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2013年05月16日

【仕事術】『プロフェッショナルサラリーマン ― 実践Q&A編』俣野成敏


プロフェッショナルサラリーマン ― 実践Q&A編
プロフェッショナルサラリーマン ― 実践Q&A編


【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、デビュー作『プロフェッショナルサラリーマン』及びその図解版が、累計11万部超のベストセラーとなった俣野成敏さんの最新刊。

PRESIDENT Online上に寄せられたビジネスパーソンの悩みに、俣野さんがQ&A形式で回答したものをまとめた1冊です。

アマゾンの内容紹介から一部引用。
職場の人間関係やキャリア形成、仕事の進め方から出世競争までビジネスマンの日常は悩みに満ちています。
人生における仕事の位置づけとは?といった深い悩みから、女性部下に嫌われないためには?などの少し軽めのテーマまで 俣野氏がプロサラ流思考法で回答しています。
書籍用特典としてオンラインでは読むことのできないQ&Aを複数収録しました。

また、巻末の『島耕作』シリーズでお馴染みの弘兼憲史さんとの対談も見逃せないところ。

まさに「実践編」と呼ぶにふさわしい内容かと。


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【ポイント】

■1.成長したければトップとしての経験を積む
 仕事の実力をつけるには、自分でなんとかしなければ誰も助けてくれない状況に進んで身を置くことです。自分の後ろに上司がいて、いざとなったら上司が助けてくれるだろうと思っているうちは、なかなか成長できません。
 たとえ小さくても、1つの組織の代表になるということは、情報や意見を集約する立場になるということです。あなたも批判の矢面に立ち、「背中で汗をかく」ような体験を何度もするでしょう。しかしそのたびごとに、ただ言われたことをやるだけの人と差がついていくのです。きつい経験ですが、きついからこそ人を大きく育ててくれるのは間違いありません。


■2.自分の長所を見つける3つの質問
(1)自分ではちっとも大変だと思っていないのに、他人から「大変だね」と言われたことはないか

(2)同僚の仕事ぶりを見ていてイライラしたことはないか

(3)自分より成果をあげている人を助けられないか


(それぞれの詳細は本書を)


■3.「憧れ」と「怒り」をパワーに変える
「あの人のようになりたい」という憧れ。これは長期的なパワーを生みます。もしくは「こんな人が上司だなんて冗談じゃない」という怒り。この許せない言動をうまく利用することで、短期的なパワーになります。
 憧れの上司がいればラッキーですが、いない場合がほとんどでしょう。その場合は、外部に憧れを求めれば(部分的にでも十分です)いくらでも対象は見つかるものですし、憧れようがない上司への怒りでも自らのパワーに変えていくことが大切です。どんな環境でもプラスにするという発想とは、こういうことを言うのです。


■4.上司は「仕事の仕入れ先」と割り切る
サラリーマンは上司の人間性をあまり問題にしないほうがいいと思います。
 なぜならサラリーマンにとって上司とは、自分の仕事を持ってきてくれる人。その仕事をするからこそ、あなたは給料をもらえるのです。つまり「上司は仕事の仕入先」であって、それ以上でも以下でもありません。
 もしあなたが自営業者だとしたら、仕入先の担当者にいちいち人間性を求めるでしょうか。


■5.人間力を育む2つのこと
 僕は2つのことを意識すれば人間力を育むことができると考えています。1つは、部下や後輩に手柄を譲ること。相手が「この人、なんでここまでしてくれるんだろう」と思うほど見返りを求めることなく相手のために行動する。そうやって徳を積んでいくことで人間力は涵養できる。
 そして、もう1つは許すこと。自分より経験や知識がない部下に牙をむくのではなく、包み込む気持ちで接する。


■6.悲観的に考えて、楽観的に実行する
 仕事において何か新しいことを始めるときは、鉄則があります。それは「悲観的に考えて、楽観的に実行する」こと。これは一歩前に進むときの原則です。
 一番はじめの戦略を立てる段階では、もうとにかく考えうる限りの最悪のパターンを想像するべきです。何もかも悪い方向へいって、散々な目に遭うとしたら、「それでも自分は立っていられるだろうか?」というくらい悲観的に検討する必要がある。
 そのうえで「いける」と判断したならば、今度は一切悲観しないことです。


■7.「当たり前」と「例外」への意識を高める
 僕は採用面接をするとき、応募者によくこう尋ねます。
「同じ採用基準で、同じ会社に入社したのに数年後に差がつくのは、どうしてだと思いますか?」
 するとだいたいみんな、「一生懸命さが違う」などと答えます。それもそうなのですが、僕の考えるもう少し具体的な答えは次の2つ。「当たり前のレべル」と「例外対応力」が違うことです。


【感想】

◆上記ポイントですと分かりにくいのですが、本書は「仕事」「会社」「上司」「部下」等のテーマごとに章が分けられており、さまざまな質問に対して俣野さんが回答されています。

当ブログの傾向として、マネジメントネタが不人気なこともあって、第4章は控えめにw

逆に上司ネタは付箋を貼った部分が多かったため、選ぶのに苦労しました。

私自身は短いサラリーマン生活でしたが、上司には恵まれ、ポイントの3番目にあるような「怒り」も4番目にあるような「仕入れ先」も経験したことはありません。

ただ、こうしてわざわざ質問されてくる方にとっては、かなり切実なのでしょうし、似たような環境の方も数多くいらっしゃるのだと思います。


◆また、自分が特に意識していない、もしくは気が付いていないことでも、実は問題だった、という点に、本書を読んで気が付くことがあるかもしれません。

それは結局、本書で言うところの「サラリーマンの悩みの共通点」ということ。

特に若手の方にとって「部下」問題というのは、まだそこにたどり着いていないだけで、これから先「悩む」可能性は十分あります。

例えば、どこの部署でも使いものにならず、たらい回しにされていた後輩の教育係を命じられたら、どうします?(詳しくは本書を)
     ____
   /      \ ( ;;;;(
  /  _ノ  ヽ__\) ;;;;)
/    (─)  (─ /;;/
|       (__人__) l;;,´ クビに出来れば苦労はないお……
/      ∩ ノ)━・'/
(  \ / _ノ´.|  |
.\  "  /__|  |
  \ /___ /



◆なお、ポイントの7番目の「当たり前のレベル」というのは、それだけだと分かりにくいので簡単に補足を。

俣野さんは以前、某カリスマ美容師に「カリスマとそうでない美容師の差はどこでつくのか」を問うたところ、その人曰く「シャンプーで指名が取れる人」とのこと。

そもそもシャンプーは誰がやってもあまり差がつかなさそうですが、将来カリスマになるような人は、気持ちのいいシャンプーを徹底的に研究したり、お客さんとの会話をメモしておいて、次回の来店につなげるのだとか。

「シャンプーやるために専門学校通ったんじゃない」と思う人と、「ハサミを持たなくても指名をもらえるよう頑張る」人の差は、月日が経つほど大きくなります。

ビジネスパーソンであれば、例えばコピー取りや電話取りが該当すると思いますので、皆さま意識して頂ければ。


◆ちなみに、巻末の弘兼憲史さんとの対談は、土井英司さんは「まあまあ」と言われているものの、個人的にはむしろ「アタリ」。

本書を読む前、「話題性のための、取ってつけたような対談なんでしょ?」と一瞬でも思ってスイマセンでした(マジで)。

弘兼さんの作品は、漫画以外拝見したことはないんですが、このクオリティでビジネス書も書かれているなら、読む価値アリかと。

そして本書で唯一懸念されるのは、俣野さんが『プロフェッショナルサラリーマン』の内容に則して回答されている以上、既読の方にとって、ある程度の「ネタかぶり」が避けられない事。

もっとも『プロフェッショナルサラリーマン』が出てから1年半経っていますし、私には本書はよい復習になりましたが。


会社で出世を目指す方なら必読です!

プロフェッショナルサラリーマン ― 実践Q&A編
プロフェッショナルサラリーマン ― 実践Q&A編
はじめに サラリーマンの正しい悩み方とは?
第1章 仕事ってなんだろう?
第2章 会社で働くということ
第3章 困った上司とのつきあい方
第4章 未熟な部下をどうマネジメントするか
第5章 プロサラ流、仕事術&勉強法
第6章 出世する人としない人、どこが違うか
第7章 真のプロサラとは 弘兼憲史×俣野成敏


【関連記事】

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【編集後記】

◆先日『30代こそ「奴隷」から抜け出そう! 』をご紹介した鈴木進介さんのご本。

スマホは捨てろ!
スマホは捨てろ!

捨てる以前に、いまだスマホ持った事もない私……。


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Posted by smoothfoxxx at 08:00
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