スポンサーリンク

2016年02月09日

【コミュニケーション】『一緒にいて疲れる人の話し方 楽な人の話し方』野口 敏


4046013168
一緒にいて疲れる人の話し方 楽な人の話し方


【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、先日の「未読本・気になる本」の記事にて取り上げたコミュニケーション本

タイトルには「話し方」とありますが、もっと広い意味での「好かれ方」を学ぶことができました。

アマゾンの内容紹介から。
うまく話せる。聞いてもらえる!68のルール。上司・同僚、友達同士・恋人・夫婦…ヤバイ空気がスッキリ円満に!「あるある」エピソード満載!本当に幸せになれる話し方の教科書。

若干お買い得となるKindle版も、発売中です!





IMG_1309.JPG / fabola


【ポイント】

■1.話す内容の真意がつかめるまで質問しない
 人は自分が知りたいことばかりを、つい尋ねてしまいがちなもの。
「私、雑貨屋を開こうと思っているのよ」と言われたら、つい「どこで?」「開業資金はどうしたの?」「誰か雇うの?」と質問したくなりますが、それではまずいのです。
 なぜなら、彼女が「私、雑貨屋を開こうと思っているのよ」と言った意図をまだつかめていないから。彼女はこの後「主人が後押ししてくれたの」とのろけたいのかもしれない。「今の仕事に嫌気がさして」と愚痴を言いたいのかもしれません。(中略)
 話し手の気持ちを察することができる本物の聞き上手は、「私、雑貨屋を開こうと思っているのよ」と言われたら、「雑貨屋? いいじゃない」とか「へー、積極的ね」と共感を示し、話し手の言葉を待ちます。
 すると話し手は、自分が話したかったことを自由に言葉にできます。人は自分が話したいことを聞いてもらえれば、言葉が後から後から口をついて出てくるものです。


■2.落ち込んでいる人は励まさずに寄りそう
 相手が「もう限界かも」と言ったら、あなたは「ずいぶん辛そうね」と返す。すると、相手は「うん、実は……」と今の感情を吐き出してくれます。
「辛そうね」と相手の気持ちを言葉にしてあげるのが聞き上手。「人は自分の思いを言葉にして初めて自分の気持ちに気づく」と、このチャプターの冒頭でお話ししましたね。
 自分の気持ちに気づくと、その感情は心という通路を通ってそのエネルギーを発散し、消え去ります。「話を聞いてもらって楽になった」という体験をしたことがある人なら、この感覚を理解できるはずです。


■3.アドバイスは素直に受け止め実行する
 指摘された自分の欠点を変えるのは勇気のいることです。たとえばコミュニケーションの上達を目指す人に、「朝、同僚の顔を見て挨拶をしてみることから始めてみませんか」と提案しても、「うちの会社は顔を見て挨拶する人なんかいないので無理です」と拒否されることが時々あります。
 一方で、改善点を提案すると「ありがとうございます」と言ってくれるさわやかな人もいます。内心は嫌でしょうが、彼らは自分が改めるべき点を知ることが成長につながると知っているのです。
 そして「うちの会社では顔を見て挨拶する人はいないと思っていましたが、実行してみると向こうは私を見ていたことに気づきました。不覚でした」とフィードバックしてくれます。


■4.愚痴を言わずに協力をあおぐ
 出来る人は長い愚痴をあまり言いません。現実を動かす自信があるからです。彼らは現実がうまく動いていない場合、自分がどこで、誰に、どのように作用すれば物事がいい方向に動くかを考えます。
 本社の担当者がうまく動いてくれない時は、相手に「自分の伝え方にまずい点がありましたか?」「契約を取るために、私にバックアップできることはありますか?」などと、さらにできることを深めていきます。
 古株の入たちが足を引っ張っているように感じたら、「ぜひご助力を」「みなさんのお知恵が必要です」とコミュニケーションをとって味方につける。腰を低くして相手を協力者に変える才能を持っているのです。


■5.「どうして?」の代わりに「ワケがあるんだろうね」と尋ねる
「どうして?」という言葉には、相手を咎める気持ちが含まれているので、相手の心を開くことはできません。
 反対に「ワケがあるんだろうね」という言葉は、相手に寄り添い、理解を示す言葉です。
「ゲームをやめられないワケがあるんだろうね」「貯金が難しいワケがあるんでしょうね」と言われた人の身になれば、気分が全く違うことに気づけるでしょう。
 この時に大事なのが、「あなたの気持ちや考えを聞かせて」という気持ちで言うことです。たとえ言葉は「できないワケがあるんだね」であったとしても、その中に責める気持ちが含まれていたら、相手の心は閉じてしまいます。


【感想】

◆本書を読んでまず思ったのが、タイトルは「疲れる人」と「楽な人」になっているものの、内容的には「嫌われる人」と「好かれる人」に他ならない、ということ。

とにかく「これでもか」というくらい、嫌われるタイプの人と、その話し方、対応、考え方等が登場し、そうならないためのTIPSが指南されています。

たとえば、初っ端の第1章に登場するのが「話し自慢」。

巷にも「話が長い」人はちらほらいますが、著者の野口さんは「私は一晩中でも話し続けることができる」という男性に遭遇したことがあるのだそう。

……恐らく、そのエンドレスに続く話を聞いている相手の目は死んでいると思われ。

こんな事態にならないためにも、当たり前ですが、話し手は聞き手を観察すべし!

「笑っていない」「うなずきが小さい(無い)」「質問が少ない」「時計を気にする」といった状況が見てとれたら、速やかに相手に話し手の立場を譲らねばなりません。


◆これとは逆に、個人的に「目からウロコ」だったのが、上記ポイントの1番目の「真意がつかめるまで質問しない」というTIPSです。

相手に対して、質問を重ねて話を聞きだすのは、会話をする上での正しいやり方だと思っていましたが、逆に「話の腰を折る」ことになっていたとは。

正しくは、まず自由に話をしてもらい、それに対して「へー」「すごい」等の相づちを打って様子見します。

そして相手の「真意」(のろけとか愚痴とか)が分かってきたら、今度は適切な質問をして、話を盛り上げていく次第。

……私の場合、すぐ食いついて質問しまくらないよう気を付けなくては。


◆また、上記ポイントの5番目の「ワケがあるんだろうね」という言い方は、初耳でした。

確かに、「なぜ?」「どうして?」というフレーズは、理由を問うように聞こえながらも、実は相手を咎めている、という指摘は類書でも目にしたことが何度か。

私自身、子ども達を叱る際にも「理由が知りたい場合」以外は、使わないようにしています。

今後は我が家でも、この「ワケがあるんだろうね」を試してみようかと。

ただし本書によると、「変わらないように見える人も、長い目で見れば少しずつ変化を見せてくれるはずです」とのことなので、長期戦は必至のようですが。


◆一方、割愛した中で「なるほどなー」と思ったのが、「本物の聞き上手」について。

「本物の聞き上手」と出会ったら、誰でも話が後から後から湧き出てきて、我を忘れて話してしまうのだとか。

……なんだか俗に言う「フロー状態」みたいですがw

ところが面白いことに、話し手はその状態が聞き手のおかげであるとは、なかなか気づきません。

むしろ「今日の自分は絶好調だ」と勘違いしてしまうのだそう。

こうなった場合に、相手に対して良い感情を持つのは当然のこと。

本書を熟読すれば、きっとその境地に近づくことができるのだと思います。


人に好かれたい方なら要チェック!

4046013168
一緒にいて疲れる人の話し方 楽な人の話し方
Capter1 相手を疲れさせる話し自慢×楽しませる話し上手
Capter2 人を疲れさせる「無愛想」×誰からも歓迎される「感じのいい人」
Capter3 そばにいると疲れる「無反応」×楽に話が湧いてくる「聞き上手」
Capter4 女性にモテないつまらない人×女性を惹きつける出来る人
Capter5 些細なことで責める人×許してくれる人
Capter6 相手を疲れさせる説明下手×話が楽に入ってくる説明上手
Capter7 話していて窮屈になる頑固な人×気分も安まる柔らかな人


【関連記事】

【会話術】『話しかけなくていい! 会話術』木村隆志(2016年01月24日)

【人間関係の秘密】『なぜ、あの人はいつも好かれるのか』本田 健(2014年07月12日)

【成功法則?】『世界の大富豪2000人がこっそり教える「人に好かれる」極意』トニー野中(2014年04月06日)

知らないと損する『「なぜか人に好かれる人」の11の法則』 活用法(2012年03月26日)

友達には秘密にしておきたい『90秒で好かれる技術』(2011年08月19日)


【編集後記】

◆本日の「Kindle日替わりセール」から。

B010CNBOUE
一流の人はなぜそこまで、習慣にこだわるのか? 一流のこだわりシリーズ

当ブログでは『一流の人はなぜそこまで、雑談にこだわるのか?』をご紹介した、小川晋平さんと俣野成敏のコンビによる作品です。

中古本体がKindle価格とほぼ同じなので、送料分はお得という。


人気blogランキングご声援ありがとうございました!

この記事のカテゴリー:「コミュニケーション」へ

「マインドマップ的読書感想文」のトップへ
Posted by smoothfoxxx at 09:00
TrackBack(0)コミュニケーションこのエントリーを含むはてなブックマークYahoo!ブックマークに登録BuzzurlにブックマークBuzzurlにブックマーク

スポンサーリンク




この記事へのトラックバックURL


●スパム防止のため、個別記事へのリンクのないトラックバックは受け付けておりません。
●トラックバックは承認後反映されます。
http://trackback.blogsys.jp/livedoor/smoothfoxxx/52206883