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2011年11月14日

完全『プロフェッショナルサラリーマン』マニュアル 改訂版


プロフェッショナルサラリーマン ― 「リストラ予備軍」から「最年少役員」に這い上がった男の仕事術
プロフェッショナルサラリーマン ― 「リストラ予備軍」から「最年少役員」に這い上がった男の仕事術


【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、プレジデント社の「プロフェッショナル・シリーズ」の第4弾。

著者の俣野成敏さんは、40歳にして「一部上場メーカー上級顧問」という肩書ではありますが、本書のサブタイトルにもあるように、かつては「リストラ予備軍」だったそう。

アマゾンの内容紹介から。
優れた社会人になる「方法論」が見出せず、空回りしている貴方に。
リストラ候補者から一転、成功をつかんだ著者が贈る「キャリア戦略の教科書」。
本の帯にある「将来を期待する人に読ませてください」との「プレジデント社 書籍編集部長」さんのお言葉が光る1冊!

なお、タイトルは「ホッテントリメーカー」を使っております。


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【ポイント】

■1.最悪のコンディションでも胸を張って請求書を出す
 自分の精神的・肉体的な調子がいいかどうかなんて関係ありません。相手が請求書を受け取ったとき、喜んでお金を払ってもらえるかどうか。これができる人がプロだと僕は思っています。
 実際は誰だって調子のいい日もあれば悪い日もあります。風邪をひいていてだるいとか、忙しくて寝不足だとか、恋人とうまくいっていなくて仕事どころじゃないとか、自分に対する言い訳はいろいろあると思います。
 しかしそれはあくまでアウトプットする前の話であって、お客様がいて、そこにアウトプットを出すときには、そんなことは微塵も感じさせてはいけないというのが僕の考えです。プロとしてそれを引き受けた以上、「なんとしても形にする」ことが必要なのです。


■2.「人脈」「資格」づくりは後まわしにする
 どうしても仕事と関連する資格があって、その資格をとらなければプロフェッショナルになれないというのならともかく、ただなんとなく将来が不安だから資格をとっておこうという程度なら、それは遠回りなことかもしれません。自分はプロフェッショナルサラリーマンだと自信をもって言えるようになるまでは、資格取得は考えないほうがいい。有資格者になったら競争がないわけではなく、有資格者には有資格者の戦いがあるのですから。
 それから社外人脈づくりも、しなくていいと断言します。
 たとえば異業種交流会などに参加して名刺を配っても、アマチュアは相手に自分を印象づける武器がないし、相手の強みを見極める目もできていないので、無意味です。


■3.仕事の目的と背景を確認する
 上司が「目的」と「背景」を解説してくれることもありますが、してくれない場合は自分で目的と背景を設定し、自分なりの言葉で咀嚼してみることです。
「この指示の目的はこうである、背景はこうである」
 と言い切ってみます。もし言い切れないのであれば、上司に「この指示の目的は何ですか、その目的にいたった背景は何ですか」と確認することが必要です。
 逆に自分が上司だとしたら、指示の際に「目的」と「背景」まで言ってあげるのは親切です。それが部下の暴走を防ぐ、唯一にして絶対の方法でしょう。


■4.上司からの指示メールを印刷する
 意外に思うかもしれませんが、僕がおすすめするのは、上司から来た指示メールを片っ端からすべて印刷してしまうことです。そしてそれを来た順番に時系列にファイリングします。指示が済んでいないメールにはポストイットを貼り、済だったら済と書く。そしてそれを毎朝めくります。
 ここで重要なポイントは、済と書いたぺージがどんどん分厚くなっていけばいくほど、「俺ももうこんなに仕事をやったんだな」
 と視覚的に実感できることです。たまった紙の束の厚さは自分が今まで積み重ねてきた自信の厚さです。


■5.生意気と言われるのは「ほめ言葉」と受け止める
 僕が33歳で役員になったときも、関連会社の役員のなかでは最年少でした。
 こうなるとどうしてもまわりの人たちから、生意気と思われてしまいがちです。(中略)

 それでは同じことをしても60歳ならいいのかといえば、そんなことはないはずです。何歳だろうと、自らの意思で組織が敷いたレールからはみだした人間に対して、風当たりは強くなるものです。
 つまリレールに乗っている人は生意気ではなく、レールからはみ出すことが生意気なのです。
 だったら、生意気と言われることは、ほめ言葉だと受けとめたらいい。


■6.「○○長」になる前からそれらしくふるまう
 長になってうまくいく人のパターンは1つしかありません。それは長になる前から、
「誰々さんって、『実質店長』だよね」
「なぜあなたが今まで店長でなかったのか、不思議なくらいだね」
 と言われていたということです。
 そういう人たちは、店長になる前から、頭のなかで店長になったときのリハーサルをしています。まるでエアギターを弾くように、店長でもないのに店長であるかのように考えて行動しているのです。


■7.「ニーズ」は数を追い、「ウォンツ」は額を追う
 売り上げを上げる方法は、数を売るか、量を売るか、リピート率を上げるか。この3つしかありません。簡単に言い切ってしまうと、売り上げは、「客数×客単価×リピート率」で構成されるからです。客数(売れた数)を追いたければニーズを追求すればいい。客単価を追おうと思ったらウォンツを追求すればいいということです。そしてリピート率UPはいかに離客を防ぐかという戦術です。
 ビジネスセンスのある人は、そのあたりを分けて考えながら、総合的に手を打つことができています。


【感想】

◆本書は実は300ページを超える力作であり、付箋もビシバシ貼ったのですが、この辺で。

冒頭のフレーズにもあるように、さすがにプレジデント社さんが力をいれている作品だけあって、読み応えがありました。

なんでも、先月末の段階で重版が決定しているとのことなのですが、さもありなん。

ポンチ図や、文中の太文字、拡大文字を排した真っ当な作りは、お手軽系のビジネス書とはひと味違います。

ひとつには、プレジデント社さんが「煽り系」の本を出す会社ではないからかもしれませんが。


◆もちろん、「真っ当」なだけあって、内容的にも「王道系」が中心。

上記では挙げていませんが、「仕事の報酬は仕事」「あえて居心地のわるい場所に行く」「給料の3倍稼ぐ」みたいなお話も収録されています。

逆に「書くかどうか迷った」という「感情を揺さぶられたメール」のお話は、予定調和的になりがちな内容にアクセントを加えているかと(ネタバレ自重)。

このやり方は、私はちょっと思いつかなかったので、機会があれば試してみるかも。


◆また、私自身が経験があるのが、ポイントの6番目の「それらしくふるまう」というお話。

私は新入社員時にたまたま係長がいない課に配属されたため、自分と課長との間の先輩が異動でいなくなってからは、「係長」のつもりで働いていました。

実際、会議があれば他の部門が係長が出席しているところ、私だけ平社員だったワケで、かなり負荷がかかてっていたのも事実です。

査定でも高く評価されていたのですが、結果的には脱サラしてしまったという(ダメじゃんw)。

肩書が人を作ることもありますが、「エア肩書」もまた人を作るのだな、と。


◆なお、そんな「真っ当」である本書の中で、当ブログが紹介されておりまして……。

一緒に掲載されている土井英司さん弘中 勝さんのメルマガは分かるんですが、なぜにモテ本満載の当ブログがww

実は俣野さんは、私がブログを始めた頃、目標にしていたブロガーのお一人でした。

何たって当時の政権に党大会に招待されていたくらいですから。

そんな方が満を持して出された本ですから、悪いわけがありませぬ。


「プロフェッショナルサラリーマン」を目指すなら必読デス!

プロフェッショナルサラリーマン ― 「リストラ予備軍」から「最年少役員」に這い上がった男の仕事術
プロフェッショナルサラリーマン ― 「リストラ予備軍」から「最年少役員」に這い上がった男の仕事術
第1章:プロの定義
第2章:「時間」配分法
第3章:「金銭感覚」の磨き方
第4章:プロの「報・連・相」
第5章:上司とこうつきあう
第6章:入社1年目に知っておきたいこと
第7章:入社3年目から差がつく考え方
第8章:給料の10%を銀行の袋に詰めろ
第9章:「空き地をみつけてみよう」
おまけ:読むべき本リスト、チェックリスト


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【仕事術】『入社1年目の教科書』岩瀬大輔(2011年05月22日)

【スゴ本】『20代で人生の年収は9割決まる』土井英司(2010年12月21日)

【仕事術】『仕事のアマ 仕事のプロ──頭ひとつ抜け出す人の思考法』長谷川和廣(2010年12月03日)


【編集後記】

◆本書の「読んで欲しい本リスト」に挙げられていた中から。

うまくいく人が必ず持っている黄金の仕組み
うまくいく人が必ず持っている黄金の仕組み

ちょっと前の本ですが、中古でも値崩れしてない1冊です!


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Posted by smoothfoxxx at 08:30
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