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2014年04月06日

【成功法則?】『世界の大富豪2000人がこっそり教える「人に好かれる」極意』トニー野中


世界の大富豪2000人がこっそり教える「人に好かれる」極意 (王様文庫)
世界の大富豪2000人がこっそり教える「人に好かれる」極意 (王様文庫)


【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、昨日の「未読本・気になる本」の記事で取り上げた1冊。

著者のトニー野中さんは、「ロスチャイルドをはじめとする、多数の大富豪やセレブリティーと懇意」な方でいらっしゃいます(スゲー)。

アマゾンの内容紹介から。
ダイヤモンドが光り輝く、本当の秘密を知っているか?望むもの、すべてを手に入れている、3%の人だけが知るとびきりの習慣!才能より、運より、“人間関係”で人生は劇的に変わる!どんな出会いからも無限の富や愛を生み出す。その究極の“人間関係の作り方”とは!?

今回は特に「大富豪」や「幸せな成功者」が実践している「人に好かれるためのポイント」を6つ選んでみましたので、ご覧ください!





Millionaire Mindset / MyLifeStory


【ポイント】

■1.「自分を運がいい」と確信する
「自分を運がいい」と確信するということは、能力や性格を度外視して、「ありのままの自分を好きになる」ことです。
 大富豪たちの多くは、確固たる成功の保証もないのにリスクに挑み、成功を手に入れてきた人たちです。自分のことが大好きで、持って生まれた自分の運を無条件に信頼していなければ、そんな無謀なチャレンジはできないでしょう。
 よって、同じように自分が好きで、自分を信じる自由な精神を持つ人間を好きになるのです。


■2.「ギブ&テイク」よりも「ギブ&フォーゲット」
 ここまで、「ギブ&テイク」について話してきましたが、大富豪たちの実際の感覚は、それを通り越しています。彼らはこういっていました。
「『ギブ&テイク』というより、『ギブ&ギブ(与えて、さらに与える)』、いや『ギブ&フォーゲット』、与えたら、与えたことを忘れちゃう、という感じだよね!」
 何人もの成功者たちがその言葉にうなずいていました。
 もちろん、「先に与えよ」ということでは「ギブ&テイク」で間違いないのですが、決して「テイク」を期待してはいけないわけです。


■3.悪いことの中にも、幸運を3つ見つける
「どんな悪いことの中にも、幸運が、必ず3つはあるんだよ」
 これは、幸せな大富豪から教えられた言葉です。
 怒りが湧いてきたときに、「どんな幸運があるだろう?」と考えをめぐらせれば、必ず心は穏やかになっていきます。
 最初は苦労するでしょうが、ムリヤリにでも探す練習をしていくと、次第にどんなに腹立たしい状況でも怒りに振り回されなくなっていきます。


■4.メンターとは、その都度出会うもの
"大富豪がメンターになる"というと、「すごい賢者があらわれて、彼の教えのひとつひとつに忠実に従っていったら、成功できた」などというイメージを持っているかもしれません。しかし現実には、そんなことはありえません。
 現実には、必ずあなたに何か願望があって、それを達成するのに必要な人たちが、その都度、あなたの前にあらわれるだけなのです。
「出会いというのは、君が未来に向かって投けたボールを、それに相応しい誰かがキャッチするだけなんだよ」

 大富豪のこの言葉は、それをよくあらわしているでしょう。


■5.人間関係を理由に転職しない
 そもそも、「今の会社の人間関係がイヤだ」という意識がある時点で、大富豪たちから認められる可能性は低くなります。
 なぜかといえば、今、自分が気に入らない人間関係の中にいること自体が、その人にとっての必然であり、「成功者たちと肩を並べるステージには、まだ立っていない」ことを示唆しているからです。
 それなのに、「人間関係がイヤだから、ここを辞めたい」と逃け出して環境や周囲の人間を変えても、結局、また今の自分と同じステージに値する問題が繰り返し起こるのです。


■6.将来の夢を起点にして、今やるプランを導き出す
 普通の人は、人生の目標を決めるとき、どうしても現在の自分の置かれた状況を起点にして、そこから実現できそうな"ありうる未来"を選びがちです。(中略)
 しかし、幸せな成功者たちの時間軸では、ます「未来にどうなりたいか」ありきなのです。
 そうして将来の目指す姿が決まれば、逆算して、今やるべきことが決まります。
そう、「今かどうであるか」ということも、「過去かどうであったか」ということも、ほとんど関係ないのです。


【感想】

◆なかなか、面白い作品でした。

実は今回、上記で挙げたポイントは、いずれも私が類書等で目にしたことのなかったモノ。

そこにこだわらなければ、選ぶのがもっと大変になるところでした。

ちなみに、「目にしたことのあるモノ」とは、具体的に言うと

「間接的に人をほめる」

「時間にルーズにならない」

「相手の目を見て話す」

「ごめんなさい」「ありがとう」をキチンと言う


といったところ。

とにかく、こういった部分がちゃんとできていないと、大富豪とは友だちづきあいはできないようです。


◆同じく割愛した中で興味深かったのが、「心が折れたときの気分転換の6つのコツ」。

これは、ある大富豪から著者のトニー野中さんが教えてもらったもので、「ネガティブ思考にはまり込んでいる状況から、いったん抜け出す」ためのモノになります。

具体的には、

●体を動かす

●過去に行った素晴らしい場所を思い出す

●人の悩みを聞く


……などなど(残りは本書にてw)。

さすが「大富豪」ともなれば、さまざまなテクニックやTIPSをご存知の模様。


◆もう1つ、「『他人が何をするか』ではなく、『自分が何をするか』に意識を向ける」というTIPSも、個人的には腑に落ちまくりました。

本書曰く、コントロールできない他人の評価なんて気にせず、ただ「自分のやるべきこと」を実行せよ、と。

実際、アメリカの情報サイトの調査では、他人の人生を傍観する「リアリティー番組」を観ている人の割合は、貧困層では78%だったのに対して、お金持ち層では6%しかいないのだそう。

もっとも、富裕層は、そもそもテレビ自体あまり観てないような気もしますがw


◆本書は、多くの大富豪(ロスチャイルドをはじめ、ユダヤの大富豪、華僑財閥、スイスのプライベートバンク等)と親交のあるトニー野中さんが語られたものだけに、説得力があります。

また、自己啓発系の中でも、コミュニケーション系に特化している分、汎用性も広そうな。

……一応「メール返信のルール」(詳細は本書を)は、ビジネスシーンでも実践できますが。

いずれにせよ、本書は「書き下ろし文庫本」ということで、コストパフォーマンスがすこぶる高いことは間違いありません。


多くの人に好かれたいなら、要チェックです!


世界の大富豪2000人がこっそり教える「人に好かれる」極意 (王様文庫)
世界の大富豪2000人がこっそり教える「人に好かれる」極意 (王様文庫)
1.人に好かれる大原則
2.付き合う人を選ぶ
3.「お金」に振り回されない
4.何をどう与えるか?それが大事
5.「怒り」の感情に流されない
6.出会いを逃さない
7.ムリに「嫌いな人」とは付き合わない
8.「断ること」を覚える
9.「謙虚に」振る舞う
10.折れない心をつくる
11.人の「いいところ」だけを見る
12.「他人」に振り回されない
13.「真に心が欲している願望」に目を向ける
14.感情を整える
15.猛烈に感謝する


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【編集後記】

◆トニー野中さんの前作がこちら。

世界の大富豪2000人がこっそり教えてくれたこと (王様文庫)
世界の大富豪2000人がこっそり教えてくれたこと (王様文庫)

こちらでは、大富豪たちの「秘密の習慣」が明らかにされているようです。


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