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2015年06月21日

【戦略的会食?】『結果を出す男は「飲み会」で何をしているのか?』戸賀敬城


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結果を出す男は「飲み会」で何をしているのか?


【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、先日の「未読本・気になる本」の記事で、意外に(?)反応が多かった作品。

『MEN'S CLUB』編集長の戸賀敬城さんが、前作の「着こなし本」から打って変わって、「仕事のための飲み会」について指南して下さっています。

アマゾンの内容紹介から一部引用。
多くの人が「なんとなく」参加している会食や飲み会。
実はその2時間で、ビジネスの結果は決まっていた!
365日中364日仕事の飲み会に出席する『MEN'S CLUB』編集長が語る、戦略的「会食」の技術。

なお、すでにお買い得なKindle版も出ております!





Chinese business dinner / logatfer


【ポイント】

■1.時間と食事のコストを回収する
飲み会を開催するからには、明確な仕事の目的があるべきです。「プレゼンで企画を通したい」「情報を得たい」など、目的はさまざまでしょうが、飲み会の席で、「一度も具体的な仕事の話が出ない」というのは、あってはならない事態です。
 もちろん、飲み会の席でずっと仕事の話ばかりすれば、相手にプレッシャーを与えることになるので、仕事以外の会話で楽しく盛り上げなければなりません。
 しかし、どんなにくだけた飲み会の中でも、必ずいくらか仕事の話をして、今後につなげることが必要不可欠。つまり、戦略のない飲み会はムダなのです。


■2.立食パーティは「その後」が勝負
極端なことを言えば、「お目当ての人物と目が合って、参加していることをアピールできたら十分」と割り切ってしまうのです。
 立食パーティで結果を出そう、という考え自体が間違っています。次につながるきっかけをつくれれば御の字でしょう。
 名刺交換ができたら、「昨日はお招きいただき、ありがとうございました。名刺交換をさせていただいた戸賀です。こんなことを考えているので、今度時間をいただけますか?」と丁寧かつ具体的なメールを送る。また、会えないことは覚悟のうえで相手の会社をアポなしで訪問して名刺を置いてきたりするなど、パーティ後にプレゼンスを上げたり、仕事につなげるやり方を考えるほうが生産的です。


■3.ご馳走になるなら「手ぶら」はあり得ない
 相手からご馳走になる場面としては、目上や年長のお客様と飲みにいくケースも考えられます。本来であれば、こちらが代金を支払うべき立場であるけれど、相手がご馳走してくれるということはよくあります。
 こうなることが予想できる関係であれば、やはり手ぶらはあり得ません。手土産がないからといってすねる人は少ないと思いますが、「いつもありがとうございます」と言って手土産を渡す人と、お礼のメールだけで済ませる人とでは、印象面で大きな差がつくでしょう。「気の利く人と一緒に仕事をしたい」と思うのが人情です。
 手土産を用意できるかどうかは、仕事の結果を大きく左右すると肝に銘じておくべきでしょう。


■4.お礼メールは朝一番に送信する
 お礼メールは、必ず朝一番に行うのが原則です。たまに午後になってからお礼メールを送る人がいますが、どんな事情があっても、遅くても午前中のうちには送信しましょう。私も、営業担当者には徹底させています。
 なぜなら、ランチを挟んでしまうと、相手が外出してしまう可能性が高いですし、昨夜の余韻はほとんど残っていないので、「今ごろなんだ」というマイナスの印象を与えてしまうことになります。
 私は、どんなに忙しくても朝イチにお礼メールを送れるように、飲み会の前にお礼メールの文面を下書きして保存しておくことがあります。


■5.行きつけを「最低5軒」つくる
 私の場合、「正真正銘の行きつけ」といえるお店は、15店舗くらいです。10店舗以上あれば、さまざまなニーズや状況に対応することができます。
 理想をいえば、和食、フレンチ、イタリアン、中華など、行きつけのお店のジャンルがバラエティーに富んでいると完璧です。
 ただ、多少の融通が利くような行きつけにするには、当然、何度も通う必要があります。現時点で行きつけと呼べるようなお店がないなら、まずは5軒を目標にしてみましょう。5軒もあれば、お店選びで他の人にグンと差をつけられます。


【感想】

◆下記関連記事にもあるように、今まで当ブログでも何冊か、「会食」ネタの作品をご紹介しております。

ただし、それらはどちらかというと「もてなす」「接待する」ことが主たる目的であり、そのための「マナー」や「心遣い」について述べていました。

それに対して本書は、上記ポイントの1番目にあるように、前提として「仕事の目的」があって、それを遂行するための方法論が中心。

何せ著者の戸賀さんいわく、人と飲み会で一緒に過ごせているのは、自分が「雑誌の編集長」だからであり、「もし私が編集長を辞めて無職になったら、誰も見向きもしなくなるでしょう」とキッパリ!

つまり、「飲み会」と言えども「仕事」として戦略的に行う必要があるわけです。


◆たとえば、戸賀さんがクライアントをもてなす場合、その多くが雑誌に広告を出稿してもらうのが目的ですから、相手にはその権限や予算があることが前提。

ところが、そのいずれかがなければ、出稿してもらえませんから、その「飲み会」は、その時点では「失敗」ということになります。

そういう場合は、2次会はもちろんのこと、ズルズルと引き延ばしてもしょうがないので、最後のお料理まで食べたらお開きにすることを本書では推奨。

……これって、類書ではあまり目にしない指摘なので、ちょっと「目からウロコ」でしたがw

それでも、相手がなかなか帰りたがらない場合には、必殺の裏ワザ(?)があるのですが、詳しくは本書にてご確認ください。

もちろん、戸賀さんご自身は「お金にならない飲み会はない」と言われており、「直接的には金にならない」飲み会にも積極的に参加されているようですが。


◆また、個人的に驚いたのが、「会話の『台本』を準備する」というお話です。

これは、たとえば、戸賀さんが広告営業の担当者と一緒にクライアント飲む際に、「クライアントに有利な条件で進めようとする営業を戸賀さんがたしなめる」というようなストーリーを、あらかじめ考えておく、というもの。

それを目の前で見せられたクライアントは、「編集長に怒られるのを承知で説得してくれている」広告営業の担当者に、好印象を抱く、という筋書きです。

会議室で同じことをやったら不自然でも、お酒の席だと案外自然なのだとか。

それにしても、講演会ならまだしも、こんな風に商業出版で手の内バラしたら、戸賀さん同じ手はもう使えないのでは……?


◆一方、上記ポイントの3番目にあるように、ご馳走になる場合には「手土産必須」とのこと。

私の場合、「自分の方がもてなす場合」に手土産を用意してたので、以後気を付けます(手遅れ感、大w)。

なお、手土産に関しては、この本が結構参考になりました。

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100億円を引きよせる 手みやげ

参考記事:【グルメ?】『100億円を引きよせる 手みやげ』から選んだ6つの逸品(2014年03月12日)

もうすぐお中元の季節ですが、そこでも活用できそうなネタがこの本にはチラホラ……。

ちなみに、女性のお客さんとの飲み会の場合は、戸賀さんは以前こんな本を出されていただけに、ハンドクリームやサプリなどのお土産を贈ったりすることがあるのだそう。

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デキる男の正解美容 誰も教えてくれなかった基本ルール70

参考記事:【モテ】『デキる男の正解美容 誰も教えてくれなかった基本ルール70』戸賀敬城(2013年04月24日)

基本的には、手土産は帰り際に渡すのが常識ですが、このように「会話を盛り上げることを狙った」ものであれば、途中で渡してもOKとのことです。


◆もちろん本書は、いわゆる「一般的な飲み会のTIPS」も収録していますので、ご安心を。

「お店の選び方」や、「スマートな精算の仕方」、「カラオケの選曲のコツ」、「飲み会の翌日に相手の職場に届けるモノ」(これが結構スゴイw)まで盛り沢山です。

さすが戸賀さん、「365日中364日仕事の飲み会に出席する」だけのことはあるな、とw

余談ですけど、単位時間当たりで考えると「ゴルフは飲み会よりコスパが高い」という最終章での指摘も、言われてみたら「なるほど納得」でした。


「飲み会」をビジネスにつなげたい方は必読!

4046011963
結果を出す男は「飲み会」で何をしているのか?
Chapter1 「飲み会」を制する者がビジネスを制す!
Chapter2 何を話し、何を話してはいけないのか?
Chapter3 結果を出す男だけがやっている極秘気遣い
Chapter4 仕事の結果を飲み会の「終わり方」で決まる!
Chapter5 「店選び」で人との距離をコントロールせよ!
Chapter6 「社内飲み」にこそ戦略をもて!
Bonus Chapter 「ゴルフ」「ジム」をビジネスチャンスに変えろ!


【関連記事】

【服装術】『結果を出す男はなぜ「服」にこだわるのか?』戸賀敬城(2014年09月27日)

【モテ】『デキる男の正解美容 誰も教えてくれなかった基本ルール70』戸賀敬城(2013年04月24日)

【会食作法】『銀座に集う一流の午後6 時からの成功仕事術~エグゼクティブから学ぶ、人の心を動かす極意~』日高利美(2014年10月20日)

意外と知られていない『会食力』のテクニック10選(2011年05月18日)

【グルメ?】『100億円を引きよせる 手みやげ』から選んだ6つの逸品(2014年03月12日)


【編集後記】

◆今日の本に関連して。

最近出た作品で、こんなのもありましたね。

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稲盛流コンパ 最強組織をつくる究極の飲み会

こちらは、どちらかというと「マネジメント系」なようですが。


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Posted by smoothfoxxx at 10:00
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