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2014年09月30日

【メモ術】『自衛隊に学ぶメモ術』松尾 喬, 平野隆之(監修)


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自衛隊に学ぶメモ術 (マイナビ新書)


【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、先日の「未読本・気になる本」の記事でも人気だった1冊。

元・陸上自衛隊 陸将補である平野隆之さん監修のもと、『自衛隊の仕事術』等の著書のある松尾 喬さんが、「自衛隊式」のメモ術を記されています。

アマゾンの内容紹介から。
災害現場や国防の最前線で活躍する自衛隊。ときに極限状態で情報を伝達する技術には、自衛隊ならではの技術が生かされています。本書はその情報伝達法の中から「メモ術」に注目し、自衛隊が使用しているツールやメモの方法、情報が正確に伝達されるコツなどについて、日々の仕事や生活でも役立つように解説します。また、メモ術の延長線として、言葉を正確に伝達するコツや情報収集、情報の整理、記憶術などビジネスパーソンの悩みを解決するヒントを紹介します。自衛隊のメモ術をマスターしよう!

確かにビジネスパーソンにも参考になる内容でした!






Hold the line! [Image 5 of 7] / DVIDSHUB


【ポイント】

■1.アルファベットは「HND」方式で
「HND」の意味がすぐにわかる人はなかなかの旅行通。羽田空港(東京国際空港)の空港コードだ。では、「NRT」は? そう、「成田国際空港」のことだ。
 アルファべットを活用するといっても、その場の思いつきや自分勝手な使い方では何のことかわからなくなってしまう。アルファべットを使うときは法則を用いるとよい。(中略)
 もうおわかりだと思うが、母音を抜いた表記になっている。この法則を使うといろいろな表記が簡単にすばやくできて、誰にもわかりやすい。
 会社の組織を表す場合には、部は「B」、課は「K」、係は「KK」などと書く。


■2.読み返せないミミズ文字はカタカナで防ぐ
 カタカナは画数が少なく、書くのに手聞のかかる曲線も少なく、ひらがなのように「ミミズ化」しやすい要素が少ないので早く書くにはうってつけの文字だ。すぐに思い出せない漢字をさらりとカタカナにしてしまえばメモを取る時短にもなる。
 人に見られたときに漢字を使っていないと恥ずかしい。そんな見栄は仕事に何のプラスにもならない。漢字が書けないのではなく、漢字を書かないのがミミズ文字の撃退法で、誰でも読めるメモ術につながる。


■3.すぐにメモできる状態にしておく
 メモは基本的にポケットに入れておけば一番早く取り出せる。カバンに入れるならファスナーのない外の脇ポケットに入れる。それができないなら、すぐに取り出せる内ポケットを使い、内ポケットのファスナーは閉めない。
 そしてメモはすぐ書けるように白紙のぺージを開いておく。表紙からめくって書き込むぺージを探すのはラクなことではないし、バタバタしていると情報を見つけたときに覚えた感覚も失ってしまう。ぺンも開いたメモのぺージに刺して、メモを出したらすぐ書けるように準備しておく。


■4.時系列に書き、日付を記入する
 メモは最初のページから順番に書いていくので、基本的に時系列に沿って情報が並ぶ。ぺージが進むほど新しい情報ということだ。そして時系列を崩さないで書いていくと、そのこと自体が重要な情報になる。(中略)
 そして、時系列記入術をもっと有効な情報にするために必要なのが日付だ。日付があればより時系列がはっきりして、記憶をたどるときの目印にもなる。


■5.箇条書きにして、書き出しには「・」を使う
 箇条書きは手短に情報を書く比較的簡単な技法だ。読みやすく、端的に書けるので目でも理解でき、メモを書くにはうってつけだ。(中略)
 そして書き出しには「・」をつけて、書き出しだと一目でわかるように目印をつける。これで一つひとつの情報がはっきりと区別できる。
 行がわかりやすいように番号を振ると、番号自体が情報の場合があって混乱するので番号は使わない。,(1)は急いで書くときに手間もかかるので使わない。


■6.罫線の幅は自分に合わせて選ぶ
 罫線の幅を選ぶ目安になるのが会議で取るメモだ。会議のテーマは2行にわたるように大きく書く。そして各項目とその情報は1行の中に収めて、項目間は1行空ける。このメモが自分にとって書きやすいか読みやすいかで判断する。ゴチャゴチャしていると感じるなら自分の文字に対して罫線の幅が狭いということ。逆にスペースが多くてムダがあると感じるなら罫線の幅は広すぎる。


【感想】

◆本書の「はじめに」には、自衛隊の仕事術についてのキーワードが紹介されています。

それは「正・早・安・楽」というもの。

ちなみに「正」はミスの最小化、「早」は仕事のスピードアップ、「安」は安心とコストダウン、「楽」はもっと楽に、楽しくできないか、を意味しているとのこと。

これは自衛隊における「メモ術」においても同様で、本書でも一貫してこの考え方がベースになっています。

改めて上記ポイントを眺めてみても、確かに「正・早・安・楽」に沿っているな、と。


◆本書には、実際のメモの例が収録されているのですが、たとえば

「1330 DCP G2 G3」

という表記は、

「午後1時半から師団指揮所で作戦会議があり、師団の2部長、3部長が集合する」

という意味を表しているのだそう。

なお、これは時刻ですが、日付は西暦の下2ケタを用いて、

「141001W」

と表記し、これは「2014年10月1日水曜日」のこと。

大昔に西暦のデータを「96」などと略していたため、2000年問題が起こったこともありましたが、個人のアナログのメモなら何ら問題がないでしょうw


◆なお本書では、具体的なメモ帳自体については、いわゆる「100円ノート」が推奨されています。

実際に画像があったのですが、こちらですね(モノクロで何色か分からなかったので3色セットをw)。

B000IGZ6K0
マルマン A6 スパイラル メモ 3冊入 N670X3

100円ノートは数ある中でも、「らせん状のリング閉じタイプ」なのが特徴です。

なぜこのタイプなのかについては、本書にてご確認を。

もっとも、自衛隊では手帳が支給されるそうなので、このタイプの100円ノートが、自衛隊のデフォルトや決まりだったりするワケではないと思いますが。


◆一応、上記ポイントでは、できる限り一般的なビジネスパーソン(≠ミリオタ)にとって有益な部分を抜き出してみました。

逆に本書では、私たちにも有益であるものの、「メモ術」に直接関係ない「発想法」や「マネジメント」的なお話もありますのでご留意を。

他にもカットした中に「自衛隊ならではのお話」もチラホラあったりしますが、その辺はミリオタさんにお任せします。

……「夜中に敵から急襲された場合」って言われても、普通アリエナイですからw

個人的には、今までセミナー等で漢字が書けない時には携帯で調べてましたが、まずは上記ポイントの2番目に従ってカタカナで書こうかな、と(そこかよ、というw)。


意外に使える「メモ術」でした!

4839952574
自衛隊に学ぶメモ術 (マイナビ新書)
第1章 情報伝達術! いつ、どんな状況でも的確にメモを取る力
第2章 情報収集術! 現場で役立つ自然に負けないメモテクニック
第3章 情報整理術! 一瞬でメモができる技術
第4章 情報記憶術! 複雑な手順を一発で記憶するメモ術
第5章 情報ツール利用術! 自分に合ったツールを武器にする


【関連記事】

【実践的】『逆算メモ術 ~結果を出している人の実践テクニック~ 』(2010年11月06日)

【ノート術】『頭がいい人はなぜ、方眼ノートを使うのか?』高橋政史(2014年05月22日)

【ノート&書類術】相変わらずアソシエムックが高クオリティな件(2010年05月25日)

【小ネタ満載】「夢をかなえる メモの習慣」佐藤 伝(2009年01月07日)

【100円ノート式】「情報は1冊のノートにまとめなさい」奥野宣之(2008年03月18日)


【編集後記】

◆「〜術」つながり(強引w)でこんな本もご紹介。

4813260152
カンタン電卓操作術

実は電卓を使う資格試験(簿記、税理士、会計士)では、「電卓スキル」が合否を分けることも多々ありますから……。


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Posted by smoothfoxxx at 09:00
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