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2012年03月05日

【魅力的!?】『人を魅了する 一流の職業人であるための技術』ガイ・カワサキ


人を魅了する 一流の職業人であるための技術
人を魅了する 一流の職業人であるための技術


【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、アップルの元チーフ・エバンジェリストである、ガイ・カワサキの新刊。

商品やサービスのみならず、企業や自分自身を「魅せる」ためのヒントが満載でした。

アマゾンの内容紹介から。
Amazon.com ベストブック・オブ2011(ビジネス・投資部門)に輝き、スティーブ・ウォズニアック、リチャード・ブランソン、ロバート・B・チャルディーニら錚々たる面々が絶賛する話題の書、ついに日本語版登場!

『影響力の武器』のR・チャルディーニが推薦している、というのが個人的にはツボでした!


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【ポイント】

■1.相手と共通の情熱を見つける
 イギリスの社会科学者、ニール・ラッカムとジョン・カーライルの著書『The Art of Woo』によると、最高の交渉人は、相手と共通する興味の対象を見つけることに、準備時間の40パーセントを費やす。あなたは人と交渉するときに、それだけの努力をしているだろうか。(中略)

 共通の情熱が見つかれば、関係を発展させるのに大いに役立つ。私の場合、面識のない人が何かを売りこんできても、その人がホッケーをするなら敷居が下がる。共通の関心事があるからだ。少なくとも、私が情熱をそそぐものを調べてくれたことについて、相手に感謝する。


■2.考えやすいものを用いる
心理学の「認知的流暢性」の研究によると、人々は考えにくいものより考えやすいものを好む。たとえば<ボストン・ドットコム>の記者ドレイク・ベネットは、この理論の実例を3つあげている。
・社名が発音しやすい会社の株式は、発音しにくい会社の株式より業績がいい。(中略)
・ミシガン大学のノーバート・シュワーツは、読みやすいフォントえ印刷されたアンケートのほうが、より正直に答えてもらえることを発見した。
・一般に、韻を踏んでいる意見のほうが、踏んでいない意見より正しいと信じられている。たとえば「Woes unite foes」と「Woes unite enemies」では、前者に軍配が上がる。


■3.事実を把握し、そのインパクトを伝えて目立たせる
たとえば、チーズバーガーのラべルに「合計1500カロリー」とあるより、「これを食べると体重が0.225キロ増えます」とあるほうが、情報として目立つ。同様に、
・車なら、「1リッターあたりの走行距離」より「1年あたりのガソリン代」。
・暖房なら、「サーモスタットの温度設定」より「1ヵ月あたりの暖房費」。(中略)

 いずれの場合にも、前者はたんなるデータだ。それに対して後者は、データに意味を与え、たちどころに重要性に気づかせてくれる。


■4.「プッシュ技術」を使いこなす
 デール・カーネギーだったら、ツイッターをどう使うだろう。彼の著書『人を動かす』(創元社)は1937年の発売以来1500万部以上が売れ、いまでもアマゾンのべストセラー上位200に入っている。なんとかっこいいことか。
 カーネギーならツイッターが大好きになっただろう。ツイッターを使ってクライアントにもっと速く、頻繁に連絡をとったはずだ。インターネットを利用して世界のあらゆる場所にいる人に声をかけ、市場を広げただろう。そしてクライアントには、友人を獲得していっそう多くの人を動かすツイッターの利用方法を伝授しただろう。

人を動かす 新装版
人を動かす 新装版


■5.プレゼンの導入部をカスタマイズする
 ひとつ秘密を教えよう。すぐれた講演者は同じ内容のプレゼンを何度もくり返しているのだが(ほかにプレゼンを完成させる方法があるだろうか?)、あまりにうまくやるので聴衆はそれに気づかない。だが、講演するたびに変えるところがひとつある――導入部だ。私はいままでこの本で何も保証していないが、ここで初めて保証する。導入の挨拶をカスタマイズすることによって、遅くとも最初の5分で聴衆を魅了することができる。

(詳細は本書を)


■6.動画は短く、いきなり本題に
 2010年9月、<ビジブル・メジャーズ>で働く私の友人たちが、5分以内の短い動画を、4000万以上(台計70億ビュー)分析した。すると、19.4パーセントの視聴者が、最初の10秒で見るのをやめていることがわかった。また、44パーセントが60秒以内にやめていた。(中略)

見つづけるかやめるかの決断が最初の10秒でなされる以上、すぐに本題に入らなければならないということだ。10秒で魅了できなければ、永遠に魅了できない。ゆっくり動きだして、1分ほどでようやくおもしろくなるような動画は作らないこと。そのころにはもう多くの人が見ていない。


■7.自分は結果で、他人は意図で評価する
 人はよく、自分のことは「意図」で評価し、他人のことは「結果」で評価する。「私は販売ノルマを達成するつもりだったが、きみがそれに失敗した」というふうに。そんなときは、自分の成績には問題がなく、他人の成績にばかり不充分なところが見つかる。
 従業員を魅了したいなら、これを逆にしなければならない。すなわち、自分の評価には「結果」を、他人の評価には「意図」を。他人より自分に厳しい態度をとり、「少なくとも彼の意図はよかった」と理解ある態度を示すのが正解だ。


【感想】

◆上記で抜き出した部分を見ると、それぞれのポイントにあまり関連性がないのがお分かりになるかと。

実際、本書は下記目次にもあるように、コミュニケーションの話から、起業、マネジメント、さらには「プッシュ」と「プル」の技術として、ツイッターやSNSにまで言及しています。

それもこれも「人を魅了する」ため。

著者のガイ・カワサキ自身も、本書の正しい利用方法として「なかに書かれたアイデアを試してみて、自分に合うように修正し、適用し、うまくいかなかったものは捨て、うまくいったものを使い続けることだ」と述べています。

そういう意味では、当ブログのように、付箋を貼ったところを抜き出してご紹介するスタイルにはマッチしていると言えるのですが。


◆さて、内容が多岐に渡るがゆえに、読む人によって「響く部分」も異なってきそうな本書。

「コミュニケーション」的な内容がお望みであれば、最初の3章が。

「起業」的な内容なら4〜7章がオススメ。

8章と9章はタイトルにもあるように、それぞれインターネットの「プッシュ技術」と「プル技術」について述べています。

そして10章が「マネジメント」で、11章は逆に「部下としての仕事術」という構成。

実は付箋を貼った部分は結構偏っていたのですが、上記ポイントではできるだけ幅広く選んでおります。


◆興味深かったのが、本書の中で最も多く登場しているのがこの本だということ。

影響力の武器 実践編―「イエス!」を引き出す50の秘訣
影響力の武器 実践編―「イエス!」を引き出す50の秘訣

参考記事:【スゴ本】「影響力の武器 実践編」がやっぱりスゴかった件(2009年06月10日)

『影響力の武器』が、論文チックというか事例の多くが「大学等での実験」であるのに対し、この実践編の方の事例はビジネス中心です。

それもあってか、本書もきわめて「実践的」。

まさしくビジネスシーンで「人を魅了する」ために何をすべきかを語りつくしていると言えます。


◆本書は通して読んでも良いのですが、興味のあるところからパラパラ眺めても得るところがあるかと。

各章の終わりに、『「魅了された」ストーリー』として、様々な人々の体験談を収録している点も、何気にポイントが高いです。

最後に、本書の購入の後押しをしてくれた、この方のお言葉を。


あ、あれ?@diesukさんって、ご結婚されてましたっけ?


さすが「海と月社」さんの本は、ハズレがないですね!

人を魅了する 一流の職業人であるための技術
人を魅了する 一流の職業人であるための技術
はじめに 25年間、「いかに魅了するか」を考えつづけて

1章 人を魅了すれば、世界が変わる
2章 まず好感を持ってもらう
3章 信頼がなくては魅了できない
4章 正しい準備の仕方
5章 市場に投入する方法
6章 変化に対する抵抗を克服する
7章 いつまでも魅了する秘訣
8章 「プッシュ技術」の使い方 パワーポイント、ツイッター、Eメールを武器にする
9章 「プル技術」の使い方 ウェブ、ユーチューブ、SNSを自在に操る
10章 従業員を魅了する
11章 上司を魅了する
12章 アブナい「魅了」の対処法

おわりに

GREATテスト
この本のカバーについて
謝辞


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【スゴ本】「影響力の武器 実践編」がやっぱりスゴかった件(2009年06月10日)

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【スゴ本!】「はじめの一歩を踏み出そう」マイケル・E・ガーバー(2008年09月10日)


【編集後記】

◆本書の中では、ガイ・カワサキが「魅了されたもの」として、街や俳優、歌手、服等が挙げられており、その中で「魅了された本」として紹介されていたのがコレ。

本当の自分を見つける文章術
本当の自分を見つける文章術

全然ノーマークだったんですけど、ちょっと気になりますね。


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Posted by smoothfoxxx at 08:00
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