2011年05月10日
【外見】『どうしたら「デキる男」に見えますか? - 印象戦略30のノウハウ』岩井結美子

どうしたら「デキる男」に見えますか? - 印象戦略30のノウハウ (中公新書ラクレ)
【本の概要】
◆今日ご紹介するのは、「外見」や「身だしなみ」に関する1冊。以前、未読本の記事を書いた際に、アマゾンで書影がなかったので後回しにしていたら、こんな遅くなってしまいました(スイマセン)。
というわけで、アマゾンの内容紹介から。
「誠実そう」「活発そう」などの印象は何によって形作られるのか。服装や表情で変わる印象を分析し具体的な改善策を解説。ビジネスでも、いまや「見られる」存在となった男達に捧げる書。外見で損をしたくない方なら一読の価値アリです!

【ポイント】
■1.ビジネスシーンにおける眉の整え方●三角形や丸みのあり過ぎる眉
(お手入れの仕方)眉山の角、丸みをカット
眉上をストレートラインにすることで、顔全体が締まった印象になります。
●眉尻が下かっている眉
(お手入れの仕方)眉下をストレートラインにカット
このタイプの眉の整え方は先程の逆となり、眉下をストレートラインにカットします。
■2.ヒゲのオススメは「イチローヒゲ」
もみ上げとえらの辺りのヒゲが細くつながっていて、口ヒゲも顎ヒゲも生やしている形です。毛の長さは短めか、若干長めでもいけます。長めの場合には、顔にへばりつくように密着して生えるくせ毛であることが重要です。
このヒゲが好きな女性は多いです。なぜなら、ヒゲが与える印象の効果のうち3つが当てはまるからです。ワイルド、セクシー、渋みは、女性が男性に求める要素。それらがヒゲによって演出できるのですから、最も簡単でシンプルな印象術ではないでしようか。
■3.メガネの選び方
●フレームの大きさ
◎フレームの縦の大きさ⇒眉から顎までの3分の1以内で収まること
◎フレームの横の大きさ⇒顔幅の一回り小さいサイズ(9割程度)
●バランス重視
生まれ持った自分の顔のパーツバランスに自然に馴染むのは、眉毛のラインとフレームのラインが平行であることが重要です。アーチ型の眉毛であれば、フレームのラインは曲線的なラインに。真っ直ぐな眉毛であれば、フレームは直線的なラインに。
■4.小物は同じ色で拘える
ビジネスファッシヨンの小物と言えば、べルト、靴、鞄です。これらは同じ色で揃えるのが基本中の基本です。黒いべルトなら、黒い靴、黒い鞄、茶のべルトなら、茶の靴、茶の鞄、といったふうに。(中略)
べルトと靴だけ同色なのはお酒落度で言ったら「△」。最もよくないのは、べルトと靴の色が違うこと。これは「×」……残念ながら、ダサく見えてしまいます。
■5.スーツはジャストフィットが必須
残念ながら、既製のスーツは体にフィットしないという男性が少なくありません。肩幅、腕の長さ、太さ、腰回りの肉付きなど、体は皆同じではありませんから、むしろ既製服に多少合わない箇所があって当然なのです。「合っている」というのはサイズではなくて、あなた自身の体がジャストフィットしているかどうか、ということです。(中略)
そして、サイズ直しの費用を惜しまないこと。さらに、すぐに着たくても直しにかかる時間をケチらないこと。体に合わないブランドのスーツよリも、体に合った2着で19800円のスーツのほうが確実に高級に見えます!
■6.白無地のワイシャツの選び方の注意点
生地の織り目にデザイン性のあるものや糸の素材に艶があるもの、生地の厚みに迫力があるものを選びましょう。肌が透けて見えそうに薄く、なんの加工もない生地では、まるで高校生の制服姿になってしまいます。
ワイシャツの語源は「ホワイトシャツ」からきていますので、白無地は基本中の基本ですね。生地の風合いまで気にして、「粋な男の着こなし」を楽しんでください。
■7.ネクタイの柄による印象管理(抜粋)
●斜めストライプ
規律正しさを感じさせるため、信頼感のある印象を与え、ビジネスシーン(商談、プレゼン、接客、面接など)では最も活躍する柄だと言えます。直線で成り立っている柄なので、程よい緊張感を醸し出すことができます。
●チェック
親しみやすく、フレンドリーな印象を与えます。鮮やかな色づかいや柄の出方がはっきりしているタイプ(A)ほど、遊び心のある雰囲気が出ますので、明るく楽しい印象を目指したい方にはお勧めです。また、チェックのラインが一色づかいや柄の出方が淡いタイプ(B)は育ちの良い印象を与えることができます。
●ドット(水玉模様)
ドットが大きく目立つタイプ(A)は社交的な印象を与えますので、パーティーなどの華やかな交流の場に適しています。そして、洗練された大胆な振る舞いによく似合います。ビジネスシーンでは、ドットが細かく控えめなタイプ(B)のほうがお勧めです。
【感想】
◆本書は17ページほどと短めの第1章『男の印象戦略―心と見た目はつながっている』の次に、80ページ超の第2章『「カタチ」から入る印象マネジメント』が続きます。そして、今回上記ポイントで挙げたポイントは、実はすべてこの第2章からのもの。
第3章は70ページほどありますが、丸ごとカットしました。
というのも、付箋を貼った部分はいくつかあったものの、「話の聞き方」や「注意を受けたメールへの返信の仕方」という、それまでのポイントと色合いが違いすぎるため。
この辺は、目次をご覧頂き、気になる方は実際に本書にてご確認頂きたいと思います。
◆一方、今回選んだ部分は、すべて「外見」に関するもの。
この章自体は、類書でも見かける内容が多かったのですが、私自身が知らなかったり「なるほど」と思った点を中心に挙げております。
例えば眉の整え方については、私はどんな場合も眉下(目と眉の間の方)をカットするのかと思ってましたが、眉上に手を加えるのもアリなんですね。
先日見かけた「眉毛の整え方スレ」にあったこのサイトを見ると、眉で結構印象が変わるということが、良く分かります。
眉カットデザイン ビフォーアフター | メンズ眉カットデザイン専門店・フェローズ
そして自分でやる分には、定番のコチラをオススメ。

ギャツビー メンズアイブローキット
◆また、メガネについても、「眉毛のラインとフレームのラインが平行であることが重要」というのは、私は知りませんでした。
もっとも私が今かけてるのはリムレス(縁なし)だからいいかな、とか言ってみるテスト。
一方、よく言われるのが、垢抜けない人のメガネのフレームは、縦にかなり大きいこと、ということ。
あまりに縦が狭すぎても軽薄に見えかねませんが、上記にあるように「眉から顎までの3分の1以内」かどうか、を各自ご確認下さい。
まずは形から入って「デキる男」になりましょう!

どうしたら「デキる男」に見えますか? - 印象戦略30のノウハウ (中公新書ラクレ)
第1章 男の印象戦略―心と見た目はつながっている
見た目が変わると、どんな良いことがあるんですか?
印象管理とは何ですか?
印象とストレスは関係があるのですか?
第一印象とその後の印象、どちらのほうが重要ですか?
第2章 「カタチ」から入る印象マネジメント
会社とあなたと商品と
顔かたち編
ファッション編
色彩編
第3章 さらに一歩先に行く印象戦略
表情編
言葉・話し方編
立ち居振る舞い編
番外編―女性部下・上司との付き合い方
終章 「デキる男」への道筋
セルフコーチングのすすめ―印象を変えて成果(ゴール)を手に入れるセルフコーチングのポイント
【関連記事】
【身だしなみ】『4分5秒で話は決まる ビジネス成功のための印象戦略』山川碧子(2011年02月10日)【Amazonキャンペーン有】『男の「外見」コーチング』が文庫になって再登場!(2010年06月11日)
【モテ】「美人OL品評会 あなたのファッション、審査します」に物申してみました(2009年03月13日)
【激モテ?】「格好いい男と言われる技術」から選んだ11のポイント(2009年12月11日)
リア充がひた隠しにしていた「靴の扱い方・選び方」(2008年07月20日)
【編集後記】
◆今日のご本に関連して。
男の身だしなみ養成講座
こちらは文庫本とは言え、フルカラーの図解本となっています。

この記事のカテゴリー:「ブランディング」へ
「マインドマップ的読書感想文」のトップへ
スポンサーリンク
この記事へのトラックバックURL
●スパム防止のため、個別記事へのリンクのないトラックバックは受け付けておりません。
●トラックバックは承認後反映されます。

記事検索
初めての方へ
寄稿しました!
人気記事(一般)
人気記事(勉強・語学系)
人気記事(恋愛・モテ系)
主要カテゴリー
QRコード

![]() |
このBlogを チェッカーズに追加 |
![]() |
このBlogを リーダーに追加 |
当ブログの一番人気!
最近のオススメ
Kindle月替わりセール
年間売上ランキング
月別アーカイブ
スポンサーリンク
最近の記事
このブログはリンクフリーです