スポンサーリンク

2014年10月09日

【理系式?】『「そのひと言」の見つけ方 ?言葉を磨く50のコツ?』渡邉洋介


4788910772
「そのひと言」の見つけ方 ?言葉を磨く50のコツ?


【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、先月から既に出ていたコピーライティングのご本。

とある方から薦められて読んでみたところ、なるほどかなりのクオリティだな、と。

アマゾンの内容紹介から。
仕事ができる人は、言葉ができる人。気鋭のコピーライターが明かす、「人と仕事を動かすひと言」を見つけるための使えるノウハウ!

著者の渡邉さんは、東京大学大学院新領域創成科学研究科出身という、コピーライターにしては珍しい経歴の方なんですが、果たしてその本書は!?





Creative Copywriter (Niche Kecantikan dan Kesihatan) Saya mencari seseorang yang berbakat dalam bidang penulisan untuk niche di atas. - Berpengalaman melebihi 2 tahun dalam bidang penulisan. - Berikan expected salary anda pada kami. - Seorang yang teli / syed_ikhwan


【ポイント】

■1.言葉や文章と物理的に距離をとる
 僕はA4用紙1枚に1コピーと決めて、太めのマジックペンで書いています。考えた言葉を紙に落とすと、そこでいったん冷静になります。
 次にその紙を遠くに置いてみる。離れた机に置いてもいいし、壁に貼ってもいい。物理的に遠い場所に置いてみる。すると不思議なことに自分が書いた言葉という感覚が薄れていき、このコピーが本当によいかどうかを客観的に判断できるのです。


■2.「100個書いて1個だけ選ぶ」を繰り返す
 質を上げるには量が重要です。考えた量が、やがてアイデアの質に転化する。これは広告コピーだけの話ではありません。あらゆるビジネスシーンで使えることだと思うのです。
 たとえば企画書の冒頭文。1個だけ書くより、試しに10個書いてみてから選んだほうが、必ずよい内容になります。もちろん、10個書いてみて、最初に思いついた1個目がやっぱりよかった、ということもあります。そのときは、それだけ考えて選んだのだ、という自信がつく。ムダなことはひとつもないのです。


■3.切り口と表現のかけ算をする
 頭のなかにりんごをひとつ思い浮かべてください。そのりんごをナイフでスパッと切ってみる。縦に切るか、横に切るかでその切り口の見え方はまったく異なってきます。切り口とは、ものごとのどの面を人に見せると魅力的に見えるか? ということです。(中略)
 まず一定量を書き出したら、いったんそれを切り口別に分類してみましょう。切り口は最低でも10個を目標に。
 次にその10個に対して、表現違いで3個コピーを書いてみましょう。足りなければ書き足します。するとあら不思議、これでコピーが30個も完成しました!


■4.みんなが思っていることを、みんなとは違う言葉で書く
 コピーライターの仕事をひと言で言えば、
「みんなが思っていることを、みんなとは違う言葉で書く人」
 です。
 みんなが思っていないことを書いたら、誰にもわかってもらえない。
 でも、みんなが思っていることを、みんなとは違う言葉で書けたら、「あ、こういうふうに言ってほしかった!」となる。それを書ける人がコピーライター。
 その「みんなが思っていること」を、自分が創作して書くのではなく、事実として見つける。どんな切り口がいいか見つけるということです。
 見つけたらその先がコピーライターの仕事で、どう表現するのかを考える。みんなが使わない言葉、手垢のついていない表現で、ちょっと新鮮な文章を考えるのです。


■5.寝る直前に書いて、起きてすぐチェックする
 僕は夜の時点で「これいいぞ!」という案があっても、必ず翌朝にチェックするようにしています。朝に読んでもよければたぶんすごくよい案ですが、「これダメだな」と思ったら迷わずその案は諦めることにします。(中略)
 コピーライティングに限らず、すべての仕事でひと晩アイデアや言葉や考えを寝かせることができたら、つまりひと晩寝て起きてからチェックすることができたら、すべての仕事が成功すると思います。


■6.ささやき声で読んでみる。アナウンサーのように読んでみる。
 人は文章を書くと黙読で確認してしまいがちです。
 しかし、あえて声に出して読んでみるのです。(中略)
「ささやき声」は、その文章や言葉にグッと人の心を惹きつける力があるのかを検証しやすい声です。どれだけ小さなひそひそ声で言われても、そこにニュースがあれば人は耳を傾け、領くものです。
「アナウンサーのように」というのは、ニュースとしてどんな強さがあるかを検証するのに役立ちます。事実を淡々と話すとすごく客観的に聴こえるので、それでも引き込まれる何かがあるかを確認できます。


【感想】

◆久々に読んだ、「ガチ」なコピーライティングの本でした。

たとえば、当ブログでご紹介した代理店のコピーライターさんの本で言えば、こういう本がありますが。

4478017212
伝え方が9割

参考記事:【こんな方法あったんだ】『伝え方が9割』佐々木圭一(2013年03月05日)

この本ですとか、その後に出た『伝わっているか?』あたりは、コピーライターさんが、その技術を一般的な分野(ビジネススキルや生活等)に落とし込んでいるワケです。

特に『伝え方が9割』の方は、50万部を超えており(なのに値崩れしていないのはスゴイ!)、その部数が伸びた要因の1つは、コピーライティング以外の分野での汎用性ではないか、と。


◆それに対して本書は、ほぼ全て広告業界におけるコピーライティングのお話です。

一応、上記ポイントの2番目や5番目あたりは、一般的なビジネスシーンに通じるものではありますが、基本的には「コピーライターさんは、いかにコピーを書き上げるか」というお話が中心。

もっとも、プロフェッショナルが、自らの仕事や芸事に打ち込む姿勢や考え方を書く、というのは、そのまま自己啓発書の1つのスタイルであり、その手の切り口がダメなら、羽生さんの本やスポーツ選手の本もダメということになってしまいます。

そういった分野の方の本に比べたら、本書はより一層汎用性があるわけで、特に企画を考えたり、クリエイティブなお仕事をされている方なら、一読の価値はあるハズ。

……まったく畑違いのワタクシが、付箋をペタペタ貼りまくっているのはどうかと思いますがw


◆今回割愛した中で興味深かったのが、「400字書いたら半分に削る」というTIPS。

これは、
・次の20字×8行の文章を、20字×3行に縮める。
・1日おいての書き直しを少なくとも3回は重ねる。
というトレーニング(半分以下じゃないすかw)なのですが、渡邉さんはこれをやれるだけやろうと思い立ち、19日間続け、19個書いたのだそう(スゲーw)。

本書では、解説とともにその変遷(全部ではないですが)が掲載されており、なかなか勉強になりました。

同様に、上記ポイントの2番目の「量稽古」のお話に関して、100個どころか「166個書いた中の1つのコピー」が本書にあって、これがまた秀逸。

一応ネタバレ自重しますが、その意図やプロセスも含めて、本書にてご確認頂ければ。


◆ぶっちゃけたお話、当ブログでは本書のような「正攻法のコピーライティングの本」は、あまり人気がありませんw

同じライティングでも、むしろダイレクトマーケティング系の本の方が、お買い上げ頂いた冊数も多いかと。

それでも、かつてマスコミ業界に憧れた(一応w)人間としましては、本書のような作品を読みたくなる今日この頃。

読んで一番響くのは、モロにコピーライターの方やその予備軍、ないしは企画を考えたりする人でしょうが、それ以外の方にも読んで頂きたい良質な1冊だと思います。


「人と仕事を動かすひと言」を見つけるために!

4788910772
「そのひと言」の見つけ方 ?言葉を磨く50のコツ?
書くコツ10
選ぶコツ10
練るコツ10
粘るコツ10
語るコツ10


【関連記事】

【20のメソッド?】『伝わっているか?』小西利行(2014年06月12日)

【こんな方法あったんだ】『伝え方が9割』佐々木圭一(2013年03月05日)

【スゴ本】『セールスライティング・ハンドブック 「売れる」コピーの書き方から仕事のとり方まで』ロバート・W・ブライ(著),鬼塚俊宏(監修)(2011年04月10日)

【必読。】『「売れるキャッチコピー」と「買わせるキャッチコピー」』井手 聡(2010年09月18日)

【フツウにスゴ本】「ザ・コピーライティング」ジョン・ケープルズ (著), 神田昌典 (監修)(2008年10月20日)

【スゴ本!】「広告コピーってこう書くんだ!読本」谷山雅計(2008年01月15日)

「10倍売る人の文章術」ジョセフ・シュガーマン(著)金森重樹(監訳)(2006年05月08日)


【編集後記】

◆以前も編集後記で取り上げたことがあるのですが、ガチなコピーライティングの本として、オススメしたいのがこちら。

4883351793
広告コピーってこう書くんだ!読本

……中古でも相変わらず値崩れしてませんね。


人気blogランキングご声援ありがとうございました!

この記事のカテゴリー:「メルマガ・ライティング関係」へ

この記事のカテゴリー:「マーケティング」へ

「マインドマップ的読書感想文」のトップへ
Posted by smoothfoxxx at 09:00
TrackBack(0)メルマガ、ライティング関係このエントリーを含むはてなブックマークYahoo!ブックマークに登録BuzzurlにブックマークBuzzurlにブックマーク

スポンサーリンク




この記事へのトラックバックURL


●スパム防止のため、個別記事へのリンクのないトラックバックは受け付けておりません。
●トラックバックは承認後反映されます。
http://trackback.blogsys.jp/livedoor/smoothfoxxx/52150159