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2012年04月14日

【出世する?】『35歳から出世する人、しない人』佐藤文男


35歳から出世する人、しない人
35歳から出世する人、しない人


【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、会社勤めのビジネスパーソンなら見逃せない1冊。

先日お送りした第1四半期売上ランキングで、出世ネタの本が健闘していたこともあり、今般読んでみた次第です。

アマゾンの内容紹介から一部引用。
人事部出身のヘッドハンターが見てきた、会社にいても、転職しても、独立しても、絶対にうまくいく人の共通点。

自分がまだサラリーマンだったら、確かに読んでおきたかったかも!?


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【ポイント】

■1.今後重視される人事評価の3つのポイント
●「新たな事業をゼロから創り上げた実績」

●「赤字を立て直した実績」

●「海外への展開実績」

(詳細は本書を)


■2.左遷先でも結果を出す
 もし左遷先で成果なり実績を出してリカバリーできれば、自分自身にとっての大きな成功体験となり、かつ自信が持てます。長い目で考えれば、そういう挫折からのリカバリー経験のあるキャリアを持った人のほうが社内でも評価され、最終的には出世していくものです。


■3.リーダーとしての意識を持つ
 チームで進めるプロジェクトの場合、メンバーで役割分担を行い、自分の担当範囲が決まります。しかしその担当範囲についてだけ責任を持ち、そこで120%の結果を出せばいいかというと、それでは不十分です。自分が割り振られた仕事だけではなく、他のメンバーの担当範囲についてもしっかりと考え、プロジェクト全体を考慮しながら仕事を進めていく必要があります。
 言い換えれば「自分がプロジェクトのリーダーだったらどう考えるか」という、リーダーとしての意識と視点を持って行動しようということです。


■4.周囲の人に敬意を払う
 また周囲の人から尊敬されるには、自分が周囲の人に敬意を払うことが大切です。あなたが周囲を大切にする意識は自然と周囲へのサポートや気配りにつながり、それが回り回って周囲があなたを大切にしてくれることにつながります。
 逆に、自分が周囲にないがしろにされていると感じる方は、自分が周囲を見下したり、自分勝手に振る舞ったりしていないか真摯に振り返ってみてください。


■5.仕事の専門性を持つ
 中核に据える柱(専門性)は、1つでも2つでもかまいません。私の場合は人事と営業の2つ(二刀流)でしたが、それは本人の考え方や価値観でまったくかまいません。個人的な価値観といえど、それが現在の人材ビジネスにつながったのですから、結果的に良かったと思います。
 中には「自分の得意とする仕事はマネジメントです」という方がいますが、これは専門性とは別の話です。中核に据える仕事の専門性とはマネジメントのための土台となるものであって、基本的にプレイヤーとして活躍できるものを考えましょう。


■6.自分の評価は数字を基準にする
 また、自分が他社でも通用するかを考える際には、漠然とした社内の評価ではなく客観的に判断できる数字で表せる実績(成果)を基準にすることがポイントです。営業なら売上の数字、管理部門なら改善率やコストダウン率といった数字から会社への貢献度を自分なりに評価するようにしましよう。


■7.キャリアアップのためには同じ職種を継続する
 特に社会人経験の浅い20代の方が勘違いしがちなのですが、それまでとまったく違う仕事に移ることはキャリアアップとは言いません。
 以前、大企業の営業からキャリアアップのためにべンチャー企業の経営企画に転職したという方にお会いしたことがあります。詳しく話を聞いてみても、仕事の内容に関連性はまったくありません。それは「キャリアアップ」ではなく「キャリアチェンジ」に該当すると考えられます。
 キャリアアップの基本は、同じ類の職種を継続することです。営業なら営業、財務経理なら財務経理と職種の串を貫くことで、キャリアを積んでいくことができるわけです。


【感想】

◆実はこの辺まででも、ページ数で言うと本書の半分にも達しておりません。

章で言うと、第3章の最初の方で、第4章以降については、まったく触れていないという有様。

ですから、リアル書店で本書を手に取ってチェックした際には、最初の方だけパラパラ見て、「これは濃いわ〜!」と即買いしてしまいました。

もっとも第4章以降はおとなしくなる、と言うか、例えば「出世する人に共通していること」なんて、服装やら言葉づかいやら整理整頓等、当たり前と言えば当たり前w

「出世」という一般的なテーマで本を出す以上、「定番ネタ」的な部分が含まれてしまうのは、致し方ないのかもしれませんが。


◆また、各章の終わりには「ケーススタディ」を収録。

これは、WEBマガジン『jin jour(ジンジュール)』で2011年に連載していたものを参照しているとのこと。

現役ヘッドハンターが指南する“デキる社員”はここが違う 【佐藤文男】|人事のための課題解決サイト|jin-jour(ジンジュール)

なるほど本書の著者の佐藤さんは、現職が「ヘッドハンター」だけあって、転職絡みのアドバイスには説得力がありました。

ただし、一時のような転職ブームではない上に、昨年の震災後は転職自体のハードルが上がっているそうなので、やはり本書を読んでまずは現在の会社での成功を目指すのが良さそうな。


◆一方、転職まではいかなくとも、希望する部署への配属や異動はどうしたらよいのか?

今回は割愛してしまいましたが、本書では日本テレビの土屋敏男プロデューサーの事例が紹介されています。

新卒時に制作部を希望していたものの、編成部に配属された土屋プロデューサーは、編成部の仕事をキチンとこなしながらも、プライベートの時間を割いて、毎週1本ずつ番組に企画書を出し続けたとか(2年間で100本以上!)。

そして、入社3年目にようやく制作部に異動できたそうで、要は「配属先でちゃんとやりつつ+αを出せ」ということかと。

希望しない配属先や異動先で、不満のある方は、耳イタイかもしれませんが、ご参考まで。


◆なお、冒頭の内容紹介にもあるように、佐藤さんは「人事部出身」であり、新卒時に入った総合商社と、次の外資系証券会社では人事部に所属されています。

ですから、「どういう人が出世するか」についての情報は豊富でしょうし、また現在のヘッドハンターというお仕事を通じても、「どういう人が社内でどういう処遇をされているか」について、お詳しいハズ。

実際、プロローグによると、本書は「35歳から出世する人になるためには、20代あるいは30代のうちに何をすべきなのか」について書かれたものなのだとか。

上記のように、定番ネタは類書とかぶるものの、それを気にしなければ得るところは多いです。


出世街道に乗りたい方へ!

35歳から出世する人、しない人
35歳から出世する人、しない人
第1章 あなたの出世は人事部次第か
第2章 職場での評価を上げるには
第3章 働き方に戦略を持つには
第4章 出世する人に共通していること
第5章 出世するために磨いておきたい18のスキル
第6章 仕事に教養を活かす


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【編集後記】

◆「出世するには気配りも必要」、ということで、こちらを。

仕事は99%気配り (朝日新書)
仕事は99%気配り (朝日新書)

『かばんはハンカチの上に置きなさい』の川田 修さんの新刊です。


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Posted by smoothfoxxx at 09:00
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