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2013年07月31日

【人に好かれる?】『1000人の経営者に信頼される人の仕事の習慣』森本千賀子


1000人の経営者に信頼される人の仕事の習慣
1000人の経営者に信頼される人の仕事の習慣


【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、「1回の出会いを一生モノに変える」ための1冊。

「名刺の枚数の割には次に繋がらない」「人脈が広がらない」という方には、是非とも参考にして頂きたい内容でした。

アマゾンの内容紹介から。
日々の雑談や仕事の一工夫で、未来につながる人間関係を築く。「だから、あなたに任せたい!」ナンバーワン転職エージェントが毎日の仕事の中で心がけていること。

ぶっちゃけ私は、知らない方と仕事で出会うことはほとんどないものの、付箋を貼りまくりました!


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【ポイント】

■1.相手のプライベートな話もストレートに聞く
 経営者、人事担当者、求職者など数千人以上もの方々とお会いしてきて実感しているのは、「自分のことを知ってほしい」と思っている人は意外に多いということです。自分に対して、また、自分が興味を持っているテーマや好きなことに対して関心を持ってくれる人には好感を抱くし、質問をされれば喜んで話をしてくださるものです。相手が話していて楽しい話題であれば、自然と会話も盛り上がります。
「仕事と関係のない個人的な話なんかしてもいいのかな」などと臆せず、話題を振ってみてはいかがでしょうか。


■2.その日の時事トピックスを3つ、手帳に書いておく
 初回訪問のアポがある日にかぎらず、私が新人時代に日課として行なっていたことなのですが、毎朝その日の新聞を読んで、目に留まったトピックスを3つ選んで手帳に書き出すことを習慣付けていました。(中略)
 選ぶトピックスは、自分自身が興味を持てるものでOK。
 もちろん、その日に訪問する予定の企業や、その業界に関連するトピックスがあれば、ぜひ押さえておきましょう。会話の中で軽く触れるだけでも、「この人は、うちの業界の現状をちゃんと勉強しているな。理解してくれているな」という信頼感を持ってもらえると思います。


■3.駅に降りた瞬間から、四方にアンテナを張り巡らせる
 訪問先の会社の最寄駅に降りた瞬間から、道を間違えないよう、約束の時間までに相手先にたどり着くことだけに集中してしまっていませんか? けれど、駅から訪問先に向かう間にも、「雑談ネタ」はたくさん転がっているものです。四方にアンテナを張り巡らせて、その街の環境、雰囲気、周囲にどんな施設や会社があるかなどを観察してみてください。同じビルにどんな会社が入居しているかも、注目したいポイントです。


■4.スポーツから相手の価値観を探る
 スポーツの好みには、実はその人の人生哲学や価値観が反映されているように思います。たとえば、「チームプレー」を好む人もいれば「個人プレー」を好む人もいます。
 瞬間的に勝負が決まる競技に魅力を感じる人もいれば、長時間のゲームの中で戦略を実行していく競技に惹かれる人もいます。
 単に「この人はこのスポーツが好き」という情報だけを得て、「昨日、日本が勝ちましたね」という雑談で終わるだけでなく、そのスポーツのどんな部分を楽しんでいるのか、どんなタイプの選手が好きなのかも聞いてみると、その人の価値観の理解につながるかもしれません。


■5.万人共通の話題で「小ネタ」を持っておく
万人に共通するテーマで、単なる雑談ではなく、アカデミックな知識や教養を持っておくと結構使えるものです。
 たとえば、「健康」は多くの人が関心を寄せているテーマですが、その中でも私は「睡眠」、「漢方」、「豆の栄養」などについて人より深い知識や情報を持っており、よく話題に挙げます。自分で体感しているからこそ非常に説得力のあるメッセージが伝えられます。


■6.お礼メールを書く場合の3つのポイント
●ビジネスメールの定型文はあまり使わず、目の前で話しているような表現で書く

●「うれしかった」、「楽しかった」など、素直な感情をストレートに伝える

●具体的にどの話が印象に残ったのか、自分がどう感じたのかを書く


■7.軽く立ち寄る際には、菓子折りの手土産を持参する
 私の場合、しばらく取引がない会社の近くに行く用事ができた際には、菓子折を持って飛び込みで訪問します。担当者がお留守だったとしても、名刺を置いていくだけでなくお菓子を添えておくことで、「ああ、来てくれたんだな」と印象を残すことができます。
 しかも、お菓子ならスタッフ皆さんで召しあがっていただけます。「お菓子をくれた人」ということで、担当者の方以外にも印象を残すことができます。


【感想】

◆自分が日頃、ほとんど意識したことがないお話ばかりだったので、個人的には非常に参考になりました。

特にポイントの3番目辺りは、「方向音痴」な私には耳イタイところ。

かつて「駅から徒歩1分のセミナー会場」へ行くのに道を迷って、30分近く周辺を徘徊したことを思いだしましたよ(遠い目)。

こうした「観察力」が必要なのは、訪問先の会社に行っても同じことで、割愛したお話なかでも「オフィスのレイアウトやインテリアから社風を探る」のだとか。

たとえば、インテリアが個性的だった場合、誰が選んだのか聞いて、「社長の趣味一色」なら「きっとワンマンタイプだから、社長に1点集中して攻略しよう」といった作戦を立てたりする、とのこと。


◆また「なるほど」と思ったのがポイントの4番目で、「スポーツの好みなんて人それぞれだから」と「好み」の問題で終わらせていたことを深く反省しました。

私の場合、サッカーの話ならいくらでも続けられる反面、野球の話だとだんまり状態に。

もっとも野球ならまだ経験があるからいいですが、ゴルフはやったことがないのでお手上げですよ。

なるほど、それを価値観にまで結び付けて、相手を理解するための情報と考えるわけですか。

確かに、本田選手のファンと香川選手のファンとでは、価値観が違うかもしれませんよね……って結局私は、サッカーから離れられていないんですがw


◆ちなみに、割愛した中で興味深かったのが、未取引の会社に電話して社長にアポイントを取るのには、何時頃電話するのが良いか、というお話。

森本さんも新人時代には、何度も電話して断られ……というのを繰り返したのだそう。

結論から言うと、最も効果的なのは「朝」。

それも一般的な開始時刻である「8時30分〜9時」ではなくて、「7〜8時」の時間帯に電話をかけるのだとか。

特に森本さんが対象としていたのは中小企業なので、社長自ら電話を取ることも多く、逆に「朝早くから頑張っているね」と感心されたりしたとのこと。

参考にしたいものの、そんな時間から働いていない自分、涙目の巻……。


◆もともと森本さんが営業畑の方だけに、本書も営業に携わる方の方がツボにはまりそうですが、それ以外の職種の方でも活用できる部分は充分あると思います。

上記の各ポイントもできるだけ一般的なものを選んでおりますが、他にたとえば、「年賀状の代わりに"クリスマス&ニューイヤーカード"を送る」なんていうものもありました。

これ、私も毎年やろうと思っているのですが、やれば年賀状と違って、中身まで読んでもらえることは必至でしょうね。

こうした、ちょっとした「ひと手間」の積み重ねが、人間関係や人脈で大きな差となってくるのではないでしょうか?


「この人になら」と思ってもらうために!

1000人の経営者に信頼される人の仕事の習慣
1000人の経営者に信頼される人の仕事の習慣
第1章 出会って、即、心をつかむ「雑談」の技術―ファーストアプローチの機会を最大限に活かす
第2章 1000人の経営者に信頼される人の人間関係を深める仕事の習慣―「また会いたい人」になるために
第3章 ゆるぎない信頼関係を築く―真の「ビジネスパートナー」になるために
第4章 ネットワークを広げる―1対1の関係にとどまらず、周囲を巻き込む
第5章 人間関係を「メンテナンス」する―会わなくても自分の存在を印象付ける
第6章「会うべき人」、「会いたい人」と、出会うために―自分を成長させてくれる人と、縁を結ぼう


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【存在感】『がんばるよりも、まずは一目置かれなさい:ビジネスと人間関係で軽く扱われない基本』岬 麻紀(2012年11月12日)

知らないと損する『「なぜか人に好かれる人」の11の法則』 活用法(2012年03月26日)


【編集後記】

◆森本さんが使っているという小ネタ。

名刺入れの中に入れて、名刺に香りを付ける「名私香」という商品です。

香りは他にも色々あるのでサイトで見て頂きたいのですが、ムスクなら男性でもアリかな、とw


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