1章 働き方のアップデート法(次世代を生きる)
第2章 生きるモチベーション(メンタル管理と自殺予防)
第3章 命を救う行動力(心臓突然死を防ぐ)
第4章 がんで死なないために(病気予防の考え方)
第5章 脳をクリアに保つ(脳血管疾患を防ぐ)
第6章 いま知っておくべき「HPV」とは?(産婦人科医に聞いた話)
第7章 歯周病予防で全身を守る(日常習慣を変える)
第8章 ホリエモンの予防医療サロン(落合陽一編)
おわりに 予防医療で人生のワンクリックを減らす


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【効果アリ?】『「糖質オフ! 」健康法 主食を抜けば生活習慣病は防げる! 』江部康二(2013年06月27日)


【編集後記】

◆今日スタートしたKindleセールに、こんなものが!?



Amazon.co.jp: 【最大50%OFF】写真撮影テクニック本 売れ筋セール (8/16まで): Kindleストア

写真好きの方は、ぜひチェックしてみて下さい!


ご声援ありがとうございました!

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Posted by smoothfoxxx at 08:00
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