スポンサーリンク

2014年01月29日

知らないと損する『記憶法大全』活用法


大学受験の神様が教える 記憶法大全 (マジビジPRO)
大学受験の神様が教える 記憶法大全 (マジビジPRO)


【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、昨今流行の「大全シリーズ」とはひと味違う、ムック形式の勉強本。

サブタイトルにもあるように「大学受験の神様」こと和田秀樹先生の書かれた「記憶法」だと言うのですから、勉強本オタクとしては、避けては通れませぬ。

アマゾンの内容紹介から、一部引用。
リンク法、音読記憶法、貼り紙記憶法、チャンキング法、睡眠利用法―受験勉強や資格試験、語学習得から人の顔と名前の覚え方まで!

記憶力に自信のない方なら、要チェックです!

なお、タイトルは「ホッテントリメーカー」のお世話になりました。





hand_calendar / jamingray


【ポイント】

■1.記憶の効率を高める10の基本原則(抜粋)
・情報を「誇張」させる

・「リズムと動き」を関連づける

・「色」をイメージづける

・「記号」を使う

・「順番」をつけパターン化する


■2.理解度をチェックする「黒塗り勉強法」4ステップ
STEP1 テキストを読みながら、重要な用語や説明の文章を□や下線で       チェック

STEP2 ポイントとなりそうな用語を塗りつぶし、暗唱する

STEP3 黒塗り部分を暗唱できるようになったら、さらにその周辺も塗りつ      ぶし、暗唱できるようにする


■3.書くことで脳が活性化する「筆記記憶法」
記憶するためには、何も目で見て脳で覚えるだけが唯一の方法ではありません。声に出して読んだり、耳で聴いたり、歩き回ったりするのも一つの手。そのほうが脳が活性化するからです。なかでも、手で書く行為は有効。なぜなら、手には5本の指から手首まで多くの神経細胞が集まり、それが脳にリンクしているから。「手は第二の脳」といわれているほどです。


■4.復習はおおよそ5回する
まずは、勉強して間もないうち。時間の目安としては学習した10分後が最適です。なぜなら、このとき、人間の記憶は頂点に達するといわれているからです。(中略)
 2回目の復習のタイミングは、学習して24時間後。1回目の復習を忘れないうちに次の復習をすることで、記憶が確かなものになります。この復習により、記憶は1週間から1ヵ月程度、高い状態を保てます。
 3〜5回目の復習は、前回の復習を忘れないうちに行いましょう。3回目の復習は1週間後、4回目の復習は1ヵ月後、5回目の復習は6ヵ月後が目安。必要であれば、1年後や3年後に復習してみてください。


■5.大脳を活性化して覚える「音読記憶法」
「目で読む」行為は後頭葉の視覚野が働き、内容を理解するために側頭葉の感覚性言語野が活性化します。「声に出す」行為は前頭葉にある運動性言語野が働き、「耳で聞く」行為で頭頂葉の聴覚野まで刺激します。
 これに加えて、口の周りや舌の筋肉、声帯も使っていることから、筋肉を操る小脳も働いています。
 つまり、音読は大脳の4つの領域(前頭葉、側頭葉、頭頂葉、後頭葉)すべての神経細胞を活性化させているわけです。


■6.頻繁に接触して覚える「貼り紙記憶法」
 貼り紙記憶法のやり方は、とにかくよく目につく場所、何度も見る場所に、記憶したい情報を紙に書いて貼ります。せっかく貼っても、目につかない場所では意味がありません。(中略)
 このとき、記憶したい情報はをるべく単純化したり、整理したりしたほうがよいでしょう。いくら毎日見るものとはいえ、長い文章では覚えにくいものです。また、できるだけ大きな紙に書いて視覚的にインパクトをつけることも重要です。A4サイズ以上の紙に書き込みましょう。書き込む文字や図をカラフルにするという手で視覚効果を上げる方法もあります。


■7.大→中→小で覚える「3ステップ記憶法」
まずは、全体にざっと目を通して、だいたいの内容をとらえます。次に流れを把握して、最後に細かい部分の内容をきちんとかみくだいて理解して覚えていきます。
 このように内容を、大→中→小と段階を追って覚える方法を「3ステップ記憶法」といいます。
 たとえば、ヨーロッパの歴史を覚えるにしても、最初に全体の流れをおおまかに読んで把握し、次にそれぞれの国ごとに何が起きたのかを追っていき、年号とともに覚えるというような方法です。


【感想】

◆勉強法に「王道」的なものがあり、多くの勉強本で推奨されているやり方が概ね似通っているように、記憶法についても同じことが言えます。

つまり、「突拍子もないやり方」などというものはなく、どの本でも大体同じようなやり方が述べられているということ。

その辺を本書では割り切っていて、ひたすらに「記憶法を列挙する」ことに注力している感じ。

それがゆえの書名にもある『記憶法大全』であり、今やっている記憶法に限界を感じている方や、新たな記憶法を知りたい方には、うってつけの内容だと思います。


◆ただし、本書の著者は和田秀樹先生である分、個々の記憶法の効能や、有効である理由について述べられている部分の説得力が大。

「東京大学医学部卒業」という肩書きは伊達ではありませぬ。

例えば、私は「書いて覚える」ことが全然できないのですが、上記ポイントの3番目の「筆記記憶法」のパートを読んで、「書いて覚えるのも良いカモ」と思いましたし。

もちろん、鵜呑みにせずに、実際にご自分で試してみることが大事ではありますが。


◆なお本書には、記憶法の定番である、「場所法」や「物語法」も登場しております。

オーソドックスな記憶術「場所法」にトライしてみよう : ライフハッカー[日本版]

物語法

世界選手権に出るような記憶術の達人が使っていたり、テレビでタモリさんが実演しているのを見ても、間違いなく効果はあるのでしょうが、実際に資格試験等で使っている人を私は知らないので、今回は割愛。

この手の「ガチ」なやり方について、本書よりもうちょっと詳しくお知りになりたい方は、これらの本をご覧頂ければ、と。

即戦力をつくる記憶術 (トクマブックス)
即戦力をつくる記憶術 (トクマブックス)

参考記事:【スゴ本?】『即戦力をつくる記憶術』渡辺剛彰(2012年07月14日)

世界一の記憶術
世界一の記憶術

参考記事:【記憶術】『世界一の記憶術』に学ぶ達人のワザ7選(2012年02月26日)


◆そもそも和田先生は、記憶術の達人というよりは、受験勉強が専門です。

そのバックボーンを考えると、単なる記憶術の本の著者さんよりは、こと「受験」に関しては信頼できるお方。

もっとも本書はディスカヴァーさんの「マジビジプロ」シリーズの1冊ということで、一応社会人を意識している模様(下記目次ご参照のこと)。

要は、冒頭の内容紹介にもあったように「受験勉強や資格試験、語学習得から人の顔と名前の覚え方まで」これ1冊で対応できるということでしょう。


「勉強本マニア」としては避けては通れませんでした!

大学受験の神様が教える 記憶法大全 (マジビジPRO)
大学受験の神様が教える 記憶法大全 (マジビジPRO)
PART1 記憶のメカニズムを知ろう
PART2 仕事に活かせる! 社会人のための記憶術
PART3 想起力を高める記憶法
PART4 記憶力トレーニング


【関連記事】

【オススメ!】『脳のワーキングメモリを鍛える! ―情報を選ぶ・つなぐ・活用する』トレーシー・アロウェイ,ロス・アロウェイ(2014年01月14日)

【勉強法】『速読暗記勉強法』牛山恭範(2013年09月27日)

最新脳科学が教える『記憶力を磨く方法』(2013年02月16日)

【脳】「記憶力をのばしたい!」キャスリン・ジェイコブソン・ミラン(2008年07月23日)

【スゴ本?】『即戦力をつくる記憶術』渡辺剛彰(2012年07月14日)

【記憶術】『世界一の記憶術』に学ぶ達人のワザ7選(2012年02月26日)


【編集後記】

◆こちらはもうすぐでる勉強本。

100%合格のための超勉強法:誰も気づかなかった
100%合格のための超勉強法:誰も気づかなかった

やはり「勉強本マニア」としてはチェックしておかねば……。


ご声援ありがとうございました!

この記事のカテゴリー:「私と100冊の勉強本」へ

「マインドマップ的読書感想文」のトップへ
Posted by smoothfoxxx at 08:00
TrackBack(0)私と100冊の勉強本このエントリーを含むはてなブックマークYahoo!ブックマークに登録

スポンサーリンク




この記事へのトラックバックURL


●スパム防止のため、個別記事へのリンクのないトラックバックは受け付けておりません。
●トラックバックは承認後反映されます。