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2017年08月10日

【オススメ】『1440分の使い方 ──成功者たちの時間管理15の秘訣』ケビン・クルーズ


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1440分の使い方 ──成功者たちの時間管理15の秘訣


【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、先日の「未読本・気になる本」の記事でも大人気だった「時間術本」。

ビジネスシーンで時間を作り出す関係で、思いっきり「仕事術本」でもあるのが、当ブログ的にはありがたかったです。

アマゾンの内容紹介から一部引用。
7人の億万長者、13人のオリンピック選手、29人のオールAの学生、そして239人の起業家。計288人への取材から導き出された、時間管理と生産性向上にまつわる15の秘訣を、本書ではより実践しやすい方式とともに紹介する。
「ノートは手書きでとる」「メールは一度しか触らない」「ノーと言う」「日々のテーマを決める」など具体的ノウハウから、「最重要課題の見極め方」「先延ばし癖を克服する極意」「桁外れの利益を得るための思考法」まで15の秘訣が、あなたの人生に輝きを取り戻してくれるだろう。

実は単行本の方は、まだ発売されていない(8月12日の発売)のですが、このKindle版の「66%OFF」という激安設定がいつまで続くかわからないので、値上げされないうちにレビューした次第です!





time managment for kids / woodleywonderworks


【ポイント】

■1.最も重要なタスク(MIT)を見極める
 ミズーリ大学セントルイス校のテレーズ・メイカン教授は、時間管理、生産性、ストレスに関する画期的な調査を行い、それらを特に大きく左右するのは優先順位と仕組み(時間管理に関するテクニックや戦術の実行方法など)の2つであることを発見した。
 簡単に言えば、最も重要なのは、何に専念すべきか、そしてどうやってそれをやり遂げるかが明らかになっていることだ。私の言葉で言い換えると、最も重要なタスクすなわち「MIT(Most Important Task)」を常に把握していることである。(中略)
 目標設定についてはありとあらゆる本が出ているし、私もいずれ1冊書くことになるかもしれないが、目標設定とは要するに、自分にとって最も重要なことを理解し、その達成に目下最大の影響を与えるであろう活動を特定することだ。


■2.タスクはToDoリストではなくスケジュール表に入れる
 大成功を収めた人々は、ToDoリストは作らないものの、スケジュールは厳格に管理している。私は本書を書くために様々な取材や調査を行ったが、そこから特に一貫して感じたのは、本当にやり遂げたいことがあるなら、きちんと予定を立てなくてはならないということだ。(中略)
 タスクはToDoリストではなくスケジュール表に入れる。なんと、たったこれだけのことで心が解き放たれ、ストレスが減り、認知能力が高まる。フロリダ州立大学の研究によれば、ツァイガルニク効果(未完了のタスクによって意識的・無意識的に悩まされる現象)は、タスクを達成するための予定を立てるだけで克服できるという。実際にタスクそのものを終わらせる必要はないのだ。


■3.メールに振り回されない7つのステップ(抜粋)
●3210方式を取り入れる
 メール処理の時間を1日3回(朝・昼・晩)だけにし、携帯電話のタイマーを21分に設定し、その時間内に受信箱のメールを0にするのだ。ゲーム感覚でトライしてみよう。あえて21分という短めの時間を設定しているのは、そのほうが集中力を維持しやすいからだ。
●瞬時に4つのDを適用する
 メールを開くたび即座に、今やる(Do)、人に任せる(Delegate)、あとでやる(Defer)、削除する(Delete)のいずれかの行動を取ろう。 「あとでやる」を選択することは、「ただちにスケジュール表に追加する」と同義である場合がほとんどだ。つまりメールをスケジュール表(ToDoリストではない点に注意!)に文字どおり「移動させる」のである。
●転送やCC、BCCはよく考えてから
 2013年8月9日付のウォール・ストリート・ジャーナル紙の記事によると、ロンドンを拠点とする電力会社インターナショナル・パワーが、メール転送やCCの追加をする前に「もう一度よく考える」よう上級幹部たちに促したところ、たったそれだけで、メール通信量が54%も減少したという。


■4.パレートの法則をとり入れる
 パレートの法則を扱った本章から学ぶべき重要な教訓は何だろうか。それは、電卓を持ってかけずり回り、生活の様々な面において「この場合の80%は?」「20%は?」と実際に計算して回ることではない。
 重要なのはむしろ、桁外れの利益をもたらす少数の物事や活動を見極めるための思考を身につけることだ。そのために、以下のことを心がけよう。
・手っ取り早い方法がないか探す。
・最も重要なことには特別に力を入れ、他は「そこそこ」で妥協するか、一切やらない。
・2、3の分野に絞って卓越したスキルを身につける。すべてに熟達しようとしない。
・自分にとって特に重要な20%の目標や活動がわかれば、働く時間もストレスも減り、もっと幸せになれることを理解する


■5.ハーバードの3つの質問で「断念・委託・再設計」を検討する
 教授たちの指導を実践するために、あなたも先週取り組んだすべての仕事や会議を一覧にし、以下の手順に従おう。
(1)「私や会社にとって、この仕事はどれだけ価値があるか? この仕事を完全にやめたらどんなことが起きるだろうか?」と自問する。
(2)「この仕事は私にしかできない仕事か? 社内外で他にやれる人がいないか?」と自問する。
(3)「もっと手っ取り早いプロセスで同じ成果を上げられないか? もし半分の時間しかなかったら、どうやってこの仕事を終わらせるだろうか?」と自問する。
 断念・委託・再設計の対象とすべき価値の低い仕事を見極めるには、そのためのデータが必要だが、この3つの質問をすることで、そのデータを得られるだろう。


【感想】

◆上記ポイントではスペースの関係で割愛しまくりましたが、とにかくTIPSの多い作品でした。

しかもその内容が、時間管理や仕事術に関するものばかりですから、ハイライトも引きまくり。

おそらく過去最多箇所に引いていると思います。

もちろん、類書に登場しているものもちらほら目につきましたが、これだけ集めたら、それはしょうがないかな、と。

こんなことなら1つ1つを短めにして、もっとたくさん載せるべきだったか、と思う反面、上記ポイントの3番目はむりやり3つ詰め込んでいますけどねw

いや、当初は7つのタイトルだけ挙げていたんですが、「3210方式」とか「4つのD」とか言われても分からないので。

ちなみにタイトルの「1440分」というのは、1日の分数(24時間×60分)なのはお分かりだと思いますが。


◆ところで、本書の特徴というか類書と異なるのが、ほぼすべてのTIPSについて、成功者からのコメントがあること。

直接取材したのか、書籍やメディアから引用したのかは分からないものの、「成功者たちの証言」と題して、各章ごとにコメントが並んでいます。

一応下記目次にもあるように「7人のビリオネア」「13人のオリンピック選手」「239人の起業家」に取材しているので、そこからである可能性は高そうな。

結果、これらのTIPSは「机上の空論」ではなく、実践して成功を収めている人がいることが分かる次第。

また、各章の最後には、その章における学びを「起業家なら」「管理職なら」「フリーランスなら」「学生の場合なら」「専業主婦/夫なら」と、読者ごとに整理してくれています。

つまり本書のTIPSは、一部の成功者だけのものではなく、さまざまな層でも活用しうるということかと。


◆個々の内容について触れているとキリがないのですが、内容紹介や目次にある「ToDoリストをやめる」というのは、読む前から気になっていました。

「タスクを書きださないとは、なんてフリーダムな」と思いきや、むしろ真逆で上記ポイントの2番目にあるように「スケジュールに入れよ」と言われて、さすが成功者は違うな、と(涙目)。

そこまでタイトにスケジューリングするには、作業量やそれをこなす自分のスキルの見積もりが、ある程度正確でないと難しいのではないか、と。

また、上記ポイントの5番目の「断念・委託・再設計」の「委託」に関しては、駆け出し当時のアンソニー・ロビンズの逸話が紹介されていました。

何でもロビンズは、まだ10代で無一文のころから、「雑用をするための人」を雇っていたのだそう。

本書では外部委託の先駆けとなったこの本が紹介されていましたが、この本が出た当時と比較したら、外部に業務委託することは、かなり一般的になったと思います。

「週4時間」だけ働く。
「週4時間」だけ働く。

参考記事:【速報】『なぜ、週4時間働くだけでお金持ちになれるのか?』の拡大アップデート完全版がついに登場した件(2011年01月31日)


◆そのほか割愛した内容として触れておきたいのは、こんなところが……。

 ・重要な項目には1日のうちできるだけ早い時間帯を割り当てる

 ・先延ばし癖を克服するためには「未来の自分と戦う」

 ・適当なところで切り上げる習慣を身につける

 ・常にノートを持ち歩き、何でも書き留める

 ・10分で受信箱を空にする方法

 ・会議は立って(または歩いて)行う

 ・ノーを伝える7つの簡単な方法
 ……etc etc

この辺も気になったら、本書にて直接ご確認ください。


◆なお、本書の第16章では、それまでの「15の秘訣」を一気にまとめた「E-3C方式」なるものが紹介されていますので、本書の内容を圧縮して知りたい方は、リアル書店でこちらをご覧アレ。

ただ、ここまでまとめておきながら、続く第17章では、さらに「時間と生産性にまつわる20のテクニック」が追加されているという。

基本的に細かいTIPSが多いのですが、「仕事の電話をかける場合に事前にメールで予約する」というのは、相手が多忙な人なら、実践する価値はあると思います。

ここまで盛りだくさんな上に、19章〜21章までは、ビリオネアや起業家、オリンピック選手に学ぶ「時間管理の秘訣」が。

さらにとどめは付録2の「時間管理の名言ベスト110」でして、歴史的にも有名な「時間管理に関する名言」が、文字通り110も掲載されています。

……うーん、お腹いっぱいw


これはもう、オススメせざるを得ません!

B074GWMRFC
1440分の使い方 ──成功者たちの時間管理15の秘訣
1.1440の威力
2.適切な優先順位の重要性
3.ToDoリストをやめる
4.先延ばし癖を克服する
5.罪悪感なく5時に退社する方法
6.成功者たちのノート術
7.3210メール術
8.グーグル、アップル、ヴァージンの会議術
9.大成功へと導く小さな一言
10.強力なパレートの法則
11.ハーバードの3つの質問
12.テーマのある毎日
13.「一度しか触らない」ルール
14.朝を変えて、人生を変える
15.すべてはエネルギー次第
16.すべてをまとめたE-3C方式
17.まだまだある!
18.7人のビリオネアに学ぶ時間管理の秘訣
19.13人のオリンピック選手に学ぶ時間管理の秘訣
20.29人のオールAの学生に学ぶ時間管理の秘訣
21.239人の起業家に学ぶ時間管理の秘訣
付録1 あなたの時間管理の特性診断
付録2 時間管理の名言ベスト110


【関連記事】

【時間術】『なぜ一流は「その時間」を作り出せるのか』石田 淳(2015年04月07日)

【時間節約】『「時間がない! 」を卒業する200のアイデア』マイケル・ヘッペル(2012年04月21日)

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【時間管理術】「マニャーナの法則」マーク・フォースター(2009年05月23日)

【速報】『なぜ、週4時間働くだけでお金持ちになれるのか?』の拡大アップデート完全版がついに登場した件(2011年01月31日)


【編集後記】

◆昨日前日ランキングをお送りした「SBクリエイティブキャンペーン」ですが、「50%ポイント還元」とは別に、一部の作品が「50%OFF」になっていたのは、こちらのセールとの絡みでした。



Amazon.co.jp: 【50%OFF】サイエンス・アイ新書10周年 第3弾『夏の『自由研究』 (8/17まで): Kindleストア

どうりで、サイエンス・アイばかり「50%OFF」になっていたワケです罠。

ただし、こちらは17日までですが、「SBクリエイティブキャンペーン」の方は本日限りですから、ダブル適用を狙うなら、今日中にぜひ!


人気blogランキングご声援ありがとうございました!

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Posted by smoothfoxxx at 08:00
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