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2013年01月05日

【話し方】『言いたいことは1分で! 10倍伝わる話し方』渡辺美紀


言いたいことは1分で!  10倍伝わる話し方
言いたいことは1分で! 10倍伝わる話し方

【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、ビジネスパーソンを対象に「10倍伝わる話し方セミナー」を開かれている渡辺美紀さんによる「話し方」の指南本。

さすが、司会や講師の現場を数多く体験された方のTIPSだけあって、説得力がありました。

アマゾンの内容紹介から。
ホウ・レン・ソウも、お願いも、やる気もギュッと短く伝えれば、相手を大きく動かせる。リピーター続出の人気講師が、3000人以上の指導経験から編み出した28のルールを全公開。

会話に困った時に使うと良い、と言われるあのキーワードが万能ではなかったとは!?


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【ポイント】

■1.相手にとってうれしくないことを伝える時は「口頭+メール」で
「相手にとってうれしくないこと」は、メールで送ると、より否定的に伝わるものです。「この人のメール、ウザいな」と思われてしまったら、動いてもらえないこともあります。
 やむをえず「相手にとってうれしくないこと」を伝えなければいけないときには、「いきなリメールで送りつける」のではなく、メールを送る前に、「申し訳ないのだけれど、何とかお願いしたい」というニュアンスを「口頭で」伝える。それが、両者の間に「共感」を生み、不毛なやりとりを未然に防ぐ、とても大切なクッションとなってくれるのです。


■2.伝える内容によって電話とメールを使い分ける
「気持ちのニュアンス」を伝える必要がある用件、たとえば、断るとき、謝るとき、申し駅ない気持ちを伝えるとき、うれしい気持ちなどを伝えるときなどは、メールよりも「電話」のほうが向いています。
「詳細な事実」を伝える用件、たとえば、日時、数字、人の名前、場所など、メモを取るのが大変で、聞きまちがいがトラブルにつながるような内容の場合は、電話より「メール」のほうが向いています。
 それぞれがどちらに向くのかをまず考えてきちんと使い分けをすることが、大切なのです。


■3.部下を成長させる伝え方3ステップ
(1)まず「できていること」を具体的に伝える

(2)次に「改善すべきこと」を具体的に伝える

(3)最後に「プラスの言葉」でしめる


(詳細は本書を)


■4.「会議にいてくれて助かる人」になる3つの習慣

(1)「1-1-1の法則」で発言する
・「1回の発言」では「1つのこと」を「1分以内」で話す
(2)「反対意見と代替案は2個セット」で発言する
・何かに反対意見を言うときには、必ず「代替案」を言う
(3)「無言禁止」と心得る


■5.素人のスピーチは「3分以内」が鉄則
 私は、自信を持って言います。話し手が、タレント、落語家、アナウンサー、プロの講演家などの「特別面白い話ができるプロ」や有名人でない限り、「人が誰かの話を集中して聞いていられる限界」は、「3分」です。(中略)

 式典やパーティには、主催者側が設定する、分刻みの「タイムテーブル」が存在します。最後までゲストが心地よく過ごせるようにするため、料理をサービスするタイミングなどを調整しているのです。スピーチは、特別な場合をのぞき、「3分」で設定されているのが基本です。特に指定がないのであれば、「3分」で話すのがマナーです。


■6.「自己紹介」で失敗しない「3Kセット」
(1)関心:相手についてどれだけ知っているか
(2)共通点:「相手が大切にしていること」と「自分の個性」の共通点
(3)貢献:相手に対して、自分はどう貢献したいか
 人が最も関心を持っているのは「自分自身」のことなのですから、自分のことに関心を持ってくれたり、自分が大切にしていることを分かってくれたり、自分に貢献してくれる人のことを「いいな」と思うのは当然なわけです。
 だから、「この人いいな」と思ってもらうためには、たとえ「自己紹介」だったとしても、「自分」のことを一生懸命話すのではなく、「3Kセット」の「関心」「共通点」「貢献」を伝えることが大切なのです。


■7.自分アピールにつなげる「時事ネタ1分スピーチ」3点セット
(1)時事:新聞やニュースから1つ「時事ネタ」を選び、事実の要約を話す
(2)仕事:その「時事ネタ」に「自分の仕事」を結びつける
(3)考え:「自分は」どう行動するかの考えを話す
 「みんなが知っている出来事を自分の仕事にどう結びつけ、どう行動していきたいのか」という「自分独自の考え」こそが、「その人でしか話せないこと」なのです。それを話すからこそ、「自分アピール」になります。
 それを伝えるために役立つのが、「時事」「仕事」「考え」の3点セットなのです。


【感想】

◆今回は、少々引用量が多いですがお許しを。

ところで、冒頭で振るだけ振って、ご紹介できなかったのが「会話に困った時のキーワード」のお話です。

これは、会話本でよく登場する「きどにたてかけし衣食住」のことでして。

木戸に立てかけし衣食住を知ろう

著者の渡辺さんは、今まで1000人以上の初対面の方を相手に、これらを実際に使ってみて、その効果を検証したところ、「とても役立つ」話題もあれば、「むしろ使わないほうがいい」話題もあったのだそう。

本書ではこれらを○×で仕分けしているのですが、類書でも見たことがないネタなので、一応ネタバレ自重しておきます(スイマセン)。

ちなみに「一番話がはずんだのはどれか」、というのも書かれており、これもぶっちゃけ「意外なもの」でした。


◆また、割愛した中で触れておきたいのが、「目の前にいない人のほめ方」。

このような場合、言われてみたら当たり前なのですが、「目の前にいる人」にしてみたら「自分はほめられていない」わけです。

ゆえに「目の前にいない人を少しでもほめる」ときは、同じかそれ以上に「目の前にいる人」のこともほめよ、と。

同様に「目の前にいる人のうちの特定の誰か」をほめるときは、ほかの人も「等分に」ほめる必要があります。
 人と話をするときに忘れてはいけないのは、「目の前にいる人」がどんな気持ちになるのかという気配りなのです。
本当の意味での「ほめ上手」になるには、押えておきたいところかと。


◆なお、上記ポイントの6番目の「自己紹介」の件では、具体的な事例として、渡辺さんがテレビ番組のレギュラーキャスターに選ばれた際のお話が紹介されていました。

何でも、それまで渡辺さんは、キャスターやレポーター、CM、司会など「人前で話す仕事」のオーディションを受けまくっていたものの、ことごとく不合格。

2年間も落ち続け、自信も失いかけ、「これが最後のチャンスかも」と思って受けたのが日野市の広報番組のキャスターのオーディションでした。

渡辺さんは日野市と接点がなかったため、市のホームページを熟読。

「新選組のふるさとを訪ねるみち『日野』」が「美しい日本の歩きたくなる道500選」に選ばれている事を知り、実際にメモを取りながら10時間かけて歩いたのだとか。

そして、それを踏まえて自己紹介をしたところ、「もっとキャスターとしてふさわしい」と思われる方が何人かいたにもかかわらず、見事キャスターとして合格したのだそう。

なるほど、「自己紹介」と言えども「自分のこと」を一生懸命話すのではなく、「3Kセット」を伝えるべきなんですね。


◆本書は上記引用部分でもご紹介したように、ポイントがシンプルに3つ程度にまとまっていることが多く、非常に分かりやすかったです。

内容もさることながら、ビジネス書としてのフォーマットが秀逸と言いますか。

もちろん、収録されている「28のルール」も、渡辺さんの司会や講師としての現場等で「うまくいくことが実証済みのルール」の中から、「誰にでも簡単に使うことができて、すぐに役立つ」ものが厳選されているワケですから、効果も期待できそう。

かたっぱしから試してみて、自分に合ったものを取り入れれば良いと思います。


ひとりよがりの話し方にならないために!

言いたいことは1分で!  10倍伝わる話し方
言いたいことは1分で! 10倍伝わる話し方
第1章 「仕事がスイスイはかどる人」が実践している10のルール
第2章 「なぜか話がはずんでしまう人」が実践している7つのルール
第3章 「聞き手をグッと引きつける人」が実践している11のルール


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【元ネタ本?】「なぜ、この話し方だと成功するのか」アーチ・ラストバーグ(2010年06月14日)

【話し方】「たった1分間で相手を引きつける話し方13のテクニック」アラン・ガーナー(2010年06月06日)

【テク満載!】ブライアン・トレーシーの 話し方入門(2008年08月03日)


【編集後記】

◆多くの方から「名著」と言われた『社長失格―ぼくの会社がつぶれた理由』の板倉雄一郎さんの新刊がいよいよ登場!

社長復活
社長復活

これは読まねば……。


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Posted by smoothfoxxx at 09:00
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