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2016年06月17日

【パソコン術】『仕事が速い人ほどマウスを使わない! 超速パソコン仕事術』岡田充弘


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仕事が速い人ほどマウスを使わない! 超速パソコン仕事術


【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、リアル書店で捕獲したITスキル本

先日レビューした『仕事が速い人は「見えないところ」で何をしているのか?』によると、著者の木部さんが「チームに若いメンバーが来たら最初に指示することは、『マウス禁止』」だということを知り、思わず本書を買ってしまいました。

アマゾンの内容紹介から一部引用。
本書で紹介する、数々の「ワザ」は、マウスを使わずPCを操作するための「ショートカットキー」を始め、お使いのパソコンの動作を劇的に速くする「設定」に関する知識、PC内の探し物をなくす「整理術」、必要な情報に最短でたどり着くための「検索技術」など多岐に渡ります。
本書で紹介する「ワザ」を使えば、時間をかけて仕事のスキルや能力を上げなくても、短期間で仕事を劇的に速く終わらせることができるようになります。
なお、本書ではビジネスパーソンの仕事に直接役立つよう、できるかぎり実際の仕事で使えるワザを、それが活用できるビジネスシーンとともに紹介しています。

単行本の在庫が切れそうですが、Kindle版がありますので、ご安心を!





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【ポイント】

■1.キーボードの反応時間を短くする
 じつは、工場出荷時のパソコンは、キー入力をしてから、その命令(カーソルの移動や文字の表示)が画面に反映されるまでの待ち時間が、長く設定されています。この設定のせいで、速く入力しようと思ってもカーソルがついてきてくれず、つい、キーボードを連打してしまうのです。
 こういったイライラの原因は、キーボードの設定を、「入力してから文字が表示されるまでの待ち時間」を短く、「表示の間隔」を速くするよう変更することで解消できます。キーボード操作が劇的にスムーズになり、驚くことでしょう。
 具体的な設定方法は、スタート→コントロールパネル→「キーボード」→「表示までの待ち時間」と「表示の間隔」のボリュームボタンを右端まで移動させて、OKを押せば完了です。


■2.タスクバーからアプリケーションを瞬間起動する
 タスクバーとは、通常、ウィンドウズ画面のいちばん下にある、スタートボタンやアイコンなどが表示されている細長いスペースのことです。
 ここにアイコンを表示させる方法はかんたんで、アプリケーションのショートカットをタスクバーの好きな場所にドラッグ・アンド・ドロップするだけ。
 これを使ってアプリケーションを一発起動させるには2つの方法があります。
 1つは、左から数えた並ぴ順の数字と「Windows」キーとの組み合わせで起動する方法です。
 たとえば、いちばん左に登録したアプリケーションを起動させようと思ったら、「Windows」キーと数字の「1」を同時に押すと瞬時に立ち上がります。
 もう1つは、「左右」キーと「Windows」キーとの組み合わせで選択して起動する方法です。この場合、「Windows」キーと「T」を同時に押し、その後、指を離し「左右」キーで目的のアプリケーションを選んで起動させます。


■3.誤変換した文字をマウスを使わず修正する
 このような場合、多くの人が、はじめから文字を入力しなおすか、変換ミスをした文字をマウスで選択し、「変換」キーを押していると思います。しかし、確定直後であれば、文字を選択することなく再変換ができる方法があります。
 じつは、確定直後に「Ctrl」+「Back Space」を押すと、再変換可能な状態に戻すことができるのです。
 また、再変換する箇所を、選択した範囲のなかから細かく指定することもできます。
 たとえば、前述の方法で長めの文章を再変換可能な状態にした場合、「Shift」を押しながら「左右」キーを押すと、変換箇所の範囲を調整したり、変換箇所を移動させたりすることができるのです。


■4.メモ帳で現在の日時を瞬間表示する
 メモ帳はいたってシンプルなアプリケーションですが、必要最低限の機能は備わっています。なかでも私が気に入っているのが、現在時刻を瞬間表示させる機能です。
 たとえば、メモ帳が開いている状態で「F5」キーを押可と「0:58 2016/02/28」といったように、現在日時が瞬時に入力されます。
 この時刻はWindowsのシステム時計に紐づいているので、パソコンがインターネットにつながってさえいれば、常に正しい時刻が表示されるようになっています。


■5.ブラウザのアドレスバーから瞬時に検索する
ブラウザのアドレスバーを使って検索する時短ワザを紹介しましょう。
 ブラウザを開き.「Alt」 +「D」を押すとアドレスバーにカーソルが移動します。あとはキーワードを入れて、「Enter」を押せば検索結果が表示されます。その際の検索エンジンは、Internet Explorerなら「Bing」、Chromeであれば「Google」が適用されます。この方法であれば、マウスを使うより速く検索することができます。


【感想】

◆本書はタイトルだけ見ると、「マウスを使わないワザ」だけのような印象を受けますが、実際には上記ポイントのように、多岐に渡って、「効率的にパソコンを使う」TIPSが収録されていました。

まずは下記目次にあるように、序章にて「基本設定」を。

上記ポイントの1番目は、当然私も設定変更してみました。

確かに初期設定は右端(「待ち時間:最短」「表示の間隔:最速」)になっていなかったので、指示通り右端に変更。

ハッキリと体感するほどではないのですが、おそらく気が付かないレベルでは、操作が速く反映されているのだと思います。

なお、その他の設定としては、「サウンドをオフにする」というのも変更済み。

他にも「無駄な視覚効果を省く」というのを全部設定変更したら、ツールバーやらタブが、ものすごく昔のパソコンのように表示されてしまって違和感がww

おそらくその分、動きは速くなっているのでしょうけど、慣れるまで少々時間がかかりそうです。


◆続く第1章が、その「マウスレス」のお話。

ここでは、上記ポイントの2番目の「タスクバーからのアプリケーションを起動」を、実際に今やって、ブラウザを立ち上げております。

ちなみに2つあるやり方の使い分けとしては、タスクバーに10個超のアイコンがある場合や、複数のファイルやフォルダーが開いている場合は、「Windows」キーと「T」キーの組み合せになる模様。

私はツールバーにそれほどアイコンを置いていないので、もっぱら数字キーとの組み合わせのみで行っておりますが。

他には、カフェ等でパソコンを使われる方は、「Windows」キーと「L」キーの組み合わせによる「画面ロック」も便利そうです。

私は勘違いしていたのですが、「画面ロック」というのは、単に画面が固定されるのではなく、パスワードを入力する画面が表示されるものなので、覗かれる心配もありませぬ。


◆そして上記ポイントの3番目の「誤変換の修正」は、第2章の「文書作成編」からでした。

いや、これができるのを前から知っていたら、どんだけ助かったか、という(遠い目)。

他にも、お約束の「辞書登録」や「置換機能」の解説もアリ。

前者は類書にも数多く紹介されていますし、後者は引用部分をペン型スキャナーで抜き出している私には、一括修正のキモとなっております。

ただし、この章にあるのは、基本的にはWindowsの日本語入力ソフトであるIMEのワザらしいので、他の入力ソフトをお使いの場合どうなるかについては、ちょっと分からないのですが(すいません)。


◆一方、第3章以降は、個別のソフト篇です。

順番に第3章からエクセル、ワード、PDF(Acrobat)の「時短ワザ」なのですが、エクセルはエクセルのみの本を沢山ご紹介していますので、今回は割愛。

ワードはソフト自体ほとんど起動することもないので、やはり割愛させていただきました。

さらにAcrobatに至っては、アドビのリーダーは無料なので持っていても、Acrobat自体は持っていませんので、「あれば、こんなに便利なのか」と思ったという(涙目)。

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Adobe Acrobat Standard DC(新製品) 2015 Windows版

……私は、当分いいかなw(値段を見て)

また、ちょっと飛んで、第8章の「メール術」は、Outlookの時短ワザなのですが、私はパソコンの使い始めからウェブメーラーでして、Outlookを使った事がないという(ダメじゃん)。


◆本書のアマゾンのレビューで星4つを付けた方が、「詳しい人には当たり前の情報かもしれませんが、私レベルだととても助かります」と書かれており、私も同感です。

詳しい方には本書は不要でしょうから、正直なところ、その評価は「その人のレベル次第」だと思われ。

また、私のように使うソフトが極端(?)だと、内容の半分近くが利用できない可能性もあります。

それでも基本設定を中心とした部分は、一度やってしまえば、それでOKですし、先ほどの「誤変換」や上記ポイントの5番目の「アドレスバーから即検索」は、今後活躍してくれそうな。

いずれにせよ、元を取ろうと思えば、余裕で取れる1冊です。


「仕事の速さ」は「パソコン操作」で実現すべし!

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仕事が速い人ほどマウスを使わない! 超速パソコン仕事術
序章 ストレスがゼロになる! あなたのパソコンが驚くほど速くなる基本設定・メンテナンス編
第1章 マウスを使わず仕事を10倍速くする! 作業効率化編
第2章 文字入力が驚くほどラクになる! 文書作成編
第3章 苦手な人でもすぐ使える! エクセル時短ワザ編
第4章 ミスやムダがゼロになる! ワード時短ワザ編
第5章 意外と知らない!? PDF便利ワザ編
第6章 パソコン内の探し物がなくなる! フォルダ・ファイルの整理編
第7章 最速で必要な情報を見つけ出す! 情報検索編
第8章 知らないと損をする! 超速メール術編


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【3秒?】「たった3秒のパソコン術」中山真敬(2008年05月03日)


【編集後記】

◆本日の「Kindle日替わりセール」から。

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Posted by smoothfoxxx at 09:00
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