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2012年04月29日

【読書法】『社長の勉強法』に学ぶ7つの読書法


社長の勉強法 (メディアファクトリー新書)
社長の勉強法 (メディアファクトリー新書)


【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、8人の社長さんの「オリジナル学習法」をまとめた1冊。

著者は以前『やはり、肉好きな男は出世する』が好評だった國貞文隆さんです。

アマゾンの内容紹介から。
社長は必ずオリジナルの勉強法を持っている! 時代を読み、大きな決断をし、人を束ね、結果を出している8名の社長たち。彼らの知のパワーを支えている日々の勉強法をあますところなく公開する。
本書に登場するのは時代を引っ張る現代の名社長たち(ビームス・設楽洋/グロービス・堀義人/エニグモ・須田将啓/クロスカンパニー・石川康晴/ブックフィールド・荒井裕樹/コモンズ投信・渋澤健ほか)。
彼らが工夫を重ねて編み出し、「ビジネスに効く」と自信を持って語るメソッドの中から、自分に合うものを取り入れれば、あなたの仕事が変わり、人生が変わる!

今回はその中から、皆さんも興味がおありだと思われる「社長の読書法」についてまとめてみました。


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【ポイント】

■1.目次やヘッドラインから内容を想像する
 実は設楽氏はその目次やへッドラインから、勝手に内容を自分で想像するのである。自分だったら、この目次やへッドラインでどんなことを書くか想像する。想像したら、たいていは実際の本文や記事内容を確認せず、そのままで済ませてしまう。本当に興味をもった目次やへッドラインのみ、想像した後に本文や記事を読み込んでみる。自分ならこう書いただろうと想像したことと、実際の内容を比較する。自分の想像と同じなのか違うのか、違うならどう違っているのか、テストの答合わせのように確認することにしている。若いころからこの習慣は変わらない。(ビームス:設楽社長)


■2.疑問をもった分野の本を濫読する
 堀氏は疑問をもつと、何が正しいか探求するために、まずはその分野の本を5〜10冊は読む。すると、結局は論者や識者それぞれに異なる主張があることがわかってくる。そのバラバラの見解や主張のなかから、最も自分の頭がすっきりする論を選び、それをべースに自分のロジックとして組み立てていく。哲学、宗教、歴史、あらゆる分野に対して同じやり方をする。(中略)

 普通のビジネスマンでも経済は知らなければいけないし、海外で仕事をするなら、世界の歴史や地理を知らなくてはいけない。部下ができたら、人間というものを理解する必要もあるし、組織をどうやって束ねていくかも考えねばならない。堀氏の場合は自分なりの考え方が身につくまで、疑問をもった分野の本をとにかく濫読していまの自分自身をつくってきた。(グロービス・グループ:堀代表)


■3.本は汚し、手書きで内容をまとめる
 読むときは本を汚す。思ったことを書き込んだり線を引っ張ったりして、最後の最後まで読み込むのである。書き込みや線が増えれば増えるほどよい本で、それが何もないものは容赦なく捨ててしまう。(中略)

 いい本に出会ったら、手書きで読書ノートに1〜2ページで内容をまとめてみる。たとえば堀氏は1年間ほど安岡正篤、内村鑑三、プラトン、ソクラテス、デカルトなどの哲学や古典を集中して読み込んできたという。教養に不安を覚えるビジネスマンがいたら、この方法を真似てみるのも有効だ。1年も続ければ驚くほど内面が深まるはすである。(グロービス・グループ:堀代表)


■4.繰り返し読んで染み込ませる
 頭のなかを整理するために、本には直接いろいろ書き込むようにしている。これは面白いと思った箇所に、1回目は蛍光ぺン、2回目は赤ぺンで線を引く。2種類の線が引かれたところを抜き出し、裏表紙に書き込む。さらにそれを、ポイントが頭に入るよう「図」にしてみる。そうすると、本の全体像がひと目でわかる。
 どんなにいい本を読んでも、自分の身につかなければ無意味だ。自分のなかに染み込ませるために、繰り返し、繰り返し読む。ただ読んでも意味がない、井上氏は常にこの視点から本を活かそうとする。(パーク・コーポレーション:井上社長)


■5.面白いと思った本の著者に会いに行く
 先述したように岩瀬氏は本業のかたわらで多くの本を書いている。執筆中には知らないこともたくさん出てくるから、本を書くための情報収集もする。政府刊行物などのべーシックな資料から、最新事情が書かれた文献までたくさん読み込む。
「本は『大人買い』をして、斜め読みで、とにかくたくさん読むようにしています」
 そして、面白いと思った本の著者には、実際に会いにいく。(中略)

 むろん経営者で自身も著者だから、著者や専門家にアクセスしやすいという面はある。だが、普通の人でも学校の同期生から著者までたどったり、フェイスブックで友達リクエストをしてきっかけをつくるのは不可能ではない。「あなたの本を読んだ。面白かった」と言われて、喜ばない物書きはまずいないからだ。(ライフネット生命:岩瀬副社長)


■6.自分の方法論の確認に使う
たとえばサラリーマン時代には、プレゼンテーションや問題解決といったビジネス書をひととおり読んだ。マッキンゼーやボストン・コンサルティンググループなどの経営コンサルタントが書いたビジネス書もたくさん読んだが、実際にはまったく役立たなかった。
 なぜか。ビジネス書に書かれているノウハウ自体はよくできたものでも、それが自分の環境や仕事に合うかどうかは別問題だからだ。仕事や状況は人によってそれぞれ違う。求められることも異なる。ビジネス書のノウハウをそのまま仕事にもち込もうとしても無理があったのである。
 しかしビジネス書を読んでおくと、自分の仕事の方法論がチェックできるという効能はある。自分がやっていることは正しかったのか、間違っていたのかといった判断材科には使えるのだ。ビジネス書に自分がやっていたこととピッタリの記述があると、自分は正しかったと「確認」することができる。自分のやり方に比べて、優れている方法が他にないかも確認できる。(エニグモ:須田社長)


■7.伝記や評伝からケーススタディを学ぶ
 たとえばスティーブ・ジョブズとヴァージンのリチヤード・ブランソンなどの評伝を読んで、創業するまでにどんな経緯があったのか、どうやって数々の危機を切り抜けたのかを学ぶ。小説と違って過去のリアルな話だ。それはある意味、ビジネススクールに行かないで学べるケース・スタディだといえる。ビジネスが立ち上がって成長し、危機に陥り、また成長する。そんな過程を読んでおけば、現実の経営に役立つときがある。(エニグモ:須田社長)


【感想】

◆今回は特に読書法についてのみ抜き出したので、8人の社長のうち、登場したのは5人のみ。

もっとも、残りの3人の社長についても、人と会われたり、勉強会を開いていたりして、読書と同じくらい(もしくはそれ以上)の「学び」は実践されてらっしゃいます。

例えば、コモンズ投信の渋澤会長は、中国古典研究家の守屋淳氏に自分のナビゲーターになってもらっているそう。

その渋澤会長自身も、『論語と算盤』経営塾を開き、ディスカッション形式で、古典を現代に活かすよう努めてらっしゃいます。


◆上記ポイントの5番目でも、ライフネット生命の岩瀬副社長が「著者と会う」ことを推奨されていますが、確かに本を読む以上に、その本を書いた著者の話を聞くことは、直接的な「学び」につながるかと。

そもそも、直接著者に会えないからこそ本を読むのであって、可能であれば、気にいった本の著者の講演会等に参加すべきだと思います。

私もブログを始めた頃は、結構積極的に講演会やセミナーに顔を出したり、著者の方とお食事したりしておりました。

それが、子どもが生まれてからは、なかなか時間が作れなくなったり、ブログのしがらみがあったりして、「超出不精」になっているのですが……。


◆また、本以外では、読まれている新聞や雑誌、チェックしているネット上のサイト等も本書では各社長ごとに(全員ではないですが)紹介されています。

当たり前かもしれませんが、日経新聞はほとんどの社長さんが読まれていました。

その他にはファイナンシャル・タイムズ、や『FACTA』『フォーブス』なんてところがちらほら……。

さすがにテレビ番組については記述がなかったのは、皆さんテレビはあまりご覧になってないからなのかもしれません。


◆なお本書は、元々読書法の本ではありませんので、読書以外の勉強法についても満載です。

もちろん、ここで言う「勉強法」とは、資格試験等の「狭義の意味」ではなく、社会人としての「広義の意味」での勉強法のこと。

そして、得られた情報をもとに、皆さんがどのような形で発信されているか等については、本書にてご確認を。

参考までに、登場された社長さんのTwitterアカウント(ある方のみ)を列挙しておきます(敬称略)。

設楽洋・タラちゃん3 (taracyan3) on Twitter

堀義人 (yoshitohori) on Twitter

井上英明 (inouehideaki) on Twitter

Daisuke Iwase (totodaisuke) on Twitter

須田将啓-エニグモ (shokei) on Twitter

Ken Shibusawa (shib30) on Twitter


コンパクトにトップの勉強法がまとまった良書です!

社長の勉強法 (メディアファクトリー新書)
社長の勉強法 (メディアファクトリー新書)
[はじめに] 上に立つ人は知っている、独特で効果抜群の「学ぶ技術」
第1章 スター社長の時代を切り開く力
 ビームス社長 設楽 洋
 グロービス・グループ代表 堀 義人
第2章 面白企業社長のハイ・モチベーション術
 パーク・コーポレーション社長 井上英明
 クロスカンパニー社長 石川康晴
第3章 次世代若手社長の超加速成長法
 ライフネット生命副社長 岩瀬大輔
 エニグモ代表取締役共同最高経営責任者 須田将啓
第4章 金融社長の「情報を知恵に変える」技術
 コモンズ投信会長 渋澤 健
 ブックフィールドキャピタル代表 弁護士 荒井裕樹
[おわりに] 自分を高める人の共通項


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【編集後記】

◆今日ご紹介した本と同じメディアファクトリー新書から。

腹だけ痩せる技術 (メディアファクトリー新書)
腹だけ痩せる技術 (メディアファクトリー新書)

私も腹回りだけ怪しいので、気になっておりますw


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Posted by smoothfoxxx at 09:30
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