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2015年01月28日

【オススメ!】『人を操る禁断の文章術』メンタリストDaiGo


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人を操る禁断の文章術

Kindle版アリ


【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、「人の心を読み、操る技術“メンタリズム"」でお馴染みの、メンタリストDaiGoさんの文章術本

土井英司さんが、メルマガで「こんなノウハウ、1400円で出されたら、商売あがったりですよね」と言われていただけあって、タイトル通り「人を操る」テクニックが満載でした。

アマゾンの内容紹介から一部引用。
本企画では、メンタリズムの得意とする「人心掌握」「大衆煽動」のエッセンスを文章に応用し、読み手の心を自在に操る「メンタリズム文章術」を大公開。(中略)
扱うテーマは、セールス、プレゼン、恋愛、依頼など、書き手の腕が求められるシーンを幅広く網羅。
また、人間の感情をゆさぶる7つ引き金(トリガー)と、今すぐ文章にそのまま応用できるテクニックを紹介。本書を読むことで、書くべき内容とその書き方が一目にわかるようになる。

本書のまえがきでDaiGoさん曰く、「あなたの思う、世界最高の美女とは?」





Writing for Fim & Television Two-Weekend Writing Intensive 2012 / vancouverfilmschool


【ポイント】

■1.読み手の想像力を利用する
 人は、受け取った情報が足りないときは想像や予測で判断する習性があります。
 では、この想像や予測が、何に基づいているのかというと、その人の知識と体験、つまり記憶です。記憶に残りやすいものは、強い感情を伴う記憶、例えば自分にとって好ましいことや望んでいること。
 つまり、文章を書くときに、あえて情報量を少なくすることで、読み手の想像力を利用することができるのです。
 これがメンタリズム文章術の一番の特徴です。
 つまり、読み手が都合のいいように想像できる、ある程度の「隙」や「余白」を残している文章が、いい文章だという言い方もできるわけです。


■2.自分を正当化する心理を利用する
 例えば、「気になりませんか? 年間報酬3000万円が10年続くコンサルタントだけが知っている仕事の習慣」というタイトルが気になってセールスメールを開いた人は、「どんな習慣なのか?」「年間報酬3000万円が10年続くコンサルタントってどんな人?」「どんな生活をしているの?」など、内容を読む前から想像力をふくらませ、関心を持って内容を読んでくれます。
 仮に書き出だしがイマイチでも、気になってクリックしたのだから……と自分の行動を否定できず、最後まで目を通してくれるのです。


■3.事前に相手を観察し、調べる
 例えば、気になる異性を食事に誘うとき、「今度、食事でもどうですか?」とメールするのと、事前にツイッターで「ピザが食べたい」とつぶやいたのを知った上で、
「最近、石窯で焼くパリパリのナポリピザの店を見つけたんですけど、ご一緒にどうですか?」
 と誘うのでは、間違いなく後者のほうが心に刺さります。
 なぜならぐ前者はあなたの希望を伝えているだけで、後者は相手の興味を満たしているからです。
 どちらが「行こうかな」と思わせるかと言えば、興味のあるほうに決まっていますよね。


■4.相手の本音を推測し、建前を取り払って認める
 タテマエ、現実ではこうあるべき=上司から仕事を投げられる以上やるしかない。
 ホンネ、理想ではこうありたい=次から次へと舞い込む仕事を断りたい。
 この狭間で揺れている相手の感情を見抜き、「よくわかります」と共感して、手伝いを申し出る。
 本当に手伝うことになるかどうかはさておき、このステップを踏むだけで、あなたは相手から「信頼できる人」「いい人」と思われます。
 それは親しみにつながり、数少ない本音の愚痴を言い合える仲へと発展していくのではないでしょうか。


■5.話しかけるように書く
 ポイントは、自分がこう言ったら、相手はこう反応するだろうなと想像すること。私たちは会話の間中、絶え間なくさまざまなパターンの想像を繰り返しています。
 空気を読む日本人らしく、「こう言ったら、こう返ってくるかも……」とシミュレーションをしながら話すので、相手の答えや反応についての印象も強く残るのです。
 自分の投げかけた質問に対して、相手がどう答えるかを想像しながら、書く。
 つまり、読み手の疑問や反応を取り込んで書くこと。
 これが「話しかけるように書く」のコツとなります。


■6.メールは「下」から書く
 メールを書く際はまず、相手に何をしてもらいたいのか、どんな行動をとってもらいたいのかを考え、決めておくことです。それを「追伸」にまとめてから書き始める。このルールを知っていると、メールの書き方はガラリと変わります。
 人の心を揺さぶるメールを書きたいなら、「下」から書くことです。
 つまり、「追伸」の内容を決め、その文面を書いてから全体を考えていく。これが正しい書き方の手順となります。

(詳細は本書を)


【感想】

◆ずい分前に、DaiGoさんが文章術の本を出す、という話は聞いていたのですが、正直あまりピンときませんでした。

そもそもDaiGoさんはパフォーマーであり、確かに本は出していますが、過去の著作の内容から考えても、あくまで対面でのコミュニケーションスキルのお話がメインであり、文章を指南する、というのはちと違うんじゃないか、と……。

ところがDaiGoさん曰く、「文章の持つたった1つの目的」とは「今すぐ人を行動させること」。

そしてDaiGoさんの行っていたメンタリズムのパフォーマンスとは、「タレントさんに任意の選択肢を選ばせる」等、「目の前の人を思うままに操ること」であり、むしろ文章の方が同じことを高確率でできるという。


◆それを踏まえて上記ポイントを眺めてみると、なるほど「人を操る」効果があるものばかりです。

そういう意味では、本書のテクニックは、「文章術」というよりは、「セールスレター」に近い気が。

たとえば、本書の著者がDaiGoさんじゃなくて、神田昌典さんだったとしても、私にとってはあまり違和感がありません。

その神田さんも、昨年こんな本を出されているのに、未読なワタクシ……。

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禁断のセールスコピーライティング

神田さん監修のこの本なら、ずい分前に読んだのですが。

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ザ・コピーライティング―心の琴線にふれる言葉の法則

参考記事:【フツウにスゴ本】「ザ・コピーライティング」ジョン・ケープルズ (著), 神田昌典 (監修)(2008年10月20日)


◆なお、本書の第3章において紹介されているのが、「人を動かす7つの引き金」というもの。

その7つとは以下の通りです。
・興味
・ホンネとタテマエ
・悩み
・ソン・トク
・みんな一緒
・認められたい
・あなただけの
個々の詳細については本書にてご確認頂きたく。

ちなみに、上記ポイントの3番目は、引き金の初っ端にある「興味」からなのですが、このように相手の情報を事前に調べることを「ホットリーディング」と呼ぶのだそう。

そういえば、同じように「相手の興味をネットで調べよ」ということを、宮台先生が自著で言われていましたね。

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「絶望の時代」の希望の恋愛学

参考記事:【モテ】『「絶望の時代」の希望の恋愛学』宮台真司

確かに、冒頭の内容紹介にあるように「恋愛」にも使えそうです。


◆続く第4章が、具体的な書き方のテクニックであり、この2つの章が、本書のキモかと。

今回割愛した中では、「言葉を変えて何度も繰り返す」「世代別に書き分ける」といった、「目からウロコ」なTIPSもありました。

ここで特に意識したいのが、上記ポイントの最後の「メールを『下』から書く」という手法です。

これは土井さんも「心底、驚かされました」と言っており、類書でも目にしないモノ。

ただし、上記ポイントにはまだ続きがありますので、実践して頂く際には、やはり本書をご覧頂くべきだと思います。


◆ところで、冒頭で触れた「世界最高の美女」の件、アナタは誰を思い浮かべたでしょうか?

これは「正解が誰か」という話ではなくて、普通、冒頭の文章を読むと、誰もが「自分にとっての世界最高の美女」を思い浮かべ始めます。

ただ、もしそこに、誰か特定の女優の写真があったとしたら、それが自分の理想と同じでない限りは、その違いを感じてしまうことになってしまうハズ。

つまり、上記ポイントの1番目にあるように、「文章」という情報量の少ない提供方法によって、かえって誰もが脳内に「世界最高の美女」を思い浮かべることができるという。

本書には「想像してみてください、あなたの目の前に、目もくらむような美女がいることを」という一文があるのですが、確かにそう言われてしまうと、勝手に思い浮かべてしまいます。

……メンタリズム文章術、恐るべし!


出遅れましたが、これはオススメせざるを得ません!

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人を操る禁断の文章術
まえがき
第1章 文章が持つ力は∞(無限大)
第2章 「書かない」3原則で人を操る
第3章 人を動かす7つのトリガーで、何を書けばいいかもう悩まない
第4章 あとは、5つのテクニックに従って書くだけ


【関連記事】

【文章術】『読むだけであなたの仕事が変わる 「強い文章力」養成講座』川上徹也(2014年06月14日)

【思わず読んじゃう?】『一瞬で心をつかむ 77の文章テクニック』高橋フミアキ(2013年11月21日)

【ブロガー必読?】『「ひと言」力。サッと書いて、グッとくる99の方法』中谷彰宏(2013年06月04日)

【スゴ本】『いますぐ書け、の文章法』堀井憲一郎(2011年09月09日)

【スゴ本!】『言葉ひとつで「儲け」は10倍!』岩波貴士(2013年11月06日)

【データ主義?】『ステーキを売るなシズルを売れ --ホイラーの公式』エルマー・ホイラー(2012年08月05日)


【編集後記】

◆ちょっと気になる本。

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ゲーム・チェンジャーの競争戦略 ―ルール、相手、土俵を変える

当ブログでも『異業種競争戦略』が大人気だった内田先生の新作です。

これも読んでみたいな、と。


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Posted by smoothfoxxx at 09:00
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