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2016年01月22日

【脱・執着】『F●CK IT 「思い込み」をぶっこわせ!: 人生が劇的に軽くなるひと言』ジョン・C・パーキン


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F●CK IT 「思い込み」をぶっこわせ!: 人生が劇的に軽くなるひと言 (単行本)


【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、昨日の「未読本・気になる本」の記事にて、人気だった自己啓発本

私はGoogle先生が怖くて伏字にしていますが、原書はイギリスでも『F**K IT』というタイトルで出版されたのだそう(英国アマゾンで見る限りは併記のようですが)。

アマゾンの内容紹介から。
今、目の前のことにF●CK ITとつっこむ―すると、新しい世界がやってくる。人はここまで「シンプル」に変われる。

お買い得なKindle版もご検討下さい!





Imma F**k You Up / Artiee


【ポイント】

■1.重要なはずのことを、さほど重要でないと認識する
 人生は、「たくさんの重要なもの」が集まってできている。
 少なくとも、僕らの価値体系は、この世の中で自分にとって重要だと選んだもの(またはそう「条件づけ」されてしまったもの)でできている。
 そして、重要なものに関してはみんな、ド深刻にとらえるものでもある。
 しかし、ここで僕は「フ●ック・イット」と言うことで(たいてい、重要なものの歯車が狂ったときにこのフレーズは発せられる)、重要なはずのことを、さほど重要でないものと認識しなおしてもらいたいのだ。
 そう、何か不運な状況におちいったときにこそ、いつもは深刻にとらえていることを深刻にとらえないでほしいのだ。
 ぜんぶがぜんぶ重要だと、何もかも深刻にとらえないといけない。そうでしょ?
 ちょっとでもうまくいかないと、人生が終わったような気分になる。
 しかし、ほとんどのことが重要でなければ、陽気に笑っていられるのだ。


■2.相手にしがみつくのをやめる
 相手にしがみつくロマンチックな愛を「真実の愛」だと、みんなが思っているけれども、しがみつくことをやめると別の種類の「愛」に転じることがある。
 これは予想外の展開だけれど、自分の人生における相手の存在価値が弱まると、愛情は増すらしいのだ。(中略)
 だから、相手の心変わりを恐れているなら――執着を手放すときだ。代わりの相手はいくらでもいるじゃないか。
「彼女は前ほど僕に魅力を感じてくれていないんじゃないか……まあいい、そんなの『フ●ック・イット(もうどうでもいい!)』だ」
 今、自分がパートナーシップでどんな問題や緊張があるかにかかわらず、こんなふうにつぶやいてみれば、どんな感じがするだろう。
 その風通しのよさを体験してほしい。自由を感じてほしい。それからもうちょっと人生を続け、時間の流れにまかせてみよう。


■3.治癒をあきらめる
 ありとあらゆる療法に、多大な金とエネルギーを注ぎ込むことはもうやめる。
 大声で「フ●ック・イット」とつっこみを入れて、「どこもかしこも健康そのもの」と「完璧」を求めるのをやめるのだ。
 苦痛と不快を感じたまま、「もうええわ!!」と言って降参するのだ。だって、何をやっても変わらないのに、「きっとよくなる」という希望にすがることのほうが苦痛じゃないか。
 つまりは、「現状と逢う健康状態」「現状と違う自分」を求めることをやめるのだ。(中略)
 するとどうなるだろう。すぐに、とはいかないかもしれない。ちょっと時間がかかるかもしれない。けれども、体調は改善されていく。
 治癒をあきらめたら、よくをるんだから、驚きでしょ?
 健康は今や自分にとってそれほど重要なことではなくなる。しかし、図らずも、このときすでに健康体になっているという、なんという"幸運な"皮肉!


■4.お金に対して神経質になることをやめる
 もうみなさん想像がつくだろうけど、お金をもっと手に入れようとする執着も、持っているお金を失いたくないという執着も、余裕のなさにつながるということ。
 お金に対して「フ●ック・イット(もうどうでもいい!)」を言うと、その不安が解き放たれ、必死さがなくなり、考え方がやわらかくなる。お金に対する執着をゆるめたたけで、物事がより自然に循環するようになる。
 お金に対して神経質になることをやめると、もっとお金をつかったり、より投資するようになったり、もっと気前がよくなったりするかもしれない。
 こうしてお金の流れができて、結果的により多くのお金が自分に向かってくるようになるものなのだ。


■5.「WIN-WIN」の状態にする
 もしも誰かのために自分が犠牲になっていると感じたら、交渉して「WIN-WIN」の状態にしておこう。
 無私の状態で利他的になることは、「LOSE-WIN」の状態だ。これは絶対にうまくいかない。結局は、「WIN」のように見える人にとってもよいことではない。遅かれ早かれ「LOSE」にされた側の怒りの、とばっちりを食う。
 相手のためにできる一番のことは、自分をまずは優光させることだ。世界から「無私の心は美しい、自己犠牲ばんざい!」とプレッシャーをかけられてもかまわない!
「フ●ック・イット(知ったことか)」と言い捨てて、わがままになろう。


【感想】

◆タイトルは過激でしたが、内容的には「なるほど」とうなづけるものでした。

実際、この禁止用語の意図するところも「もうどうでもいい!」「知ったことか!」というニュアンスであり、目くじらを立てるほどではありません。

とはいえ、伏字にしているのは、Google先生が機械的に一定の単語を弾いているらしいからで、過去2度ほどひっかかった経験のある当ブログとしては、慎重にならざるをえず。

さすがに本国イギリスでは、冒頭でも触れたように伏字で出版されたらしいですがw


◆本書ではまず第1章で、本書のめざすところを解説。

確かに、タイトルで気になって手に取った人のために、趣旨説明は必須かと。

というか、この第1章での「何かに対する執着を手放すことで、逆にそれを得られる」という主張に納得できなければ、以降の章は意味がありません。

そしてその「何か」に当てはまるものが列挙されているのが第4章の「ありとあらゆるものに、当てはめてみよう!」で、実は本書の半分弱を占める95ページものボリュームを割いているという次第。

結果的に、上記ポイントも2番目以降はすべてこの第4章からになっています。


◆ちなみに、その「ありとあらゆるもの」というのは、ホントに「ありとあらゆるもの」で、上記ポイントにある「愛」「健康」「お金」のほか、「環境」「自分」「子育て」「善・悪」「仕事」等々。

それらに対する「執着」について、それぞれ「フ●ック・イット」ということで、物事が好転することを解説しているという。

もちろん、すぐには納得できないと思いますし、マユツバなものもあるのは確かにあると思います。

ただ、たとえば上記ポイントの2番目に関しては、モテ本を読んでいて、思い当たるフシがありました。

つまり「相手に執着する」ことは、「余裕のなさ」につながることであり、「オンナなんていくらでもいるさ」という心構えの方が、かえってモテるというもの。

そのことについて、この本では「執着の分散理論」と言われていますが。

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LOVE理論

参考記事:【モテ】『LOVE理論』水野敬也(2015年09月15日)

……上記はKindle版なんですけど、今現在「60%OFF」になってますね(謎)。


◆また、上記ポイントの4番目の「お金」についても、執着しないとかえって増える、という話を何かの本で読んだ記憶が。

もっとも逆に、「稼ぐことに執着する」ことを説いている本もあったと思うんですけど、お金本はあまり得意ではないので、これまた失念。

いずれにせよ、お金は「貯め込む」のではなく、適切に「使う」ことが大事、というのは言えると思います。

同様に、上記ポイントの3番目の「健康」についても、「過度に執着しない」というなら納得できるものの、日頃の生活習慣次第で防げる病気は、何とかしたいな、と。

なかなか「知ったことか!」という境地には達せない私ですw


執着に囚われないために!

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FUCK IT 「思い込み」をぶっこわせ!: 人生が劇的に軽くなるひと言 (単行本)
1 たった1秒で目の前が変わり出す、超シンプルな方法
2 抱えている「思い込み」を手放すと“いいこと”がやってくる
3 知ったことか、なんでやねん、もうええわ、だから何?…「FUCK IT」の使い方
4 ありとあらゆるものに、当てはめてみよう!
5 “心のガラクタ”をぜんぶ捨てた先に広がる世界
おまけ 1日5分のすごい解放感!心も体も「ゆるめるエクササイズ」


【関連記事】

【モテ】『LOVE理論』水野敬也(2015年09月15日)

【本質論】『本音で生きる 一秒も後悔しない強い生き方』堀江貴文(2015年12月09日)

【自己啓発】『人に強くなる極意』佐藤 優(2013年10月16日)

【ストレス耐性】「凹まない人の秘密」アル・シーバート(著)(2008年04月24日)


【編集後記】

◆昨日の未読本記事でご紹介しそこなった作品。

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もう必要以上に仕事しない! 時短シンプル仕事術 (アスカビジネス)

テーマ的には当ブログにピッタリな感じです。


人気blogランキングご声援ありがとうございました!

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