スポンサーリンク

       

2014年11月14日

【コンディション】『一流の人はなぜそこまで、コンディションにこだわるのか?~仕事力を常に120%引き出すカラダ習慣~』上野啓樹,俣野成敏


一流の人はなぜそこまで、コンディションにこだわるのか?~仕事力を常に120%引き出すカラダ習慣~
一流の人はなぜそこまで、コンディションにこだわるのか?~仕事力を常に120%引き出すカラダ習慣~


【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、昨日の「未読本・気になる本」の記事でも人気だった1冊。

「ミス・ユニバースジャパン」の指導を歴任されている上野啓樹さんが、「プロフェッショナルサラリーマン」こと俣野成敏さんとタッグを組んで、ビジネスパーソンのパフォーマンスを改善してくれます。

アマゾンの内容紹介から。
集中力が上がるから、ミスが減る、残業が減る。疲れにくくなるから、眠くならない、ストレスが減る。体が軽いから、スーツをカッコよく着れ、モテる。2ヶ月で10キロ痩せて、ハイパフォーマーに変わる。忙しくて運動する時間がなくても大丈夫!

ただの「ダイエット本」だと思ってたら、大間違いでした!





Our Awesome Produce Counter / Katie@!


【ポイント】

■1.「消化」を制すれば、仕事の能率が上がる
 実は、人間のカラダにとって1日のうちで一番工ネルギーを必要とするのが、通勤列車で立っていることでもなく、ジョギングでもなく、「消化」なのです。(中略)
 そう考えると、食べ物を食べた分、そのエネルギーがほとんど消化に使われるわけですから、とても非効率的なのです。消化=体力の浪費と覚えていただいてもいいかもしれません。ですから、風邪をひいたときにお腹いっぱい食べるのは間違いです。よく精力をつけるために、肉をがっつり食べたという人もいますが、回復にエネルギーを使わず、消化にエネルギーを使ってしまいます。これでは治す方にエネルギーを使えないので、かえって治りが遅くなってしまいます。


■2.フルーツで酵素を補う
 フルーツを沢山食べる事で得られる恩恵はさまざまありますが、もっとも注目したいのがフルーツの「酵素」です。酵素は体内で生産される唯一のタンパク質で、さまざまな生命活動をスムーズに行わせるための大切な働きを担っています。代謝を高めて脂肪燃焼を活発にして、ダイエットや健康に関する役割も含まれます。
 しかしこの酵素、体内で生産される量は18〜20才をピークに、加齢につれてどんどん減少していくことがわかっています。
 酵素が不足すると、代謝が落ち、生命活動の歯車か狂ってしまいます。そして減少するままにすれば、肥満や生活習慣病を引き起こすなど、どんどん老化が進んでしまうことになります。
 ですから、健康を維持するうえでも足りない酵素を食べ物から補充する必要があるのです。


■3.カラダの機能は24時間を3分割して考える
何かを食べたら胃で消化し腸で栄養を吸収して、不要なものを尿や便として排泄をします。この3つのサイクル、消化・吸収・排泄はそれぞれ時間が決まっているのです。
 朝4時から12時までの8時間は排泄の時間。とにかくカラダの中の老廃物を出す時間です。12時から夜8時までは消化の時間。つまり、食べて良い時間です。逆にいえば、この時間以外に食べ物は食べない方が良いです。夜8時から朝の4時までは小腸・大腸でじっくり栄養を吸収する時間となります。


■4.大事な仕事の前には腹五分目にする
「お昼から大事な仕事がある」、「効率を上げて、残業なしで帰りたい」、そんな時は、ランチを腹半分にしてみましょう。
 試しに、しっかり昼食を取った日と、全く食べない日のパフォーマンスを比べてみてください。おそらく、何も食べなかった時の方が、午後、集中していると思います。大事な会議やプレゼンの前には、できればお水だけで過ごすのがベストです。ランチミーティングなどで、どうしても昼食を食べなければならないときは、パンやご飯の量を減らし、腹半分にとどめてください。


■5.睡眠時間が短いときこそ早く寝る
 何か決断をしたり、大切な仕事をするなら、夜遅くではなく朝早く起きてからにしましょう。どうしても徹夜で仕上げなければならないときは、夜9時でも10時でもいいので、とにかく早く寝てください。そして早く起きるのです。徹夜で朝の4時までかかって書類を仕上げ、8時に起きてぼんやりしたまま出社しプレゼンしてもパフォーマンスが良くありません。
 それなら、ゴールデンタイムの夜10時に寝て、午前2時に起きて資料作成をすることです。同じ4時間睡眠でもまるで違いますよ。


■6.栄養ドリンクを飲んだら余計に疲れる訳
 仕事が忙しくなり疲れが溜まってきたり、「今日は徹夜だ」というときは、その場を乗り越えるために何かに頼りたくなるでしょう。コンビニに行けば、たくさんの栄養ドリンクが並んでいます。(中略)
 ぐいっと飲めば、パッと目が覚めて、一時的に仕事がサクサクと進むでしょう。これは、カフェインやタウリンで一時的に血糖値や血圧を上げたからです。第3章の「間食」の項でご紹介した「お腹が空いたときのチョコレート」の話は覚えていますか? 急激に上げた血糖値は、急激に下がりますよね。飲んだときはいいけれど、なぜか後からドッと疲れてしまうのはそのせいです。


【感想】

◆冒頭で述べたように、本書はダイエットの本ではなく、むしろパフォーマンスを向上させるための本といっていいと思います。

ただ、本書の教えに従っていれば、それは結果的に痩せてしまうこと必至。

まず、上記ポイントの4番目をはじめとして、量的に「食べない」ことを推奨しています。

それは上記ポイントの1番目にあるように、「消化」によるエネルギー消費をできるだけ少なくするため。

たとえば今回は割愛しましたが、食べる際にも「よく噛む」ことをすすめています(「肉を食べるなら最低40回噛む」等)。


◆また、食べる時間についても、上記ポイントの3番目の通り、基本的には「昼12時から夜8時まで」にせよ、とのこと。

夜遅くに食べない方が良いことは、類書でも言われており、それは私も実感しています。

何せ、ブログの下書きを真夜中にやっていた頃は、ついつい間食をしていましたが、朝書くようになってからはそれが激減。

しかも、朝は寝起きのせいかそれほど空腹感を感じず、結局間食も滅多にしていません。

結果的に、1年前に買ったスラックスがゆるゆるになってしまったというくらい(自分なりに糖質制限している事も関係していると思いますが)。


◆ただ、「それじゃあ、朝食はどうするの」といったら、「フルーツを食べよ」とのお達しが。

実は、上記ポイントの2番目以外は割愛していますが、本書ではほぼ全編を通して「フルーツ推し」が展開されています。

たとえば、本来、体内を浄化するためにデトックスを行う必要があるのですが、その場合には朝から晩まで、フルーツだけを食べる「フルーツデー」を作れ、とのこと。

女性の方なら喜んでやりそうですが、男性にはちょっとキツそうなw

ただし、この「フルーツデトックス」は、好転反応でお腹が痛くなったりすることもあるらしいので、実践される方は、必ず本書にてご確認頂きたく。

なお、「食事の後のフルーツ」というのは、「胃の中で他のものと混ざると酸化が始まる」のでNGなのだそうです。


◆なお、本書の第4章では「世の中の常識を疑え」と題して、上記ポイントの6番目をはじめとして、私たちが「常識」と思っていることを検証。

たとえば、野菜ジュースが野菜の代わりにはならないことは、類書でもよく言われていますが、成分表示にある「ビタミンC」は、野菜本来のものではなく(濃縮還元の際に壊れているので)、変色防止のために添加したものだったとは……。

ただ、この「ビタミンC」は、野菜ジュースだけでなく、ペットボトルのお茶にも表示されていることがあり、こちらは「酸化防止剤」のことだとか。

間違っても「ビタミンも取れるとは、健康にいい!」などと思わないようにしてください。


◆ちなみに、本書の共著者である俣野さんは、同じく共著者の上野さんの指導のもと、「2ヶ月で10キロ痩せた」のだそう。

ただし、「ダイエット」はおまけのようなものであり、むしろ、ムラのあったコンディションが好調になったり、朝すっきり目覚められるようになったり、ランチの後にだるくならなくなった事の方が大きいようです。

本に影響を受けやすい(ので糖質制限してます)私としては、さっそく今日から「フルーツを食べよう」と決意した次第。←単純w

フルーツは無理な方でも、日常の「消化」を意識するだけで、パフォーマンスは変わってくると思います。

……俣野さんは見た目も若くなられたそうなので、個人的にはそちらもあやかりたいところですがw


ハイパフォーマーに変わるために読むべし!

一流の人はなぜそこまで、コンディションにこだわるのか?~仕事力を常に120%引き出すカラダ習慣~
一流の人はなぜそこまで、コンディションにこだわるのか?~仕事力を常に120%引き出すカラダ習慣~
第0章 気合いと根性だけでは、結果は出せない
第1章 コンディションと仕事の関係
第2章 新しいカラダに生まれ変わる
第3章 太りにくく疲れにくい1日の習慣
第4章 世の中の常識を疑え
第5章 ハイパフォーマーには、7つの特徴があった


【関連記事】

【疲労回復?】『なぜ、一流の人は「疲れ」を翌日に持ち越さないのか』裴 英洙(2014年08月01日)

【快眠!】『"睡眠満足度"があなたの年収を変える! 眠りの技法』山本恵一(2014年07月13日)

【男のダイエット?】『なぜ一流の男の腹は出ていないのか?』小林一行(2014年03月29日)

【健康】『世界一カンタンな疲れのとり方』植森美緒(2013年11月07日)

【効果アリ?】『「糖質オフ! 」健康法 主食を抜けば生活習慣病は防げる! 』江部康二(2013年06月27日)


【編集後記】

◆本書で「間食するなら」と薦められていたのが、ドライいちじく。

砂糖や漂白剤を使ってないモノ、ということで、こちらを注文してみました。

B00IKCVO78
トルコ産 無添加 砂糖不使用 ドライ いちじく やわらか ドライフルーツ 大粒 イチジク お買い得 1袋 500g

「お試し商品ですので、ご家族様(同一住所)1回/1個限り」とのことで、お買い得な予感!?


人気blogランキングご声援ありがとうございました!

この記事のカテゴリー:「健康」へ

この記事のカテゴリー:「ビジネススキル」へ

「マインドマップ的読書感想文」のトップへ
Posted by smoothfoxxx at 09:00
TrackBack(0)健康このエントリーを含むはてなブックマーク

スポンサーリンク




               

この記事へのトラックバックURL


●スパム防止のため、個別記事へのリンクのないトラックバックは受け付けておりません。
●トラックバックは承認後反映されます。