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2016年02月27日

【集中力】『机に向かってすぐに集中する技術』森健次朗


机に向かってすぐに集中する技術
机に向かってすぐに集中する技術


【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、先日の「未読本・気になる本」の記事にて取り上げた、集中力ネタの作品。

著者の森健次朗さんは、株式会社集中力代表取締役、一般社団法人日本集中力育成協会代表理事という肩書きが表しているように、まさに「集中力」のエキスパートです。

アマゾンの内容紹介から。
集中力を“自由自在”に引き出すワザ!10年間のべ15万人への指導実績を誇る“集中力プロデューサー”が教える「集中力を高めるノウハウ」とは?「仕事」「勉強」の質は、スタートダッシュで決まる!見るだけで“集中力が高まるカード”付き!

勉強や仕事をする際の生産性の鍵は、まさに「集中力」が握っています!





Consentration / Gatanass


【ポイント】

■1.集中力が一気に高まる"姿勢"のつくり方
 まず、イスに浅く座ってください。
 次に、自分の利き手を頭に乗せ、手のひらで軽く頭を押さえつけます。
 これができたら、上から頭を押さえつける力に反発するように、あごを引いて、背筋をグッと上へ伸ばしてください。(中略)
 この作業が終わったら、利き手を頭の上から下ろしましょう。
 次に、両肩をグッと上がて、2〜3秒、緊張した状態を保ちます。
 その後、脱力して、両腕をストンと下ろしてください。
 以上で終了になります。


■2.超リラックス状態をつくる「マイナス×マイナス=プラス法」
 ためしに肩をグッと上げてみてください。
 この状態は、緊張か、それともリラックスかで言えば、いったいどちらでしょうか。
 肩に余分な力が入っているため、あきらかに緊張状態、つまり、マイナスの状態になります。
 そこからさらに肩を上げれば、体にはさらなる緊張状態、つまり、よリマイナスの負荷がかかることになります。
 その状態から脱力し、ストンと肩を下げてみてください。
 この状態は、緊張とリラックスで言えば、どちらでしょうか。
 脱力して腕をダランと下げた状態は、あきらかにリラックスの状態です。体にかけた「緊張」という負荷を一気に解くことで、体をリラックス状態、つまり、プラスの状態にもっていくことが可能になるのです。


■3.集中力を持続させる「5,3,8深呼吸」
 軽く目を閉じ、鼻で5秒間、大きく息を吸い込んでください。
 このとき、キレイな空気を全身の細胞の隅々まで届けるイメージで、息を吸い込みましょう。
 鼻で5秒間、息を吸い込んだら、次は3秒間、息を止めます。(中略)
 さて、息を3秒間止めた後は、イヤな気持ちや体の中の汚れた空気を吐き出すイメージで、ゆっくり吐き出しましょう。
 口から息を吐く時間は、8秒間です。
 5秒吸い、3秒止めて、8秒吐く。
 この作業を3回ほどくり返してください。


■4.文章のはじめの5文字を"1文字1秒"ずつ読む
 机で勉強や仕事を始める際に、行なっていただくと効果のある方法をご紹介します。
 それは文章を読むときに、はじめの5文字だけ、1文字ずつ1秒ピントを合わせ、視線を固定させることです。
 たとえば、「私は兄です」という文章があったとしたら、「私」「は」「兄」「で」「す」という文字に1秒ずつ、ピントを合わせるのです。(中略)
 なぜ、わざわざこんな作業をやらせるのでしょうか?
 それは、集中カードの説明の際にも指摘した通り、勉強に集中できない子というのは、ホワイトボードを見ているようで、全然見ていません。つまり、見るべきものから、ピントをずらしてしまう傾向があるのです。
 では、ピントを合わせるためには、どうしたらいいでしょうか。
 そのための手段が集中カードであり、今ご紹介した1文字ずつピントを合わせる方法です。


■5.テニスボールを2個重ねて集中力を増す
 この方法は集中カードと同様、集中力の強化だけでなく、集中のためのルーティンとしても非常に優れているため、私の研修やセミナーでも積極的に取り入れています。
 まずは、具体的なやり方について、説明しましょう。
 これは単純にボールを2個積むだけなので、積めてしまえば、それがゴールです。
 ですが、初心者は、なかなかボールを積むことができないと思います。
 ボールを積むことができないのは、ボールに目の焦点が合っていないからです。
 ボールを2個積むためには、まずはボールの情報を、しっかり目からインプットしなければなりません。
 ボールを認知できて、はじめてその情報と手の感覚、つまり触覚を合わせる作業に入ることができます。
 ボールを2個積む作業がうまくいかないのは、視点をボールに集中できず、ボールの情報を正確にインプットできていないからなのです。


【感想】

◆読む前は、シンプルな装丁も相まって、それほど期待していなかったワタクシ(失礼)。

ところがいざ読んでみたところ、想定外にTIPSが多数収録されていて、ビックリしました。

実は本書のこうしたネタは、主に下記目次の第2章と第3章に集中しており、上記ポイントもすべてこの2つの章からになります。

もちろんそれ以外の1章と4章にも、付箋は結構貼ったものの、とにかく「使えるネタ優先」ということで。

ただし、より理解を深めて頂くためには、第1章は必須なので、実際に購入された方は、キチンとそちらから読むようにしてください(懇願)。


◆まずは上記ポイントの1番目の「姿勢」から。

著者の森さん曰く、「集中力のない人の共通点を挙げなさい」と言われたら、第一に「姿勢が悪い」という点を挙げるとのこと。

要はそれくらい、姿勢というのは集中に大事な要素であり、その理由を森さんは「呼吸」と関連づけてらっしゃいます(詳細は本書を)。

ただし、上記ポイントの3番目の「5,3,8深呼吸」というのは、最初に目を閉じることからもお分かりのように、勉強(作業)中の呼吸法とは違うモノ。

俗に言う「瞑想」に近いものであり、リラックスしたいときに行い、それによって「気が散る」ことを解消させるようです。

なお、呼吸法には当ブログでご紹介したものだけでも、「4-7-8」とか、「3-3-7」とか、「3-2-15」とか色々ありますが、森さんによると「5-3-8」が、多くの人に馴染むやり方だったとか。


◆一方、上記ポイントの4番目の「1文字1秒」は目からウロコでした。

普通に速読的に読んでる身からしたら、「1秒あったら何行読めるか」という世界から、いきなり「1文字1秒」ですから、ものすごいパラダイムシフトです。

ただ、このエクササイズを取り入れると、逆に文章を読むスピードが上がったり、内容が頭の中にスーッと入ってくるのだそう。

加えて、森さんが指導した生徒を見ていても、比較的効果の高い方法だと感じているとのこと。

こうした「ほんのひと手間」が、集中の度合いを高めてくれるのなら、試してみるべきでしょう。


◆なお、そのポイントの4番目に出てくる「集中カード」というのは、本書の長い方の内容紹介で触れられている付録の「見るだけで集中力が高まるカード」のこと。

正しい手順としては、上記の「5,3,8深呼吸」を行ってから、このカードを20秒間見つめて、その後目を閉じ「残像」を確認します。

その「残像」が消えてから、やるべきことを開始する、ということなのですが、肝心のカード(森さんオリジナル)の画像をここに載せるワケにもいかないので、この「集中カード」部分については、実際に本書の方でご確認ください。

……本書の版元はフォレストさんなので、本書もじきにKindle化されると思ってたのですが、このカードがあることによってどうなることやら。


◆また、ポイントの最後の「テニスボール重ね」は、森さんが集中力に関するセミナーに参加して最初に行ったワークだそうなので、広く行われている手法らしく。

自分自身やったことがないので、何とも言えませんが、基準は「1分間で5回」積めるようにトレーニングする……って結構キツくないですか?

なお、ボールを積んだ際の落ちるまでの持続時間は、そのまま集中力の持続時間に直結してくる傾向があるのだとか。

そう聞いて、思わずアマゾンでテニスボール注文しちゃいましたよw

B006YOI3UA
BRIDGESTONE(ブリヂストン) NX1 (4個入り) BBANX1

他のと色々見比べたんですが、ことこのテニスボールのレビューや星の数は、「使用用途が全然違う」(私もテニス用じゃないですけどw)ので、ご留意ください。


勉強や仕事で最大限の成果をあげるために!

机に向かってすぐに集中する技術
机に向かってすぐに集中する技術
第1章 なぜ、人は「すぐに集中」できないのか?―
第2章 集中力を“自由自在”に引き出すための「超リラックス状態」のつくり方
第3章 机に向かってすぐに集中する技術
第4章 10年間の指導結果からわかった「集中時間」を引き伸ばすコツ


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【スゴ本】「最強の集中術」はキテます!(2008年04月02日)


【編集後記】

◆本書内で言及されているのが、ベストセラーであるこちら。

4763184865
(文庫)集中力 (サンマーク文庫)

送料込みの文庫版の中古より若干高くなりますが、Kindle版もあります。


人気blogランキングご声援ありがとうございました!

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Posted by smoothfoxxx at 10:00
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