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2017年03月14日

【勉強法】『世界記憶力グランドマスターが教える 脳にまかせる勉強法』池田義博


世界記憶力グランドマスターが教える 脳にまかせる勉強法
世界記憶力グランドマスターが教える 脳にまかせる勉強法



【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、先日の「未読本・気になる本」の記事でも、かなりの人気だった勉強本

そこでも触れたように、著者の池田義博さんは、今年2月の「記憶力日本選手権」で優勝された方です。

アマゾンの内容紹介から一部引用。
試験、資格、英語、ビジネスほか……記憶力が左右するものなら、なんでも効果抜群!
ある法則にしたがって3回繰り返して読むだけの「3サイクル反復速習法」や記憶の確認と強化を同時に行う「1分間ライティング」、脳の自動編集機能を使った「1分間マッピング」など、記憶競技で生み出した技術を完全に体系化。
時間のない中、早く結果を出したい、そんな人の要望に応えられる勉強法です。

なお私は、ちょっとお得なKindle版をゲットしました!





Memorize on a Strawberry EeePC / Sean's Sugar photos


【ポイント】

■1.声に出して覚えるときは耳栓をする
 さらに、声に出して何かを覚える場合におすすめの方法があります。
 それは「耳栓」をすることです。
 耳栓をしたからといって、まったく音が聞こえなくなるわけではありません。試しに、両耳を手でふさいで何かしゃべってみてください。ちゃんと聞こえますよね。
 ただし、声の聞こえ方がふさいでいないときと違うことに気がついたと思います。
 耳からの音というよりも、振動のように顔の骨を伝わって聞こえませんでしたか。この振動を伴った音声が刺激となって、脳の集中力を高め記憶力をアップさせるのです。
 耳栓も、ウレタン製やスポンジ製などいろいろな種類があるようです。いろいろ試して自分に合うものを見つけてください。


■2.漢字や英語のスペルは「空書」で覚える
 しかし、実際に書いて覚えるよりも手軽にできるおすすめの方法があります。
 それが「空書」です。空書とは指を使って空中に字を書く行為ですが、これが効果的な理由として、書いた字が見えないことが挙げられます。
 字が見えないため、先ほどのそろばん式の暗算ではないですが、すべて書き切るためには、その文字のイメージをキープし続けなければなりません。
 つまり、覚えたかどうかの確認も同時にできるというわけです。
 そして、空書を使って覚えたときのメリットは、アウトプットのときにも表れます。
 なんとなく記憶があやふやな感じがする文字でも書き始めると、まるで手が勝手に動くように書けるときがあります。これは空書をしたときの体感覚を脳が覚えていて、その感覚を手に再現させているために起こる現象です。


■3.広範囲に応用できる「3サイクル反復速習法」
 復習というのは、ある程度忘れかけた頃に行うことにより、初めて記憶を強くする作用があるのです。
 あまり忘却が進んでいない段階で復習しても脳が働く必要がないため、記憶が強化されません。
 そこでその点を改良して、1つの狭い範囲を繰り返すのではなく、次のエリアに進んで少し記憶が薄れてきたときに、1つ前に戻って復習するという形をとることにしました。
 昔の歌に「三歩進んで二歩さがる」という歌詞がありましたが、ここでは「二歩進んで一歩さがる」といったところでしょうか。
 この方法だと、各エリアの学習を3回転して進んでいくことになります。記憶が落ち切ってしまうのを防ぎながら、学習を進めることができるのです。

(詳細は本書を)


■4.勉強中に小腹が空いたらナッツ
 もし、勉強中に血糖値が下がりすぎると集中力は低下します。そこで適度にブドウ糖を補給したいのですが、食べ物の中には血糖値が上がりやすいもの、上がりにくいものが存在します。
 ならば血糖値が上がりにくい、つまり徐々に上がっていく食べ物を探せばよいのです。
 それがアーモンドやクルミ、カシューナッツなどのいわゆるナッツ類です。
 ナッツは糖に変化する物質、炭水化物の量が少なく、タンパク質が多く含まれています。また、ナッツに多く含まれている不飽和脂肪酸は脳が元気に働くための重要な栄養素です。
 私も実際、記憶競技の大会には毎回ナッツを持参していました。
 一度にたくさん食べるのではなく、小腹がすいたと感じたときに少しずつ食べるようにして血糖値の調整をしていました。


■5.「3点フォーカス集中法」で集中力を高める
 やり方は簡単です。メモ帳でもノートでもなんでも構いません。なんなら自分の手でも構わないのですが、そこにペンで点を3つ打つだけです。
 ある程度の間隔で、結ぶと上が頂点の三角形になるような位置に打ってください。そして頂点から時計回りで3つの点に目の焦点を合わせていくのですが、より効果を上げるために、呼吸もタイミングを合わせて行うことにします。
 このときの呼吸は鼻呼吸で、しかも腹式呼吸にしてください。(中略)
 最初の点に焦点を合わせて頭の中でゆっくり3つ数えながら息を吸い、2つ目の点では焦点を合わせて同じく3つ数えているあいだ、今度は息を止め、最後の点に焦点を合わせて、ゆっくり3つ数えながら息を吐く。
 これを数回繰り返すことによって、徐々に集中力が高まっていきます。
 この方法は勉強にはもちろんですが、仕事のプレゼンの前などさまざまなシチュエーションで使えます。


【感想】

◆本書の著者である池田さんの作品は、以前この本をご紹介したことがありました。

記憶力日本一が教える`ライバルに勝つ'記憶術 仕事も勉強も面白いほど成果が出る!
記憶力日本一が教える`ライバルに勝つ'記憶術 仕事も勉強も面白いほど成果が出る!


参考記事:【記憶術】『記憶力日本一が教える"ライバルに勝つ"記憶術 仕事も勉強も面白いほど成果が出る!』池田義博(2016年04月05日)

そちらで、「2013〜2015年、3年連続記憶力日本選手権優勝」とあり、その後どうなったのかと思いきや、2016年は仕事の都合で不参加でしたが、冒頭で触れたように、今年また優勝されたとのこと(スゲー!)。

参考記事:記憶力日本選手権参戦記:記憶力日本一 池田義博の記憶力Hacker

いやもう、名実ともに「記憶力日本一」と言っても過言ではないでしょう。

ちなみに上記の本では、この「記憶力日本選手権」で池田さんが実際に用いた記憶術がいくつも登場(詳細は上記レビューにて)。

それに対し本書では、より受験やビジネスのような、汎用性のある記憶術をテーマにしている印象を受けました。


◆例えば今回初めて登場した、上記ポイントの2番目の「空書」。

実際に紙に書くわけではないゆえ、「文字のイメージをキープし続けなければない」という指摘は、なるほどそうかもしれません。

私自身が漢字を覚えたのがもう大昔なので、記憶が定かではないのですが、覚えたての漢字は試験前に、こうやって覚えたこともあったような、ないような(うろ覚え)。

これは英語のスペルも同様だそうなので、これらを覚える必要のある方は、一度お試しアレ。


◆一方本書のメインとなるTIPSが、上記ポイントの3番目の「3サイクル反復速習法」です。

本書では第2章を丸々費やして、その詳しいやり方を解説。

具体的には、「最初のページのみ連続して2度学習」してから次のページに進み、「次のページを学習後、前のページに戻る」という流れを繰り返します。

ページ数を並べると、
(1)→(1)→(2)→(1)→(2)→(3)→(2)→(3)→(4)→(3)……
といった感じで、1ページにつき、トータルで3回ずつ学習する仕様。

……テキストで書いても分かりにくいかもしれませんが、本書には図も載っていますから、そちらにてご確認を。

いずれにせよ、これで最後まで行ったら、2週目からは後ろに戻らず、スピード重視で回すのだそう。

そして、この「3サイクル反復速習法」の後に行うべきなのが、冒頭の内容紹介にある「1分間ライティング」と「1分間マッピング」なのですが、詳細は本書をご覧ください(ネタバレ自重)。


◆さらに本書の第5章では、当ブログでも人気の「集中法」について指南。

たとえば、上記ポイントの5番目の「3点フォーカス集中法」は、池田さんも実際に取り入れてから、大会での成績が一段とよくなった方法なのだそうです。

また、上記ポイントの4番目のナッツも、「集中力維持のために血糖値を急に上げない」点で有益なよう。

私はナッツを単に糖質制限ダイエットの一環として食べ始めたのですが、ダブルで効果があったんですね(今も食べながら書いていますw)。

グルメな栄養士の プレミアムミックスナッツ 薄塩オイルロースト  250g
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……これ、なぜかプライム対象のバカ高いお店が表示されちゃうんですが、お求めになる方は、「こちらからもご購入いただけます」の方の「食べもんぢから。」さんがオススメです。


◆ただ、池田さんのメインの記憶法の1つは、前作でも触れられていたように、俗にいう「場所法」なのですが、私はこれが全然合わない(というか「できない」)んですよね……。

場所法 - 記憶術 - Wikipedia

ただし本書では、これに「マインドフルネス」をミックスさせたやり方も披露していますので、興味のある方は、本書にてチェックしてみてください。

ほかにも「大喜利力で関係性を見出す」ですとか、「落書きでタグ付けする」、「ゴロ合わせの活用法」等々のお話は、実際に受験する方にとっても見逃せないところかと。

やはり書名にもあるように、「世界記憶力グランドマスター」の肩書は、伊達ではありませんでした。


勉強本好きなら要チェックです!

世界記憶力グランドマスターが教える 脳にまかせる勉強法
世界記憶力グランドマスターが教える 脳にまかせる勉強法

序章 40代半ばで挑戦し、なぜ記憶力日本一になれたのか?
第1章 超ラク! 脳の力をだまし絵のように利用して覚える
第2章 脳にまかせて速く覚える「3サイクル反復速習法」
第3章 脳にまかせて言葉にする「1分間ライティング」
第4章 どんな人でも長時間やる気が継続する方法
第5章 本番で結果を出すための超集中法


【関連記事】

【記憶術】『記憶力日本一が教える"ライバルに勝つ"記憶術 仕事も勉強も面白いほど成果が出る!』池田義博(2016年04月05日)

【記憶術】『世界一の記憶術』に学ぶ達人のワザ7選(2012年02月26日)

【記憶術】『記憶力世界チャンピオンカールステン博士の頭がよくなる勉強法』グンター・カールステン(2010年10月05日)

【記憶術】『ぶっちぎり世界記録保持者の記憶術』に学ぶ「語呂合わせ」の5つのコツ(2010年08月16日)

【語呂合わせ】『マンガでかんたん!暗記丼』が、結構キテる件(2011年12月02日)


【編集後記】

◆勉強絡みで(?)、昨日ムスコのために予約注文した本をご紹介。

日本一楽しい漢字ドリル うんこ漢字ドリル 小学4年生 (うんこかん字ドリルシリーズ)
日本一楽しい漢字ドリル うんこ漢字ドリル 小学4年生 (うんこかん字ドリルシリーズ)


このシリーズ、1年から6年まで全部揃っているというww

内容紹介を見ると、いちいち例文も「う●こ」を絡めているという、まさに男子限定のク●仕様でありますww


人気blogランキングご声援ありがとうございました!

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