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2017年03月19日

【コミュニケーション】『誰からも好かれる NHKの話し方』一般財団法人NHK放送研修センター・日本語センター


誰からも好かれる NHKの話し方
誰からも好かれる NHKの話し方



【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、昨日の「春満開!2300タイトル一挙50%OFFフェア」から、やっと手を付けたコミュニケーション本

発売当時、土井英司さんのメルマガでも取り上げられていましたから、ご存知の方も多いと思います。

アマゾンの内容紹介から。
「紅白歌合戦」などでの司会、トーク番組……「老若男女」にわかりやすい話し方が求められるNHKアナウンサー。彼らが研修で徹底的に教えられる話し方の「コツ」をまとめた1冊。雑談から飲み会、聞き方まで使える。

なお、単行本の中古は1000円近くしますから、Kindle版が500円弱お買い得となります!





TV Shows We Used To Watch - World Of Sport 1965-85 / brizzle born and bred


【ポイント】

■1.「相手意識」を常に持ってコミュニケーションをとる
 人は、自分が聞きたいことにしか、耳を傾けてはくれません。話し手が自分のことをわかってもらおうと、どんなに熱弁をふるっても、聞き手が興味をもってくれないかぎりは、右から左へと情報は聞き流されるのがオチです。
 自分が伝えたい内容は、相手は求めていないかもしれない。あるいは受け止め方が違うかもしれない、ということを前提に話をする必要があります。相手はどんな話を求めているか、この話をどう受け止めるだろうか、と想像力を働かせることが大切です。
 相手とコミュニケーションをとるときは、頭の片隅に「相手意識」をつねにもっておきましょう。
 相手意識をもつために、話すときは、「相手はどうだろうか。わかってもらえただろうか」と相手の立場になる。反対に、相手の話を聞くときは、「自分はこう理解したが、相手の意図している内容と一致しているだろうか」と想像する習慣をもつことで、相手意識が少しずつ身についていきます。


■2.メモは固有名詞、数字、キーワードのみで
 メモをとる際は、全部を文字にするのは不可能なので、名詞などのキーワードとなる言葉を書き残します。その際、記号や略語などを活用すると便利です。たとえば、「警察」の場合、ひらがなの「け」を丸で囲めば書くスピードがアップします。
 どの話が重要なのかは、すぐにわからないケースもありますが、聞いている最中に大事なポイントだと思ったら、丸囲みをして目印をつけておくといいでしょう。また、項目ごとに仕分けしながらメモをし、小見出しをつけておければ最高です。話が終わったあと、内容を整理する際に役立ちます。
 なお、数字や固有名詞など正確性が求められる内容は、正確にメモしておくことが大切です。


■3.話の途中で言葉を挟む場合には息を吸った瞬間に
 話が長い人や脱線しがちな人に対して、「もうわかりました。ありがとうございます」と話を半ば無理やり遮ってしまう人もいますが、相手の立場になれば気持ちのいいものではありません。
 こんなときは、相手が息を吸うタイミングで、このように切り出してみてはいかがでしょうか。
(相手が息を吸う)
  ↓
「すみません、先ほどの○○の話が大変おもしろかったので、どんどん興味がわいてきました。少し話をさかのぼってお聞きしてもよろしいですか」
 このような言い方であれば、相手の話が興味深いというメッセージになるので、途中で言葉を挟んでも、あまり悪い気がしないでしょう。ポイントは「もっと聞きたい」という姿勢で、軌道修正をすることです。


■4.どんな短い話でも「話す順番」を考える
 NHKアナウンサーは、はたから見ていると、すらすらとよどみなく話しているように見えますが、瞬時に的確な話が次々と浮かんでいるわけではありません。多くの人に正しく情報を伝えるために、何から話し始めようか、どういう順番で話そうか、本番前に十分に考えてから話しているのです。
 2人で会話をするときは、わからなければ、すぐに聞き返すことが可能です。2人の息が合って会話が弾めば、話題の内容がころころ変わっても問題ありません。
 しかし、人前で話すケースでは、そうはいきません。話の内容がわかりにくいからと質問するのも気が引けますし、話の腰を折ることになってしまうおそれもあります。聞き手に一度「わかりにくい」と思われたら、それ以降まともに話を聞いてもらえません。


■5.会議や打ち合わせは「最初のひと言」が大事
 山田敦子アナウンサーは、「複数の人に何かを伝えるときには、最初のひと言が重要だ」と言います。
「会議や打ち合わせの場では、まず話し手のほうに注目してもらわないと、伝わるものも伝わりません。しゃべっているうちに、だんだんと注目が集まるということは、ないと思ったほうがいい。ざわざわとした状態の中で、なんとなく『それでは、始めます』とスタートすると注目してもらえないので、初めのひと言が肝心です」
 最初のひと言で、注目してもらうには、たとえば、「これから始めます」と言ったあと沈黙する、という方法があります。静かになってこちらに注目が集まるまで待ってから、「今日の議題は……」と切り出すのです。


【感想】

◆タイトルに「NHK」とあり、かつ、事例のほぼすべてが「NHKアナウンサーのもの」であることから、てっきり本書の内容は、まさに「プレゼンスキル」的なものだと思っていました。

しかし実際は、上記ポイントにもあるように「コミュニケーション全般」について。

その辺は、著者である「一般財団法人NHK放送研修センター・日本語センター」が、内部のアナウンサー向けだけでなく、外部の企業や個人に対して、社員のコミュニケーションスキルを高めたり、伝える力を磨く研修・セミナーを行っていることが大きいのだと思います。

実際、下記目次にもあるように「雑談力」や「聞く」といった、純粋な「話し方」以外のテーマの章があるわけで。

そういう意味では本書は、「話し方」を中心とはしていますが、「コミュニケーションスキル全般」について解説した作品と考えていただくと良さそうです。


◆たとえば、上記ポイントの2番目で登場するのは、「話し方」とは直接関係ない「メモの取り方」。

これはNHKアナウンサーが、自ら取材をするからこそ、必要となってくるスキルです。

……アナウンサーって、用意された台本や原稿を読んでいるだけなのかと思ってましたが、違うんですね。

同様に、上記ポイントの3番目の「軌道修正のし方」は、取材もさることながら、NHKの番組中にも活かされているスキルなのだとか。

たとえば、『きょうの料理』を担当する後藤繁榮アナウンサーは、収録中、先生の調理の邪魔をしないよう、「相手の『息』に合わせて質問を挟む」ようにしているそうです。

私たちビジネスパーソンは、話の長い人の対処法として、ぜひ覚えておきたいところかと。


◆また、取材した情報は、その用途に応じて、的確に活用しなくてはなりません。

つまり「話す」前に、それらを吟味・整理する必要があるわけで、たとえば「1分中継」では9割の情報を捨てているのだそう。

その分、上記ポイントの4番目にもあるように、本番前には残った「1割」の情報を十二分に検討しています。

これはもちろん、私たちのスピーチ、プレゼン、挨拶等も同様のこと。

ちなみに、今回は割愛した「『引き出し』にないアドリブは出てこない」というお話では、その場でパッと出たように見えるアドリブも、実は事前に準備していた情報の中から生まれていることが明かされています。

逆に、とっさに気の利いたことが言えない、とアドリブに苦手意識を持っている人は、「準備が足りていない可能性がある」という指摘もありましたので、身に覚えのある方はご留意ください。


◆なお、最後の第7章では「発声のコツ」がテーマ。

ここではアナウンサーならではのTIPSが、いくつか紹介されています。

たとえば、話すときは「4〜5メートル先に人がいるつもり」で、というのは、日頃からぼそぼそと小さい声で話している人は意識したいもの。

また、腹式呼吸の練習方法にも触れられていますから、興味のある方は本書にてご確認ください。

なるほど、「いい声」を出す人は、間違いなく腹式呼吸が身についているそうですから、人前で話す機会があるなら必須ですね。


コミュニケーションスキルを高める1冊!

誰からも好かれる NHKの話し方
誰からも好かれる NHKの話し方

第1章 NHKアナウンサーは「黒子」に徹する―話し方「以前」の3原則
第2章 NHKアナウンサーの「雑談力」―1対1で対話するコツ
第3章 NHKアナウンサーは「聞く」が9割―聞き方のコツ
第4章 NHKアナウンサーは「短く」伝える―わかりやすさのコツ
第5章 NHKアナウンサーは「一人」をイメージして話す―人前で話すコツ
第6章 NHKアナウンサーは「準備がすべて」―プロの事前準備
第7章 NHKアナウンサーの「声」のつくり方―発声のコツ


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【NG5選】『人を怒らせない話し方 46のルール』に学ぶ5つのNG(2016年04月12日)


【編集後記】

◆本日の「Kindle日替わりセール」から。

会社では教えてもらえない 仕事が速い人の手帳・メモのキホン 【会社では教えてもらえないシリーズ】
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上記で「メモ」の話が出たところで、モロにそのテーマの作品が「66%OFF」でのご提供。

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人気blogランキングご声援ありがとうございました!

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Posted by smoothfoxxx at 10:00
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