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2012年07月04日

【5つの問い】『クランチ・ポイント―危機を成功に導くリスクマネジメント・トレーニング』ブライアン・トレーシー


クランチ・ポイント―危機を成功に導くリスクマネジメント・トレーニング
クランチ・ポイント―危機を成功に導くリスクマネジメント・トレーニング


【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、当ブログでは『フォーカル・ポイント』でお馴染みのブライアン・トレーシーによる「リスクマネジメント」に関する1冊。

タイトルにある「クランチ・ポイント」とは「窮地」のことであり、本書はこうした場面で取るべき行動を指南してくれています。

アマゾンの内容紹介から。
重要な顧客の喪失、投資の打ち切り、損害賠償訴訟…絶望的な状況こそ、圧倒的な成功を収めるチャンス。危機にとるべき21の行動を徹底解説。

今回は本書の中から「ライフハック風」に「5つの問い」を選んでみました。


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【ポイント】

■1.価値ある教訓は何だろうか?


lesson / xavi talleda

 何か起ころうと、あらゆる困難や挫折の中に、価値ある教馴を見出そう。どんな問題に直面しても、その中には必ず「同等、もしくはそれ以上の利益の種」が潜んでいるものだ。与えられた状況の「良い」部分を探し、その状況や危機の中に含まれている価値ある教訓を見出すよう努めれば、冷静さやポジティブさ、楽観性を保つことができる。そして結果的に、あなたの素晴らしい力のすべてを、問題を解決し、危機を乗り越えるためだけに使うことができるのである。


■2.現実はどうなんだろうか?


jack welch / challengefuture

 ゼネラル・エレクトリック社の元最高経営責任者であり、同時代の世界トップの経営者ともいえるジャック・ウェルチは、リーダーにとって最も重要な原則は、彼が言うところの「現実直視の原則」だと語っている。彼の定義によると、「現実直視の原則」とは、「そうあってほしいと願う世界ではなく、ありのままの世界と向き合うこと」である。ゼネラル・エレクトリック社の問題解決会議におけるウェルチの最初の質問は、いつでも必ず「現実はどうなんだ?」であった。


■3.もう1度やり直せるとしたらどうするだろうか?


redo of this awesomeness / ▓▒░ TORLEY ░▒▓

 ゼロべース思考とは、立ち止まって一歩下がり、外部の人間であるかのように、ビジネスを客観的に眺めることである。そして「もし現時点の知識を持ったまま、もう一度やり直せるとしたら、今やっていることのうち、手を出さないと思われることはあるだろうか?」と自分に問いかけるのである。
 この質問を定期的に、率直に投げかけ、率直に答える訓練をすること。自分がとったあらゆる行動について、「もし現時点の知識を持ったまま……」と問いかけることで、自分が置かれているありのままの状況と向かい合う勇気を得ることができる。


■4.同じような状況で成功した人はいるだろうか?


Success / quinn.anya

 あなたの言い訳を検証し、それが妥当であるかどうかを知る方法が1つある。ただ「私と同じような状況に置かれなからも、前進し、成功した人はいるだろうか?」とだけ、自分に問いかけるのである。
 自分に正直になって考えれば、想像できないほどひどい状況に置かれながら、成功を手にした人が何百人も何千人もいることに気づくだろう。
 つまり、あなたの言い訳に妥当性はなく、そんなものにいつまでも縛られていてはいけないのである。


■5.どの目標が自分の人生に最も良い影響を与えるだろうか?


Life / tonyhall

 ここで、物事をシンプルにし、あなたが本当にやりたいと思っていることを見極めるための簡単な方法を紹介しよう。1枚の紙に、あなたが来年、あるいはそう遠くない未来のある時点までに達成したいと思っている目標を10個、書き出すのである。10個の目標を書き終えたら、自分自身にこう問いかける。「このうちの1つだけが24時間以内に実現するとして、どれが私の人生に、最も良い影響を与えるだろうか?」
 選んだ答えが何であろうと、それを丸く囲み、「最重要目標」と位置づける。そしてその瞬間から、最重要目標を中心に据え、時間を配分し行動計画を立てるのである。


【感想】

◆冒頭で「ライフハック風」と申し上げましたが、そもそもブライアン・トレーシーの作品の多くが、それ自体「ライフハック風」にポイントが列挙されている事が多いです。

『フォーカル・ポイント』以外では、この本も似たような作りでしたし。

ブライアン・トレーシーの 話し方入門 ー人生を劇的に変える言葉の魔力
ブライアン・トレーシーの 話し方入門 ー人生を劇的に変える言葉の魔力

参考記事:【テク満載!】ブライアン・トレーシーの 話し方入門(2008年08月03日)

本書も同様で、全21章通じて「読者がどうするべきか」のオンパレード。

今回のエントリーは、特に「問い」にフォーカスしたため、5つしか挙げておりませんが、この手のタイプの本がお好きな方なら、ご満足頂けるのではないでしょうか。


◆なお、この「5つの問い」は、ビジネスパーソン全体に向けて、特に汎用性が高いものを選んだつもりです。

一方、実際の本書では「経営者」(個人事業主・フリーランスもそうですが)を意識しているため、キャッシュフローや販売といった、ビジネス全般についての言及もアリ。

この辺は、若手の方だと今ひとつピンと来ないかもしれませんが、将来に向けて読んでおくと良いと思います。

第18章の「健康」については、唐突感があったものの、危機に見舞われた時に健康でないと、切り抜けられるものも切り抜けられない、ということは確かにありえそうな。

ピンチの際に「私は寝てないんだよ」と逆切れして、顰蹙を買った経営者もいましたから、日頃から身体のバッテリーは、十分充電しておくべきでしょうね。


◆問いではないので割愛した中で、「なるほど」と思ったのが、「トリアージメソッド」。

ご存知の方も多いと思いますが、トリアージとは、災害や戦争時において、負傷者を区分けして、治療の優先度を決定することです。

トリアージ - Wikipedia

ビジネスにおいても同様で、自分が解決できない問題や、自分が関わらなくても解決される問題については放っておき、「自分がすぐに行動を起こすことで解決できる問題のみに専念せよ」、と。

私自身、特に緊急時は、問題の発生順に何でも手を出してしまいがちなので、留意しておきたいところです。


◆本書は翻訳本にしては、比較的薄め(204ページ)なので、サクサクと読み終えられるはず。

そのページ数のせいか、お値段も翻訳本としてはお手頃なので、ピンと来られた方は、手に取ってみて頂きたく。

まーぶっちゃけ、こういう「危機対応」の本は、危機になってから買って読んでも手遅れだし、逆に平常時には読もうと思わない方がほとんどなんですけどね。

そういう私も、内容関係なく「おっ!ブライアン・トレーシーの新しい本だ」とリアル書店でノータイムで買ったクチですしw


備えあれば、憂いなし!

クランチ・ポイント―危機を成功に導くリスクマネジメント・トレーニング
クランチ・ポイント―危機を成功に導くリスクマネジメント・トレーニング
CHAPTER0 窮地にこそ、能力は発揮される
CHAPTER1 冷静に己をコントロールする
CHAPTER2 自分の能力に自信を持つ
CHAPTER3 不安でもあえて前進する
CHAPTER4 事実だけを的確にとらえる
CHAPTER5 100%の責任を負う
CHAPTER6 損失を抑える意思を明確にする
CHAPTER7 最悪のリスクをマネジメントする
CHAPTER8 財政難にこそ正直に打ちあける
CHAPTER9 目標を妨げるものを見極める
CHAPTER10 想像力を解き放つ
CHAPTER11 「経営結果領域」に注目する
CHAPTER12 優先順位の高いものに専念する
CHAPTER13 軍事戦略をビジネスに取り入れる
CHAPTER14 あらゆるコストからキャッシュを守る
CHAPTER15 より多く、より多くの顧客を掴む
CHAPTER16 売買契約を成立させる能力を磨く
CHAPTER17 物事をシンプルにする
CHAPTER18 健康な体を維持する
CHAPTER19 1日に一度、瞑想を行う
CHAPTER20 困難を飛躍のチャンスにかえる
CHAPTER21 危機にとるべき21の行動


【関連記事】

【成功本】「フォーカル・ポイント」が中身濃すぎな件(2009年10月04日)

【テク満載!】ブライアン・トレーシーの 話し方入門(2008年08月03日)

【実践的!】『つぶれない会社に変わる! 社長のお金の残し方』吉澤 大(2012年04月15日)

ビジネスの達人がこっそり教えてくれる『7つの危険な兆候』の真実(2011年11月07日)

ハーバードが選んだ『すごい謝罪!』の10個の原則(2011年01月12日)


【編集後記】

◆「またこういう本読むんですか?」と突っ込まれそうですがw

マジシャンが教える 心を誘導する技術
マジシャンが教える 心を誘導する技術

本の中で手品を指南しているみたいなので、ちょっと気になります。


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Posted by smoothfoxxx at 08:00
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この記事へのコメント
私もブライアントレーシーの本を読んだことがありますが、とても素晴らしい教えばかりですよね。個人的に、最高の教えの1つだと感じています。
Posted by フランクリンプランナーに挑戦中 at 2012年10月12日 20:24