スポンサーリンク

2013年12月01日

【ブロガー必読!】『「Chikirinの日記」の育て方』ちきりん


「Chikirinの日記」の育て方
「Chikirinの日記」の育て方


【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、当ブログ初のKindle本。

月間200万PVを誇るちきりんさんが、そのブログ運営方法やポリシー、考え方等について明かした1冊です。

アマゾンの内容紹介から。
“ちきりん”はいったいどうやってそんなブログを育ててきたのか。この9年の間に何が起こり、それぞれの場面において、どんな判断をしてきたのか。本書では、これまでほとんど開示してこなかったブログ運営について、まとめています。
ブログテーマの選び方から、“そんじゃーね”が果たした役割、ツイッターの使い方、炎上コントロールの方法から匿名と実名の使い分け、そしてブログからの収入額まで、「Chikirinの日記」運営の実態とその裏側が初めて明かされます。

自分自身、ブログを始めた時期(2005年1月)がちきりんさんとも近いので、なかなか感慨深いものがありました。

今回は、当ブログや私の考えと比較するような形でレビューしてみようと思います。




【ポイント】

■1."はてな"を選んだ理由
他社と比べて画面がシンプルで、文章が読みやすそうだったのと、日付がわかりやすいことが決め手となりました。(中略)

また“はてな”では、各エントリのURLに、日付がそのまま使われます。たとえば下記は2012年の4月1日に書かれたエントリです。
http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20120401 144
こういうURLは、独自ドメインのブログを含めても、ほとんど見かけません。
みんな、これが便利だと思わないのでしょうか? 私が2011年の震災の後、どんなエントリを書いていたか知りたければ、URLの日付のところを 201103と打ち直せば、あの3月に書いたエントリが一覧で見られます。

◆そもそも、ちきりんさんがはてなダイアリーを選んだ理由が上記なんですが、正直拍子抜け(失礼)。

私はてっきり、後述のはてなブックマークや、他のはてなユーザーとの親和性、もしくはSEO等を考えてのものだと思っていたのですが、全然違いましたww

ちなみに、ちきりんさんがブログを始めた2005年3月当時でしたら、確かライブドアブログの天下でしたし、それが故に、私はこのブログをライブドアブログで始めております。

というか、私も当時、初心者向けのブログ比較サイト等でいくつか検討したんですが、その中にははてなダイアリーなんて含まれて(ry

結果論ですが、その後ちきりんさんがブレイクするのに、この賭けは「表」に出たと言えそうな。


■2.はてブでブレイク
当時のはてなブックマークは、"はてな"の目玉サービスとして多くのアクティブユーザーを抱えており、ツイッターが普及するまでの間、日本で最もパワフルなネット上の口コミサービスでした。(中略)
ここで注目されたからこそ、有名なブロガーから次々と(多くは批判的に、ですが)紹介されるようになったし、さらにはヤフーのような、メジャーかつ超パワフルなサイトまでがリンクを貼ってくれるようになりました。
さらにその後は、ツイッターの伝播力が急拡大し、ツイッター上で積極的に記事紹介をしてくれる有力者(フォロアーの多い人)に気に入られるかどうかが、極めて重要となりました。

◆ちきりんさんが、最初にはてブでブレイクしたのは、2007年末の伊勢神宮に関するエントリーとのこと。

この記事のはてブを見ると、なるほど有名なはてな村民のお名前もちらほら拝見できます(当時どれほど著名だったか私にはわからないのですが)。

実ははてな村でのデビュー(?)は、私の方がちょっと先だったのですけど、私の場合は、すでにはてな界隈では著名だった聖幸さんご紹介されてのことでした(懐カシスw)。

ただ、その後もちきりんさんは、はてブでヒットする記事をいくつも量産され、ビッグになられたという。

……私の場合、次のヒットは、ほぼ半年後のこの記事でしたがw


■3.本を出すのもブログへの集客の手段
著作がある、単著があるということは、リアルなビジネスの世界で信用力を得るためには大変役にたちます。けれども本は「コンテンツの塊」であって、「発信できる場所」ではありません。 ほとんどの本は出版後1年もたてば、書店では探すのも難しくなります。そんな著作を何冊も持っていることより、毎日何万人もが訪れてくれるサイトを持っているほうが、圧倒的に発信力は高いのです。

◆この考え方は、私にとっては「目からウロコ」

今まで、「本を出すためにブログを始める」人や「本を売るためにブログを運営する」人は多々いましたが、「ブログが本体」で「ブログに集客するために本を出す」なんて人がかつていたでしょうか?(←反語)

それだけちきりんさんが、「何かを発信すること」にこだわっておられるのだな、と。


■4.ネット上の有名人と絡み過ぎない
さらに私は、先方からのご指名(?)があっても、「つながること」を拒否し続けてきました。まだ「Chikirinの日記」がさほど知られていなかった初期の頃から、私よりはるかに有名なブロガーにあれこれ言及されても、全く反応をしなかったのです。 これも、ブログ界の巨匠たち(ネット上の有名人)と絡み過ぎると、どうしても内輪ネタが多くなり、それを知らない人からは「つまらない」と思われてしまうからです。

◆これも、通常のブログ運営の考え方とはちょっと違うところ。

自分の記事に対して、有名人から言及エントリーがあった場合、それに対する回答記事を書くケースを良く見かけますが、ちきりんさんは、これを否定されています。

「相手が無名なので、反論されてもスルー」というならまだしも、「有名人でもスルー」というのは、なかなかできない気が。


■5.オープンな場所に居続ける
メルマガ発行やサロン運営をしない理由は「めんどくさいから」という理由も大きいのですが、誰でも読めるオープンな場所にいることを、とても大事だと考えているからでもあります。
有料のメルマガやサロンで集められる人数は、誰であってもブログやツイッターなど、無料かつオープンなプラットフォームで集められる人数とは、ケタがひとつかふたつ違ってきます。
たとえ10人にひとりが課金に応じてくれたとしても、読者数は10分の1になってしまう。1万人の熱心なファンと交流する場所より、10万人の読者に自分のメッセージを届けられる場所のほうが、私にとっては望ましいのです。

◆「本をブログの集客に使う」くらいのちきりんさんですから、集客とは真逆の有料メルマガや有料サロンなぞもってのほか。

また、そういうことをしなくとも、アマゾンアソシエイトとGoogleアドセンスで結構な額(ネタバレ自重)を稼いでらっしゃるので、その必要性もないでしょうね(ウラヤマシス)。


■6.ブックマークコメントを非表示にした理由
コメント欄閉鎖と同様、私がブックマークコメントを非表示にしているのは、「否定的なコメントが多いからだ」と考える人がいますが、そうではありません。 自己顕示欲を満たすため、誰かを傷つけることに躊躇がないような人たちに、ちきりんブログのアクセス数を利用させたくないだけです。また「Chikirinの日記」を、そんな人が多く集まってくるサイトにも、したくありません。

◆はてなブックマークのコメント(ブコメ)非表示に先立ち、ちきりんさんは、ブログのコメント欄も2010年9月に閉鎖されています。

この時の主たる理由の1つが「特定民族への罵詈雑言」が頻繁に書き込まれていたこと。

また、「18禁サイト」や「多数のポップアップ画面が現れるサイト」へのリンクもあったのだそう。

ブコメの非表示もこれと同様で、要は「人のブログを自分の目的のために使わせない」ということ。


◆ただし、コメント欄の閉鎖と違って、ブコメ非表示はブクマ自体の減少ももたらします。

ちきりんさんは本書で、「今でも私のブログには数多くの"はてなブックマーク"が付けられます」と言われているのですが、ブコメ非表示前から比べたら、さすがに減ってる印象が(特にホッテントリ記事で)。

同じ傾向は、やはりブコメ非表示にした、池田信夫さんのブログにも感じます。

池田信夫 blog

池田さんが非表示にされた理由は存じませんが、お2人ともはてな村でのファンは十二分に獲得されてらっしゃるでしょうから、宜しいんじゃないでしょうか……?


■7.ヒットエントリの翌日こそ頑張る
ブログの場合は、なにかのきっかけで通常の何倍ものアクセスがあった場合、その翌日に何を書くかが鍵となります。なぜなら、昨日たまたま来てくれた人の一部は、今日もブログを再訪してくれる可能性が高いからです。
それに備え、大きく注目された翌日こそ「昨日よりおもしろい何か」を書いておけば、再訪してくれた人に対して、一気に「このブログはおもしろい!」と印象付けられます。そうやって、「エントリを読みに来た人」を「ちきりんブログを読みにくる人」に変えるのです。
私もヒットエントリがでた翌日は、なんとかそれを超える価値のあるエントリを書こうと頑張りました。二回続けて「おもしろい!」と思われたら、非常に高い確率で、「このブログはおもしろい」と判断してもらえるからです。

◆この部分は、先日の「未読本・気になる本」の記事でご紹介したfujiponさんも取り上げてらっしゃったのですが、私はちょっと違った考えがありまして。

そもそも「ヒット記事」の翌日に、その人はどうやってそのサイトを訪問するのでしょうか?

再訪問するには、「お気に入り」や「RSSリーダー」に登録してもらう必要があると思うのですが、それには「ヒット記事」を読んだ段階で、そこまでアクションしてもらわなければなりません。

であるならば、むしろ最初に訪問した時点で「おもしろい!」「今後も読みたい!」と思ってもらわなくてはならないのですが、正直、今の「Chikirinの日記」には、そういった工夫(小細工?)はされてないように思います。


◆たとえば、ブログの「イチオシ記事」や「ブクマが多い記事」をサイドバーに掲載するなんてのは、他のブロガーさんでもよくやっていること。

ちなみにこちらは、「Chikirinの日記」のブクマを多い順に並べたものです。

『Chikirinの日記』 の人気エントリー - はてなブックマーク

……ブクマ多杉ワロタww

また、各エントリーの最後に関連記事を載せたり、私はやってませんけどzenbackを利用する、なんてのもアリかと。

もっともこの辺は、レイアウトや見た目の問題から、あえてなさっていない可能性もありますが……。


【所感など】

◆1人のブロガーとして、本書は大変楽しく読めました。

冒頭でも触れたように、同じような時期に初めて、いかにここまで差が付いたか……って、ちきりんさんはマッキンゼー出身(多分w)ですし、リアルで勝負しても勝ち目ないんですがww

ただ、本書に書かれているのは、ちきりんさんという「トップブロガー」の運営方法なので、全てのブロガーが「書いてあることを鵜呑みにする」必要はないでしょうね。

だいたい、コメント欄を閉鎖したり、ブコメ欄を非表示しなくてはならないほど、書き込みが多いブログの方が少ないですし。

同様に、Twitterの作法についても触れられていましたが、これもちきりんさんのように、「フォロワー11万人」の人だから意識すべきことだったりするので割愛しました。


◆それより、アサマシエイターとして興味深かったのが、ブログでの稼ぎのお話。

サイトとしての収入の具体的な金額は自重しますが、更新頻度や記事内容から考えたらかなりのものです。

ちなみに、ブログで紹介した電気毛布は「一冬で数千枚売れた」とのこと。

ナカギシ 電気ひざ掛け 日本製 140×82cm NA-052H レッド
ナカギシ 電気ひざ掛け 日本製 140×82cm NA-052H レッド

参考記事:今日から使用開始! 電気ひざかけ - ちきりんパーソナル

2000枚以下だったら「千数百枚」と言うでしょうから、少なくとも2000枚は売れているハズ。

仮にアフィリエイトの料率が7%(月間1万点超、3万点以下)だとしたら、最低でも56万円?

というか、自分も思いっきり買ってるんですがww\(^o^)/




ブロガーなら一読の価値アリです!

「Chikirinの日記」の育て方
「Chikirinの日記」の育て方


【関連記事】

【ブロガー必読】『プロ・ブロガーの 必ず結果が出るアクセスアップ テクニック100』コグレマサト,するぷ(2013年08月09日)

【プロ・ブロガーに俺はなる!】『必ず結果が出るブログ運営テクニック100』コグレマサト,するぷ(2012年03月23日)

「『あっという間に月25万PVをかせぐ人気ブログのつくり方』を読んで、自分のブログを振り返ってみた」の巻(2011年09月04日)

【ブログ運営】私がブログを書く際にお世話になっている7つのサービス(2011年08月14日)

そろそろ「ホッテントリメーカー」について、ひとこと言っておくか(2011年06月17日)


【編集後記】

◆今日のご本では、まったく名前すら出てこなかった方のご本を。

採用基準
採用基準

伊賀さんのブログというのも読んでみたいものですw


人気blogランキングご声援ありがとうございました!

この記事のカテゴリー:「ブログ」へ

「マインドマップ的読書感想文」のトップへ
Posted by smoothfoxxx at 09:00
Comments(0)TrackBack(1)ブログこのエントリーを含むはてなブックマークYahoo!ブックマークに登録BuzzurlにブックマークBuzzurlにブックマーク

スポンサーリンク




この記事へのトラックバックURL


●スパム防止のため、個別記事へのリンクのないトラックバックは受け付けておりません。
●トラックバックは承認後反映されます。
http://trackback.blogsys.jp/livedoor/smoothfoxxx/52105841
この記事へのトラックバック
「Chikirinの日記」の育て方出版社/メーカー: ちきりんブックス発売日: 2013/11/26メディア: Kindle版 大人気Blog、Chikirinの日記の運営記録。 筆者が何を考えてBlogの運営をしているか、そして、時々発生する象徴的な事象にどう対応していったかが事細かに記されている
Blogをどう捉え、どう運用していくのか?:Chikirinの日記」の育て方【本読みの記録】at 2014年01月13日 22:46