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2014年01月12日

【仕事術】『伝説の人事部長が明かす 32歳までに必ずやっておくべきこと』小宮謙一


伝説の人事部長が明かす 32歳までに必ずやっておくべきこと
伝説の人事部長が明かす 32歳までに必ずやっておくべきこと


【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、「リクルート、ソフトバンクで2万人以上のビジネスマンを見てきた」という小宮謙一さんの仕事術本。

小宮さんと言えば、以前『伝説の新人』という紫垣樹郎さんとの共著が、当ブログでも人気となった方だけあって、本書もビジネスパーソンの「ツボ」を突いたものになっています。

アマゾンの内容紹介から。
社会人10年目、“どこへいっても通用する人”はここが違う―2万人以上のビジネスマンを見てきたからこそいえる!“真のプロ”の共通項。

32歳までと言わず、今すぐ読んでおきたい1冊です!





【ポイント】

■1.すべてを"自分ごと"としてとらえる
たとえばあなたが担当した仕事の納品において、業者のミスで遅延が出たとしましょう。(中略)
当事者意識のない人は、「業者のミスだから、自分の非ではありません」などといい訳に終始します。
 対して当事者意識をもった人は、その前に業者のところに行って夜中まで業務を手伝ったりして、遅延をギリギリまで食い止めたりするわけです。
 この差は仕事をする同じ世代の人間として、大きな差になるとは思いませんか?


■2.視野を広げてものごとを見る
 たとえばとある出版社では、営業部出身の編集者がおり、大活躍しています。確かに編集実務の能力では勝てないけれど、営業の考え方を生かして、着実に本屋さんでいい場所に置いてもらえる企画を出していくことができるのだとか。(中略) 
 かくいう私も、かつて人事部で採用面接をしていて培ったノウハウを、今は逆に人事研修の場で生かしているわけです。
 柔軟な視点でものを見ることの大切さを、今一度感じてみてください。


■3.他人と違う「経験」を積む
周りとの差は、仕事をしていく上でその人だけが培ってきた「経験値」から生まれるものが大きいのです。
 たとえば、「営業」のような仕事を考えても、つき合いやすいお客さんばかりを相手にしてきた人より、難しいお客さんを渡り歩いてきた人のほうが、「お客さんの対処法」という意味では、引き出しの多い営業ということになるでしょう。
 だからこそ、32歳になるまでに、人が味わっていないような経験をどんどん積んだほうがよいのです。


■4.人づきあいに損得勘定をもち込まない
 常々思うのですが、「いい人脈をつくりたい」という人に限って、メリット・デメリットで人を選んでいるようなところが多いのです。
「この人はお客さんになりそうだから大切にする」とか、「有力な人脈にアピールできそうだから、この集まりに出席する」というのが典型でしょう。
 よく考えればそれは、「いい儲け話があるよ」と電話セールスをしたり、駅前で大量にビラを配りまくるのと同じような話なのです。
 経験豊富な一流のビジネスパーソンならば、相手にするわけもありません。


■5.自己開示する
 世には自分の仕事を快く思っていないからか、交流会などで誰かと名刺交換をするとき、いつも仕事で使う名刺でなく、個人でつくったプライベート名刺を渡す人がいます。
 たいていは自己紹介でも仕事のことにはふれず、プライベートでやっていることや、いつかやろうとしていることばかりを話します。(中略)
 相手はあなたに何ができるのか、全くわからない。だからあなたに必要な情報が何かもわからない。
 すると、相手があなたにとって有益な情報をもっていたとしても、こちらには伝わってこないのです。


■6.リアルなコミュニケーションの機会をつくる
 たとえば2000人とSNSでつながっている。
 それで「自分は大勢の人脈をもっている」と勘違いする人がときどきいます。
 その中で"いざというときに動いてくれる人"は、10人にも満たないということがほとんどでしょう。
"いざというときに動いてくれる人"でなければ人脈とはいえない、そう私は思うのです。


■7.先回りの習慣を身につける
「今、起きているお客さんのクレーム」は緊急に対応しなければならないことですが、「クレームの事前回避」にはタイムリミットがありません。
 だから、問題が起こるまではその切迫感も感じられません。
 ですからどうしても後手後手に回ってしまうのですが、これを先に処理していくことで、クレームを減らすことができ、結果的に多くの時間を確保できるのです。


【感想】

◆冒頭でも触れたように、小宮さんと言えば、私にとってはこの作品のインパクトが強烈でして。

伝説の新人 20代でチャンスをつかみ突き抜ける人の10の違い
伝説の新人 20代でチャンスをつかみ突き抜ける人の10の違い

参考記事:【仕事術】『伝説の新人 20代でチャンスをつかみ突き抜ける人の10の違い』 小宮 謙一,紫垣 樹郎(2012年08月09日)

ただしこの本、上記記事にもあるように「与えられた目標は、200%の達成を最低基準にする」なんて、ハードコアな内容ですから、付いていけない方も多かったかも。

……まぁタイトルからして『伝説の新人』ですから、それもしょうがないのですが。

それに比べると本書は、ややマイルド。

まさに「自分ごと」として読める作品になっていると思います。


◆その「自分ごと」で言うなら、ポイントの2番目の事例に関連したことがひとつ。

以前私が、とある出版系のパーティで名刺交換した某大手出版社の方は、ご自分が編集でないことを引け目に感じてらっしゃる様子でした。

私自身、大学時代はマスコミ系のゼミにいて、マスコミへの就職を目指した経験のある人間ですから、それはよく分かります。

ただ、自分が9年近くブログをやってきてしみじみ思うのは、読者に受け入れられる、売れる本を作るのには、営業的な視点もかなり必要なんじゃないか、ということ。

いわゆる、「マーケティング的なアプローチ」と言いますか。

もっとも、手堅く売るのに効果的なのは、「二番煎じ」や「釣りタイトル」だ、という話になってしまうと、身も蓋もないのですけどねw


◆また、上記ポイントの5番目の「自己開示」に関して、小宮さんは、ご自身の例を挙げられています。

何でも、日頃から自分が人事の仕事を長年してきたことをオープンにしてるため、就職の相談や、就職を考えた上での進学先の相談等も受けるのだそう。

そこから新たな仕事につながることも、きっとあったハズ。

それに比べて、独身時代、クラブで夜遊びしていた頃は、自分の職業のことを一切明かしていなかったワタクシ。

結婚式の2次会に来てくれた50人以上の友人も、私が何をやっているのか、誰一人知らなかったと思います。

そして今は、顧問先の誰一人として、このブログのことを知らないのですから、やってることは変わらないと言いますか。

まったく、進歩がありません! ←ダメじゃんw


◆改めて、上記ポイントを見直してみても、「王道」と言えば「王道」。

類書と比べても、突拍子もないことは言われていません。

とはいえ、最近の傾向として、奇をてらわない「基本」を大切にする本が支持されている気が。

世界のエリートはなぜ、「この基本」を大事にするのか?
世界のエリートはなぜ、「この基本」を大事にするのか?

参考記事:【仕事術】『世界のエリートはなぜ、「この基本」を大事にするのか?』戸塚隆将(2013年08月18日)

桁外れの結果を出す人は、人が見ていないところで何をしているのか
桁外れの結果を出す人は、人が見ていないところで何をしているのか

参考記事:【仕事術】『桁外れの結果を出す人は、人が見ていないところで何をしているのか』鳩山玲人(2013年12月14日)

そういう意味では、本書も広く読まれてしかるべき1冊かもしれません。


たとえ32歳を過ぎていても、要チェックで!

伝説の人事部長が明かす 32歳までに必ずやっておくべきこと
伝説の人事部長が明かす 32歳までに必ずやっておくべきこと
第1章 まずは足元を徹底的に固めろ―“ゆるがない自分”をつくるスタンスのとり方
第2章 今の仕事の第一人者となれ―ライバルに差をつけるものの見方・考え方
第3章 2つ上の立場でものを見よ―一目置かれるコミュニケーションの極意
第4章 生涯つき合える“つながり”をつくれ―将来あなたの大切な財産となる上級人脈術
第5章 ひたすら自分に投資せよ―人間の幅を広げる時間のつくり方・使い方
第6章 どんな変化にも負けないヤツになれ―ステージを上げるための転機の乗り越え方


【関連記事】

【仕事術】『伝説の新人 20代でチャンスをつかみ突き抜ける人の10の違い』 小宮 謙一,紫垣 樹郎(2012年08月09日)

【働き方】『入社10年目の羅針盤』岩瀬大輔(2012年06月25日)

【仕事術】『他社から引き抜かれる人の仕事術』中山遼二(2012年05月23日)

【必読!】『会社人生は「評判」で決まる』相原孝夫(2012年02月17日)

【伝説】『「伝説の社員」になれ!』土井英司(2007年07月10日)


【編集後記】

◆ちょっと気になる本。

ハーバード×慶應流 交渉学入門 (中公新書ラクレ)
ハーバード×慶應流 交渉学入門 (中公新書ラクレ)

新書で読みやすそうですし、チェックしておかねば。


ご声援ありがとうございました!

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Posted by smoothfoxxx at 09:00
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