スポンサーリンク

2018年04月07日

【英語】『日本人の9割が知らない英語の常識181』キャサリン・A・クラフト


4480071334
日本人の9割が知らない英語の常識181 (ちくま新書)


【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、3月半ばの「未読本・気になる本」の記事にて大人気だった英語本。

まだ書店では、バリバリに平積みで売られている新作です。

アマゾンの内容紹介から。
本書は、日本人の9割が知らないと思われる「英語の常識」について考察したものです。現代日本には英語があふれていますが、英語のネイティブ・スピーカーなら誰でも知っているのに、日本人にはほとんど知られていない「常識」もまた数多く存在します。知っていると役に立つ、嬉しくなる知識が満載!

未だ中古が、定価の倍近くしますから、ここは無難にKindle版で読むのがオススメです!





Studying English with Aitana / uncafelitoalasonce


【ポイント】

■1.「その本なら3冊買ったよ」
× I bought three books.
 日本人はこのように言ってしまいがち。
 この文のどこが問題でしょうか。これだと「異なる3冊の本を購入した」に聞こえてしまいます。
○ I bought three copies of that book.
 同じ本を3冊買ったわけですから、“three copies”としなければなりません。“copy”は同時に印刷(複写・複製)された「(本・雑誌の)1冊」、「(新聞の)1部」、「(CDや版画の)1枚」を意味します。


■2.「(店は)何時までやっていますか?」
× Until what time are you open?

○ How late are you open?
「どれくらい遅くまで開いているのですか?」と尋ねるのです。これがネイティブの発想です。“How late ...?”は、いろんなシチュエーションで使うことができます。


■3.「あの看板には何と書いてあるの?」
× What is written on that sign?

○ What does that sign say?
 ネイティブは「あの標識は何と言っているの?」と発想します。“say”は、看板だけでなく、本、手紙、時計、Tシャツ、メール、ラベルなどを主語にして用いることもできます。


■4.「彼女は私よりも背が高い」
× She is taller than I.

〇 She is taller than me.
 このように目的格を置くのがふつうです。というか、私自身、これ以外の英文を口にするネイティブに会ったことがありません。同じことが“as 〜 as”についてもあてはまります。


■5.「ワイングラスはどこにしまうの?」
× Where should the wine glasses be kept?

○ Where do the wine glasses go?
 ネイティブはこんなふうに言います。
 この“go”は「(しかるべき場所に)置かれる・入れられる・しまわれる」です。場所をあらわす副詞(句)とともに用いられます。疑問詞“where”とともに用いられることが多く、Where does S go?(Sはどこに置く?・Sはどこに入れる?・Sはどこへしまう?)はネイティブが好んで使う表現です。


■6.どちらかというとやりたくない
× I don't want to.
 正しい英語表現ですが、これだと「やりたくない」という気持ちがストレートに伝わってしまいます。家族同士なら許容できるでしょうが、上司や同僚に対して使うと失礼にあたります。
○ I'd rather not.
 日本語の「(むしろ)〜したくないのですが」にあたる控えめな拒絶表現がこれです。こうすれば丁寧さが伝わります。省略をせずに、
◆ I'd rather not do that.  
 と言うこともよくあります。


【感想】

◆ハイライトした部分が多かったので、今回はいつもよりプラスして。

と言っても、そもそも全部で181もの論点が挙げられているのですから、たとえば18個選んでやっと1/10程度。

今回の6つだと約1/30……って、ほとんど「焼け石に水」ですね。

それも、私が個人的に「なるほどねー」と思ったものが中心なので、フツウに英語を学ばれている方からしたら、全部「当たり前」かもしれません。

なお、上記ポイントの例文の頭に「×」と付いているところは、本書では「日本人の英語」という表記が、「〇」と付いているところは「ネイティブの英語」という表記がされていますが、スペースの関係で記号に替えさせてもらいました。


◆ただし、「日本人の英語」の方が必ずしも間違い、というわけではありません。

私が驚いたのは、上記ポイントの4番目の「彼女は私よりも背が高い」で、これは私は中学では「〜than I」と習いました。

というか、テストで「than me」と書いたら、間違いなく「バツ」を食らっていたハズ。

そこであれこれググったところ、もうちょっと詳しく解説されているサイトがあったのですが……。

than I?than me?正しいのはどっち?〈学校英語の問題点〉

これを読む限りでは、やはり「口語体としては"than me"が一般的」なのは間違いないようです。

なお、「同じくらい」の意味である「“as 〜 as”」も「me」を使い、
She is as tall as me.
と言うらしく。


◆もちろん、あからさまな間違い用法も多々。

たとえば上記ポイントの1番目は、私は言い回しを知らなかったので、そのまま間違えそうです。

また、割愛しましたが、「(体調がすぐれず)気分が悪い」は、「I feel bad.」だと誤りで、これは「お気の毒です」とか「残念に思う」という気持ちになるとのこと。

正しくは「I don't feel good.」や「I don't feel well.」になるそうですから、一応ご留意ください。

さらには、和製英語は当たり前ですけど、軒並み全滅。

ドクターストップ、ペーパードライバー、セレクトショップ、ペットボトル等々、ネイティブには通じないようです。

この辺りは、本書の第5章「カタカナ語の不思議」にてご確認ください。


◆一方、通じないことはないのだけど、その言い方はしないだろう、という用例が列挙されているのが、本書の第4章の「マナーの非常識」。

たとえば上記ポイントの6番目は、カドの立たない言い方を指南してくれています。

他にも、お邪魔した家庭でトイレを借りる時は、「Where is the toilet?」とは言わず、「Where is the bathroom?」と言うべし。

というのも、「toilet」という単語は、便器そのものを意味するからなのだとか。

加えて、もうちょっと広い意味での心配りとして、クリスマスに「Merry Christmas!」と言わなくなりつつあるらしく。

というのも、クリスマスは宗教的な意味があるからに他なりません。

では代わりに何というか……については、本書にてご確認をw


実際に「通じる英語」を学ぶために!

4480071334
日本人の9割が知らない英語の常識181 (ちくま新書)
第1章 日本語と英語の発想の違い
第2章 文法の誤解
第3章 語法の勘違い
第4章 マナーの非常識
第5章 カタカナ語の不思議


【関連記事】

【英語学習】『成長したければ、自分より頭のいい人とつきあいなさい』に学ぶ英語学習の心構え5つ(2017年09月25日)

【英語学習】『英語力はメンタルで決まる〜自分が変わる英語学習のコツ26』西田 大(2017年06月19日)

【英語】『一生モノの英語力を身につけるたったひとつの学習法』澤井康佑(2017年03月31日)

【英語】『【新書版】海外経験ゼロでも仕事が忙しくても「英語は1年」でマスターできる』三木雄信(2016年12月29日)

【英語学習】『科学的トレーニングで英語力は伸ばせる!』田浦秀幸(2016年02月06日)


【編集後記】

◆本日の「Kindle日替わりセール」から。

ポジティブ・チェンジ
ポジティブ・チェンジ

おなじみメンタリストDaiGoさんの手による自己啓発書。

中古自体とKindle版のお値段が近いため、送料分弱、Kindle版がお得となります。


人気blogランキングご声援ありがとうございました!

この記事のカテゴリー:「私と100冊の勉強本」へ

「マインドマップ的読書感想文」のトップへ
Posted by smoothfoxxx at 10:00
私と100冊の勉強本このエントリーを含むはてなブックマークYahoo!ブックマークに登録BuzzurlにブックマークBuzzurlにブックマーク

スポンサーリンク