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2014年11月12日

【オススメ!】『理想のパートナーを見つけるためにしておきたい17のこと』本田 健


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理想のパートナーを見つけるためにしておきたい17のこと (だいわ文庫)


【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、本田 健さんの書き下ろし文庫本。

本田さんのモテ本と言えば、以前、『20代にしておきたい17のこと <恋愛編>』をレビューしたことがありましたが、それを上回る中身の濃さでした。

アマゾンの内容紹介から。
一度きりの人生、ベストパートナーと出会い、最高の人生を築くために、男と女が超えなくてはならないこと、超えてはならないこと。

正直、どこを削るかでかなり悩みましたし、その結果、思わず付箋も貼りまくり!







Couple on the beach at sunset: Fort Walton Beach, Florida / State Library and Archives of Florida


【ポイント】

■1.「一生独身」のラインにのっていないか注意する
 シングルで生きてきた人の多くは、一生独身を通すという信念でそうなったわけではないようです。いい人がいたら結婚しようと考えながら、仕事ばかりしているうちに独身のままという人が少なくありません。
 いまドキッとしたあなたは、そのラインにのっている可能性があります。
「私が一生独身でいくはずがない」と考えている人の多くが、望まない独身で人生を終えることになる、これが現実です。
 あなたが積極的に出会いを求めなければ、パートナーと偶然道ばたで出会うことはないでしょう。この3年間パートナーがいないという人は、自分が、ひょっとしたら「一生独身」のラインにのっていないかを見てみてください。


■2.パートナーを数値で評価してみる
 理想のパートナーを考える前に、自分のことを数値化してみましょう。
 そして、「この人はどうかな」という候補に出会ったら、相手のことも数値化してみるのです。
 評価の項目も、自分でつくってみましょう。相手との意外な共通点が見つかることもありますが、その前に、項目を出すことで、自分がどこにコンプレックスをもっているか、相手に対して、ここだけは譲れないと思っているところもわかるかもしれません。
 もちろん、数値が同じぐらいの人となら、幸せになれるというわけでもありませんが、新しい視点を取り入れるゲームとして一度やってみてください。


■3.許容できる範囲を最初から設定しておく
 多くの場合、自分のことを棚に上げて、相手に完壁を求める傾向がありますが、すべてができる人はいません。
 あなたがしなければいけないのは、「これは許容できる」という範囲を最初から設定しておくことです。
「すべてに完璧な人はいない」という前提で、パートナーを探してみましょう。
 幸せなパートナーシップはつまるところ、どれだけ相手をそのままで受け入れられるかどうかにつきます。
 そして、あなたもありのままの状態で、相手にどれだけ受けとめてもらえるかがカギになってきます。


■4.自分がいちばん輝ける場所で出会う
 あなたが、いちぱん格好よく素敵に見えるのは、どういう場所でしょうか。
 自分でも素敵だな、格好いいなと思えるところで出会った人とは最高の出会い方ができます。(中略)
 自分がいちばん楽しくて、ワクワクして、「この瞬間が楽しい」と思うときに、あなたは輝きます。
 あなたが自分のことを好きになれて、楽しくてたまらない場所に行ってみましょう。あなたの幸せなエネルギーがいっぱい自然に出てくるような場所にいることで、あなたのパートナー遭遇率は高まります。


■5.相手に「自分の気持ち」を上手に伝える
「この人、素敵だな」と思っても何のアプローチもせず、向こうから何か言ってくるのを待つだけの人。そして、連絡がまったく来ないことに対してイライラしたり、絶望したり、落ち込んだりしている人が少なくないのではないでしょうか。
 誰かに対して好意をもったら、すかさずメールをしたり、いいタイミングでアプローチしたり、会う約束を取りつけることができる人は、恋愛でも、次のステップに進むことができます。
 けれども多くの人が、この最初のアプローチの段階でつまずいてしまっているのが現実です。(中略)
 もちろん、そのコミュニケーションの結果、嫌われたり、拒絶されたりするリスクは出てきます。でも、より人間関係を深めたいと思ったら、そのリスクは避けては通れないものです。


■6.自分の女性性、男性性のスイッチをオンにする
 デートに出かけるのがおすすめなのは、それによって、あなたの女性性、男性性のスイッチがオンになるからです。
 ふだん、自分の女性性、男性性を意識して生活していることは少ないと思いますが、特定の男性、女性と――たとえば、おしゃれなカフェやレストランで向かい合っていると、自分の女性性、男性性を意識することになるのではないでしょうか。
 そのときに、「この人好きだな」という気持ちが出たり、「この人と一緒にいたい」「もっと一緒にいたい」と感じることがあったりしたら、そのときには、あなたの女性性、男性性のスイッチがオンになったということです。(中略)
 ちょっとお茶するだけで、その人と最終的にパートナーにならなくてもいいのです。シングルの男性、女性と一緒にいるだけで、あなたのパートナーシップのスイッチがオンになるので、ぜひ恥ずかしさを乗り越えて、リスクを冒してみてください。


【感想】

◆冒頭で申しあげたように、付箋を貼りまくりましたので、今回は割愛した部分を中心に触れてみます。

まず興味深かったのが、「絶対イヤなタイプ」「死んでも一緒になりたくないタイプ」を挙げるというTIPS。

結局、これを突き詰めることによって、逆に「自分が何を大切にするか」が見えてきます。

たとえば、「浮気っぽい人がイヤ」なら「信頼」を、「不潔な人がイヤ」なら「清潔」を大事にしたいということ。

これは本田さんが以前から言っている「絶対やりたくないこと」を挙げることで、「大好きなこと」が見つかる、というお話に似ていますね。


◆また、ポイントの2番目の数値化に関係することで、「理想のタイプを挙げる」というTIPSもありました。

「理想」ですから、贅沢を言ってたらキリがないのですが、そもそも、すべてを満たす完璧な人は、この世にいないでしょうし、いたとしてもそんな人が自分を選んでくれるかというと(ry

結局自分のレベルを上げないと、そんな人には釣り合わないワケです。

ところが、本田さん曰く「他人のことは分かっても、自分のことになると話は別なのがパートナーシップの面白いところ」とのこと。

上記ポイントの1番目では、「3年間パートナーがいない」という判定基準を挙げていましたが、仕事以外でもこうした「自分目線」を注意したいものです。


◆一方、上記ポイントの4番目の「いちばん輝ける場所」に関連して、「ワクワクする場所に行ってみる」というTIPSもありました。

コンサート会場でも、きれいな景色が見える場所でも、海外でもいいのですが、要は、「そこにいると自分がハイテンションになるような場所」に出かけることを、本田さんは薦めてらっしゃいます。

なぜかと言うと、そういう場所にいて、ドキドキしたり、思いっきり笑ったりしていると、ふだんの何倍も魅力的に相手に映るから。

たとえ「輝け」なくても、自分がワクワクするだけでいいのですから、こちらの方がハードルは低めな気がします。


◆なお、上記ポイントの1番目に関連しますが、本書の「おわりに」によると、多くの年配のシングルの人が、「結婚したかったけど、なんとなくチャンスがこなかった」と後悔しているのだそう。

今、この記事を読んで「 ( ´_ゝ`)フーン」と思ってる方の何人かも、その危険性があるということです。

本田さん曰く「これまで、何度か自然にパートナーシップが始まっていないのなら、努力をしなければ、これからも始まらないと考えたほうが現実的」とのこと。

もちろん、告って撃沈するリスクはありますが、その痛みも覚悟しないと前には進めません。

このブログで何度か言及している、私の仲の良かった社会人時代の先輩も、「普通に生活してればいつかは結婚できるでしょ」と言ってたんですが、未だ独身なんですよね……。


◆本書は、男女とも読める内容であるため、ナンパ本にありがちな「こうすれば落とせる」といった「秘策」はありません。

テイストとしては、当ブログお馴染みの『ベストパートナーになるために』に近い感じ。

ただ、あちらがすでにパートナーがいる前提であるのに対し、本書は相手選び方や出会いの場所にまで言及してる点が、シングル男性としては(シングル女性もですが)ポイントが高いです。

このコンテンツが、このお値段で手に入る(文庫本なので)のはお買い得だと思われ。


これはオススメせざるを得ません!

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理想のパートナーを見つけるためにしておきたい17のこと (だいわ文庫)
1 誰が好きかをはっきりさせる
2 仕事に逃げない
3 過去のハートブレイクを癒す
4 うまくいっているカップルを見る
5 自分の足で立つ
6 両親の影響から抜け出る
7 完璧な人はいないと悟る
8 「男性」「女性」を理解する
9 出会いをプロデュースする
10 友達に紹介してもらう
11 気持ちを伝える
12 デートに出かける
13 ワクワクすることをやる
14 迷ったら前に出る
15 人生について考える
16 運命とパートナーシップ
17 愛を信じる


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【編集後記】

◆本書の中でも紹介されていた1冊。

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傷つくならば、それは「愛」ではない

本当の愛があれば、相手がどう振る舞おうと関係ない、という深い教えが込められた作品です。

レビューは上記関連記事にて。


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