スポンサーリンク

2016年08月28日

【お買い得?】『人生が変わる会話術』丘村奈央子


人生が変わる会話術
人生が変わる会話術


【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、アマゾン徘徊中に捕獲した「会話術本」。

上記のKindle版だと、「81%OFF」というお値段だったので、思わず買ってしまいました(上記リンク先もKindle版です)。

アマゾンの内容紹介から一部引用。
本書では、相づち、オウム返し、タイプ分析を使いません。
メラビアンの法則も出てきません。
相手との共通点はがんばって探さなくてOK。
むしろ「違い・謎」に注目します。
でも「相手に寄り添う、共感する」という精神論とは別。
たしかに寄り添う気持ちは大切ですが、それだけではどうすればいいか迷ってしまうのが事実です。
誰でも実践できるよう、どんな行動に移すか具体的な方法を書いています。

今回のKindle版のお値段が、セール価格かどうかは分からないのですが、やはり単行本より、このKindle版をオススメしたいところです。





Conversation / All Kinds of New


【ポイント】

■1.「違い・謎」を見つける
 たとえばAさんは北海道出身、Bさんは沖縄出身であれば、共通点を見つけるのは難しくなります。でも「違い・謎」を探すなら簡単です。地方が違えば、お互いの四季の暮らしは「違い・謎」にあたります。どんな交通機関で東京に来るのか、そんな情報も立派な「違い・謎」です。(中略)
 共通点にこだわらず、違いを見つけて質問をつくる。これが会話の必須メソッドです。お互いに重なっていない部分を話題にするほうが、よっぽど数が多く見つけやすいのです。


■2.時間を区切る
 短くていいので自分で時間を決めます。その間は相手の答えに集中して、聞くことに徹します。10分と決めたら10分間、2分と決めたら2分間、設定した時間内は聞き役になり自分の引き出しを充実させるのだと考えてください。(中略)
 どうしても自分の意見を言いたくなったら、設定した時間のあと話すようにしましょう。聞き手に専念する時間を5分間と決めたら、6分目から自分の話をしてOKです。
 不思議なもので、いつ自分の意見を言えるのかわからないと焦って口を挟みたくなるのですが、「6分目から話せる」と思うと5分間は相手を気持ちよく受け入れられます。


■3.「相手の答えから外れない質問」になる言葉から始める
 また、絶対に「相手の答えから外れない質問」に変換できる便利な言葉もあります。
●それって……
●ということは……
●じゃあ……
 これらの言葉から始めたら、必ず相手の答えを受け止めた文章にしなければおかしくなってしまいます。だから質問化で失敗しません。
 先ほどの朝ご飯の例では「それって毎日早起きしているってことですか」「ということは、どなたか朝ご飯を作っているんですよね」という質問ができます。会話のバトンをすぐ相手に渡せます。


■4.「聞き上手」なときのしぐさを再現する
 人は、演じようとしなくても自然と聞き上手になっている瞬間があります。それは話し手に魅力を感じて「聞きたい」と心から思っているときです。
 このとき皆さんはどんな姿勢になっていますか。また、どんなしぐさをしていますか。
 私の場合、椅子に座っていても上半身が前つんのめりになります。机にひじをついて乗り出して聞いているのです。(中略)
 これを意識して、ときおり会話の途中で再現します。話を聞きながら少し前のめりになったり、アゴを引いて上目遣い気味にしたり、手を打ったりします。そうすると姿勢が会話を助けてくれるのです。


■5.魔法の相づち「あ、そうか。○○なんですね」
「あ、そうか」という言葉には、相手が知っていて私が知らない事柄があり、私が「知らなかったと気づいたシグナル」が含まれます。言われた側は「自分が何かを教えた」と感じます。気持ちはこちらより少し優位に立ちます。
 続く「○○なんですね」という言葉は、相手の中身を咀嚼して、違う言葉で言い換えた部分です。ここでうまく言い換えられていると、相手は「言いたい内容がちゃんと伝わっている」と感じます。意思疎通ができてスッキリします。
 優位感と疎通感。この2つの効果が相まって、「もっと伝えてみよう」と続きを話してくれるのです。


【感想】

◆本書は「会話術」「聞き方」の本の王道とは、少々異なった内容でした。

まず冒頭の内容紹介にもあるように、「相づち、オウム返し、タイプ分析」といった項目が出てきません。

相づちだけは、上記ポイントの5番目に「裏ワザ(?)」が登場しますが、いわゆる話を聞きながら打つ相づちはスルー。

さらに際立っているのが、上記ポイントの1番目にあるように、「共通点」よりむしろ「相違点」に留意している点でしょう。

これは、本書で一貫して主張されているポイントであり、私にとっては一種の「パラダイムシフト」でした。

なるほど、「違い」にフォーカスすれば、質問が作りやすい、という指摘には納得です。


◆もう1点、類書で見た記憶がないのが、上記ポイントの2番目の「時間を区切る」というTIPS。

もちろん、インタビュー等で相手がノリノリになっていたら、無制限に話を聞くのがスジでしょうが、それにしたって延々と聞いていたらストレスが溜まってしまいます。

しかもそれが顔に出たりすれば、相手に察しられて、それまでのいい雰囲気が台無しになることもありそうな。

その点、あらかじめ決まった時間だけ聞く、と割り切ってしまえば気持ちよく聞けそうです。

ちなみに、どうしてもひと言挟みたくなったら、
「私も知っているけど、あなたはどこで知ったの?」
といった具合に、ひと言入れて、すぐ相手に話のバトンを渡してしまえば大丈夫、とのこと。

聞くプロになると、これで1時間2時間のやり取りが可能なのだそうです。


◆また、上記ポイントの4番目の「しぐさを再現する」というTIPSも実践しておきたいところ。

「手を打つ」というと、私の場合、明石家さんまさんの「引き笑いをしながら手を叩く」シーンを思い浮かべますが、あれをやられたら、さぞかし自分の話がウケていると思ってノリノリになりそうです。

ただし、単純にノウハウ本に書いてあるような「うなずき」や「姿勢」を真似ても、付け焼き刃で不自然である、とのこと。

逆に自分のオリジナルのしぐさであれば、ごく自然であり、相手も「聞いているのだな」と思われ安心につながるのだそうです。


◆なお、割愛したTIPSで1つ挙げておきたいのが、「『自分にできないこと』を探す」というもの。

どんな小さいことでも、できるとできないは違います。

自分にできないことができる人に出会ったら、できるコツを聞くチャンス。
「それはどうやるんですか」
「私は苦手なのですが、どうすればうまくいきますか」
これは自分が話し手になった場合を考えるとわかりますが、自分が知っていて相手が知らないことを教えるときは、話が弾むものです。

ゆえに、言葉に詰まったら、積極的に自分にできないことや知らないことを聞くべき、とのこと。

そして聞いた答えに対しては、上記ポイントの5番目にあるように「あ、そうか。○○なんですね」とつなげられたら、さらに話も弾むでしょう。


◆ところで本書は、付箋(Kindleなのでハイライト)を貼った個所は、通常の本と変わらないくらい多かったのですが、単行本のページ数で言うとかなり薄いです。

無駄なイラストやポンチ図がないから仕方がないとはいえ、ぶっちゃけリアルに本書を手に取ったら「これで1555円?」となるのも必至。

逆にKindle版の292円だと、コンテンツと比べたらさすがに安すぎるかと。

ただ、昨日ご紹介したカドカワさんのフェアのように何かのセールだとしたら、特に不自然ではありません。

……そう考えると、今のお値段がいつまで続くのかが問題なのですが。


お求めになるなら、お早めに!

人生が変わる会話術
人生が変わる会話術
第1章 聞き方の基本
第2章 上手な質問のつくり方
第3章 上手な会話の展開パターン
第4章 会話を弾ませる5つの小技
第5章 苦手な人を減らすワザ
第6章 「聞く」ときの落とし穴
第7章 仕事での「聞き上手」


【関連記事】

【51のTIPS】『話すより10倍ラク! 聞く会話術』に学ぶ褒めテク5選(2015年02月10日)

【56の心得】『会話は「聞く」からはじめなさい』上阪 徹(2012年08月29日)

【オーラル・ヒストリー】『「質問力」の教科書』御厨 貴(2011年03月31日)

【これは使える!】「キラークエスチョン」山田玲司(2009年08月19日)

【コミュニケーション】『大人のための会話の全技術』齋藤 孝(2015年05月29日)


【編集後記】

◆本日の「Kindle日替わりセール」から。

[音声DL付]起きてから寝るまで 英語で「7つの習慣」 起きてから寝るまでシリーズ
[音声DL付]起きてから寝るまで 英語で「7つの習慣」 起きてから寝るまでシリーズ

お馴染み『7つの習慣』に関連したフレーズを英語で話す、という作品のよう。

「65%OFF」に「20%ポイント還元」が付いて、送料込み中古よりは500円弱お得になっています。


人気blogランキングご声援ありがとうございました!

この記事のカテゴリー:「コミュニケーション」へ

「マインドマップ的読書感想文」のトップへ
Posted by smoothfoxxx at 10:00
TrackBack(0)コミュニケーションこのエントリーを含むはてなブックマークYahoo!ブックマークに登録BuzzurlにブックマークBuzzurlにブックマーク

スポンサーリンク




この記事へのトラックバックURL


●スパム防止のため、個別記事へのリンクのないトラックバックは受け付けておりません。
●トラックバックは承認後反映されます。
http://trackback.blogsys.jp/livedoor/smoothfoxxx/52230003