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2013年02月02日

【速読】『世界一たのしい「超!速読」勉強法: 「読書」「仕事」「資格試験」…人生に奇跡を起こすトレーニング!』斉藤英治


世界一たのしい「超!速読」勉強法: 「読書」「仕事」「資格試験」…人生に奇跡を起こすトレーニング!
世界一たのしい「超!速読」勉強法: 「読書」「仕事」「資格試験」…人生に奇跡を起こすトレーニング!


【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、『王様の速読術』で知られる斉藤英治先生の速読を用いた勉強法の本。

位置づけとしては、30万部を突破した『世界一わかりやすい「速読」の教科書』の続編にあたります。

アマゾンの内容紹介から一部引用。
本書では、本を速く読み、正確に、要領よく内容を理解する「斉藤式システム速読法」をご紹介。
日常に役立つ読書法はもちろん、プレゼンや論文の準備、資格試験の勉強法もお教えします。
とても簡単な方法ですので、どなたでも、今すぐ始められて、たのしみながら続けていただけることでしょう!

もちろん『世界一わかりやすい「速読」の教科書』同様、倍速音声(〜10倍速)のCD付き(しかも内容は『自助論』!)です。


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【ポイント】

■1.すべての本に「デッドライン」を設定する


Model factory / Mr Wabu

トヨタでは、看板に明記した以上、納期は絶対に守り、目標は必ず達成しなければならない決まりになっています。
 達成するのが少しむずかしいような目標でも、納期を設定してその範囲内で達成するという逆算方式、つまり「締め切り(デッドライン)効果」による計画的生産と集中力で、納期は確実に守られているのです。
 この「締め切り(デッドライン)効果」を読書に応用しようというのが、「ジャスト・イン・タイムの法則」。「何ぺージを何分で読む」とはじめに決めてしまうわけですね。


■2.宝の地図を手に入れろ!「プレビュー法」


Treasure map / bfurlong

【プレビュー法の流れ】

(1)本の表紙、裏表紙を見る
 書名名、副題、帯(キャッチコピー)、著者名、プロフィールなどから本の要点をしっかリチェック!

(2)目次を見る
 本の構成や流れを理解する。

(3)まえがき(必要ならあとがきも)を読む
 本の趣旨、全体の概観をつかむ。

(4)見出し、イラスト、チャート、図表を見る
 本の内容のイメージをつかもう。


■3.必要な情報を確実にすくい取る「スキミング」


Helicopter Taking Off / danielfoster437

 数ある速読法のなかで、欧米型速読術の代表ともいえるのが、「スキミング」です。スキミングのスキム(skim)には、「かすめて通る」「すれすれに通る」といった意味があります。
 たとえるなら、偵察機かへリコプターのパイロット。あなたは、海上を偵察しながら飛行しています。そして、敵艦を発見するやいなや、さっと急降下。海上すれすれに飛びながら敵の情報を獲得します。大砲の数は? 敵艦のサイズは?……そして、また空高く舞い上がり、次の情報獲得へ向かいます――。
 このように、まずは本全体を見渡し、自分に重要だと思った分をすばやく探し出してつかみとる。これが、スキミングです。


■4.欲しい情報を"検索"「スキャニング」


Hunter FL350 / Elsie esq.

 スキャニングは、知りたい情報、キーワードに焦点をしぼり、ただひたすら目標を探してぺージをめくっていく読書法です。
「スキャニング」とは、日本語でいえば「検索読書」という程度の意味です。スキャニングも、欧米ではスキミングと並んで重要視される速読術のひとつです。
 たとえば、NTTの分厚い電話帳の中から友人の電話番号を探すのも「スキャニング」と言えます。(中略)

 さきほど、スキミングを偵察機かへリコプターが飛ぶ様子にたとえましたが、スキャニングは最新鋭の"レーダー探知機"や"ジェット戦闘機"のようなもの。圧倒的な勢いと速さで広範囲にある情報を見つけ出すのが、スキャニングなのです。


■5.ひらがなは切り捨てる「キーワード法」

NEW ひらがなつみき

 文章は均一に重要な単語がズラリと並んでいるわけではありません。重要な単語もあれば、そうでないものもある。この文中の「重要単語」だけを意識して読んでいくのです。
 具体的に言うと名詞動詞が中心になります。さらに、日本語の場合は重要語は「漢字」「カタカナ」で表記されることが多いのです。
 つまり、「漢字」と「カタカナ」だけを追っていき、「ひらがな」部分は捨ててしまうのです。
 ちょっと乱暴な話だと思われる方もいるかもしれませんが、だまされたと思ってやってみてください! これが案外意味もスラスラわかるのです。


■6.本はあなたの"家来"!「王様の速読法」


King Richard / aliwest44

STEP1 プレビュー法 5分 (→44ぺージ)
 表紙、目次、帯、まえがきなど全べージをざっと見渡し、「本を読む目的」を明確にします。(中略)

STEP 2 写真読み 5分 (→48ぺージ)
 1見開き(2ぺージ)を2秒ずつ、ひたすら機械的に見ていきます。
 大切なのは、「キーワードを意識する」ということ。見ているだけで本から訴えてくる(=著者が伝えたい)キーワードや、自分で気づいた(=無意識に探していた)キーワードなどがイメージとして残るようになるからです。(中略)

STEP 3 スキミング 20分 (→52ぺージ)
 いままでの10分間の「プレビュー法」「写真読み」で絞り込んだ部分を、最後は「スキミング」で読んでいきます。じっくり読んで理解するのは、あくまで重要部分だけ。全体像がつかめれば速読は完了です。


【感想】

◆不本意に(?)長くなってしまったので、この辺で。

本書はまず、さまざまな速読法について解説。

上記ポイントで言うところの「プレビュー法」や「スキミング」、「スキャニング」「キーワード法」がそうですね。

他にも「写真読み」「メインアイデア法」「水平読み・垂直読み」といったテクニックも収録されていますが、詳しくは本書をご覧頂きたく。

「スキミング」「スキャニング」あたりは、普通に使われている用語ですので、ご存知の方も多いとは思いましたが念のため。


◆そして本書で提唱する「斉藤式システム速読法」とは、上記ポイントの6番目の「王様の速読法」のように、これらの「シンプルな速読法」を組み合わせるというもの。

ここでは「王様の速読法」しかご紹介できませんでしたが、本書では「ギネス3段ロケット法機廖屮ネス3段ロケット法供廖1週間で専門家速読法」等のテクニックが解説されています。

このうち、資格試験等の合格を目指す場合には「ギネス3段ロケット法供を用いよ、とのこと。

もっともこの速読法、プレビュー法のような初見の本の読み方も含まれているので、学習の初期段階で用いるのだと思いますが、正直、これができたらといって、資格試験に合格するのはちと難しいような……。


◆とは言え、逆に「ギネス3段ロケット法機廚任△譴弌▲咼献優好僉璽愁鵑ビジネス書やマニュアルを読むのに有効ですし、「1週間で専門家速読法」は、大量にある専門書を読み込む際に使えそう。

そういう意味では、本書は「狭義の勉強本」ではなく、「広義の勉強本」に含まれると思います。

「速読+勉強」というと、基本書や参考書を高速で読む「狭義の勉強本」をイメージしやすい(私だけ?)ので、購入を検討される方は、その点にはご注意を。

ちなみに、「狭義の勉強本」の中で、「速読ネタ」として有名なのがこちら(単行本のレビューが下記参考記事にあります)。

速読勉強術 (PHP文庫)
速読勉強術 (PHP文庫)

新司法試験全国2位合格者のsunさんがご推薦されてますから、やはり「速く読む」ことは意義があると思われ。


◆なお、本書収録のCDは、冒頭で触れたように、サミュエル・スマイルズの『自助論』の一部(第5章)を、3倍、4倍、10倍で読み上げたもの。

前作のCDのテキストの内容があまり評判が良くなかったことを思えば、かなりの改善ですw

こうした高速音声を聴くことで、「脳が刺激され、活性化する」的なニュアンスの表現が本書にはあるのですが、私自身は、これに関してはあまり肯定的なポジションではありませぬ。

             ____
           /      \
          / ─    ─ \      聴くだけで頭がよくなるとかは 
        /   (●)  (●)  \   
        |      (__人__)     |
         \     ` ⌒´    ,/       な い な い
 r、     r、/          ヘ
 ヽヾ 三 |:l1             ヽ
  \>ヽ/ |` }            | |
   ヘ lノ `'ソ             | |
    /´  /             |. |
    \. ィ                |  |
        |                |  |


ただし、「速聴」自体は、少なくとも時間節約の点では大いに有効ですし、私も税理士試験の受験生時代は、自分の読み上げた理論を倍速で聴いていた、ということだけ申しあげておきます(責任回避w)。

あくまで、「速聴」より「速読」メインなら、一読の価値アリ、ということで。


「目的に合わせた速読の活用法」を学べる1冊!

世界一たのしい「超!速読」勉強法: 「読書」「仕事」「資格試験」…人生に奇跡を起こすトレーニング!
世界一たのしい「超!速読」勉強法: 「読書」「仕事」「資格試験」…人生に奇跡を起こすトレーニング!
1 勉強は、最高の未来をつくる武器
2 「最小の努力で最大の成果」を得る“知の技術”
3 1冊30分で読む!「超効率読書術」
4 仕事のスキルアップ、試験対策…願いをかなえる「速読勉強法」
5 1日たった15分!頭が劇的によくなる「速読耳トレーニング」


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【速習】「頭がよくなる魔法の速習法」園 善博(2009年11月24日)

【試験仕様】「キャリアが高まる1日15分 速読勉強法」(2008年11月08日)

「速読勉強術」宇都出雅巳(2007年02月03日)


【編集後記】

◆ちょっと気になるプレゼン本。

プレゼンテーション・パターン: 創造を誘発する表現のヒント (パターン・ランゲージ・ブックス)
プレゼンテーション・パターン: 創造を誘発する表現のヒント (パターン・ランゲージ・ブックス)

装丁のイラストが可愛いですねw


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Posted by smoothfoxxx at 09:00
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この記事へのコメント
Smoothさん、ご無沙汰しています。

私の本『速読勉強術』もご紹介いただき、ありがとうございます。

この斉藤英治さんの本はまだ読んでいないので、えらそうなことは言えませんが、多くの資格試験は、いい加減な読み方で合格できるほど甘くはないので、勉強本を狭義と広義のものに分けて考えるのはほんと必要だと思います。

私自身、長年、速読を学ぶなかで、それが本当に使える方法なのか、どうしたら本当に使えるのか?を実践・検証する場として、資格試験を活用してきました。

その結果、まとまったのが『速読勉強術』で発表した高速大量回転法です。

同じように、記憶術を単なるパフォーマンス・宴会芸ではなく、本当に資格試験などで使うためにどうしたらいいのかを実践し、まとめたのが、昨年4月に出版した『「1分スピード記憶」勉強法』です。

速読法や記憶術を伝えている人には、日々試験勉強に取り組む人に真正面から向き合って、実際に使えて結果が出せる「速読勉強法」「記憶勉強法」を期待したいです。

今後もレビューを楽しみにしています。

宇都出雅巳

Posted by 宇都出雅巳 at 2013年02月04日 08:34
>宇都出雅巳さん

こちらこそご無沙汰しております。

今回の斉藤先生のご本は、「アウトプットを前提とした速読というインプット」というスタンスなら意義あるものだと思います。
つまり「速読する」ことが目的ではなく「勉強する」ことが目的であって、速読が「手段」であるなら、先生の前作との違いもありますし。

ただ、記事にも書いたように、目的が「資格試験等を合格するために速読する」のであれば、この内容ではちと弱いかと。
やはり資格試験を受験するような「狭義」の勉強であれば、宇都出さんのご本を読むべきだと思いました。

今後ともよろしくお願い申し上げます。
Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2013年02月05日 00:20