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2014年05月21日

【聞き方】『「聞く力」が面白いほどつく本』櫻井 弘


「聞く力」が面白いほどつく本: 図解 「聞き方」のコツ45 (知的生きかた文庫 さ 30-3)
「聞く力」が面白いほどつく本: 図解 「聞き方」のコツ45 (知的生きかた文庫 さ 30-3)


【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、リアル書店で見つけた書き下ろしの文庫本。

サブタイトルに「図解」と入っているので一瞬身構えましたが、むしろ量的には普通の本の図解より少ないくらいなのでご安心をw

アマゾンの内容紹介から一部引用。
人は自分の話をしっかりと聞いてくれる人に好感を持ちます。
よどみなく話をする人よりも、自分の話をしっかりと聞き、受けとめてくれる人と、「また会いたい」と思うものです。
本書は状況に応じて使いわけられる効果抜群のスキルを一挙大公開!
実行すればするほど嬉しい効果が得られます!

「人の話を聞いてない」と言われることが多い私には、ちょっと耳イタイ1冊でした。





Kate Morton at Mosman Library / Mosman Library


【ポイント】

■1.聞く時は、その態度まで注意する
「聞き方」で損をする人の多くは、そのときの態度、しぐさに問題があるのです。
 研修中に時計ばかり見ていたり、下ばかりむいていた人が、講師に「とても素晴らしいお話でした。感動しました」と伝えても、講師は本気にすることはできません。
 会話をはじめとするコミュニケーションに関しては、ときに言葉より、しぐさや態度などのノンバーバル(非言語)コミュニケーションのほうが真のメッセージを発しているということをよく知っているからです。


■2.話がはずむ効果抜群の6つの相づち
 研修で「相づちの言葉を3つあげてください」と質問を投げかけるのですが、「ほお」「なるほど」「そうですか」などはすぐに出てくるのですが、それ以外はなかなか出ません。
 確かにこれらを使いわければ十分ではありますが、相づちにもじつは種類があって、それを使いわけることによって、会話にリズムが生まれ、話もどんどん進みます。
 その相づちの種類ですが、
1.促進 2.転換 3.整理 4.同意 5.共感 6.驚き
の6種類があります。

(個々の詳細については本書を)


■3.相づちは「分けて」「まとめて」「置き換える」
「分ける」というのは、たとえばセールスのときに、
「今の話はポイントが2つありましたね。AとBですね。共通点として、こんなことかあげられますよね」
 というようなことです。
 次の「まとめる」というのは、自分の中で「つまり〜ということで正しいですか?」などと、話を要約し、一言で表現することで、理解した内容が正しいかどうかの判断を仰ぐことです。そしてそれが正しければ、今度はそれをわかりやすいたとえや身近な事柄、事象、現象に「置き換える」のです。


■4.プラス言葉で相手を全肯定する
 言葉を返すことによって本人も気づいていなかったことを伝える、これが「肯定」となります。これはそれほど難しいことではなく、ちょっと角度を変えてみれば簡単です。たとえば、
「気弱なんですよ」と言われたら、
「慎重にじっくりと進めるタイプなんですね」
 というように、相手を慎重な人として肯定的に言い換えてあげます。
 また、「何でもとにかく手を出しちゃうんですよ」と言われたら、
「積極性があるってうらやましい!」
 このように、ほんのちょっとした言葉で言い換えられれば十分です。


■5.聞く時は純粋に聞くことに集中する
 話しべタなんです、という方に多いのですが、相手の話の後に何か自分の意見を言わなければ、質問しなければ、という思いが強すぎて、純粋に聞くことができていません。考えすぎてきちんと聞くことができていないのです。(中略)
 まずはいろいろ考えずにただ聞いているだけでいいのです。会話の種となるヒントは相手の話の中にあります。その時間は全部相手に捧げると言ったら大げさですが、その場と時間を共有するという感覚で聞くといいでしょう。
 相手の話をしっかり聞き、そこから重要なキーワードを記憶し、自分の中でひっかかる部分を質問すれば、会話に困ることはありません。


■6.相手の得意分野や好きな事に関心を持つ
 子どもがスマートフォンやゲームに熱中しているときなども、「もういい加減に勉強しなさい」と頭ごなしに怒鳴りつけても、まず効果がありません。
「くだらないことに熱中して」という否定的な感情を親が一方的に押しつけても、子どもは素直に受け入れません。
 そうではなく、親もゲームに関心をもって、まずは子どもがどうしてそんなにゲームに熱中するのかを知ることが肝心です。
「このゲームのどこが面自いの?」と聞くこともいいでしょう。あるいは、「お父さんにもやり方を教えてくれないかな?」と子どもに水を向けてみます。
 子どもにしてみれぱ、ゲームの面白さを理解しようとしている親となら、話をしてみようかと考えます。これが対話のスタートとなるのです。


【感想】

◆今回、この記事を書く際に、関連記事として当ブログ内の「聞き方」の本を探してみたのですが、ほとんどないことにまずビックリしました。

そこでカテゴリーの「コミュニケーション」から遡ってみたのですが……。

コミュニケーション:マインドマップ的読書感想文

これまた「話し方」「説得の仕方」「交渉術」の本ならわんさかあるのに、「聞くこと」にフォーカスした本は、ほとんど見つからず。

「どんだけ話したがってるんだ、自分ww」

いや、でも、ニーズとしては「話し方>聞き方」だと思うんですよ。

だって「話し方教室」はありますけど、「聞き方教室」って聞かないですもんね?


◆かと言って、自分のことばかりしゃべっていると、相手の心象を悪くするのは、広く知られたところ。

本書には「『聞き方』のコツ」が45個収録されているのですが、上記ポイントで挙げた6つを押えておくだけでも、ずい分違うと思います。

まずは1番目の「聞く態度」。

今回は割愛しましたが、本来は「相手の目を見る」ことが非常に大事です。

また、この「態度」に関連して、ポイントの5番目の「純粋に聞く」というのは、私もしょっちゅうできておりませぬ。

相手の話を聞いているうちに、次に自分が話すことに頭を支配されてしまい、傍から見たら「上の空」状態なのではないか、と……。


◆そして、相手の話を聞く時に大事なのが「相づち」です。

そもそも上記ポイントの2番目にあるように、6つも種類があったとは!?

そういえば、昨年末に、宮台真司さん主催の「男女素敵化大会議!!」をニコニコ動画で見ておりまして。

「男女素敵化大会議!!」宮台真司による反省文掲載!:宮台チャンネルブロマガ:宮台チャンネル(宮台真司) - ニコニコチャンネル:社会・言論

質問タイムで、高石宏輔さんに質問した「ある男性」がいたのですが、その方、高石さんが回答している最中も、その方は「はい!」「はい!」と何度も相づちを連打(?)。

確か、高石さんが「僕の言ってること、分かります? あなたがそうやって『はい!はい!』言ってるうちは分かってないですよ」みたいなことを言われてるのに、相変わらずその方は「はい!」「はい!」と変わらなかったという……。


◆なお、今回は、本書の第1〜3章を中心に抜き出しております。

ちなみに、ばっさり割愛した第4章は「質問力」について。

例えば、「できる人が使っている質問パターン」というところでは、質問テクニックを7つの型に分類。
1.仮定型質問
2.逆接型質問
3.選択型質問(後略)
なんかちょっと、私には上級っぽいのでパスw ←ダメじゃんw

実際、「よい問い」というのは、むしろ「答え」より重要ですから、この第4章も要チェックでお願いします(他力本願w)。


「相手の話を聞くことで、人生の80%は成功する」(D・カーネギー)

「聞く力」が面白いほどつく本: 図解 「聞き方」のコツ45 (知的生きかた文庫 さ 30-3)
「聞く力」が面白いほどつく本: 図解 「聞き方」のコツ45 (知的生きかた文庫 さ 30-3)
第1章 一生モノの「聞く力」を身につけよう!

第2章 やってはいけない11の「聞き方」

第3章 365日役立つ「聞く力」トレーニング

第4章 「聞く力」をぐんぐんつける質問力


【関連記事】

【56の心得】『会話は「聞く」からはじめなさい』上阪 徹(2012年08月29日)

【オススメ】『「対面力」をつけろ!』齋藤 孝(2013年06月19日)

【オーラル・ヒストリー】『「質問力」の教科書』御厨 貴(2011年03月31日)

【質問力】「脳を丸裸にする質問力」増田剛己(2010年05月12日)

【これは使える!】「“聞き上手”の法則―人間関係を良くする15のコツ」澤村直樹(2010年01月23日)

「絶妙な「聞き方」の技術」宇都出雅巳(2006年11月07日)


【編集後記】

◆「聞く」と言えば、やはりこの本も忘れてはなりませぬ。

聞く力―心をひらく35のヒント (文春新書)
聞く力―心をひらく35のヒント (文春新書)

タイミングを逸して、結局まだ読んでいない自分アホス……。


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Posted by smoothfoxxx at 08:00
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