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2018年06月13日

【メンタル】『人前に強くなる技術: 営業、プレゼン、会議、打ち合わせ――“ここぞの場面”で最高の力を発揮する法』森川陽太郎


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人前に強くなる技術: 営業、プレゼン、会議、打ち合わせ――“ここぞの場面”で最高の力を発揮する法 (単行本)


【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、先日の「未読本・気になる本」の記事の中でも人気だった1冊。

実は上記記事の段階で、一番お求めいただいたのは、この本でした。

アマゾンの内容紹介から。
10万人を変えたメンタルトレーナー直伝!営業、プレゼン、会議、打ち合わせ→“ここぞの場面”で最高の力を発揮する法。相手に振り回されない、空気に流されない!「NOを上手に伝える」人が、「会話の主導権」を握る人!

私はもちろん、お得なKindle版で読みました!





presentation audience / hans s


【ポイント】

■1.人前に立ったときの緊張を数値化する
 人前に立ったときの緊張を数値化すると、自分がどれだけ苦しい心理状態で、プレゼンやスピーチといった場面に臨んでいるのかを、客観的に知ることができます。緊張を数値化するときには、「今までで一番緊張した経験」を100とします。
 たとえば、「社長や幹部、上司を含めた20人の前でプレゼンをした」という経験が、今までで一番緊張した経験だったとします。
 それを踏まえて、たとえば、次のように緊張を数値化してみましょう。
▼自分の会社と同規模の取引先、数人の前でのプレゼン……80
▼先輩数人と同僚を含めた20人の前でのプレゼン……85(中略)
 このように人前に立つたびに緊張を数値化していくと、「こんなに緊張していても、自分にはこれだけのことができた」と、自己肯定感を高めることができます。
 自分がどれだけ緊張していたのかを客観的に知ると、意外に自分の結果に自信が持てたりするものなのです。


■2.人前に強くなる「OKライン」
 たとえば、三人の前でプレゼンをする機会があったとしましょう。
 いざ本番に臨む前に、あらかじめ「OKライン」を決めておきます。
「自己紹介だけでもゆっくり話せたらOK」
「最初の5分は参加者の目を見て話せたらOK」
 といった具合に、「ここまでできれば、OK」という基準を設定するのです。
 その基準を達成することができたら、自分に「OK」と言ってあげましょう。
 誰でも「OK」と言われると、気分がよくなりますよね。自信にもつながってきます。なぜかと言えば、「OK」という言葉には、あなたが出した結果を前向きに認める意味が含まれているからです。


■3.目上の人にはお願いせずに要求する
 たとえば、上司に書類を提出し、承認をもらわないと進まない仕事があったとしましょう。
 このとき、目上の人の前に弱い人は、「お願い」してしまいます。
「お時間があるときに、定例会議用の書類にお目通しいただけないでしょうか」
 このように、いつまでに確認してほしいのかをあいまいにしてしまうのです。(中略)  
 一方、目上の人の前に強い人は、
「何のために」「 何をしてほしいか」「 期限はいつまでか」――
 を、具体的に提示します。
「定例会議用の資料を作成しました。木曜日までにご確認いただくことは可能でしょうか」
 この頼み方が「要求」です。
 上司に「要求」をしても失礼ではありません。むしろ上司目線でも、いつまでに何をしてほしいのかがハッキリとわかり助かるものです。あなたにもあなたの仕事の都合があるのですから、遠慮せずにしっかりと伝えるべきなのです。


■4.「自分は不安を感じている」と 口に出す
 不安をごまかしながら取り組む場合と、不安を自覚しながら取り組む場合では、後者のほうが圧倒的にいい結果が出やすいのです。いったい、なぜでしょうか。
 じつは、不安を感じていると自覚することで、  
目の前の物事への集中力を高める ことができる――
 からです。
「自分は不安を感じている」と自覚すれば、不安を感じているなかでどう結果を残すか、という次のステップを考えることができます。頭の中が不安でいっぱいだからこそ、不安を感じたまま結果を出すことに集中できると言えるかもしれません。
 不安を自覚するコツは「自分は不安を感じている」と口に出す こと。
 何度か繰り返し言ってみるといいでしょう。
 最初は恥ずかしいと感じたり、余計な不安を感じたりするかもしれません。ただ、不安を受け入れる――その効果はてきめんです。
 

■5.初対面の人と話すときの「いつもの自分」を知っておく
 初対面の人と話すときは、誰もが緊張するものです。初対面の人と話すときの「いつもの自分」は、緊張していることが普通かもしれません。それがわかれば、緊張していることに慌てるのがおかしい、ということに気づきます。そうすると、人間心理とはおもしろいもので、自然とリラックスしてくるのです。
 初対面の人と話す前は、初対面の人と話すときの「いつもの自分」をイメージするようにしてください。そのイメージが、「緊張している」「口数が少ない」といったネガティブなイメージでもかまいません。
 初対面の人と話すときの「いつもの自分」をきちんと知っておけば、緊張したり、口数が少なくなったりしても、「それはいつものことだ」と、慌てることがなくなっていくからです。


【感想】

◆タイトルにあるように「人前に強く」なりたい方には、うってつけの作品でした。

ただ、「人前」といっても、「大勢の前」だったり「苦手な人の前」だったりシチュエーションはさまざま。

そこで本書の第1章では、まず「大勢の前」(3人以上を前にするケース)での対処法を伝授してくれています。

上記ポイントの1番目はその1つであり、「緊張を数値化」することで「自分が緊張している」ことを認識する、というもの。

これは実際に、著者の森川さんの奥さんである、横峯さくらさんも実践されている(「入れればベスト10に入れるときのパット……100」等)のだそう。

……つい先週の横峯さんの活躍により、森川さんまでニュースで取り上げられたりしていますが。

横峯さくら、米ツアー自己最高2位 メンタルトレーナーの夫がキャディーで"内助の功"|ニフティニュース

実際、横峯さんの好成績の裏に、森川さんのアドバイスもあった模様。


◆一方、「目上の人」に強くなりたい方は、本書の第2章をご覧いただきたく。

全部で7つのTIPSが挙げられているうち、今回は上記ポイントの3番目の「お願いせずに要求する」と4番目の「『自分は不安を感じている』と口に出す」というものを選んでみました。

確かに私自身、若い頃は強く出れなくて、ついつい「お願い」していた記憶が……。

そして「不安を口に出す」というのも、一見、萎縮してしまいそうですが、かえって集中力が高まるとは知りませんでした。

また、この章で割愛した中で触れておきたいのが、「『すみません』と言わない」というTIPSです。

別に悪いことをしたわけでもないのに、「すみません」と口にしてばかりいると、「無意識のうちに自己評価が下がる」のだそう。
最初は数時間からはじめて、3日間を最長とし、少しずつ謝る言葉を使わない時間を増やしましょう。3日間続けられれば、自分がどれだけ必要以上に下手に出ていたか、に気づくはずです。
会社員時代、冗談抜きで「『すみません』の○○サン」と言われていた私に聞かせてやりたい……。


◆続く第3章は「苦手な人」への対処法なのですが、これは「目上の人」とも関連するので割愛。

最後のポイントの5番目は、第4章の「『初対面の人』の前に強くなる」からのTIPSになります。

なるほど初対面だと「それが当たり前」だと思い出せば、緊張したり無口になっても「こんなはずでは」と焦ることもないでしょう。

同じように、割愛したTIPSで「『はじめて取り組む仕事』はできなくて当たり前」というのもありましたが、そう意識することで、ちょっとしたミスに動揺しなくなるとのこと。

何ごとに対しても「完璧」を求める傾向がある方は、意識してみてください。


◆なお、順番が最後になりましたが、上記ポイントの2番目にある「OKライン」の考え方は、本書全体を通じて共通のもの。

実は各章の「相手」に対しても、それぞれ「OKライン」を定めることで、「人前に強くなる」ようになっています。

たとえば上記ポイントの2番目は「大勢の人」に対するものですが、第2章の「目上の人」になら、上記ポイントの3番目に絡めていうと「目上の人に1回でも要求できたらOK」といった次第。

このように正しい「OKライン」を定め、それをクリアしていけば、「人前」に強くなるのも夢ではないと思います。


「人前」が苦手な人なら、要チェックな1冊!

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人前に強くなる技術: 営業、プレゼン、会議、打ち合わせ――“ここぞの場面”で最高の力を発揮する法 (単行本)
1章 「大勢の人」の前に強くなる―小さな「OK」を積み重ねると、絶対の自信が生まれる
2章 「目上の人」の前に強くなる―不安は「受け入れる」と消えていく
3章 「苦手な人」の前に強くなる―「NOの言い方」ひとつで人間関係はうまくいく
4章 「初対面の人」の前に強くなる―第一印象がいい人は「焦らない」「無理しない」
5章 「自分を評価する人」の前に強くなる―「人の視線」「人の期待」を味方にする法


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【オススメ】『「悩むこと」が「楽しいこと」になる本 悩む技術 完全マスター』伊東 明(2013年01月12日)

【オススメ!】『スタンフォードのストレスを力に変える教科書』ケリー・マクゴニガル(2015年10月26日)


【編集後記】

◆記事にはしておりませんが、今月初めにこんなものが発表されておりまして。



Amazonランキング大賞2018上半期

特に「Kindle本」カテゴリーの「ビジネス・自己啓発」には、当ブログでレビューした作品が何冊かある模様……。

このうち幻冬舎さんの作品はちょうどセールをやっているだけに、別途ご紹介しなくては、と思っております。


人気blogランキングご声援ありがとうございました!

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Posted by smoothfoxxx at 08:00
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