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2011年03月04日

【モテ】『女性を味方にする言葉、敵にする言葉』伊東 明


女性を味方にする言葉、敵にする言葉 (PHP文庫)
女性を味方にする言葉、敵にする言葉 (PHP文庫)


【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、久々のモテ本

過去ご紹介した著作がいずれもハイクオリティだった伊東 明センセイのご本だけあって、中身は折り紙つきです。

アマゾンの内容紹介から。
女性と話していて「何が聞きたいのかわからない」と感じる男性は多いのでは?例えば「お昼に食べたパスタがおいしかったんだ」と彼女から言われて「なんでそんなこと報告するの?」と心の中でつぶやいてしまう…。しかし女性はこういう些細な情報を共有して親密さを深めるのが会話のスタイルなのです。知らないと損する!?女性との関係を良好にするひと言集。
本書の原本(『女は3語であやつれない』)がマーケットプレイスで高値だったため、なかなか手に入れられなかった方(含む私w)にとっては、待望の文庫化です。

思わず付箋も貼りまくり!

女性を味方にする言葉、敵にする言葉









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【目次】

1 女性の心をつかむ最強の3語―「うんうん」「そうだね」「なるほどな」
 すれ違いの原因は、男女の会話スタイルの違い
 自分から質問する、にこにこゆっくり聞く ほか

2 女性のあのひと言にはこんな意味が!―言葉のウラが読める、翻訳上手な人になりましょう
 「今日お昼に食べたパスタがおいしかったんだ」
 「そろそろ海の季節だね」 ほか

3 もう怖がる必要はありません!―女性からの「恐怖の言葉」翻訳辞典
 「ねえ、ちょっと話があるんだけど…」
 「どうして黙ってるの!?」 ほか

4 女性をあっという間に敵に回す「地雷」の言葉集―何気ないそのひと言で、取り返しがつかなくなるかも…
 「女のくせに/女にしては」
 「オレさあ/オレが/オレ、オレ」 ほか

5 これであなたもジェントルマン!―女性にモテモテ?の「魔法の言葉上級編」
 「自分ではどう思ってるの?」
 「今日は楽しかったな」 ほか


【ポイント】

■1.「同意」と「共感」を混同しない
たとえば「あなたのやり方はおかしいわよ」と奥さんから言われた場合。同意と共感を混同していると、「共感する=奥さんの言い分に全面的に同意して、自分が悪かったと謝らなければいけない」と考えてしまう。そうなると「共感なんてできるわけない」と思ってしまいます。
 そうではなく、まずは共感というのは単なる「受けとめ」なのだとイメージしてみることです。この例でいえば、「あなたのやり方はおかしいわよ」に対して「おまえはそう思っているのか」と、ただそれだけ。これが共感です。


■2.女性からの「一見くだらない情報」は受け止める
男性からすると「パスタがおいしかったんだ」と言われても、オチがないので反応のしようがない。ところが女性同士であれば、「えーそうなの! どこのお店?」「それが下北沢の〇〇っていうところで……」というふうに会話が展開していくのです。
 そこから理解すべき点は、まず男性からすると一見くだらない情報を女性が伝えてきた場合、女性はそれを共有したがっているのだ、ということ。もうひとつは、女性は相手が興味を持って聞いてくれる、その態度そのものによって、自分への興味や愛情を推し量ろうとしているということです。言い換えれば、ひと言「へー」で済まされてしまっただけで、すごく寂しい気持ちになってしまうのです。


■3.ビッグクエスチョンに対しては、スモールクエスチョンで返す
私が雑誌などのインタビューを受ける際にも「女性の心をつかむコツをお願いします」といきなり切り出されることがあります。でもそれはビッグクエスチョンなので、非常に答えづらい。そこで私のほうから「それはたとえば、食事への誘い方などですか?」と、具体的な質問、スモールクエスチョンで聞き返してから話を始めます。そうすれば、相手の意図からずれた回答をしてしまうリスクを減らすことができるのです。
「私のことちっともわかってないよね」というビッグクエスチョンが来たら、「どうしてそういうふうに感じるの?」「そう思ったきっかけって何かあるの? もうちよっと詳しく教えてくれないかな」というように聞き返せるだけでもすばらしい。


■4.男性は結論を重視するが、女性はプロセスを重視する
 男性は、結論をパッと出してあげるのが、面倒な話し合いの手間を省くやさしさだと思っているとこころがありますが、女性の場合には結論よりも、一緒に話し合ったかどうかということ自体が大切なのです。結論だけ出されると「私と話し合うことなんてどうでもいいのね」と悲しい気持ちになるのではないでしょうか。「誕生日プレゼント何がいい?」「別になんでもいいよ、おまえの好きなもの買ってくれよ」という会話が、女性には寂しく感じるのも、同じ理由です。女性が期待しているのは、「オレとしてはおしゃれなネクタイとかほしいんだけど」「いいわよ、どういうのがほしい?」「オレ、ボール・スミス好きなんだよね」と、二人で話し合うことなのです。


■5.女性からのアドバイスはまずは受け止めて、過剰反応しない
 男性は「もうちょっと、きゅうりは厚めに切ったほうがいいんじゃない?」などという、ささいなことでもムカッと反応してしまう。ましてやそれが、仕事や趣味の話など「オレの領域」と思っていることなら、さらに反応は激しくなります。(中略)

 女性からすると「単に善意で言っているのに、なんでそんなに反撃してくるわけ? どうして素直に私のアドバイスが聞けないの?」と思ってしまうでしょう。男性のみなさんは自分がこういう言葉に対して過剰反応していることを自覚したほうがいいと思います。
 まずは「そうかなあ」と受けとめること。さらに「ああ、そうしてみるよ」と一言えたら器が大きい男です。それが難しければ、「まずはオレのやり方でやってみてもいいかな?」という疑問系で返すといいでしょう。


■6.自慢話は控えて、言う時でも言い方に気をつける
自慢話をすればするほど器が小さく見えるし、「教えてあげよっか」という姿勢も恩着せがましい。自慢話ばかりされると単純につまらないですし、むしろ「この人、コンプレックスが強いから、自分を大きく見せようとがんばってるのかな」と思われてしまったりする。(中略)

 自慢話を、どうしても言いたいときには、言い方に気をつけるといいでしょう。「BMW買ってさ」という話も「ずっと欲しくて、お金ためて買ったからうれしいんだ」のような言葉を付け加えれば、印象がだいぶ違うと思います。「昔、こんな仕事を大成功させてね」という話も、そこで終わらせずに「みんながいろいろ協力してくれてね」と言い添える。そんなふうに、何か謙虚なひと言を付け加えるのがコツです。


■7.女性には「がんばれよ」ではなく「がんばってるね」
 男性の励まし方の基本は「がんばれよ」という叱咤激励型です。「がんばれよ」というのは、男性の感覚では悪い言葉ではありません。でも女性にとっては「がんばれよ」と言われると、「もっとがんばらないとだめだぞ」「おまえのがんばりはまだ足りない」と、自分を否定されたような気持ちになりやすいのです。(中略)

女性には「がんばれよ」と言うよりも「がんばってるね」で、今のがんばりを認めてあげるほうが、さらにがんばろうという気持ちを引き出せたり、結果が出せる可能性が高くなると覚えておくといいでしょう。


【感想】

◆実は我が家では、現在家族旅行なんぞを計画しており、その具体的なプランについて、先日ヨメに相談されたばかり。

私は基本的に、家族旅行については自分の自由にならない分、「特にこだわりありません」「お任せします」的なスタンスなのですが、本書を読んで「それではイカン」ということがよく分かりました。

ただ、それ以前に、今までも何度も相談されていて、毎回「全部お任せ」だったことは今さら変えられないワケで。

ヨメは「こういう人だから」と半ばあきらめてくれていたようですが、現在恋愛中の皆様におかれましては、ご留意頂きたく。


◆一方、「女性からのくだらない話」を受け止めるのは、得意中の得意w

「パスタがおいしかったんだ」などと言われようものなら、「えー、マジマジ? どこどこ?」と、日頃から普通に聞き返しています。

そんな私ですから、ムスコやムスメの「ママ友達」さんたちと会話するのは全然苦になりませんが、逆に「パパ友達」さんたちとは会話が続かないという。

男性から「結局何がいいたいんですか?(キリッ)」みたいに突っ込まれるのが怖いからなのかもしれませんがw


◆今回割愛した中で大事だと思われるのが、ある意味定番の「愚痴ネタ」

さすがに「もう、今の仕事がイヤになっちゃった」と言う女性に対して、「じゃあやめれば」とサクっと返す男性はいないと思いますが、キモは「どうしたの?」とまずは聞いてあげることです。

そして相手に話したいことを話させたら、それに対して「共感」する。

ここでポイントの最初にあった『「同意」と「共感」を混同しない』を分かっていないと、共感できずに「それは違うんじゃないかな」と説教してしまうので要注意。

たとえ諭すべきことがあったにしても、いったんは聞いてあげることさえできれば、女性の好感度は必ずアップすることウケアイです。


◆そういえば、つい先日もはてなの人気記事にこんなエントリーがありました。

魅力的な人と思われるための会話のコツ : ライフハッカー[日本版] 魅力的な人と思われるための会話のコツ : ライフハッカー[日本版]

男女のコミュニケーション本をご紹介するたび、たとえ良い本であっても「周りに女性がいないと使いようがない」というジレンマを感じているのですが、このエントリーや今回のご本の内容は、現在だけでなく、未来において女性に接する機会があれば、きっと役に立つハズ。

また、リアルでなくとも、ブログやmixi日記、Twitter等で女性と接するときに、思い返して頂ければ幸いです。

冒頭の画像にもあるように、我々男性が、本書から学ぶべき点は、多々ありました。


これはオススメせざるを得ません!

女性を味方にする言葉、敵にする言葉 (PHP文庫)
女性を味方にする言葉、敵にする言葉 (PHP文庫)


【関連記事】

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【編集後記】

◆こちらは本日発売のモテ本。

1問1答 モテるマーケティング論 ~ワリカン男はモテメンになれるのか~
1問1答 モテるマーケティング論 ~ワリカン男はモテメンになれるのか~

内容紹介にある「女子が支持する究極のモテ本」というのが気になりますw


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この記事へのコメント
               
耳がいたいですが、勉強になりました!
Posted by マグロ船齊藤正明 at 2011年03月04日 14:09
               
>マグロ船齊藤正明さん

何をおっしゃいます!
コミュニケーションの専門家がww
Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2011年03月05日 06:20