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2016年04月27日

【働き方】『社会人1年目からの 仕事の基本』濱田秀彦


社会人1年目からの仕事の基本 (「やるじゃん。」ブックス)
社会人1年目からの仕事の基本 (「やるじゃん。」ブックス)


【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、『なぜか評価される人の仕事の習慣』が当ブログでも人気だった濱田秀彦さんの最新刊。

ディスカヴァーさんの「『やるじゃん。』ブックス」のラインナップの中の1冊でしたが、濱田さんが著者だということを見落としてスルーしておりました。

アマゾンの内容紹介から一部引用。
仕事の進め方、職場の人間関係やビジネスマナー、企画力・問題解決力に人間力……、と社会人に求められる原理原則は多岐にわたっています。
それぞれの基本スキルを早く身につけた方がいいとは思うけど、何を、どれぐらい知っているレベルを目指せばいいのか、実はよくわからない……という方は多いのでは?
そこで本書では、入社3年目までに身につけておきたい「仕事の基本」38をピックアップ。
それぞれ、絶対にNG!(だめじゃん)、基本的な考え方(まずは基礎)、ワンランク上の仕事(やるじゃん)が一目でパッとわかる構成になっています。

なお、新刊の割にはお買い得なKindle版もお忘れなく!







【ポイント】

■1.スパイラルアップを意識してPDCAを回す
 マネジメントサイクルは、山手線や環状線のように、同じところをぐるぐる回るものではありません。1つの仕事のサイクルを終えたら、そこで得たノウハウをもとに、次に行う際は、レべルアップしていくことが求められます。
 たとえば、上司から会議室の予約マニュアルづくりを頼まれたとします。仕様を確認し、完成までのスケジューリングをするのがPlan。実際にマニュアルをつくるのがDo。できたものを確認するのがCheck。誤植を修正したり、より読みやすくしていくのがAction。これがPDCAの流れです。
 そして、次にほかのマニュアルをつくる際は、この経験を活かし、より早く、より読みやすくできるようにするのが、右の下図のスパイラルアップです。
 ここまでやれて、初めてPDCAが回せていることになります。


■2.NGフレーズを使わない
 NGフレーズには、大きく分けて3つのパターンがあります。
 1つめは、あいまい系。「一応」はこのパターンで、はっきりしないいら立ちを相手に与えます。主語がない「だと思われます」も、誰がそう思っているのかはっきりしないあいまい系です。
 2つめは、逃げ腰系。「できれば、〜したいと思います」など、うまくできない場合に備えて、あらかじめ逃げを打っているような印象を与えるものです。(中略) 
 NGフレーズの最後の1つは、結論遅い系。相手が聞きたい重要なことや全体像がなかなか見えてこないものです。忙しい上司や先輩は、結論から一言で言うことを求め、「背景から言いますと」「まず〜それから」という話し方を嫌います。


■3.報告は3つの原則に基づいて行う
<報告の3原則>
(1)結論から話す
(2)全体像から話す
(3)事実と意見を分ける
 右上の表の3原則を活用すると、「プロジェクトの進捗についてご報告します。結論から申しますと、計画に対して1週間遅れで進行しています。原因を一言で言いますと、メンバーの欠席が多いことです。私は重要性が理解されていないのだと思います」と簡潔に伝えられます。また、原因が複数ある場合は、「原因は2つあります。1つは」と話すと、全体像を早く伝えられます。


■4.コンセプチュアルスキルを高める3つの力
 たとえば、「分ける力」のある人はAKB48のことをよく知らなくても、メンバーを分類する方法を、すぐに10とおりは言えます。「生年別」「出身地別」「部活歴の有無」などの切り口で、モレやダブリのないきれいな分類ができます。これは、顧客を分類して、最適なマーケティングの方法を考える力につながります。
「まとめる力」のある人は、たとえば自分の職場でやっているさまざまな仕事を一言で表すことができます。これは、多くの顧客の声を集約してサービスの向上につなげるといった場面で役立ちます。
「生み出す力」のある人は、「同期社員が集まったときに何をするか」、アイデアをポンポン出せる人です。これは業務改善のアイデアを出す場面で役立ちます。


■5.「三角ロジック」で要約する
「コールセンターのクレーム増の原因は、技術面での対応力の弱さである(結論)。なぜなら、クレームの内容で最も多いものは、技術的な質問に対する回答時間が長いというものだったからだ(理由)。実際に、約7割のクレームがそれに該当している(裏づけデータ)」。
 このように、「結論→理由→裏づけデータ」の順で話す方法を「三角ロジック」といいます。この三角ロジックが使えるようになると、要約力が上がるだけでなく、簡潔に話せるようになり説得力も増します。説明、報告、プレゼンテーションなどの場面でも活用できますので、ぜひ日頃から意識して使いましょう。


【感想】

◆本書の著者の濱田さんいわく、「仕事の力は5つの要素で構成される」とのこと。

そのうち「3つの柱」と言われているのが、「コンセプチュアルスキル」「ヒューマンスキル」「テクニカルスキル」の3つです……という部分をポイントとして抜き出そうと思っていたら、実はその部分が、丸ごとアマゾンの内容紹介に掲載されていたというw

この3つの柱以外に「人間力」「ビジネスマナー」があり、本書ではこの2つについても触れられているものの、この記事ではボリュームの関係で割愛しております。

なお新社会人には「マスト」の「ビジネスマナー」については、本書では第5章にまとめられていますので、ぜひご確認を。

敬語は私も何とかなるのですが、「スマホマナー」や「SNSの使い方」「個人情報保護」辺りのお話は、正直追いつけていませんでした。


◆それ以外の全体構成については、まず第1章で「仕事の進め方の全体像」が。

上記ポイントの1番目はここからになるのですが、他にも「上司から指示を受けたら15分以内に完成予想図をつくって本人に確認する」というTIPSがあって、これはスゴイな、と(新人がそこまでできるかは別として)。

私も社会人時代に、ここまで「使える部下」だったなら、また違った人生を歩んでいたのかも!?

ちなみに「重要性と緊急性のマトリクス」で言うところの「第2象限」(重要だが緊急ではない)に関しては、本書は「着手を早くせよ」(フロントローディング)と言われています(詳細は本書を)。

結構仕事術本関係は読んできたツモリなんですが、実は初耳だったり。


◆続く第2章と第3章は、上記の「3つの柱」のうちの「ヒューマンスキル」について言及。

上記ポイントの2,3番目も、この第2章から抜き出しました。

なお、上記ポイントの3番目の「報告」ですが、事実だけでなくプラスアルファがあると、さらに良いとのこと。

たとえば、ポイントの3番目の進捗報告であれば、遅れを取り戻す対策案を足す、などが考えられるワケで、こうした機会をプレゼンの場と考えて適切な報告ができると、評価も上がるそうです。


◆一方、上記ポイントの4番目は第4章からで、小見出しのとおり、ここでは「コンセプチュアルスキル」について。

この章で付せんを貼りつつも割愛したのが「アイデアの出し方」で、アイデア出しで大事なのは、「とにかくたくさん出す」ということと、「評価は先送りする」ということ。

その際、どんなテーマでも先に1〜10まで連番を振ると、不思議と10まで書かないと気がすまなくなるのだそうw

ただし、パソコンを使うと簡単に訂正や削除ができるために、アイデアを評価的に見てしまうそうで、濱田さんは手書きを推奨されていました。


◆本書は「社会人1年目向け」だと思って軽く見ていたのですが、上記の通り、意外と深いことがお分かり頂けたのではないか、と。

図解本ほどではないものの、ところどころにポンチ図があるのも、実は理解を促すのに役立っているという。

たとえば上記ポイントの1番目の部分では「スパイラルアップ」のらせん図があったり、上記で触れた「完成予想図」も具体的な例が図解されています。

さらには、「ホウ・レン・ソウ」の部分にも「相談のフローチャート」なるものがあって、実はここは抜き出したかったのですが、どう考えてもテキストで読むより、フローチャートを見て頂いた方が分かりやすいのでカットした次第。

……普通に考えても「社会人1年目向け」とは思えない充実ぶりなんですが。


仕事術好きならば、要チェックです!

社会人1年目からの仕事の基本 (「やるじゃん。」ブックス)
社会人1年目からの仕事の基本 (「やるじゃん。」ブックス)
第1章 一歩先を行く仕事の進め方
第2章 ビジネスコミュニケーション力の高め方
第3章 上司、先輩、顧客とのつき合い方
第4章 企画力・問題解決力の高め方
第5章 ビジネスマナーの新基準
第6章 スキルアップとキャリア開発


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【仕事術】『入社1年目の教科書』岩瀬大輔(2011年05月22日)


【編集後記】

◆昨夜のきんどうさんの記事で知ったのですが、Kindle Paperwhiteに、文字通り「ホワイトカラー」が出たとのこと。

B017DOURQW
Kindle Paperwhite Wi-Fi 、ホワイト、キャンペーン情報つきモデル

プライム会員なら4,000OFFクーポンコードが使えるそうですので、白にこだわりのある方は、ご検討ください!


人気blogランキングご声援ありがとうございました!

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Posted by smoothfoxxx at 09:00
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