スポンサーリンク

2016年05月16日

【勉強法】『東大卒・弁護士がコッソリやった 倍速×記憶勉強法』上野 潤


東大卒・弁護士がコッソリやった 倍速×記憶勉強法 (Asuka business & language book)
東大卒・弁護士がコッソリやった 倍速×記憶勉強法 (Asuka business & language book)


【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、先日の「未読本・気になる本」の記事でも人気だった勉強本

著者の上野 潤さんは、北大卒業後、東大大学院、北大法科大学院を経て司法試験に合格された、という方です。

アマゾンの内容紹介から。
資格試験を取って転職したい、独立したい。
スキルをみがいて昇給したい、昇進したい。
そうは思っても、時間はないし、続かない。
そんな人のために、効率がよく、必ず身につく勉強法を紹介する。

勉強本好きの私ではありますが、ITネタが「弱点」ゆえ、本書のアプリ紹介等は勉強になりました!






study hard / Ohfoohy


【ポイント】

■1.模試の直後に勉強する
 模擬試験の直後、あたなの脳は「あの問題解けなかったな。どうしてだろう」「あの定義は何だったっけ?」と、勉強が足りていなかった部分をいつも以上に意識し、また知りたいと思っているのです。
 脳は、知りたい情報であればいくらでも吸収してくれます。模擬試験を受けた直後というのは、脳にとってまさに理想の勉強時間。この瞬間を逃すなんてもったいなさすぎます。
 もし、その疑問を明日に持ち越してしまったらどうなるでしょう。
 気まぐれな脳は、昨日のモヤモヤ感などすっかり忘れてしまっているに違いありません。「鉄は熱いうちに打て」ということですね。


■2.取捨選択して参考書をノート化する
 まず参考書を読み、内容を十分に理解します。そして、自分がターゲットとしている試験の出題範囲との関係で、自分にとって必要な記載と不必要な記載に頭の中で区分けします。これができたら、一定のルールにしたがって、必要な記載と不必要な記載とを視覚的に区分けしていきます。
 ルールは、自分さえ分かりやすければ、どのようなものでも構いません。一応参考として、私が決めているルールを列挙してみます。
ルール(1):1べージまるまる不必要の場合はぺージ全体にバツ印
ルール(2):1ぺージの中で必要な記載が半分以上あれば、不必要な記載部分を四角で囲って、四角部分にバツ印
ルール(3):1べージの中で必要な記載が半分未満であれば、必要な記載部分だけを四角で囲う


■3.余白がなくなったら付箋で増設
 余白をノート代わりにして必要な情報を書き込んでいくと、そのうち手書きのメモでいっばいになってしまい、余白がなくなってしまいます。それでもまだ書き足したいことが出てきたときは、どうすればいいでしょうか。
 私は、書き込みたい場所に付筆を貼って、そこに必要なことを書き込むようにしています。パソコンのメモリを増設するようなものです。とにかく、参考書をノート化すると決めたら、その他にはノートを作らないでください。


■4.倍速で聴いて時間を節約する
 倍速聴取記憶法の最大のメリットは、なんといっても時間を節約できることです。ポータブルオーディオプレーヤーやスマートフォンを使って、ターゲットとなる勉強テキストを録音しておけば、いつでもどこでもこれを再生して勉強することができるのです。(中略)
 さらに、通常の速度ではなく、「倍速」で再生することによって、本来20分かけて聴かなければならないはずの勉強テキストを、たったの10分で聴き終えることができます。
 このように、スキマ時間を無駄なく活用し、かつ通常の2倍の速度でテキストを流すことから、二重の意味で時間の節約となるのです。


■5.できた問題は学習対象から外していく
 暗記カードを使っていて、一番もったいないのは、もうすでに十分理解して記憶している問題を何度も繰り返し勉強することです。完全に理解して記憶した問題については、どんどん学習対象から除いていき、理解・記憶が十分でない問題にたっぷり時間を使って学習する必要があります。
 そのために、私は暗記カードの右上端に3つのチェックボックスを設けるようにしています。そして、正解したときは右端のボックスに鉛筆でチェックを記入します。(中略)
 こうして何周も暗記カードを使って勉強し、遂に3つのボックスがすべてチェックで埋ったら、その問題をホルダーから外し、既習カードとして、別のホルダーにまとめていきます。これを、すべての暗記カードが既習カードに移動するまで続けていくのです。


【感想】

◆本書の特徴はいくつかあるのですが、まず第1章では、その1つである「脳の特性を活かす」ということにフォーカスしています。

上記ポイントの1番目も、この第1章から。

授業の終わった直後に、数分でもいいから復習をする、というTIPSはよくありますが、それを模擬試験にまで適用するのは、あまり見ないかも。

ただし理論的には確かにそうでしょうし、特に本番直前であれば、本試験に直結しそうです。

……実際の本試験直後に気になるところを見直しても、来年まで覚えているかは微妙ですがw


◆一方、本書の別の特徴でありながら、今回丸ごとカットしてしまったのが、第3章の「ノート活用術」でした。

ここではノート作りのノウハウを伝授してくれているのですが、私が読んできた資格試験の勉強本の多くは、「ノートを作ること」を否定しています。

それ以前にノートを作ること自体、「勉強ではなく作業」というスタンスの著者さんが大多数であり、私自身も受験生時代は「間違いノート」しか作りませんでした。

ただ、ノート作りによって受験に成功している方もいらっしゃいますし、人によって「見て覚えるか、読んで覚えるか」の違いもあるでしょうから、「書いて覚える派」の方は、本書で励まされるかもしれません。

なお第4章では、こちら側に歩み寄って(?)、「参考書をノート代わりにする」方法について言及されていますので、「あくまでノートは作らない派」の方もご安心をw

ちなみに上記ポイントの2番目と3番目は、この第4章から抜き出したものです。


◆そして本書の一番の特徴と言えるのが、第5章で解説されている「倍速聴取記憶法」でしょう。

これはその名の通り、倍速で音声教材を聞く勉強法であり、確かに倍速で教材を回せば、上記ポイントの4番目のように「時間の節約」にはなります。

ただ、この勉強法の他のメリットとして「右脳の活性化」を挙げているのは、いかがなものかな、と。

たとえば雑誌の広告等で、「●倍速で聴いて右脳の活性化」みたいなフレーズを見かけることもありますが、実際問題として、それで勉強に役立つ右脳が発達したか、というとエビデンスレベルではまだないと思います。

私もこのブログを始める前に、勉強法のブログを運営していて、色々な方にこうした「倍速で聴くことによる時間節約以外の効能」を聞いてみたのですが、誰一人としてポジティブなお答えはくれなかったという。

とはいえ、時間節約だけでも、忙しい社会人受験生にとってはありがたいものですし、私が苦労していた15年以上前とくらべたら、数段簡単にできる(私の頃はカセットテープレコーダーで、通常速度は変えられなかった)のですから、この倍速で聴く勉強法は、ぜひともお試し頂きたいところです。


◆さて、こうしたITの活用について触れられているのが、本書の第7章。

ここでは、「倍速聴取記憶法」に使うためのアプリや、暗記カードアプリ等を紹介してくれています。

ちなみに倍速用のアプリでおすすめされていたのがコレなんですが……。

Voice&VideoRecorder (OresundLite ) 〜 最高の音質で録音しようを App Store で

       ノ L____
       ⌒ \ / \
      / (○) (○)\
     /    (__人__)   \    android版がないお!!
     |       |::::::|     |     
     \       l;;;;;;l    /l!| !
     /     `ー’    \ |i
   /          ヽ !l ヽi
   (   丶- 、       しE |そ  ドンッ!!
    `ー、_ノ       堯l、E ノ <
               レYVヽl


実際の話、ボイスレコーダーで倍速機能が付いているヤツでもいいんじゃないかとは思いますw

ざっと見た感じ、このシリーズは倍速機能が付いている模様。

B00HVMFGEU
OLYMPUS ICレコーダー VoiceTrek 4GB リニアPCM対応 MicroSD対応 WHT ホワイト V-822

また、その他のアプリについては、本書にてご確認を(一応ネタバレ自重)。


社会人受験生は、利用できるものは何でも利用すべし!

東大卒・弁護士がコッソリやった 倍速×記憶勉強法 (Asuka business & language book)
東大卒・弁護士がコッソリやった 倍速×記憶勉強法 (Asuka business & language book)
第1章 効果的な勉強をするために「脳」へ働きかけること
第2章 忙しくても勉強できる「スキマ時間」の作り方
第3章 理解を促進するための「ノート活用術」
第4章 ノートの代わりにする「マイ参考書」の作り方
第5章 目より耳が効率的「倍速聴取記憶法」
第6章 単語を覚えるだけではない「暗記カード」活用法
第7章 「アプリ・ソフト」を利用してみよう
第8章 覚えやすく、忘れない「ドッキング記憶法」
第9章 三日坊主にならない「モチベーション」の保ち方
第10章 こんな勉強法もあり! ?
付 録 司法試験と法律について


【関連記事】

『医学で合格る勉強法』が想像以上に凄い件について(2016年04月30日)

【資格を活かす!】『10年後に生き残る最強の勉強術』鈴木秀明(2016年04月09日)

【勉強法】『ハーバード×MBA×医師 目標を次々に達成する人の最強の勉強法』猪俣武範(2016年02月12日)

【勉強法】『勉強の技術 すべての努力を成果に変える科学的学習の極意』児玉光雄(2015年11月25日)

【勉強法】『東大首席弁護士が実践! 誰でもできる<完全独学>勉強術』山口真由(2014年12月23日)


【編集後記】

◆本日の「Kindle日替わりセール」から。

普通のダンナがなぜ見つからない?
普通のダンナがなぜ見つからない?


基本的に女性向けの本なのですが、婚活に励む男性の方読んでも得るところはあると思います。

ちなみに著者の西口さんは、元戦略コンサルタントであり、本が出た当時は、結婚情報サービス大手である株式会社オーネットのマーケティング部長だった方。

下記レビューをお読み頂いた上で、ご検討ください。

参考記事:【勝間塾推奨?】『普通のダンナがなぜ見つからない?』西口 敦(2011年07月09日)


人気blogランキングご声援ありがとうございました!

この記事のカテゴリー:「私と100冊の勉強本」へ

「マインドマップ的読書感想文」のトップへ
Posted by smoothfoxxx at 09:00
TrackBack(0)私と100冊の勉強本このエントリーを含むはてなブックマークYahoo!ブックマークに登録BuzzurlにブックマークBuzzurlにブックマーク

スポンサーリンク




この記事へのトラックバックURL


●スパム防止のため、個別記事へのリンクのないトラックバックは受け付けておりません。
●トラックバックは承認後反映されます。
http://trackback.blogsys.jp/livedoor/smoothfoxxx/52218331