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2016年06月15日

【健康】『「稼げる男」は食事が9割』森 拓郎


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「稼げる男」は食事が9割


【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、先日の「未読本・気になる本」の記事にて取り上げた、健康本

著者の森 拓郎さんは、フィットネストレーナーでありながら、むしろ食事療法に関する著作を多く出されている方です。

アマゾンの内容紹介から。
食事を変えると、集中力が上がりミスが減る、残業が無くなる、疲れにくくなり眠くならない、ストレスが無くなる、体が締まりカッコよくなる、仕事が楽しくなる。体のマネジメントには仕事と同じように「成功法則」がある。ハイパフォーマンスを発揮するために正しい食事の知識を手に入れろ!ベストセラー『ダイエットは運動1割、食事9割』の著者が初めてビジネスマンのために書いた「稼げる男」になるための食習慣。

なお、お買い得なKindle版も発売中です!





Too many croissants yesterday... / Franck Mahon


【ポイント】

■1.生活習慣と所得には強い相関関係がある
 この調査(「平成26年国民健康・栄養調査結果の概要」)では、世帯の所得別(200万円未満、200万円以上〜600万円未満、600万円以上)に、その家族の生活習慣(食生活、運動、喫煙、飲酒、睡眠、健診、体型、歯の本数)の状況を比較しています。
 この統計で面白いのが、世帯の所得別の穀類(ごはん、パン、うどん、中華そば、甘いお菓子など)と肉類(牛・豚・鶏肉、魚類など)、野菜の摂取量の比較です。
 所得が200万円未満の世帯の男性では、穀類が1日535.1g、肉類が101.7g、野菜が253.6gなのに対して、600万円以上の世帯の男性では、穀類が494.1g、肉類が122.Og、野菜力322.3gでした。
 食べている食品から読み取れることは、所得が低い世帯の男性に比べて所得の高い世帯の男性の方が、ごはんやパンといった主食が少なく、肉類を食べているということです。


■2.運動の厄介なところは達成感が味わえること
運動してもそれほどエネルギーを消費しないにもかかわらず、「俺は5kmも走ったぞ」「今日も合計1時間、ウォーキングできた。俺って偉い」という達成感がわき上がってきやすいのです。そんな自分へのご褒美として食べものや飲みものをあげたくなったり、いつもより多く食べてしまったりしがちになります。
 時速8kmで30分、ウォーキングなら1時間歩いて消費できるエネルギーは約200kmlなのに、ご褒美に菓子パン1個を食べてしまったら軽く400kmlのエネルギーを摂ってしまうことになり、差し引き200kmlオーバーという結果になってしまいます。


■3.卵を1日3個食べる
 肉を中心に食べることをおすすめしてはいますが、さすがに毎食のコストの面を考えれば、なかなかそれをすんなり実行できる人は多くないかもしれません。それを上手く解決してくれるのが卵の役割です。
 栄養のバランスやコストの面を考えれば、卵はとても優秀な食材です。
 卵はいわば1つの生命の固まりですから、タンパク質の質を表すアミノ酸スコアが完璧な割合で入っており、そしてビタミンC以外の全ての栄養素を満遍なく含むスーパーフードなのです。
 それが、どこでも安くて気軽に手に入るのですから、これを使わない手はありません。
 私は最低でも1日3個は卵を食べるようにしましょうとお伝えしているのですが、糖質を控えるようにすると意外と簡単なボーダーであることは、やっていただければ実感するかと思います。


■4.PFC比は3:4:3で考える
 厚生労働省と農林水産省が推奨する「日本人の食事摂取基準(2015年版)」では、理想的なPFC比はクンパク質13〜20%、脂質20〜30%、糖質50〜65%としています。この数字の栄養学的な根拠は特に示されておらず、あくまで基準値として、生活習慣に応じて柔軟に対応する旨が記載されています。(中略)
 一般的な平均値を目指すのではなく、パフォーマンスアップして稼げる男になるための「森拓郎式代謝アップ食」では、より高栄養な食事を目指すために、カロリーべースでいうと、タンパク質30%、脂質40%、糖質30%の「高タンパク質・高脂質・低糖質」を提案しています。そしてもちろん、この栄養バランスだけでなく、何の食べ物からどの栄養素を摂取するかも重要視しています。


■5.日本人に多い内臓脂肪型肥満
 私は、よくサウナに入るために一般的な銭湯を利用することがありますが、ここで見る光景こそ日本人の平均的な体型でしょう。
 利用者の多くは30歳以上で、平均でいうと50歳前後といったところです。先ほどの統計の中心部にあたるような中年男性が中心なのですが、彼らの裸体を見ていて思うことがあります。
 それは、手足が異様に細いにもかかわらず、お腹だけがポッコリ出ているタイプが多いということです。これは、典型的な筋力低下による代謝の低下と、糖質過多による内臓脂肪型の肥満になりかけている状態です。
 しかし、肥満というほどの人は意外と少なく、体重はさほど多くないが、お腹だけが少し出ているという体型なのです。私はこの状況を見て、先に出てきたように日本人にやせ型の糖尿病が多いのもうなずけると思っています。


【感想】

◆冒頭で、本書の著者である森さんについて「フィットネストレーナーでありながら、むしろ食事療法に関する著作を多く出されている」と書きましたが、まさに本書もその中の1つ。

「『稼げる男』は食事が9割」かどうかは別として、運動に関する言及はほとんどありません。

それどころかむしろ上記ポイントの2番目にあるように、「運動する」ことによって、かえって肥満になる可能性もあるわけです。

実際、食べるものを変えずに肥満を解消しようとするとかなり大変で、本書では森さんのお知り合いの「元体育会系」の男性は、メタボ解消にランニングを始めたのですが、痩せてから体型を維持するために、「月間350km」(!?)走っているのだそう。


◆ゆえに、そこまで運動できない人(普通は皆そうですw)が手に付けるべきは、「食生活の改善」。

本書でも昨今のメインストリームとも言える、「糖質制限」が主張されています。

ただし、単なる「ダイエット本」とは違い、本書では「稼ぐ」ことを意識しているためか、上記ポイントの4番目のように「糖質を減らす」のもさることながら、むしろ「タンパク質の積極的な摂取」を推奨。

具体的には「脂質」も一緒に摂れる「肉」がオススメなのですが、手間やコストを考えると、上記ポイントの3番目のように「卵」が理想的なようです。

ちなみに「卵は1日1個まで」と昔から言われていたのは、1日のコレステロール摂取基準ゆえだったのですが、現在それは撤廃されているとのこと(知らなんだ)。

【健康の指針】食事コレステロールもう気にしなくていい? 「血中濃度と無関係」 厚労省は抑制目標値「撤廃」(1/3ページ) - 産経ニュース


◆また、もう1つ意識しなくてはならないのが「脂質」です。

糖質を減らす分、動物性食品を増やさなければならないのですが、その際、ササミやムネ肉などの低脂肪なものを選ばずに、「脂質がリッチなサーロインステーキやカルビ、鶏皮やホルモンもしっかり食べなくてはならない」のだとか。

それが難しければ、チーズがオススメ、ということで、私も間食としてよくチーズを食べております。

とはいえ、「脂質が大事」といっても、揚げ物などの油は避けるベシ。

実はサラダのドレッシングも脂質としては良くないらしいので、極力少なめに使う必要があるようです。

なお、チーズとともに薦められていたナッツに関しては、相変わらずコレを小腹がすいたら食べておりますが。

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グルメな栄養士の プレミアムミックスナッツ 薄塩オイルロースト  250g

1回につき8袋ずつ注文しているので、もうすぐ100袋突破(アフォww


◆ちなみに、よくある糖質制限のパターンとして、「野菜をたくさん食べる」というものもありますが、これでは「タンパク質」も「脂質」も取れません。

「1日分の野菜が摂れる野菜たっぷりラーメン」の中身が、栄養価の低いもやしとキャベツばかりではダメ、と本書ではハッキリ指摘されています。

……って、丁度昨日、某ラーメンチェーン店で、麺なしの「野菜たっぷりスープ」なるものを食べたのですが、そのまんまじゃないですか!

順番としては、栄養価の高い動物性食品を十分に摂ったら、それでは補いきれないビタミンやミネラルを摂取するために、豆類や緑黄色野菜や海草類で補完するのが正しい、とのこと。

私のような「サラダ至上主義」の方は、本書を読んで考えを改めて頂きたいところです。


正しく食べて、ハイパフォーマンスを目指すために!

404601542X
「稼げる男」は食事が9割
第1章 “稼げる男”は“食事”のセルフコントロールができている
第2章 “ごはん好き”はいざというときに踏ん張れない!
第3章 稼げる男の栄養摂取法
第4章 一挙解決パフォーマンスをアップする処方箋


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【コンディション】『一流の人はなぜそこまで、コンディションにこだわるのか?~仕事力を常に120%引き出すカラダ習慣~』上野啓樹,俣野成敏(2014年11月14日)


【編集後記】

◆本日の「Kindle日替わりセール」から。

B008YOHMCS
Think Simple ―アップルを生みだす熱狂的哲学

中古が結構値崩れしているものの、「20%ポイント還元」と送料加味すると、Kindle版の方がお得な1冊です。


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Posted by smoothfoxxx at 09:00
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