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2014年06月05日

【モテ】『アラフォーでも簡単にモテる会話術のすべて』水瀬 翔


アラフォーでも簡単にモテる会話術のすべて
アラフォーでも簡単にモテる会話術のすべて


【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、以前「マーケティング系モテ本」と私が評した『なぜかモテる男の技術』を書かれた、水瀬 翔さんの新作。

タイトルには「アラフォー」と入っていますが、コンテンツとしては全世代に通じる秀逸なモノでした。

アマゾンの内容紹介から一部引用。
40代の男性でも20代女性が口説ける方法があります! 「友人ゼロ人」「在宅の仕事で引きこもり」で、出会いはゼロ。「アラフォー」「不安定な職種」「デブ」「赤面症」「あがり症」「多汗症」と女性から嫌われる条件ばかりの著者が、200万円以上をつぎ込んであみ出した、誰でも再現可能な会話術と口説きノウハウを教えます。500名を超える女性と連絡先を交換できるようになり、さまざまな異性を口説けるようになった方法が、あなたのものになります。

単純な「会話術」のみならず、全般的なモテテクを学べる1冊です!





Just a gigolo / Openkimia


【ポイント】

■1.女性と接する際の「最低限のルール」を守る
 たとえば、黒目を頻繁に左右に動かし、はげしく貧乏ゆすりをしていて、あなたの話を遮って自慢話ばかりする人がいれば、どのように思いますか。
「なんか挙動不審だし、話も嫌味だし、腹立たしいから、関わるのはやめておこう」などと思うのではないでしょうか。
 これを角度を変えてみれば、会話には「黒目を頻繁に左右に動かさない」「貧乏ゆすりはしない」「人の話を遮らない」「自慢話ばかりしない」など、「〜してはいけない」という、暗黙のルールが存在していて、それを守ることができない人間は、縁を切られてしまうということでもあります。


■2.ひとまわり年下の男性が着るような服を選ぶ
 老いという非モテの要素をすこしでも隠せるように、自分よりも若い世代が着るような服装を選ぶのは重要ですが、実年齢とかけ離れた服装にすると、たいていの女性はひくので、若すぎる服装にするのはやめましょう。では、どのくらいの年代を想定して、服を選べばいいのでしょうか。
 わたしがお勧めするのは、アラフォーならアラサー、アラフィフならアラフォーというように、ひとまわり年下の男性が着るような服を選ぶことです。年齢を聞かれたとき、たとえば40代なのに20代というとかなりの違和感がありますが、30代というとすこしの違和感で済むのと同じです。


■3.女性のパーソナルスペースを探る
 具体的には、対面で座っている場合だと、椅子に深く腰掛けて姿勢を正します。すこし話したあと、上半身をわずかに女性側に近づけて、女性の近くにあるものをとります。女性がすこしでものけ反るしぐさをしたり、眉間に皺をよせたりすると、パーソナルスぺースが広いか、あなたの印象があまりよくないため、不用意に近づかないようにします。
 立っている場合だと、さりけなく、すこしずつ近づくことです。女性が後退して距離をとろうとしたところが女性のパーソナルスぺースです。それ以上は近づかないようにします。
 このようにすれば、特に女性に近づきすぎる人は、女性との距離を適切に保てるようになると思います。


■4.女性が感じていることを代弁する
 たとえば個室の冷房が効きすぎていて寒く、しかも料理を頼んだのにまだ来ないと思っていたとします。
 そのとき、女性から「寒いですよねー、料理まだかなー」といわれると、どうでしょうか。ほんのすこし親近感がわくのではないでしょうか。
 会話に困ったときは、これを女性に仕掛けるといいでしょう。
 つまり、いま、女性が感じているであろうことを代弁するのです。
 ただ、女性が何を感じているのかわからないので、つぎのことをネタにするといいでしょう。同じ店にいるので、あなたが感じていることを、高確率で女性も感じているためです。
・周囲の温度:(例)「寒くないですか?」
・周囲のにおい:(例)「ここ、タバコくさくないですか? 大丈夫ですか?」(後略)


■5.女性を上手にほめるための4つのポイント
(例)「コートの中って、そういう服だったんですね。なんか、赤、似合っていますよ」
 さて、ここで鋭い人なら、気がついたにちがいありません。
 実は、上手にほめるには、つぎの4つのポイントが重要なのです。
・ほめるところ:(例)女性の外見のうち、特徴的なところ
・ほめる言葉:(例)オシャレ、似合っているなど
・ほめるタイミング:(例)席についたときから遅くとも注文した品が来るまで
・ノンバーバルコミュニケーションとの関係:(例)偶然を装い、さりげない態度


■6.情報の断片から女性心理を推測する
 ほかにも、「食」と「出身地」の話題から、つぎの材料が得られたとします。
・出身地:島根
・ふだんどの街のレストランにいくのかを知る:銀座
・料理の嗜好を知る:高級料理
 この3つの材料から、女性には「都会に対するあこがれ」があって、「都内住まいで、店に詳しいこと」を示せば、心に刺さるのではないかと推測できると思います。
 このように、会話にて得られる情報の断片を、わたしは「材料」と呼んでいて、材料をあわせていくことで女性の心のうちを推測しています。


【感想】

◆冒頭で「全世代に通じる」と書きましたが、もちろん本書は、アラフォー世代以上が注意すべき点についても触れています。

特に問題なのが、外見的な「老い」。

一般的な「非モテ」の場合だと、「イケメンでない」「太っている」といった話になるのでしょうが、中年以降になるとそれに加えて、「肌つやがなくなる」「髪が薄くなる」「白髪が目立つ」「しみが出る」「ほうれい線が出る」「中年太りになる」「オシャレに無頓着になる」といった欠点も出てきます。

……と書いてる私も、残念ながらいくつか当てはまるものがアリ(涙目)。

そこで本書の第2章では「口説く前の準備をする」と題して、ある程度の「肉体改造」についてアドバイスしています。

この辺のテーマに関しては、以前ご紹介したこの本も参考になるかと。

40歳からのモテる技術
40歳からのモテる技術

参考記事:【若くても使える?!】『40歳からのモテる技術』青木一郎(2010年10月04日)

ただしこの章では、上記3番目のポイントで挙げたパーソナルスペースの話や、声のトーン、話すスピード、表情、しぐさ、態度等についても言及していますので、若い世代も要チェックで。


◆一方、第3章以降が、いよいよ「会話術」になるのですが、もっとも基本的な留意点である「共感する」「余計なアドバイスをしない」といったものは、類書でも触れられていますので、ここではバッサリとカット。

……したのですけど、常連さん以外だと、ひょっとしたらその辺からご存知ないかもしれませんね。

一応、この本等で力説されていることなのですが。

ベスト・パートナーになるために―男と女が知っておくべき「分かち愛」のルール 男は火星から、女は金星からやってきた (知的生きかた文庫)
ベスト・パートナーになるために―男と女が知っておくべき「分かち愛」のルール 男は火星から、女は金星からやってきた (知的生きかた文庫)

参考記事:【モテ】「ベストパートナーになるために」ジョン・グレイ(2007年08月09日)

それ以外では、「女性はふとしたきっかけで妄想する」という指摘にはなるほど納得。

これは例えば「お見合いに寝癖できた」というだけで、「こういう人ってだらしなくて汚部屋、仕事もできなくて、鈍感で人の気持ちもわからない……」と勝手に妄想してしまう生き物なので、ちょっとした所にも注意せよ、と。


◆そして第4章以降が、いよいよ水瀬さんの本領発揮(?)。

「女性を楽しませ」「親しみをもたせ」「異性として意識させる」会話術が紹介されています。

上記ポイントの4番目は前著でも紹介されていましたが、非常に大事な事なので2回言いました、もう1度挙げました。

また、割愛してしまいましたが、水瀬さん曰く「女性との会話では共通点を探せ」などと一般的によく言われているものの、ほとんどの男性は共通点を探そうとして、質問攻めになってしまっており、女性の印象は良くない、とのこと。

そこでこれを避けるにはどうしたらいいか……については、本書にてご確認を。

さらに「ほめ方」についても、上記ポイントの5番目にあるように「4つのポイント」を意識する必要があるようです。

確かに、まだそれほど親しくなっていないうちから、性的な(もしくはそれを連想させる)パーツをほめるのは、リスキーですよね……。

この辺についても、スペースの関係がありますので、詳細は本書をご覧ください。


◆なお、第5章の「材料を集めて正確に女性の心を読む」こそが、本書のキモかと。

ここでは、上記ポイントの6番目にあるように、女性との会話から相手の心理を探り、自分が「さも、その女性にピッタリ」であるかのように売り込むテクニックが明かされています。

私も独身時代はそれなりに、女性と会話し、時には口説いて参りましたが、ここまで「考えて」会話してたかと言うと、まったくそんなことはなく。

適当に話題を振って盛り上がったり、相手の愚痴を聞いて、時にはアドバイスしたり(してはいけないと知らなかったのでw)しておりました。

それにしても、「コトラーのニーズの階層化」を、女性の心のうちに当てはめるとは、目からウロコ……。


◆前著がアマゾンレビューで今イチの評価だった(1人のレビュアーが難癖つけたんで)水瀬さんですが、私は個人的には前著も本書も、モテ本としては良くできていると思います。

画像は割愛しますが、付箋も貼りまくり。

ただし、この手の「コミュニケーションテクニック」を指南する本の前提として、まず「相手を調達する」必要があります。

本書はそれがテーマではないので、特に触れていませんが、水瀬さんの場合は「出会い系のイベント」を活用されているよう。

そこでまずは、そちらでお相手を見つけてから、本書の教えを実践して頂きたいと思います。


会話もゴールから逆算して内容を決めるべきなんです!

アラフォーでも簡単にモテる会話術のすべて
アラフォーでも簡単にモテる会話術のすべて
1.アラフォー男性がモテ続けるにはどうすればいいのか?
2.口説く前の準備をする
3.女性の習性を的確に把握する
4.口説き落とすための会話の具体例
5.材料を集めて正確に女性の心を読む
6.達人が使っている会話のテクニック


【関連記事】

【モテ】『「なんで、アイツが?」なぜかモテる男の技術』水瀬 翔(2013年10月23日)

【若くても使える?!】『40歳からのモテる技術』青木一郎(2010年10月04日)

【モテ戦略!】『モテの定理 女心を知り、恋愛勝者になる究極の戦略』ぐっどうぃる博士(2013年06月29日)

【オススメ】『合コン女王が教える 2時間で女ゴコロをつかむ技術』絵音(2013年04月05日)

【モテ】『もう合コンに行くな―3時間で女をオトす恋愛戦略「ナンパマーケティング」 』リーマンナンパマスター(2009年02月22日)


【編集後記】

◆上記で触れた、青木さんの作品にはKindle版も出ています。

40歳からのモテる技術
40歳からのモテる技術

カバー掛けて読むくらいなら、確かにKindleはいいのかもw


人気blogランキングご声援ありがとうございました!

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