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2015年03月30日

【仕事術】『超高速仕事術 ~10倍は頑張れない。しかし10倍速く、はできる! ~』椋木修三


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超高速仕事術 ~10倍は頑張れない。しかし10倍速く、はできる! ~


【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、速読&勉強法のスペシャリストとして知られる椋木修三先生の仕事術本。

もっとも、椋木先生と言えば、過去5回「年間売上トップ」となった『図解 超高速勉強法』の著者として、当ブログでは名高いのですが。

アマゾンの内容紹介から一部引用。
10倍は頑張れない。しかし10倍速く、はできる!
勝負は、スピードだった! 速力を上げるほど、「(1)ムリなく(2)質が高く(3)やる気もつづく」この真実

それにしても、上記『図解 超高速勉強法』が5万部突破していたとは!?





Clock- Simplicity vs. Complexity / Aaron Geller


【ポイント】

■1.名前と顔のおぼえ方
(1)分解
「分解」は、田中とか佐藤といったよくある名前ではなく、珍しい名前、難しい名前をおほえる時に使うといい方法です。
(2)関連
「関連」は、自分の知っている人と関連づけることです。
「板垣さん」なら「自由民権運動の板垣退助の子孫」というようにおぼえます。
(3)「連結」
「連結」は一番重要なおぼえ方で、相手の顔の特徴やパッと見の印象、話し方、仕事内容、会社名などをつなげてエピソードをつくることです。
(4)くり返し
「くり返し」は、前項でも申し上げた通り、名前をくり返し口にする方法です。
(詳細は本書を)


■2.速読で要約力をつける
 速読は、「捨てるもの」「拾うもの」を一瞬にして見きわめていく、よいトレーニングになります。
 どれが重要な語句で、どこが文章全体のポイントかなどを視点と勘でパッと判断できるようになる影響は大きいです。速読のクセをつけていくと、時間の節約ができるだけでなく、仕事が要領よく進められるようになります。
 実際、私の速読教室の受講生に感想を聞くと、「読むスピードがあがった」のは当然のことながら、「仕事のし方が変わった」「仕事が速くなった」「要領よく仕事ができるようになった」と、多くの人が言うのです。


■3.すべてを頭の中に入れようとしない
 よくある勘違いは、速読すれば1冊を10分ぐらいで読み切れる上、本の内容がすべて頭の中に入るという誤解です。
 そんなことはありません。前述のように、読むスピードと内容の理解度は反比例するのです。そのギャップを要約力で補うわけですが、熟読のように内容を頭に入れることはできません。厳密にいえば、熟読ですら内容を100%頭に入れることはできないのです。
 一般的な速読教室でトレーニングをして、「目は速く動くようになったけれど、内容はつかめない」という人は少なくありません。そういう人は、すべてを頭の中に入れようとしているから、逆に何も頭に入らなくなるのです。
 そもそも、すべてを頭に入れるのは、実用的ではないのです。情報に優先順位がつけられるからこそ、速読は役立つのです。


■4.ネガティブな口グセをやめる
 自己評価の低さを克服するには、「ムリ」「できない」「だめだ」と言う口グセをやめるところから始めましょう。
 そういう口グセは、自分を安全地帯から出さないための自己防衛の言葉にすぎません。
 周囲から否定的に評価されてきた人は、防衛策として、自分の安全な居場所を探しながら生きてきたわけです。そこが一番居心地はいいし、自分が傷つかない場所なのです。
 だから、仕事をやる前に「無理」「できない」「だめだ」と言えば、失敗しても心理的には傷が浅くてすむのです。
 しかし、仕事をしている以上、そんなことは許されません。また、いつまでも防衛の心理に安住していると、成長も向上も止まってしまいます。ですから、やはりそれらの口グセは封印したほうがよいと思います。


■5.人を育てる8つの心がけ
(1)時間を設定する、時間を守る
(2)心理的距離を保つ
(3)受容的、許容的な姿勢をとる(うなずき効果)
(4)評価的、批判的な態度は原則とらない
(5)言葉の意味、内容から、その奥に潜む気持ち、感情をつかむ
(6)こちらが理解していることをフィードバックする
(7)人を見て法を説く
(8)「前よしの法、後よしの法」で叱る


(詳細は本書を)


【感想】

◆本書のタイトルを見た時、普通思い浮かべる仕事のスタイルとしては、「とにもかくにも高速である」という事でしょう。

実際本書の第2章は、下記目次にもあるように「データを秒速で整理する」というもの。

ここでは、椋木先生お得意の「速読スキル」を活用して、「情報の高速インプット」を目指しています。

また、上記ポイントの2番目にもあるように、「速読スキル」が身につくことで、「仕事が要領よく進められる」とのこと。

この第2章では、基本的な速読法として、「ブロック読み」「指さし法」といったあたりが解説されていますので、速読法に馴染みのない方はご参考まで。


◆また、順番が逆になりますが、本書の第1章のタイトルは「名前と顔を一瞬でおぼえる」というもの。

こちらでは、上記ポイントの1番目にあるように、おぼえ方の4つの方法が指南されています。

(3)の「連結」や(4)の「くり返し」は、類書でもよく見ますが、それ以外の2つはあまり記憶にないような?

ただ、椋木先生は、以前、社員数が1000名を超える会社の部長から依頼を受けて、「社員全員の名前と誕生日を覚える」手助けをしたのだとか。

その際、この部長さんは、このおぼえ方で、見事全員分の名前と誕生日をおぼえきったとのこと。

なお、誕生日のような数字のおぼえ方は、本書内で解説されている「数字変換法」を用いたそうなのですが、スペースの関係でそちらは今回は割愛させてもらいました。


◆そして、実は椋木先生の「速読」と「記憶術」が活用されているのは、この2つの章がほとんどで、3章以降では、さらに別の顔が中心となってきます。

それは、アマゾンの著者略歴にも記載されている「日本カウンセリング学会会員の心理カウンセラー」

今まで何冊も椋木先生の本を読んできたのに、全然意識したことがありませんでしたし、「速読」にも「記憶術」にも直接関係ないので、正直「意外」と言いますか。

そもそも、「速読」も「記憶術」も、向き合うのは「人」ではなく「情報」です。

ところが、上記ポイントの5番目のような「対人」絡みのTIPSを、「あの」椋木先生に語られてしまうと、なまじ先入観というか固定観念がある分、少々違和感を禁じ得なかったワタクシ。

もちろん、正規のカウンセラーとしておっしゃられてるんですから、内容的には全く問題はないのですが。


◆なお、本書は立ち位置的にはちと微妙で、仕事術の本なのに、帯には「5万部超のベストセラー『超高速勉強法』第2弾!!」の文字が!?

しかし、『超高速勉強法』の第2弾は、同じ版元さんから別にちゃんと出てるんですよね。

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一発記憶!図解 超高速勉強法〈2〉

参考記事:【記憶系】「一発記憶!図解 超高速勉強法〈2〉」椋木修三(2008年05月20日)

ちなみに、さらに同じ版元さんから同じようなタイトルの新書まで出ています。

最近よく、「シリーズ●万部突破!」といって広告を出している本を見かけますが、本書も発売即、「シリーズ5万部突破」とうたうために、このタイトルにしたのではないか、と訝ってしまうワケでして。


◆ところで、身も蓋もないお話なんですが、クオリティの高い「勉強本」(特に受験を前提とした狭義の勉強本)を出された著者さんが、その後書いた仕事術本で、良かった作品というのが、ぶっちゃけあまり記憶にありません(良くない例を具体的に言うと語弊があるので割愛しますが)。

例外(?)と言えるのは、齋藤 孝先生くらいではないか、と。

……「それ以前に両方のジャンルで出されている著者さんの方が少ない」というのは置いといて、自分なりに理由を考えてみたところ、思い当たるのは、受験は「インプット勝負」なのに対して、仕事は「アウトプット勝負」ではないか、ということ。

しかも、受験は基本的に「徒手空拳」であるのに対して、仕事は「使えるものは何でも使う」のが当たり前です。

つまり、受験に必要とされたスキルとは、違うものが仕事で求められており、その結果、アンマッチが生まれているのではないか……って何のオチもないのですが。

その点、今日の椋木先生の場合、受験とは全く違う「カウンセリング」というスキルをお持ちで、それを活かして書かれたのが今日のご本なんですよね。

そういう「武器」を活かして書かれている以上、他の「両方出してる」著者さんの仕事術本の中では、クオリティは高いと思います。


私は椋木先生の本なんで、即買いしましたがw

4766785916
超高速仕事術 ~10倍は頑張れない。しかし10倍速く、はできる! ~
第1章 名前と顔を一瞬でおぼえる ――人脈の広い人は仕事が速いという法則
第2章 データを秒速で整理する ――必要情報だけが目に飛び込んでくる
第3章 グズの原因を断ち切ろう ――疲れる仕事を二つ続けるから能率が落ちる
第4章 「エッセンス」で思考する ――ムダな九割に気づこう
第5章 人をもっと要領よく動かす ――スピード上司の指示と説得お原理
第6章 心の負担を「ゼロ」にする ――絶対疲れず落ち込まない技術
第7章 人生の遅れを取り戻す ――これからの自分を変えていく一日一分間


【関連記事】

【オススメ】『最短合格! 超効率「サーキット」勉強法 システムが回れば自動でうまくいく』椋木修三(2014年11月22日)

【濃縮】「新超高速勉強法」椋木修三(2009年02月28日)

【記憶系】「一発記憶!図解 超高速勉強法〈2〉」椋木修三(2008年05月20日)

【記憶&速読】「図解超高速勉強法」椋木修三(2008年05月04日)


【編集後記】

◆今日の気になる本。

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説明力―「その説明は、わかりやすい!」と言われる話し方

今さらですけど、説明上手になりたいものです。


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Posted by smoothfoxxx at 09:00
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