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2014年07月17日

【正しい目標設定とは?】『絶対的な自信をつくる方法---「OKライン」で、弱い自分のまま強くなる』森川陽太郎


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絶対的な自信をつくる方法---「OKライン」で、弱い自分のまま強くなる


【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、以前『ネガティブシンキングだからうまくいく35の法則』を当ブログで取り上げたことのある森川陽太郎さんの最新作。

参考記事:【自己肯定】『ネガティブシンキングだからうまくいく35の法則』森川陽太郎(2013年01月30日)

この本もなかなか「目からウロコ」だったのですが、本書ではさらに効果のありそうなメソッドを公開してらっしゃいます。

アマゾンの内容紹介から。
横峯さくら選手をスランプから救ったメンタルトレーニングを大公開!
数々のアスリートや企業研修を行うメンタルトレーナーによる、正しい目標設定の仕方とは。
ありのままの自分を受け入れ、小さな成功体験を積むことで、他者評価にとらわれない、弱い自分のままでも不動の自信を手にすることができる。

一般的な常識とは真逆(?)なTIPSもあり、少々驚きました!






Cleared / oscarandtara


【ポイント】

■1.確実にできる「OKライン」を設定する
 私は、「OKライン」という独自のメソッドをメンタルトレーニングに取り入れています。OKラインとは、「今の自分にできること、できないこと」を受け入れるという考え方を基本にして設定する自己評価の基準です。
 もっと簡単に言えば、自分自身が「ここまでは確実にできる」と思えるラインのこと。ひとまず、他者評価は置いておきます。(中略)
 OKとは肯定の意味で使われる言葉であり、今の自分ができたことを「できた」ときちんと認める言葉です。


■2.感情と思考を一致させ、行動だけを切り離す
 感情はコントロールできないので、思考を感情に合わせていくべきです。
 もし感情で『できない』と思うのなら、その感情を受け入れて、そのままで行動を起こせばいい。行動だけ切り離すことが大事なのです。(中略)
×感情と思考を切り離している例
自分にはムリ(感情)→できないことはない(思考)→気合でやろう(行動)
 ⇒自己否定が生まれ苦しくなる

○感情と思考を一致させている例
オレにはできないよ(感情)→たしかにそうだね、しんどいかもね(思考)→まずは今できることだけ確実にやろう(行動)
 ⇒今するべきことに集中できる

 
■3.ほめ言葉はすべて受け入れる
 ほめ言葉は、とにかく素直に受け入れる。
 そのほめ言葉が、お世辞なのか本心なのかは、この際まったく関係ありません。
 ほめられたという事実を受け入れて、「ほめられてうれしい自分」の感情に素直になり、自己肯定する習慣をつけることが大事なのです。
 言葉の裏を読んで自信をなくすのではなく、額面どおり受け取って、その言葉から自己肯定感を得る。
 自分に自信を持つために、今日から始めてみてください。


■4.「がんばった自分」にOKを出さない
 もっとも避けるべきことは、「一生懸命がんばったから結果が出なくても仕方ない」と、「がんばった自分」にOKを出してしまうことです。
 これをやってしまうと、いつまでたっても自信を持つことはできません。(中略)
 自信をつくるためには、「がんばった自分」に0Kを出すのではなく、「がんばった結果、自分のOKラインをクリアできた自分」にOKを出すべきなのです。
 OKラインの設定も同様です。
 間違っても、「がんばったこと」をOKラインにしないでください。
 数字など「定量的な(量ることができる)目標」を設定してください。


■5.「平常心で」は、使ってはいけない言葉
 そもそも「平常心で!」と声を大にして言うときは、ほぼ100%、平常ではない状態になっているときです。ものすごく緊張しているとか、一気に自信を失ってしまったとか、集中力が欠けてしまったとか、ある種の異常事態です。
 異常事態にフタをして「平常心」で押し殺すのではなく、どんな状況、どんな感情であってもそのまま受け入れなければ、いい結果にはつながりません。
 この本で目指しているのは、「どんなときにも緊張しないこと」ではなく、「どんなに緊張していても行動できる、パフォーマンスを発揮できる」ということです。


■6.ルーティンやゲン担ぎをやめてみる
 ルーティンをやることで、結果ではなく緊張しないことがゴールになってしまう。ラッキーカラーも人という文字も、緊張しないための依存対象でしかないのです。
 でも私が目指しているのは、緊張を追い払うことではなく、「緊張していても、できた」「ラッキーカラーを着なくても勝てた(むしろアンラッキーカラーを着て勝てたのほうがいいかもしれません)」という成功体験を積むことです。(中略)
 緊張から逃げるためのルーティンはやめましょう。
 本番で緊張するという不安をなくすための行動ではなく、緊張しても結果を出せる努力をしましょう。


【感想】

◆非常に興味深い内容でした。

まず、本書で一貫したテーマとして登場する「OKライン」。

上記では具体例を割愛しているので、ここで補足しておくと、たとえば「月に1件契約が取れるか否か」という実力のビジネスマンが、いきなり「月3件の契約を取る」という目標を掲げても、実際には3件も契約は取れず、自己嫌悪に陥ってしまいます。

これは「理想の自分と、現実の自分とのギャップを認めたくない」から起きること。

要は「プライド」なわけです。

つまりプライドが邪魔をして、自分の実力で得た結果(月1件の契約)を肯定できずに、実力以上の理想(月3件の契約)を達成できない自分にいらだち、否定し、自身を失っていくという。

しかし、本来彼が今やるべきことは、「実力に見合った『月1件の契約』にOKラインを設定して、それを確実にクリアするための行動を起こすこと」というのが、森川さんの主張なワケです。


◆もちろんこのOKラインは固定されたものではなく、実力に合わせて徐々に上げていくべきもの。

実際に森川さんがメンタルトレーニングを行った方で、「半年で10キロのダイエット」を掲げていた人がいました。

ここで森川さんはOKラインを大きく下げて、まずは「毎日1回以上の筋トレを頭の中でイメージする」ことに設定(実際に筋トレを行うのではなく、「イメトレで行う」点に注意)。

そこから「1日1回腹筋を行う」になり、その後も徐々にOKラインを上げていき、結果として予定より1ヶ月早い5ヶ月後に10キロのダイエットを成功したのだそう。

これがもし、最初から「1日10回腹筋を行う」だったら、仕事で遅くなったり疲れていたりして、途中で挫折していた可能性は高いです。


◆また、冒頭で「一般的な常識とは真逆」と申し上げたのは、上記ポイントの4〜6辺り。

特に4番目の「『がんばった自分』にOKを出さない」というのは、「目からウロコ」でした。

実際、「がんばったのだから、結果が出なくても仕方がない」と、成果が出なくても自分を正当化する話は、よく耳にしますが、これではダメだと。

上記ポイントでもあったように「定量的な目標」を設定した上で、徐々にそれを達成していき、自信を積み上げていくんですね。


◆私自身、税理士試験の受験生時代には、「身の程知らず」の目標を設定し、短期間で合格することを目指したのですが、当初は「玉砕」の連続でした。

さすがに「がんばったからいいや」とは思いませんでしたが、そんな目標を設定したのもやはり「プライド」ゆえのこと。

それが「身の丈にあった目標」に設定し直したところ、そこからは受験した科目は1つも落とさずに何とか合格できたという。

当時本書があれば、もっと早く税理士になれていたかもしれません……と言ってみるテストw


◆ちなみに、本書を読み始めて最初に思ったのは、実は、今回のワールドカップにおける、サッカーの日本代表のことでした。

「正しいOKラインがどこだったか」は置いとくにしても、やみくもな「ポジティブシンキング」だけでは、結果が伴わないのではないか、と感じた次第(これ以上は長くなるので割愛しますが)。

一方、同じスポーツ絡みでは、帯に書いてあるように「プロゴルファーの横峯さくらさんをスランプから救ったメンタルトレーニング」というモノも本書は収録しています。

ここは本書のキモの1つでしょうからネタバレ自重しますが、結果的に「大復活」とも言える成績を挙げることができたのも、森川さんのおかげであることは、間違いないでしょう(お2人は結婚までされましたしw)。


正しい目標設定をしたいなら、読むべし!

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絶対的な自信をつくる方法---「OKライン」で、弱い自分のまま強くなる
1章 OKラインで「弱い自分」のまま強くなる
2章 自分に合った「OKライン」を設定しよう
3章 苦手意識とコンプレックスを、OKラインで克服する
4章 OKラインで、本番に強い自分に変わる
5章 「ありのまま」の自分を受け入れる


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【編集後記】

◆土井英司さんがメルマガで紹介したため、アマゾンベスト5入りしてしまったのがコチラの本。

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<決定版>年間報酬3000万円超えが10年続くコンサルタントの教科書

確かにリアル書店でパラパラ読んで良かったんですけど、そんなにコンサルタントの指南書にニーズがあるとは!?


人気blogランキングご声援ありがとうございました!

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Posted by smoothfoxxx at 09:00
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