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2015年08月06日

【コミュニケーション】『頭がいい人の「好かれる」技術』本郷陽二


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頭がいい人の「好かれる」技術 (小学館新書)


【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、先日の「未読本・気になる本」の記事にて取り上げた1冊。

本書の編集担当曰く「この本が世に出る前に、何人かの編集者や校正者に見てもらいましたが、異口同音に『もっと早くにこの本を読んでいれば』と言っていた」のだそう。

アマゾンの内容紹介から一部引用。
「なぜか誰からも好かれる人」に共通する、シンプルな習慣を紹介。人を褒めるとき、お世辞と思われないようにするには、「前から思っていたんだけど」を付け加える、あるいは「褒める相手さえ、驚くようなところを褒める」。といったアイデアや、敬語の使い方、名刺や文房具を話題のきっかけにする方法、メールで仕事を断る際のポイントなど、好感度をあげる方法を紹介。これを読めば、上司、同僚、部下、取引先、初対面の人まで、周囲の人を味方に変えられる! 入社一年目の社員から、部下を大勢抱えるエグゼクティブまで、さまざまなビジネスシーンで役立つ、人間関係の実用書!

確かに本書収録のTIPSを実践していたら、「人に好かれる」だろうな、と……。





People seldom notice old clothes if you wear a big smile - Lee Mildon / flickrohit


【ポイント】

■1.上司と意見が対立したら、へりくだって反論する
 まず、「部長のおっしゃることは、とても重要な対策だと思います」と、いったん肯定します。上司の意見を立てておいて、それから反対意見へと進むのです。その時も、「でも、私の考えはこうです」とストレートに言い出すのではなく、へりくだった態度を示します。
「もし間違っていたらお教えいただきたいのですが、このような考え方もできるのではないかと……いかがでしょう?」
 というように、あくまでも反論ではないふうを装います。
 そうすれば、上司のプライドやメンツを潰すことはないので、すんなりと意見を聞いてもらえるでしょう。もし、その意見が上司より優れたものであったなら、あなたの株は急上昇です。


■2.注意されたら「ありがとうございます」を忘れない
 仕事上のミスで、上司に注意や叱責された時、あなたはなんと言うでしょうか。
「すみません。以後、気をつけます」では、普通。これに、「ご注意ありがとうございます」を付け加えてみましょう。これだけで、あなたの好感度はグッとアップして、ミスのマイナス点を補ってくれます。(中略)
 たしかに、感情的な上司や、ねちねちと細かい小言を言う上司もいます。そんな時は、「そこまで言う必要ないじゃないか」「もう、いちいちうるさいなあ」と思うでしょう。しかし、そういう時こそ、くさる気持ちをグッと抑えて「ご指摘ありがとうございます」と言ってみるのです。


■3.お客様の無理な仕事は丁寧に断る
 どんな場合でも依頼された仕事を断る時は、相手のメンツを立て、あくまでもこちら側の事情で受けられないというふうを装います。
「残念ですが、時間的に厳しく、御社が求められる非常に高いクオリティのものが仕上がりそうにありません」
 このように言えば、相手は悪い気はしないでしょう。
 相手が無理な条件で仕事を依頼していることを自覚している場合は、それを利用して断りましょう。
 例えば、「う〜ん、ちょっと難しいかもしれませんねぇ」と考え込むのです。すると相手は、「あっ、やっぱり無理だよね」と思ってくれるので、その後、断ったとしても、しこりが残らないでしょう。


■4.「前から〜」でよりいっそう相手に気持ちを伝える
 例えば、まじめな仕事ぶりを評価する時に、
「○○さんってまじめで感心するよ」ではなく、
「○○さんって、前から思っていたんだけど、まじめだよね。いつも感心していたんだ」
 と言えば、よりいっそう相手に気持ちが伝わるでしょう。
「まじめで感心する」だけでも思いは伝わりますが、その場で感じたことを思いつきで口にしているようにも聞こえます。
 しかし、「前から」が入ると、「以前からそのように感じていたけれど、やっぱり自分の考えには間違いがなかった」という思いが伝わります。だからこそ、「そんなふうに見ていてくれたんだ」と、聞き手の嬉しさが倍増するのです。


■5.部下の悩み相談は、ひたすら聞く
 人が悩みを相談したいと思う時は、アドバイスが欲しいのではありません。話をきちんと聞いてくれて、「そうだね」「わかるよ」と同意してくれることを望んでいるのです。そんな気持ちをくんで、話の途中で口を挟んだり、意見を言ったにりせず、ただひたすら聞き役にまわることです。
 それだけでカウンセリングは半分成功したようなものです。相談者は、自分の悩みを相手にわかってもらうように話すことで、問題を客観的にとらえることができます。そうすれば、おのずと解決策も見つけられるはずです。
 あなたは、話を充分聞いた後、「何かアドバイスをお願いできませんか」と聞かれてはじめて、「あくまでも参考だけど」と意見を言えばいいのです。


【感想】

◆冒頭の複数の方が「もっと早くにこの本を読んでいれば」と言われていた、という話から、どんだけ「裏ワザ」的な本かと思っていたワタクシw

ところが蓋をあけて見ると、思った以上に「王道的」なネタが多かったです。

まず本書は、下記目次のように、章ごとにコミュニケーションを取る対象者を分類。

第1章からそれぞれ順に、「上司」「お客様」「同僚」「部下・後輩」「初対面の人」となっています。

ちなみに、上記ポイントでは1&2番目が第1章、3番目が第2章、4番目が第3章、5番目が第4章ということで、第5章は割愛させて頂きました。


◆その上記ポイントの1番目は、「モノの言い方」の本では、比較的よく見かけるパターンかと。

いったん相手を立てておいて、「間違っているかもしれませんが」とこちらの意見の「お伺い」を立てるワケですね。

なお、ここでのNGフレーズは「お言葉を返すようですが」

これは、一見丁寧で、相手の立場を敬っているようですが、実質的には「真正面から否定」しています。

「返すようですが」というか、実際に「返して」います罠……。


◆同様に上記ポイントの2番目も「謝罪+感謝」をセットで覚えておけば、確かに本書のタイトルにもあるように「好かれる」ケースは多いと思います。

そもそもロジカルに考えたら、注意を受けたことを「感謝」する必要はありません。

そこをあえて「ありがとうございました」と言うことで、注意をした方の「気まずさ」を解消させるのですから、なかなか戦略的と言えるのではないか、と。

ちなみに、この「お礼」は、必ず上司が話し終わった時を見計らって言うのが大事です。

何故なら、話の途中で口を挟むと、上司は「話の腰を折られた」と思って、逆に怒り出す恐れがあるから(実際にそれで数時間説教された若手社員がいたのだそうです)。

もちろん、同じミスを繰り返した挙句、そのたびに「ありがとうございました」と言ったとしても、「口先だけ」と思われてしまいますから、ご注意を(当たり前w)。


◆以上のように、上記で引用したフレーズだけでなく、それ以外の部分も目を通して頂けた方が、よりTIPSが活かせると思われ。

ただし、「王道ネタ」が多い分、「褒め本」「謝罪本」「お断り本」「モノの言い方本」等々のコミュニケーション本を読まれてきた方だと、ネタかぶりの可能性は高いかと。

逆に、この手のスキルが弱いと思われている方や、新社会人の方にとっては、本書はかなり役にたつでしょう。

一般的なビジネススキルとは違うのものの、むしろ、こういうところで減点されず、加点される人が「出世」するのだと思います。


社会人として「好かれる」ために!

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頭がいい人の「好かれる」技術 (小学館新書)
第1章 上司の心をつかむ
第2章 お客様の心をつかむ
第3章 同僚の心をつかむ
第4章 部下と後背の心をつかむ
第5章 出会った人の心をつかむ


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友達には秘密にしておきたい『90秒で好かれる技術』(2011年08月19日)


【編集後記】

◆先日ご紹介したこのオススメ本が、とうとうKindle化されました!

B012QUP13W
「首から下」で考えなさい

中古がまったく値崩れしない(むしろプレミア付き)状態での「26%OFF」は、かなりお買い得ですね。

参考記事:【オススメ】『「首から下」で考えなさい』シアン・バイロック(2015年07月17日)


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Posted by smoothfoxxx at 09:00
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