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2015年10月01日

【コミュニケーション】『かわいがられる力』安田 正


かわいがられる力
かわいがられる力


【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、前作・『超一流の雑談力』がスマッシュヒットとなった安田 正さんの最新作。

既に土井英司さんがメルマガで紹介されているため、ご存知の方も多いと思います。

アマゾンの内容紹介から一部引用。
「かわいがられる力は、自分だけでなく、みんなを幸せにできる」
これが、40年にわたるビジネス人生で、1000人以上の役職者、数十万人のビジネスパーソンと接してきた著者の最終結論です。
著者も若い頃、「よい結果は自分で努力すれば得られる」と勘違いしていたといいます。
しかし、数多くの一流役員と対話する中で、「部長までは努力でなれる。しかし、努力だけでは役員にはなれない」という事実を目の当たりしたのです。
では、出世し続けるためには、何が必要なのでしょうか?
それは、上から引っ張ってもらうことです。
そして、そのために必要なのが、本書のテーマである「かわいがられる力」なのです。

なるほど、こうすれば「人にかわいがられる」のか、と……。





The Love is Mutual / donnierayjones


【ポイント】

■1.相手の期待値の1.5倍を目指す
 私のこれまでの経験から考えても、相手の期待値の1.5倍くらいのことができると、
「この人は期待以上のことをしてくれる」
 と相手に感じさせることができ、そして、相手はあなたを信頼してくれるようになります。
 この信頼こそが「かわいがられる」ということなのです。
 もし、あなたが仕事で「もう、ダメかも……」というような状況にあるのなら、実は自分で限界をつくっているのではないかと考えるようにしてください。そういうときこそチャンスです。
 案外自分が思っているより、1.5倍の壁は高くはないものです。


■2.会話の中で共感を示す
 相手に与えるのが「物」だとわかりやすいのですが、形がない場合もあります。
 それはたとえば、相手との会話の中で、共感を示すこと、すなわち、
「相づち」
「うなずき」
「オウム返し」
 などといった行動をとることです。これで相手に「私はあなたに共感し、尊重しています」という気持ちを伝えるのです。すると不思議なことに相手も「相づち」「うなずき」「オウム返し」をするようになり、こちらに対しても共感し、尊重してくれるようになってくるのです。
 実はかわいがられる人は自然とこれをしています。


■3.かわいがられることは人脈づくりの第一歩
 大学を卒業して、英語学校で営業をして、商社マンとなり、その後、会社の経営をして、ずいぶんといろいろなビジネス経験を30年以上にわたって積んできました。
 その中で、「仕事で一番重要なこと」を1つだけ挙げろと言われたら、迷わず、「人脈」を挙げます。
 仕事は「人と人とのつながり」でしかないのです。そして、人脈をつくるときのポイントは「目先の利益」だけを見ないこと、焦らないことです。
 誰でも「この人、私を利用しようとしている……」と思う人とは仲良くなりたくないはずです。人との関係が「人脈」として活かされるのは、本当の信頼関係が築けてからなのです。


■4.「第一印象」と「強み」をセットで考える
 先のコミュニケーシヨン診断「search Me」で自分のタイプをまずは把握します。
 たとえば、「CP」が目立って高いとなると、強みとしては、
「理想を追求する」
「厳格である」
 など、強いリーダータイプです。それがわかったら、そのあなたの強みを印象づけられるような表情や声をしてみるのです。しかも、それは相手に気に入ってもらえ、最終的にかわいかられるようにしなければなりません。(中略)
 CPタイプの人は自分で思っている以上に「強さ」が前面に出がちです。ですから、それをよい意味での「強い」印象にするために、声や表情で「強さ」を「やる気」「前向きさ」という方向に変えていくのです。
 このように「第一印象(表情と括し方)×自分の強み」で、ぜひ、初対面のときから相手に好印象を与えてみてください。


■5.気遣いはしても遠慮はしない
 まさにこの専務との出会いがそうでした。厳しい方なので細心の注意を払って、接しなければなりません。しかし、弱腰な気持ちでは絶対にダメ。こういう方こそ押すときはちゃんと押さなくてはなりません。
 そもそも「断られるかもしれない」「感じが悪いと思われるかもしれない」と不安になるのは、「傷つくのが嫌だ」という自分の心の中に「保身」という気持ちがあるからです。
 そこを乗り越えて、ある種のずうずうしさを持つことが相手との距離を縮めることにもなるのです。


【感想】

◆本書は下記目次の通り、10の章(と特別対談と)で構成されています。

その10の章はそれぞれ1つずつ、安田さんご自身のエピソードを収録(スペースの関係で割愛しましたが)。

そのエピソードも、「なるほど」と思うものもあれば、「え? ホント?」と思うものもあるのですが、どちらかというと「マユツバ」っぽいものが多かったです。

安田さんの実力や努力を疑うわけではないのですが、「たった今、電話する前に他社に決まった話をひっくり返す」ですとか、「部下がプレゼンで負けた案件に、『そこをなんとか』と役員会議まで持ち込んで逆転する」なんてお話が次々と飛び出してくるというw

そこまでくると、むしろ「かわいがられる」とは関係ない世界になってしまうんじゃないかと思うのですが、ある種の強引さも、かわいがられるキャラクターだからこそ、許されるのではないか、と。


◆一方で、これらのエピソードから引き出されるTIPSは、きわめてノーマルでした。

上記ポイントの1〜3番目辺りは、ある意味「定番」でしょう。

ただし、上記ポイントの4番目に出てくる「search Me」というサイトを活用するやり方は、おそらく本書独自ではないか、と。

この「search Me」、質問に「はい」「いいえ」「どちらでもない」で答えることによって、各人の「強み」を判定する、というものです。

判定結果は、5つの要素ごとに、どの要素が何点かで表わされており、どの部分が高いかによって、その人の傾向が分かるという仕様。

この辺は、あの「ストレングスファインダー」とはちょっと違いますね。


◆……と言っても、これだけでは分かりにくいと思いますので、私も会員登録してやってみました(人柱w)。
◆本書によると
CP=父親、NP=母親、A=大人、FC=自由な子ども、AC=従順な子ども
とのことなので、私の場合「大人」要素が少なめらしく。

本当は上記の数値だけでなく、「行動特性分析」が文章で500字ちょっとで解説されているのですが、著作権等の問題がありそうなので、ここでは割愛します。

いずれにせよ私の場合、ざっくり言うと「明るくて」「いたわりの気持ちを持って」いる、らしいので、この長所を伸ばしていけば良い模様(謎)。

ただし、サイトの方では、それぞれの要素の解説がほとんどなかったので、私はむしろ本書を読んで、結果内容を理解しました。


◆なお、本書の巻末には「かわいがられる達人」である山拓巳さんとの対談が収録されています。

私は山さんのご本を読んだことがないのですが、安田さん曰く、山さんのセミナーでは参加者の方々の「目がハートになっている」のだそうで、これは「『かわいがられる』ことの極致だと思う」とのこと。

ここでは安田さんがその秘密を探っていくのですが、どちらかというと、「モテ」要素に近い気が?

まー、ぶっちゃけ、本書で言うところの「かわいがられる」と、俗に言う「好かれる」との違いが良く分からなかったんですけどねw

そもそも私は、「かわいがられる」という状態について、「あまり努力もせずに評価される」的なイメージを持っていたのですが、上記ポイントの1番目でバッサリ否定されたという。

いずれにせよ、他人から好意を持ってもらうのは悪いことはないですし、そうなるためのヒントが本書にはありました。


人生かわいがられてナンボです!

かわいがられる力
かわいがられる力
1 スパゲティ屋の奇跡―第一印象に自信がありますか?
2 あきらめの悪い若者―相手の期待を超えるほどがんばれますか?
3 流血事件の代償―ピンチをチャンスに変えられますか?
4 安田さん、奇跡じゃないですか!―相手が大切に思っていることを理解できますか?
5 他社の商品を売り歩く―自分の強みを活かしていますか?
6 なぜ、彼は私をかばってくれたのか―とことん相手に尽くせますか?
7 逆境は女性と一緒にやってくる―絶対にあきらめない執念がありますか?
8 商談はネクタイから始まる―相手に合わせた自分をつくれますか?
9 苦労と奇跡の法則―言いにくいことをはっきり言えますか?
10 仕事ができる人の共通点―「社会人の基本」を身につけていますか?
特別対談 「かわいがられる達人」山崎拓巳×「かわいがられる社長」安田正


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【編集後記】

◆ついさっききんどうさん情報で知ったばかりなので、後でまた改めて記事にしますが、とりあえずこちらの情報を。

Amazon.co.jp: ニコニコカドカワフェア2015

「50%OFFまたは50%ポイント還元」という、これまた太っ腹企画なので、お見逃しなく!


人気blogランキングご声援ありがとうございました!

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Posted by smoothfoxxx at 09:00
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