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2017年10月06日

【起業】『本物の大富豪が教える金持ちになるためのすべて』フェリックス・デニス


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本物の大富豪が教える金持ちになるためのすべて


【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、今月の「Kindle月替わりセール」の中でも大人気の「起業本」。

タイトルからは、いわゆる「お金系の自己啓発書」のような印象を受けたのですが、中身はガチな「ビジネス立ち上げ本」でした。

アマゾンの内容紹介から。
欧米で“富の名著”してベストセラー!大富豪本人が教える、一番リアルな「金持ちになる方法」。著者は、イギリス屈指の大富豪フェリックス・デニス。無一文から成り上がった自身の経験から、そのノウハウを包み隠さず記します。「世の中には多くの『金持ちになるための本』があるが、本物の大富豪でなければ、真実を語ることはできない」―そんな著者の信念を元に書かれた、実践的な一冊です。

中古は徐々に値下がりしてきているようですが、今月中であれば、このKindle版が実質400円弱お買い得です!





Product placement / Brett Jordan


【ポイント】

■1.おそれは、行動に移すことで向き合う
 おそれにはどう対処すべきだろうか。本を読んでもどうにもならない。読む本が本書であっても、だ。私にできることは、こういう問題があるよと警告し、対策を提案するところまでだからだ。
 だが経験者の私としては、こう伝えたい。おそれは、行動に移すことで向き合おう。そうすれば、いずれ、手なずけて乗りこなすことができる。(中略) 
 私はこれまでずっと金を稼いできて、自分より優秀な人々が落ちこぼれていくのを見てきた。そうしてわかったのは、「世間に見える形で失敗するかもしれないというおそれ」以上に大きな障壁はないということだ。まちがいない。なにがしかの理由で尻ごみすれば、道は閉ざされ、閉じたままとなる。いつまで経っても始めることができない。金持ちにはなれない。


■2.金があるところに飛びこむ
 起業家の才能があれば、どういう事業でも金が儲けられる。だから金がうなっている領域に突進すればいいのに、私は、紙とインクでできた、あまり儲からない鉱山を掘りつづけ、そのうち、金がしかたなく降ってくるのを待ってしまったわけだ。
 これはとても大事なポイントだ。私は、このことを考えると後悔にさいなまれる。
 金持ちになりたいなら、富が集まりそうな新興産業についてくわしく調べ、金があるところに飛びこむべきだ。そして、そこに集中する。
 コンピューターソフトウェア、テクノロジー、ドットコム・スタートアップ、ケーブルテレビと衛星テレビ、不動産、環境汚染物質の除去、代替エネルギー……どれであっても、雑誌で手にするより多くの富を短い期間で手にできた可能性がある。このいずれについても、私はなにも知らないわけだが、それを言うなら、1967年当時、私は雑誌についてなにも知らなかったのだから同じことだ。


■3.「ねばり強い」と「頑な」のちがい
 いわゆる「自己啓発」本には、ねばり強さが大事という記述が山のように登場する。
 ねばり強さが重要であることに疑問の余地はないし、ねばり強くあるためには意志と活力を総動員する必要がある。
 ただし、頑なであるのとねばり強いのとは違う。頑なというのは、「すべきでない」証拠がたくさんあるのにやめないことを言う。頑なな人は、自分がまちがっていると示されるのが怖いのだ。対して、ねばり強い人とは自分が正しいと信じており、もうすぐそう証明されると考えている。もう少しがんばれば、失敗というベールがはがれ、成功があらわれると。


■4.「すべてを所有するオーナー」になる
 金持ちになるには、「オーナー」にならなければならない。しかも、「すべてを所有するオーナー」になろうとしなければならない。事業の少しでも多くを、できれば100%を所有し、経営権を握ろうと存在のすべてをかけて戦わなければならない。株式が上場されているなど100%の所有が無理な場合は、自分と同じように金持ちになりたいと考えている周囲の人々から嫌われてでも争うことを覚悟しなければならない。これが腐臭に塗れた極意である。
 こういうことは、ふつう『金持ちになる方法』といった本には書かれていないと思う。だが、実際に金持ちになった私の経験として、これはとても重要なことなのだ。


■5.成功しつづけるための行動指針(抜粋)
●金を使ったり贈ったり、貸したり、投資したりしたら、すぐに忘れること
●友だちに貸さない
●個人資産についてアドバイスしてくれる人を雇う
●特に初期は不正に目を光らせる
●社員と友だちになろうとしない
●「なにがなんでも契約すべき」契約などない
●つまらなくなった事業は売ろう
●あなたは他人より金を持っているだけで、他人より頭がいいわけでない点を忘れない

(詳細は本書を)


【感想】

◆本書は結構なページ数(単行本で352ページ)なだけあって、読み応えがありました。

おかげで過去最多レベルでハイライトも引きまくり。

ただし、長くてダレるのではなく、読み始めたら先が知りたくて止まらない感じです。

というのも、上記ポイントではボリュームの関係で抜き出せませんでしたが、著者であるフェリックス・デニスのエピソードが満載だったから。

それも、スケールがやたらとでかかったり、えげつないものだったりと、印象的なものばかりという。


◆たとえば、「金持ちになりたいなら『キャリア』に固執してはならない」というTIPSにあったのが、こんなお話。

1984年、デニスが英国で人気だった音楽雑誌『スマッシュ・ヒッツ』の米国版(『スター・ヒッツ』)を立ち上げた際、一人の編集者がいました。

その男性は、ニューヨークでめきめきと頭角を現し、トップクラスの編集者となったのですが、音楽の道に進みたい、とデニスに告げます。

そしてデニスに「感想を聴きたい」、と持ってきたテープに入っていた中の1つが、この曲だったという。



そう、その男性こそがペット・ショップ・ボーイズのニール・テナント。

私もアルバムを買う程度にはファンだったので、ニールが雑誌編集者上がりだとは知っていたのですが、まさかこんないきさつがあったとはビックリです。


◆また、上記ポイントの4番目にある「『すべてを所有するオーナー』になる」というTIPSに関連したエピソードも、なかなかに衝撃的なものでした。

なんでも、大昔に会社を立ち上げて間もない頃、デニスは自分以外の仕事仲間4人から、自分たちにも株を分け与えてもいいのでは、と提案されたのだそう。

これは、自分たちが会社の要職(デザイナーや編集者等)であることから、反旗を翻されると会社が立ち行かないことを知った上での「捨て身の一撃」。

提案が受け入れられなければ、全員ただちに会社を辞め、ライバル会社を設立するとまで言ってきます。

ただし、要望しているのは株全体の2割であり、引き続きデニスが大株主であることには変わらず、それに応じた給料減額も受け入れる、という譲歩もアリ。

これを受けて、デニスはどうしたか……?



その場で全員クビにしたとのこと。

彼いわく、仕事をしてくれる人々には、業績に応じて「かなりいい給料を払う」ものの、「株だけは1株たりとも渡さない」のだそうです(スゲー)。


◆他にも、欧州のPC雑誌業界をほぼ制圧していた雑誌を、オランダの大手資本に売却した話も痛快でした。

それまで他社から提案があった金額の3倍を持ち出されたものの、さらにその1.5倍の金額を逆提案し、席を蹴って帰ってしまったという(その続きは本書にて)。

加えて買収で言うなら、米国の大手の会社に「株の51%の買収」を提案されたこともありました。

そこでデニスは、当時欧州の最大のライバルであった会社に「共闘」をもちかけます。

いわゆる「敵の敵は味方」ということ。

そこでデニスいわく「金を湯水のように使って」戦うのですが……(こちらも結果は本書にて)。


◆なにやらエピソードの紹介に終始してしまいましたけど、ぶっちゃけ「一起業家の自伝」として読んでも楽しめることウケアイ。

ただし、それだけではない、ということを知らしめるべく、一応上記ポイントでは、できるかぎり「汎用性の高いTIPS」を選んでみました。

そもそも買収や造反の心配をする以前に、まず、ビジネスとして「ある程度の成功」を収める方が、よほど難しいんですよね……。

上記ポイントの2番目にある「金があるところ」で言うなら、今なら「仮想通貨」とか「スマホアプリを活用したビジネス」辺りがそうなのかもしれませんが。

そしてもし、それなりに成果が出たあかつきには、上記ポイントの5番目に従って、成功し続けていただきたく。


起業して成功したい方なら、一読の価値アリ!

B071ZS2Y3W
本物の大富豪が教える金持ちになるためのすべて
知る あなたは金持ちになりうるか?
 第1章 「金持ち」になれるのは「こんな人」だ
 第2章 富を得るためにいま、あなたに足りないもの

準備する 富を生み出す「思考」を身につける
 第3章 野心家ほどつまずく、金持ちになれない元凶
 第4章 「好きなことだけ」やりながら金を稼ぐ秘訣
 第5章 どんな「すごいアイデア」も、あなたを金持ちにはしてくれない
 第6章 成功する「資金調達」のノウハウ
 第7章 モチベーションの保ち方―なかなか成果が出ないときの正しい行動

実行する 一文無しから英国有数の大富豪になった私が、してきたことのすべて
 第8章 「負け組起業家」に共通する「5大敗因」を退けよ!
 第9章 ここに気づけば、あなたも金持ちの仲間入り
 第10章 金持ちになるために「運」はどの程度重要か?
 第11章 どんな無理難題にも「イエス」を引き出す、交渉のコツ
 第12章 「これ」を手放したら絶対、金持ちにはなれない
 第13章 どこまで「他人に任せる」か?
 第14章 新たな成長につながる利益の最適配分法
 第15章 金儲けの副作用―金持ちになる前に、知っておいてほしいこと


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【編集後記】

◆コミックのセールなので、単独記事にはしない予定ですが、こんなのが今日から開始された模様。



Amazon.co.jp: 【まとめ買い20%OFF】Kindleマンガ 2017年売り上げ上位タイトル: Kindleストア

さすがに人気作ばかりですので、気になる方はご確認ください!


人気blogランキングご声援ありがとうございました!

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Posted by smoothfoxxx at 08:00
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